つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

雪の高野山 Part 2

2017年01月29日 | 風景・建物

標高約1000mにある高野山。

南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで上がりました。

 

南海高野線極楽橋駅。

乗客の半分ぐらいは外国人観光客でした。

 

上る途中、すれ違った別のケーブルカー。

画像がゆがんでいるのではなく、本当にこういう形の車体なんです。なにしろものすごい傾斜ですから。

 

窓から見える雪景色。

 ← クリックで拡大します。

 

山上の高野山駅に着きました。

ここからバスで高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)へ。

 

曲がりくねった山道を行くバス。

 

金剛峯寺前。

左の石垣の上にある鐘楼は「六時の鐘」。

 

着いた時は無彩色に近い、文字通りの雪景色でしたが、このあと明るい日が差し、にわかに“色のある”風景に。

金剛峯寺正門へ続く参道。

 

手水の柄杓(ひしゃく)にも雪がかかり、氷が張っていました。

 

正門をくぐると素晴らしい景色が…

右側に主殿、左に経蔵(きょうぞう)。

 ← クリックで拡大します。

 

雪に覆われた金剛峯寺主殿。

 ← クリックで拡大します。

 

ときおり参拝客が訪れるほかは、雪かき作業の人が数人。その作業も休憩に入ってしまうと、あたりはおごそかな静寂に包まれます。しばし、清々しい空気の中で最高の雪景色を楽しみました。

蛇足ながら、屋根に立てかけたハシゴはいつもあるもの。屋根の上には天水桶(てんすいおけ)が置かれています。火に弱い檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を守るため、普段から雨水をためておくのだそうです。

 

金剛峯寺を出たあと、蛇腹道(じゃばらみち)を通り壇上伽藍(だんじょうがらん)へ向かいました。

蛇腹道は秋の紅葉が美しい所で、たびたび来ています。名前の由来は、高野山全体に細長くのびる寺院の並びを龍に見立てた時、ちょうどこの道が龍の腹に当たるところから来たとのこと。

 

鮮やかな朱色の根本大塔(こんぽんだいとう)が見えてきました。

 

根本大塔。真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたもの。

本尊の胎蔵大日如来を中心に仏様が並び、堂内そのものが立体の曼荼羅(まんだら)。大変に華やかなものですが、残念ながら内部の撮影は禁止です。

 

大塔の鐘・高野四郎(こうやしろう)。

名前の由来は、日本で四番目に大きな鐘であったことから。

 

根本大塔のそばに建つ御影堂(みえどう)。

「弘法大師御影像」を奉安。

 

六角経蔵(ろっかくきょうぞう)。

鳥羽法皇の皇后・美福門院が、法皇の菩提を弔う一切経を納めるために建立された経蔵。

 

深い木立の中を行くと、さらにいくつもの建物が現れます。

 

寺院の中に鳥居が…

左は弘法大師が高野山の鎮守として建立した御社(みやしろ)。右は御社の拝殿・山王院(さんのういん)。

 

壇上伽藍を巡る参拝者の団体に出会いました。

案内役の人が、御社について「お大師様が、高野山で最初に建てられたところです」と説明していました。

 

高野山開創1200年を記念して2015年4月、170年ぶりに再建された中門(ちゅうもん)。

 

雪の壇上伽藍。

 

人の通るところだけ雪かきされていました。

横へそれるとズボッと足が埋まります。トレッキングシューズをはいていたので大丈夫でしたが。

 

凍った蓮池(はすいけ)。

 

このあとタクシーで奥之院(おくのいん)へ。

夕暮れ近い奥之院。

 

弘法大師入定(にゅうじょう)の聖地・奥之院。そのなかでも、この御廟橋(ごびょうばし)より奥は霊域。

撮影禁止ですので、ここまでで終了です。

 

暗くなる前に高野山駅へ戻りました。

寒かったですね~

でも風がなく、時々日も差したので幸いでした。

 

今後しばらく、高野山も雪の日はなさそうです。

このまま春に向かうのでしょうか…

-----------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF16-35mm F4L IS USM


雪の高野山 Part 1

2017年01月26日 | 風景・建物

厳しい寒さの中にも、晴れ間がのぞいた1月25日、雪の高野山へ行ってきました。

 

