つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ユーカリと花粉症

2012年03月31日 | 日記

「花粉症対策」につられて…

ホームセンターでユーカリの苗木を買いました。

この表示が気になって。

ユーカリの鉢植えを窓際などの室内に置いておくと、花粉症の症状を緩和する作用があるのだそうです。

春は花粉の多い季節。

最近どうも目がかゆくなったり、鼻水が出たりして、花粉症になったかな…と思っていたところで、つい衝動買いしてしまったというわけ。(といっても、200円もしない安いもの)

ユーカリにもたくさん種類がありますが、この苗は「グニーユーカリ」。

さて、ほんとに効果があるのかなと、ネットで調べてみました。

ユーカリの精油には、抗菌作用と抗ウイルス作用があり、花粉症や、風邪などの症状を和らげてくれるとのこと。

また気分をリフレッシュさせたり、集中力を高める作用もあるそうです。

オーストラリアの先住民族、アボリジニが傷を治すのに葉を使ったとも言われています。

 

ただしユーカリの葉には毒性もあり、注意が必要です。コアラが食べても大丈夫なのは、体に解毒する機能があるため。

コアラとユーカリの関係は実際に飼育経験のある人のこのページが参考になりそうです。

 

見た目にもきれいな緑なので、観葉植物として窓辺に置いておくことにします。

鉢についていた「お手入れ方法」は以下の通り。

『日当たりと水はけの良い場所を好みます。水やりは、一年を通して少し乾燥気味に育てます。生育期間は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えると良いです。冬はほとんど成長しないので土の表面が乾いてから与えます。』

とのことで、肥料もあまりやらなくて良いようです。

 ◇その後(4/15追記)

「少し乾燥気味に」という注意書きを信じて、水やりを控えていたら、3日目にしおれかけ…。あわてて水をやったら、しゃんとしました。

今は外へ出して毎日水をやり、日に当てています。おかげで一応元気です。

どうもユーカリの中でも「グニーユーカリ」は水切れに弱いようです。

しかし、外へ出したのでは、あまり花粉症対策にならないかもしれません。

 


カメラ新製品

2012年03月31日 | カメラ

実写の本音を期待

2012年はカメラ業界にとって活況の年。カメラ雑誌の「アサヒカメラ」「キャパ」には、ニコンD800、キャノン5DMarkⅢを中心に、さかんに実写例が掲載されています。

でもカメラ雑誌の実写例は参考になりませんね。全部コマーシャルベース。

ほんとの実写例はその後から出てくるのじゃないでしょうか。

5DMarkⅢのやぼったい(?)インターフェイス、D800の画像の重たさ、そんなものがやがて出てくると思います。

 ◇キャノンが新フルサイズ?

キャノンがミラーレス一眼を出すというのは、去年メーカーの人が言っていたことで、確定的ですが、最近、キャノンがエントリー向けのフルサイズを出すとかいう話が出ています。それがKissシリーズなら面白い。

すぐ買いますよ。フルサイズKissでいいですよ! 十分すぎます。(5D MarkⅢの防塵防滴をはずし、視野率100%をやめ、連写性能を落とせば、20万円ぐらいになるのでは…)

そしてコンクールに応募します。そうなると、審査員に5D MarkⅢとの区別がつく人がいるでしょうか?

 

去年年末に、キャノンの人がカメラ雑誌で言っていた「凄いカメラが出るかも」ということは何なのか。

ま、もうすこし経ってみないと分かりませんね。

 


放射性物質が見えるカメラ

2012年03月30日 | カメラ

3/29日の夕刊などで見ましたが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、放射性物質の分布が見える装置「超広角コンプトンカメラ」を試作したそうです。

放射性物質が見える! 

これからの除染にすごく役立つ、と記事を読んでいて思いました。放射性物質が“光る”写真はまるでSF映画のようです。

記事のソースになったJAXAのプレスリリースのページによると、この装置は『広い視野(ほぼ180度)と核種に固有なガンマ線を識別する能力を生かして、敷地や家屋に広く分布したセシウム137(Cs-137)やセシウム134(Cs-134)について画像化できることから、サーベイメーター等を用いた人力による従来の調査では困難であった、屋根などの高所に集積する放射性物質も画像化することが期待されます』とあります。

