バスは、国道120を登っていきます。
吹雪は益々、激しくなってきました。
下の方に見えるはずの、奥日光の湖も、かすんでいます。
↑立ち往生した乗用車。
登って来た道路です。↑
後ろの座席で、飲みながら、口うるさく騒いでいた男の団体も、無口になり、息をのんでいます。
やがて、運転手は、やや広いところへバスを止め、チェーンを着装し始めました。
やがて、トンネルが見えてきました。
金精峠です。
トンネルを抜けて、群馬県側に出ても、吹雪は止みません。
バスは、下りの道を慎重に進んで行きます。
こんな時は、信州の様な雪国の運転手が頼りになるのですが、三重県の様な暖かい地方の運転手で、大丈夫だろうかと心配になり、座席のベルトを締めました。
暫く下ると、雪は小やみになってきました。
運転手は、チェーンを外して、また進みます。
下へ降りてきました。
良い天気です。
尾瀬へ行く街道のようです。
紅葉がきれいでした。
途中、日本三大名滝の一つ、吹き割の滝を、バスの中から見学しました、
反対側に座っていたので、写真はありません。
思いがけず、華厳、吹き割と、二つの名滝を見ることができました。
ハラハラさせてくれた国道120とは、沼田ICでお別れです。
高速に乗ってしまうと、アルコールが手に入りません。
最後の道の駅で、たっぷりと仕込みました。
まだ、6時間以上も走らねばなりません。
上州名物空っ風で干すのでしょうか。
たくあん漬けと、日光で買った、ピリ辛唐辛子のたまり漬けがアテです。
たくあんの方は、上州にしては甘味で、アテになりませんでした。
家に帰ってから開封したものです。
沼田ICで関越自動車道に乗り、藤岡JCで、上信越自動車道に乗り換えてからは、来た時と同じ道です。
↑関越自動車道から見た山。
後は、見る所がありません。
ひたすら飲んで寝ている間に、四日市に到着です。
10時半を回っていました。
以上で、紅葉ミステリーツアーはお終いです。
長い間おつきあいをいただきまして、ありがとうございました。