“天空の聖地”はこの冬、雪の日が多く、行った日も深いところではひざ下まで埋まる積雪。奥の院では参道の一部が通行止めになっていました。

ただ、主な観光スポットをめぐるバスなどは運行されており、撮り歩くのに支障はありませんでした。

素晴らしい風景に恵まれて、かなりの枚数を撮影。

とりあえず3 カットをアップします。

 

いくつものお堂が並ぶ、壇上伽藍(だんじょうがらん)。

手前は東塔。左後方の朱色の塔は根本大塔(こんぽんだいとう)。

 ← クリックで拡大します。

 

中央に根本大塔。左手は御影堂(みえどう)。

 ← クリックで拡大します。

 

夕方近く、粉雪が舞い始めた頃、奥の院へも足を伸ばしました。

「雪の奥の院を知らずして高野山を語るなかれ」(Travel.jp )という言葉もあったので…

 

杉木立がそびえる奥の院参道。献灯に灯りがともっていました。

 ← クリックで拡大します。

 

午後1 時ごろに着き、5 時過ぎにはケーブルカーで帰ったので、滞在時間は短め。

寺院の中を見たり、精進料理を味わう時間もなく…

できれば1 泊したいところでした。

-----------------------------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF16-35mm F4L IS USM


雨の日のぴーちゃん

2017年01月22日 | 動物

雨の日曜日。

京都で富士フイルムのイベント「FUJIKINA 2017」(1/21,22)がある日でしたが、寒くて天気が悪いので行かずじまい。

家でセキセイインコのぴーちゃんと遊んでいました。

 

雨で日光浴はお預けのぴーちゃん。

 

我が家に迷い込んできて2 週間。

よく鳴き、たっぷり餌を食べ、野菜をかじり、とても元気です。

カゴの敷き紙(コピー用紙)をかじるようになったので、今日は敷き紙なしにしてみました。

もともとインコは紙をかじる習性があるようで、そう心配ないという説もありますが、お腹をこわさないか気になって…

 

野菜は今のところ小松菜。

挿しておいた容器から引っ張り出しては下に散らかしています。

今日の様子を、短い動画にしてみました。

 

寒くて暗い雨の日はテレビを見るか、鳥と遊ぶぐらいしかないですね。

ポカポカ陽気の春が、早く来てほしい…

------------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ(動画も)

    ソニーRX100

 


大阪城で梅ほころぶ

2017年01月20日 | 

1月20日は大寒。(Weathernews に大寒の話題

 

暦通りの寒い日。大阪では午後から冷たい雨が降り出しました。

全国的に冬型の気圧配置が強まり、20日から21日にかけて、日本海側を中心に大雪の見込みとか。

 

春の訪れは、まだまだ先のようです。

そんな中、大阪城梅林へ散歩に出かけた折、「寒紅」「冬至」といった早咲きの梅が咲いていたので撮ってきました(撮影は18日)。

 

「寒紅(かんこう)」。

梅林の入り口近くにあり、すぐ目につきます。

 

「冬至」。

大阪城公園ホームページの開花状況によると、この木はすでに「満開」(1/17現在)。

 

「月の桂」。

 

「八重野梅(やえやばい)」。

 

蝋梅(ろうばい)が満開で、かぐわしい香りを漂わせていました。

 

午後の日差しに、美しい黄色が映えます。

 

蝋梅と水仙。

 

「八重野梅」。

 

撮っているうちに日が傾き始め(スタートが遅いので、いつもこうなります)、陰になった梅林の奥に、ひときわ鮮やかな「寒紅」を見つけました。

 

「寒紅」。

 

「寒紅」。

もう少しで満開になりそう。

 

梅林全体としてはまだ咲き始め。寒々とした風景でしたが、「探梅」を楽しむ人たちがチラリホラリと来ており、外国人観光客の姿も。

楽しそうに写真を撮る欧米女性のグループから、「コレハ ウメ デスカ」と尋ねられました。

そうだと言うと「コノ シロイノモ、アノ アカイノモ ウメ?」。

そう。梅林なんですから…

 

梅林から見える、夕暮れの大阪城天守閣。

 

外国からの観光客がどんどん増えている大阪。いろいろな所を見て、楽しんでくださいね。

----------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

   キヤノン  EOS 6D

   TAMRON  AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO


迷いインコ

2017年01月16日 | 動物

正月、松の内もすぎたある日のこと、1 羽のセキセイインコが我が家に迷い込んできました。

 