そして、2月11日に、日本原子力研究開発機構(JAEA)、東京電力と共同で実施した福島県飯館村草野地区(計画的避難区域)での実証試験の画像が掲載されています。

測定場所は次の3か所
 ①飯館村公民館近くのスーパー裏手
 ②飯館村公民館近くのスーパー正面
 ③飯館村草野 綿津見神社近辺山林

「超広角コンプトンカメラ」を車の後部にのせ測定、魚眼レンズを付けたデジタルカメラの画像と重ねることで視覚化しています。

やはり側溝や道路の端などは放射性物質が多いようです。時間の経過も示されており、60分ぐらい測定した方が放射性物質の広い分布がわかります。ちょっと時間がかかるのが、いまひとつですが。

世界に先駆けて開発した技術。今後、実際の除染での実用化をめざすそうです。期待したいところです。

さらに、4月3日(火)19時30分から、JAXAのホームページで今回の実証試験について、解説をライブ放送するとのこと。

普通のカメラではないですが、興味がありますね。

 


デパートでバラのイベント

2012年03月29日 | 

漂う英国ムード

大阪・難波の高島屋大阪店で「ザ ローズ オブ セレブレーション」という催しが開かれていました(3/29~4/2)。

7階催し場で、国内外の花のアーティストによるフラワーアレンジメントが展示されています。

とくに昨年、英国のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式で、花装飾を手掛けたシェーン・コノリー氏による華麗なインスタレーション(作品展示)が見もの。 

 会場にはロイヤルウエディングの写真も(クリックで拡大)。

←コノリー氏の作品。バラと桜、シャクナゲ、アジサイなどが組み合わされています。

 

以下、コノリー氏の作品から。

緑と白を基調に、シックで豪華。

優しい色合いのバラが使われています。

 

ホワイトガーデンのような感じも。

これは独特のセンスが感じられる飾り方。

緑がきれいです。

そして良く見てみると…

なんとナスやカブ、エノキダケ、ワラビなど野菜をあしらっています。

これもアレンジメントなんですね。

 

隣の一角にはイングリッシュローズのショップがありました。

イングリッシュローズは、かなり前から人気が出ているバラ。英国のデビッド・オースチン氏が、オールドローズとモダンローズを交雑して作り出した品種です。オールドローズの優しく美しい形と香り、モダンローズの四季咲き性という両方の良さを兼ね備えています。

新品種を含む苗を販売、切り花の展示もありました。

下はイングリッシュローズの切り花のアレンジメントです。

 

 ◇バラの販売やカフェも

 次は「花のアトリエKAZU」というショップで販売されていたバラ。

「メモリア」という名前。

「イングリッシュアイズ」。

「アンブリッジローズ」。

「ガーデン」。

 

これは、「美・プレミアム」という新創刊された女性誌のコーナーで展示されていたバラ。

 

 

一輪のバラも美しい。「イブ・ピアッチェ」という、エレガントで甘美な香りのバラです。

 

東京・自由が丘のティーサロンが出店したカフェもありました。

英国紅茶やスコーンなどがあります。

 

ほかに、バラのジャムやケーキなど、食べるバラの専門店、バラのモチーフの雑貨販売も。

イベントコーナーでは、シェーン・コノリー氏をはじめ人気フローリストのデモンストレーションやトークショー、ブーケ製作の体験レッスンなどがあって、にぎわっていました。

 

 ◇バラの壁紙

  撮影したバラの中から、2カットを壁紙にしてみました。(クリックで拡大します)

(1024×768)

(1920×1080)

(1024×768)

(1920×1080)

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撮影カメラ 

       Canon EOS Kiss X4   EF50mm F1.8 II

撮影データ

       絞り優先AE(F1.8)

       ISO感度 400

       画質  RAW

       ピクチャースタイル  スタンダード

       ホワイトバランス  オート

       画像補正  Digital Photo Professional で明るさ調整

 


これが水彩? 認識新た

2012年03月28日 | イベント

もともと絵が好きだったので、写真を撮る合間に、美術の展覧会を見たくなることがあります。

3/22に大阪・天王寺美術館にぶらっと立ち寄り、「関西水彩画展」を見たときのこと。

第68回関西水彩画展の会場。

美術展は一般に写真撮影禁止のところが多いですが、今回は事務局に申し出るとOKに。氏名を記入したうえで、撮影許可証を貸してもらえました。

入ってちょっと驚いたのは、大作、力作がずらりと並んでいる会場風景。

水彩画と言えば、軽い筆さばきで描いた淡彩という先入観がありましたが、全く違っていました。

「これが水彩画?」と思うような作品ばかり。まるで油彩、あるいは日本画のようです。

斉藤忠臣さんの「雨の横断歩道」(関西水彩画展賞)

