ビビンパと言えば、全州、チョンジュビビンパは、ビビンパの代表です。
昔から、平壌冷麺、開城醤汁飯(醤油澄まし汁飯)、と並んで、朝鮮三大食と呼ばれて来ました。
全州ビビンパを食べずして、ビビンパを食べたと言うなかれと言われております。
全州ビビンパの主材料は、ご飯、コンナムル(大豆もやし)、チョンポムク(緑豆、じゃがいもでんぷんなどの粉を、練って蒸したところてんの様な物)、チャッサルコチュジャン(もち米のコチュジャン)、ソコギ ユッケ(牛生肉)、ミナリ(せり)、チャムキルム(ゴマ油)、ケラン(鶏卵)、などで、これに、くるみ、栗、ギンナン、松の実などの木の実、野菜、ナムル、山菜など、沢山の副材料を加え、ニンニク、胡椒、ゴマ塩などで味をつけます。
全州は、全羅北道の道庁所在地で、昔から、湖南地方(全羅南北道の呼称)の政治、経済、文化の中心地でした。
全州李氏の李成柱が太祖となって、李氏朝鮮を建国しました。
皆さん、ソウルでも、全州ビビンパは食べられますが、是非、本場の全州で、お召し上がりになって見て下さい。