頭や肩に止まったりして、とても人懐っこく、「ピーッ」と鳴いては部屋の中を自由に飛び回っています。

人慣れしている様子から、近くで飼われていたのが逃げ出したに違いないと思い、近所の10軒ほど手当たり次第に電話しましたが、飼い主は見つかりません。

そんなに長距離を飛べる鳥ではないんですけどね… 不思議です。

 

迷い込んできたセキセイインコ。

淡い緑色がかった空色。頭は黄色。ネットで調べてみると「レインボー」という色のようです。

とても美しい。気に入りました。

 

ヨメさんの肩に止まっているところ。

 

砕いたお菓子を見せると食べようとします(インコの餌としては不適)。

 

誰の肩にも止まる…

 

とても寒い日で、そのまま外へ追い出したら死んでしまったでしょう。

 

幸い近所の人が、使っていない鳥カゴを貸してくれました。

ホームセンターへ走って餌を調達、水や野菜を与え、慣れない飼育が始まりました。

 

ストレスを溜めないために1 日1 回は「放鳥」が必要らしく、カゴから出しています。

その間にフンの始末などをするのですが、今度カゴに入れる時が問題。

餌や野菜でつってカゴに誘導しても、無理に入れようとすると「ギャー、ギャー」と抵抗。

いやはや、大変。

 

とてもやんちゃで、よく鳴きます。「ピーッ、チュン」という可愛い声から「ギュルギュル」「チャッ、チャッ」「キュ~ン」「ギャギャギャ」…

人の声のマネをしようとする感じからして、オスかもしれません。

 

日当たりの良い縁側で日光浴。

 

とりあえず「ぴーちゃん」と命名(何と安直な…)。

 

きれいな色と愛らしい鳴き声で、家族の慰やしになっているわけですが、このままでいいのだろうかという気も。

一応、警察や役所などに届けた方がいいかもしれません…

------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ    ソニーRX100


寒い日は鍋物

2017年01月15日 | グルメ

14日、15日と強烈な寒波が日本列島に来襲、各地で積雪。京都の女子駅伝も雪が舞う中で行われました。

寒いですね~

 

寒い日は鍋料理に限る、ということで、先日の親戚との新年会の写真を…

年に一度のぜいたく。以前は中華料理を囲んでいましたが、最近は和食になっています。大阪・都島の「東大美(ひがしだいみ)」で。

先付けは、正月らしく田作り(ごまめ)、黒豆、数の子の定番3 種に加えて、菜の花の生ハム巻き、ローストビーフ(隠れています)。

 

お刺身。マグロ、タイ、イカと、ボタンエビ かな?

 

メインは牛肉のしゃぶしゃぶ。野菜が大盛り。

 

とりあえずビールで乾杯のあと、日本酒を頼みました。

お薦めの日本酒銘柄。

どちらも去年試しずみ。「みなもにうかぶ月」は、美味しいものの淡麗すぎる感じだったので、今年は「黒帯」の冷やと燗を注文。

 

「黒帯」の冷やは、美しい切子ガラスのぐい飲み。

あっさりした飲み口です。

お酒に強い親戚の人は「この酒は燗のほうが良いかも…」と言っていました。

 

鍋に野菜を入れたあと、いよいよお肉。デカイ!

 

霜降り肉ではない感じですが、とても柔らか。そしてボリューム満点。

 

牛肉のしゃぶしゃぶは、湯にくぐらせてさっと上げるものですが、話しているうち、つい煮込んでしまいます。

ぐつぐつ煮える鍋、温かいですね、美味しいですね~

 

肉や酒の追加もして、最後に、この店の自慢の雑炊を食べると、お腹がいっぱいに。

ごちそうさまでした。(勘定は親戚払い。費用不明です…)

--------------------------------------------------------------------------------------------

関連サイト

   ・東大美Facebook

   ・食べログ

   ・ぐるなび

---------------------------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ

    ソニーRX100

    (ソニーRAW現像ソフト「Image Data Converter」とPhotoshop で色調を補正)


十日戎の宝恵かご

2017年01月11日 | 行事・歳時記

大阪・今宮戎神社の十日戎(1/9~1/11)。

毎年、神社で福笹を授ける福娘さんを撮りに行くのですが、今年は趣向を変えて宝恵かご行列を撮ってきました。

 

宝恵かご19 台、芸妓、歌舞伎俳優、落語家、タレント、福娘、地元商店街関係者など500 人以上が参加。元お茶屋の・南地大和屋前から出発して、道頓堀、戎橋商店街、千日前、今宮戎神社までの道のりを練り歩くイベント。大阪・ミナミを彩る新春の風物詩です。