雨にぬれた道に映える街の光が美しく表現されています。まるで油彩のタッチのよう。

以下、目にとまった作品をいくつかご紹介します。受賞の有無は参考にしつつも、あくまで自分の好みで選んでいます。また、一部の作品は額のガラスに光や人の影の写りこみがありますが、ご容赦ください。

小杉政子さんの「暦日」(関西水彩画展賞)

古びた家屋というテーマはよく見かけますが、絡まる蔓が面白いですね。赤い実はカラスウリかもしれません。

内村美紀子さんの「雨上がりの屋久島」(大阪市長賞)

ソフトな、癒される緑です。

長瀬庄衛さんの「蘇州・南顕子巷」(委員賞)

驚くばかりの細かい描き込み。ご自分の画風を確立されているようです。

木谷徹さんの「飄然」(大阪府知事賞)

渋い画風。近づいて良く見ると下地の細かい起伏が味を出しています。

三浦繁さんの「dock黄昏」(大阪市教育委員会賞)

写真で言う額縁構図に似ています。暗めの鉄骨に縁取られた向こうにある、明るい色彩の分割。

小西修子さんの「黄昏」(大阪市教育委員会賞)

のびやかで、おおらかなタッチ。色彩も楽しそうです。こういう感じは写真ではなかなか表現できません。写真は細かいところまで写りすぎてしまう。

天野紀美恵さんの「街」(会友努力賞)

現代的な作品。水彩でもこんな表現が可能だということを教えられます。

南英子さんの「森の中で」(会員推挙)

手法といい色彩といい日本画を思わせます。こういう色合いは好きです。

久保多貞夫さんの「揺れる濁り水」(会友努力賞)

写真ではありません。美術のジャンルでいうスーパーリアリズム。

こういう作品を見ると、うなってしまいます。いやはやすごい技量です。

 

ほかにも取り上げたい傑作がたくさん。水彩画の世界を改めて見直しました。

                          ◇

美術館の外に出ると、建設中の「あべのハルカス」が見えます。

高さ日本一、300メートルの複合商業ビル。近鉄百貨店のほかホテル、オフィス、美術館などが入る予定で、2014年春の完成を目指しています。300メートルというと、頂上は雲に達するそうですよ。

27日には、高さ200メートルに到達、報道関係者を対象に内覧会が開かれました。

こういう建設工事が進んでいることもあってか、先日、阿倍野の地価が上がっているというニュースがありました。

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撮影カメラ   リコーCX1  オート撮影

 

 


宇宙への関心 月・金星・木星

2012年03月27日 | 宇宙

3つの明るい天体

月と金星と木星がほぼ一直線に並ぶ様子が、3月26日の夜に見られました。

月を挟んで、上に金星、下に木星という配置。

26日午後7時ごろ、帰宅途中にたまたま見たのですが「月を挟んで明るい星が二つ。あの星は何だろう」と思っていました。

翌日、新聞を見て判明。月を挟んで金星、木星がほぼ等間隔に並ぶ珍しい配置だったのです。(Astro Arts参照)

そこで一日遅れながら撮影してみました。いやあ、一日の違いは大きいですね、月の位置が左上に大きくズレ、一直線にはなっていません。

一応、月・金星・木星接近の図ではあります(上から月、金星、木星の順)。月の右上にかすかに薄い星の集まりが見えます。すばるのようです。

 

天文情報に詳しければ、1日前に珍しい写真が撮れたのですが…すみません(-_-;)。

無粋な電柱まで写ってしまって…

F1.8レンズを試す 

撮影的にはそれほど難しいものではありません。

三脚は必須。F1.8の明るい" シンデレラレンズ"を買ったばかりなので、使ってみました。

夜空の露出は、ISO感度を上げるか、シャッタースピードを遅くするかのどちらかです。

ISO感度を上げ過ぎるとノイズが目立ちます。逆にシャッタースピードを遅くしすぎると星が動いてしまいます。

下記の露出設定に落ち着きましたが、これがベストかどうかは分かりません。多少違う設定でも良いと思います。

ホワイトバランスも色々試した末に結局、オートに。少し青みが欲しかったので、Digital Photo Professionalで色温度を調整しています。

街中の悲しさで、背景の星の数を増やそうと長秒露出をすると、街灯の光などが空気に散乱して写真全体が明るくなってしまいます。月、金星、木星の背後に広がるたくさんの星---という写真を撮るには、人工光の少ないところへ行かないとムリですね。自動追尾装置も必要になってくるでしょうし、なかなか大変。