 

200 年以上前、ミナミの芸妓衆がカゴを繰り出し、今宮戎神社に参詣したのが元々の始まり。歴史も古いですが、最盛期の明治・大正・昭和の戦前には100 台ものカゴが出たという、規模の大きさも相当なもの。

 

個人的な話で恐縮ですが、大正から戦前にかけて大阪・谷町で酒屋を営んでいた祖母が、この宝恵かご行列を見ていたようです。

「歌舞伎役者がカゴに乗るとゆうんで、商売なんか放ったらかしにして行列を見に行ったもんや…」

幼いころから三味線や踊りなどの芸事を習い、今でいえば “歌舞伎オタク” だった祖母の話を、耳にタコができるほど何度聞かされたか。

100 年近く経って、いま孫の私が目にするとは。

「大阪らしい、にぎやかなもんやなァ。撮ってきましたで。 おばあちゃん… 」

 

行列ルートの途中、戎橋のたもとに設けられた「戎舞台」。

戎橋筋は、江戸時代に十日戎の参道だったところ。そのころ奉納が行われたといわれる舞台が一昨年から復活しました。

 

お祝いの演目として、文楽の「寿 二人三番叟」を上演。

 

 「寿 二人三番叟」。

 

「戎舞台」で待ち構えていると、道頓堀を通って行列が到着。「宝恵かご~」と華やかに盛り上げる芸妓衆。

 

かごに乗るのは、芸妓の代表・佳世子さん。

 

毎年、テレビの人気者が参加します。今年はNHKの朝ドラ「べっぴんさん」に出ている三倉茉奈さん。

 

「戎舞台」でセレモニーが始まりました。挨拶しているのは中村鴈治郎(四代目)さん。

扇雀--坂田藤十郎 という お父さんのイメージが強いけど、そうか鴈治郎も代がわりしたんだ。(今さら… )

 

舞台の前に並ぶ今宮戎神社の福娘さんたち。

 

みんなそろって「大阪締め」で祝います。

 

上方落語協会の会長・桂三枝、いや文枝師匠が面白くあいさつ。

そのほか、(左から)落語・笑福亭三喬さん、OSK日本歌劇団・高世麻央さん、MBSラジオ・上泉雄一さん。

 

あいさつする三倉茉奈さん。

 

このあと、戎橋商店街へ繰り出した行列。

 

鯛の福みこし。

起請文(きしょうもん)の矢をこれに託し、今宮戎神社まで届けてもらうそうです。

 

商店街の人たち。ノリがいいですね。

 

福娘さんの行列。

 

福娘の代表。

代表は3人。途中で交代するとのことですが、良い気分でしょうね~

 

道頓堀商店会の代表。

カゴに乗ると、いたるところで大勢のカメラマンの注目の的。

 

ミス宗右衛門町さん。

 

心斎橋トップレディさん。

 

えべっさん、商売繁昌の年になりますように。

頼んまっせ!

----------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

   キヤノン  EOS 6D

   TAMRON  AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO


春の花 ひと足早く

2017年01月07日 | 

大阪・梅田の阪急百貨店9 階で、「第2 回スプリングフラワーショー 」が開かれていました(1月4日~9日)。

場所は、「人形師活動40周年 ホリヒロシ人形展」の隣の祝祭広場。

人形展を見たついでに撮ってきました。

 

正月が終わったばかりですが、早くも春の花が満開。

 

英国庭園にかけては第一人者で、「蓼科高原 バラクラ イングリッシュ ガーデン」オーナーの、ケイ山田さんによる“ファンタジーガーデン”。

 

アンデルセン童話「おやゆび姫」がテーマになっています。

 

花園のあちこちに人形が。

 

おやゆび姫が誕生したのは、チューリップの花の中でした…

 

鮮やかな色があふれる会場。

外はまだまだ寒の季節が続きます。春が待ち遠しいですね。

 

寄せ植えのコーナー。

 

クリスマスローズ(ヘレボロス)がありました。

「冬の貴婦人」とも呼ばれ、これから3 月ごろにかけて各地で展示会が開かれる人気の草花。

ちょうど今、グランフロント大阪の前の「うめきたガーデン」では「日本一早いクリスマスローズ展」が開催中です(3 月20 日まで)。

 