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撮影カメラ 

       Canon EOS Kiss X4   EF50mm F1.8 II

撮影データ

       マニュアル露出 (絞りF11  シャッター速度8秒)

       ピント  マニュアル(無限大)

       ISO感度 400

       画質  RAW

       ピクチャースタイル  風景

       ホワイトバランス  オート(Digital Photo Professionalで色温度調整)

       三脚使用

 

 

 


EOS 5D MarkⅢの操作

2012年03月27日 | カメラ

新鋭機、気になったこと

EOS 5D MarkⅢ、いよいよ発売になりました。

欲しいですね、高いですね~。

これ、1時間ぐらい見たり触ったりしてきたんですよ(3/17特別体験会)。

連写性能、高感度性能の進化。5D MarkⅡはやはり少し見劣りするし、MarkⅡの値下がりを待って買おうという気持ちは、あまりなくなってきました。

このMarkⅢ、かなり凄いです。

ただ、触ってきた体験で気になったのが、ユーザーインターフェイス。

撮ったあと、ピントが気になって画像を拡大して確認しますよね。

それに4アクションも要するというのが気に入りません。

画面表示>拡大ボタン>拡大倍率選択>拡大場所移動

何で2アクションですまないのか、Kissシリーズではできていることなのに。

これだけでも疲れるのです。

ほかにもボタンが増えました。

モードダイヤルが勝手に回転するというユーザーの声を入れて、ロックボタンが付いています。ロックボタンを押さないと絞り優先、シャッター速度優先などが切り替えられません。それはいいのですが、確実にアクションが一つ増えました。

そして露出、シャッター速度、ISO感度、画像拡大率などパラメーターを操作するリングやボタンが分かれていてバラバラ。メーカーの人も「あれおかしいな、おっと、この変更はこちらで…」と。複雑すぎはしませんかね。

重くなりました。

視野率100%を望むユーザーに応えたら、ペンタプリズムが大きくなり重くなったということでしょう。

ユーザーの意見を忠実に反映したらこうなったというカメラです。

発想の飛躍とか転換とかが欲しかったのに、愚直にユーザーの期待に応えてしまった感じがします。

これでいいのでしょうか…ユーザーインターフェイスを整理した「5D MarkⅢ 改」を出してほしい気がします。

発売されたばかりの時期に、こんなことを言う人はあまりいないでしょうが…

 


ブランドカメラ

2012年03月26日 | カメラ

ファッションで選ぶ

ある量販店で女性客が熱心に見ていたのはライカのコーナー。

「これじゃなくて、○○の方がいいんだけど」「そうよね、こんなのクラシックじゃないわね」

陳列台に並んでいるのは、普通の人が買える一眼レフよりひとケタ違う数字。

そうか…と思いました。

つまりブランドファッションなのです。

これが、富士フイルムのFinePix X100が売れた理由ではないでしょうか。ライカそっくりの外観。その中身がお粗末ではどうしようもないですが、すごく優秀。それなら買いたい。

中高年のこだわり性向を狙った、“ビンテージ”製品が増えてきました。カメラも最近なぜか懐古趣味的な機種が次々に。

はっきり言うと、私はそういう流れはどうかなと思います。

木村伊兵衛さんはライカが気に入って、いつも磨いていたそうですが、それは当時ライカが機動性と品質の両面を満たしていた最新のカメラだったからです。決して時代遅れのブランドカメラではなく、時代に挑戦していたカメラだったからです。

でも今の日本のカメラは、とっくの昔にライカをしのぐ性能と世界シェア。

レンズについても、ツアイスのT*(ティースター)というコーティング技術はすばらしいのでしょうが、もはや日本のレンズはツアイスに匹敵する品質でしょう。

ブランドや外観より、性能面での革新性こそカメラの魅力では…といえば、あまりにも当たり前のことですが。

 


シンデレラレンズで写す

2012年03月25日 | カメラ

安くても高性能

「シンデレラレンズ」といわれる、コストパフォーマンスに優れたレンズを試してみました。

キャノンのEF50mm F1.8 II 。

コンパクトで、しかも高性能。

愛用しているタムロンのAF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro(左)と比べるとその小ささが分かります。

素晴らしい明るさ

日曜日で賑わう大阪・ミナミのなんばパークスへ。

絞り優先AE (F1.8 シャッター速度1/4000秒)ISO感度100

 

日中、絞り開放にすると、シャッタースピードはなんと1/4000秒に!