童仙房ナーセリー&ガーデンのクリスマスローズ販売コーナー。

寒い時期から咲き始める白花の品種「ニゲル」の交配種がメインでした。

2,000 円~3,000 円の小さい鉢のほか、10,000 円~30,000 万円の鉢も。

 

咲くやこの花館」も出展。

 

蓼科高原 バラクラ イングリッシュ ガーデン」のコーナー。ビスケットやクッキーが美味しそう。

このイングリッシュガーデンは、一度は行ってみたいと思っている所。ずいぶん遠いですけど。

今から旅行の計画を立てれば、春に行けるかも…

 

土産にパウンドケーキを買って帰りました。

「ルバーブ」という、フキに似た野菜の茎を煮詰めて作ったジャムが使われています。

しっとりとして柔らかな味わいのパウンドケーキ。家族にも好評でした。

 

----------------------------------------------------------------------------

関連記事・サイト

   ・蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

   ・クリスマスローズ展示会情報

----------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

  ソニーRX100

   キヤノンEOS 6D  EF24-105mm F4L IS USM (パウンドケーキのみ)


ホリヒロシ人形展

2017年01月06日 | イベント

正月も過ぎた4 日、大阪・梅田の阪急百貨店へ。

9 階 アートステージで「人形師活動40周年 ホリヒロシ人形展」が開かれていました(展示と販売、入場無料。12月28日~1月9日)。

 

人形師といえば、辻村寿三郎、与勇輝といった作家が有名ですが、ホリ・ヒロシ氏も日本を代表する人形師。作家自ら等身大の人形を遣う「人形舞」を創設。海外でも多数公演を行って、高い評価を得ているとのこと。

会場では、「人形舞」で使う等身大の人形3 体が置かれ、手の込んだ豪華な衣装と妖しくも美しい表情が目を引きます。

人形はすべて撮影禁止になっており紹介できませんが、実に素晴らしいものでした。

作品の一部は阪急の「アートのある暮らし」ページに掲載されているのでご覧ください。(会期後は消えてしまうかもしれません…)

 

等身大の人形の一つ「鳳凰」がとくに衝撃的で、圧倒されます。中国の京劇を思わせる妖艶なメイク。ドレスの胸には玉虫の羽根の模様。背についている翼はとても大きなもので、これを広げてホリ・ヒロシ氏が「人形舞」を披露している様子がネット検索すると出てきます。

このほか「出雲梅 木花咲耶姫」や「炎」は赤い衣装がとても華やか。

 

「人形舞」の公演は1月2日、3日、9日、特設ステージで開催。会場のビデオでも見ることが出来ます。

 

このほか、ウサギなどの動物をモチーフにした作品がずらり。

「鳳凰」の妖しい魅力とはがらりと違う、愛らしいものが多いです。

 

ただ、お値段は相当なもの。

可愛いキツネが行列している「狐の嫁入り」が気に入ったのですが、眼を疑いました(確か250万円の値札だったかな…)。

150万とか200万の作品も、ごく当たり前に並んでしました。

高級美術品として考えれば、まあそんなものかもしれません…

 

個人的には、とても手が出ないのでカレンダー(1,080円)だけ買いました。といっても、会場でホリ・ヒロシ氏のサインをもらったので、値打ちものですよ~

ホリ・ヒロシ氏のサイン入りカレンダー(名前部分はボカシています)。

 

作品の写真を全く載せないのも、当ブログとしては残念なので、買ったカレンダーで “チラ見せ” 。

 

「鳳凰」の人形舞の様子をデザインした、カレンダーの表紙。

 

1月は「椿説弓張月」。

 

3月 「細雪」。

おなじみ谷崎潤一郎の小説の花見シーン。満開の桜が匂うあでやかさ。イイですね~

 

12月 「月の段より 月姫、鳳凰とホリ・ヒロシ」との説明。

妖しく怖~い感じ。でも耽美的で、たまらない魅力が…

 

ほかの月のページも魅了されます。

是非、会場でお買い求めください。

会期後の入手法は… (調べましたが、いまのところ不明)

 

--------------------------------------------------------------------------------------------

関連サイト

   ・ホリ・ヒロシFacebook

   ・ホリ・ヒロシ 人形舞 人形学校

   ・阪急うめだ本店

-------------------------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM


月と金星 大接近

2017年01月02日 | 宇宙

2017年。正月早々美しい天体ショーが。

日没後、細い月と金星が大接近していました。

 

左側が金星。 (2017. 1. 2  18 : 29)