レンズが明るすぎて… NDフィルターがいるのか!(冗談です)

こんな体験は初めてです。F1.8 あるいは1.4という明るさは、撮る人に新たな可能性をもたらすのではないかと思います。

絞り値とシャッター速度の選択肢のなんと広いこと。今から思えば、F3.5とか、5.6とか暗い世界で生きてきたのだなあ…

レンズの明るさ、それだけでもこのレンズはものすごい値打ちがありますよ。

絞り優先AE (F5.6  シャッター速度1/100秒)  ISO感度100 露出補正 +1

 

なんばパークスは花と緑のあるファッションストリート。

しばし花のスナップをご覧ください。

絞り優先AE (F1.8  シャッター速度1/4000秒)  ISO感度100

絞り優先AE (F1.8  シャッター速度1/125秒)  ISO感度200

これは花屋さんです。快く撮影をOKしてくれました。

絞り優先AE (F1.8  シャッター速度1/250秒)  ISO感度200  露出補正+2/3

可愛いいミニブーケです。色がしっかり乗る感じですね。

ズームの方がボケるのはなぜ

レンズの比較をしてみました( 画像をクリックすると拡大します)。

 

EF50mm f/1.8 II

 

 

TAMRON  AF 28-300mm

f/3.5-6.3

いずれも絞り優先AE (F8.0 シャッター速度1/400秒) ISO感度100

 単焦点レンズは背景がボケるのが特長のはずですが、比べてみるとズームレンズの方がボケていました。

タムロンの描写がソフトなのは分かっていますが…どうもよくわかりません。

 

欠点もあるが暗所に強い

絞り優先AE (F1.8 シャッター速度1/4000) ISO感度100

ボケが美しくないと言われているEF50mm F1.8 II。とくに右上のボケが美しくありません。これでは、花の写真として全くだめですね。

いわゆる二線ボケというのか、ぼんやりとはボケず、輪郭が目立ちます。

絞り優先AE (F1.8 シャッター速度1/400秒) ISO感度200

点光源のボケですが、やはり輪郭が気になります。

 

絞り優先AE (F2.2 シャッター速度1/250秒) ISO感度200

絞りこむと、絞りが5枚羽根なので、ボケも5角形に。

(高級レンズは8枚羽根などにして、ボケを丸くしています。このあたり、差が出てきます)

 

だんだん見方が辛くなってきたところでランチタイム。

絞り優先AE (F8.0 シャッター速度1/15) ISO感度400

イタリアンのブッフェ。かなり暗い店内でしたが、これぐらいの露出で撮れるなら楽な方です。これまでなら絞り開放、ISO1600程度でしか撮れないことが多かったので。

F1.8のレンズは偉大ですね。

絞り優先AE (F1.8 シャッター速度1/320秒) ISO感度200

こういうアンダー気味の被写体も写す気になります。

 

絞り優先AE (F8.0 シャッター速度1/30秒)ISO感度200

なんばパークス、キャニオンストリート。

 

絞り優先AE (F8.0 シャッター速度1/60秒)ISO感度400

モデルの藤井悠さんが出演、ファッションについてのトークショーがありました。

「撮影禁止」だったのですが、要するにパブリシティの問題でしょうから、これぐらい離れて撮ればいいでしょう。

 

試してみた感想

(あくまでAPS-Cカメラでの感想。フルサイズ機ではまたかなり写真の印象が変わるでしょう。たとえばボケはもっと大きくなると思われます)

  • レンズの明るさが何よりのメリット
  • 暗いところでの画像の調子はいい
  • カラーの色乗りが良い(乗りすぎる感じも)
  • 全体的に画像はシャープ
  • 背景のボケに柔らかさがない(2線ボケ)
  • ヌケの良さは背景が大きく影響(2線ボケの目立つ背景ではダメ)
  • AFは超音波モーター(USM)ではないので、ジ―ジ―という音がする
  • 合焦はさほど遅くないが、「迷う」場合がある。暗いところではピントが甘い傾向。
  • プラスチック製の外観がチープに見える(私自身は気にならない)
  • 軽くて扱いやすい