この程度の大接近はよくあることですが、きれいだったので撮ってみました。(なかなか “月星印” のようにはなりません)

カメラ Canon EOS 6D、レンズ EF70-300mm F 4 - 5. 6L IS USM。ピント、露出ともマニュアル(絞り F5. 6、1/30秒、ISO 6400 )。トリミングあり。三脚がめんどうなので塀の上に乗せて手持ちで。手ブレ補正のおかげです。

 

今度は、シャッター速度を上げ、露出を少し控えめにしてみました。絞り F5. 6、1/60秒 、ISO 6400。(2017. 1. 2  18 : 30 )

 ← クリックで拡大します

ライブビューで眺めると、ごく薄い雲が月面を横切っていくのが見えました。

天体を撮っていると、いつも「悠久の大自然」を身近に感じます…

 

今年が、地球にとって平穏な年でありますように。

---------------------------------------------------------------------------------------------

関連記事

   ・『2017年1月2日 細い月と金星が大接近』(AstroArts)

   

 


東京散歩 続き(両国 江戸NOREN)

2017年01月02日 | グルメ

すみだ北斎美術館」を見ての帰り、JR 両国駅にできた「-両国- 江戸NOREN」に寄ってきました。

1929年に建てられた旧JR 両国駅の駅舎をリニューアル、“粋な江戸の食文化”をテーマに昨年(2016)11月25日、オープンした飲食施設。

 

JR 両国駅西口に直結の「-両国- 江戸NOREN」。

近くには「両国国技館」や「江戸東京博物館」があり、便利な場所。ただし、「すみだ北斎美術館」からはちょっと離れています。

 

旧駅舎コンコースを活用した吹き抜けの館内に、寿司、蕎麦、天ぷら、ちゃんこ料理など12 の専門店が入っています。

江戸の町屋風の店構えで、情緒があります。

 

つきぢ神楽寿司」に入ってみました。

築地市場周辺に本店や姉妹店などがある、江戸前寿司のお店。

 

オープン記念の「本格江戸前寿司セット」を注文。

握り8 貫に、卵、鉄火細巻き、かんぴょう細巻き、お椀がついて3,240円(税込)。

 

赤酢を使っているので、シャリにほんのり赤味が。

伝統的な江戸前寿司の味を守るお店では、昔からの赤酢を使うのがこだわりだそうです。

酢の味がきつ過ぎず、まろやかでした。

 

左から煮イカ、煮ハマグリ、煮アナゴの炙り。

このほか、締めたコハダ、づけマグロ、と、ひと手間(仕事)かけたネタが並ぶのが江戸前。

にぎり寿司が登場した江戸時代後期、冷蔵庫がなかったのでほとんどのネタに手が加えられていたのを受け継いだもの。

 

同店のホームページによると、江戸前寿司発祥の地はこの両国で、華屋與兵衛という人が「與兵衛鮓(よへいずし)」を創業したのが最初だそうです。

 

ネタもシャリも良くて、いや~ 美味しかったですね。

 

「-両国- 江戸NOREN」には、與兵衛鮓を当時のまま再現したお店、「政五ずし」も入っています。機会があればぜひ試してみたいところです。

 

こちらも築地から来たお店「かぶきまぐろ」。

海鮮20種を盛った「築地場外丼」は3,000円。すごいボリュームですね。

短い時間で食べられる、気取らない丼ものが魚河岸で働く人たちには人気とか。

 

日本ばし やぶ久」。まさに江戸の風情。

明治35年創業、「藪蕎麦」の老舗だそうです。

 

「深川めし」のお店「門前茶屋 成る口」。

 

もんじゃ焼き・お好み焼きの「月島もんじゃ もへじ」。

 

 館内には両国らしく、ドーンと土俵が。

12月26日には、本場所さながらの神事などを行う「土俵祭り」が開催されました。

 

土俵の向こうには、元大関霧島(現陸奥親方)のお店「ちゃんこ霧島」。

 

ほかにも魅力的なお店が色々。物販を兼ねた観光案内所もありました。

 

 建物の外に出ると、ユーモラスな相撲の彫刻が(背景は「つきぢ神楽寿司」の立ち食い店)。

 さて、1 月8 日から国技館で初場所が始まります。

たくさんのお客さんでにぎわうでしょうね。

 

「-両国- 江戸NOREN」店舗一覧

-------------------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF16-35mm F4L IS USM

   ソニーRX100 (建物外観)