EF50mm F1.8 II――欠点も把握した上で使えば、いい絵が撮れそうなレンズです。

解像度については完全に確認しきれてないので、たとえば三脚立ててライブビューでピントを厳密に合わせたら、どこまで解像するか――そんなことも考えさせるレンズ。まだまだ使う楽しみがあります。それから、逆光の場合どうか、まだ試していません。

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撮影カメラ  EOS Kiss X4 (レンズの写真はリコーCX1)

        ピクチャースタイル  スタンダード

        ホワイトバランス   オート(レストランの写真は「白熱電球」)

 


シンデレラレンズ 買ってみました

2012年03月25日 | カメラ

「まき餌レンズ」を承知で

「シンデレラレンズ」と呼ばれるレンズがあります。

低価格なのに、高級レンズに劣らない性能を持ったレンズ。

キャノンでは単焦点レンズのEF50mm F1.8 II がその一つ。

このレンズを買った人が、性能の良さに驚き、ほかの単焦点レンズも次々欲しくなる…

なので、別名「まき餌レンズ」とも。

 

ま、そういうことは十分承知のうえで買ってみました。

アマゾンで8,563円。安いですね~。こんなに安いレンズはめったにありません。

EOS Kiss X4に付けたところ。レンズの重さはわずか130グラム。本当に軽くて使いやすいです。

こんなに安くて軽いのは、レンズの構成がシンプル(5群6枚)なため。普通は金属のマウント部分もプラスチック製です。

一眼レフは重いもの、というのは固定観念。こんな軽さで、きれいに写ればそれでいいのではないでしょうか。

 35ミリフルサイズカメラでは50mmの標準レンズですが、APS-CサイズのKiss X4では80mm相当の中望遠レンズになります。 開放F値は1.8の明るさ。これが大きなメリットです。

良好なMTF特性

キャノンの製品仕様のページにあるMTF特性図でも、良好なレンズであることが分かります。とくにF8まで絞ると、コントラスト、解像度とも、極めて優秀。

不思議なことにMTF特性については、上位レンズであるEF 50mm F1.2L USMよりも良いという結果になっています。

EF 50mm F1.2L USMはいうまでもなくブランドの「L レンズ」。非球面レンズなど6群8枚の構成によって、収差をできる限り取り除いているはずで、同列には比較できないのですが、ヌケのよさ、シャープさでは、ひょっとしてEF50mm F1.8 IIのほうが上かも…

 

ただ、レンズは撮ってみないと分かりません。

実際に撮ってみることにしました。結果は次回に。

 


幸福の木が開花

2012年03月24日 | 

ようやく開花

わが家で育てている幸福の木に花が咲きました。

2月26日の記事でつぼみが出たと書いてから、1か月近く。

予想以上に開花まで長くかかりました。

花が咲くのは、夕方から夜にかけて。

細く白い花弁がそりかえり、雄しべと雌しべが大きく広がります。

ユリの花に似た、甘い強い香りがあたりいっぱいにたちこめています。

少しむせたような香りなので、好きでないという人もいます。

花の根元から、蜜があふれ、したたっています。熱帯の花らしい濃厚さ。

 

以前書いたとおり、日本では開花が珍しい植物ですが、わが家では2008年末、2011年春に続いて3回目。

3回目になると、もう珍しくはなくて「ああ、また咲いたね」という感じ。

「環境が悪くなると咲く」という説もありますが、そうではなくて、花が咲くのは木が元気な証拠だと思っています。

なので、今回は花が小ぶりなのがちょっと気がかり。暖かくなれば外へ出して、丁寧に世話してやろうと思っています。

この木は暖かい所で、直射日光の当たらない明るさが好き。直射日光に当たると日焼けし、せっかくの美しい緑の葉が台無しになってしまいます。

夏場はたっぷり水をやり、寒くなると控えめに。11月か12月、外気温が5度以下になる前に家の中へ入れてやります。寒風に当たるとたちまち葉がつやを失い、白っぽくしなびて、危機的状況に…。危ないことも何回か。

家の中での水やりは時々程度。肥料は、効果があるのかないのかはっきりしませんが、控えめに、観葉植物用の粒状肥料(臭わないもの)をまいています。

今は人の背丈より大きくなっています。これ以上大きくなると鉢の植え替えも移動も大変だなあ~。

 

 *これまでの成長記録は「デジカメ花紀行」の「My Garden」に。

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撮影カメラ

  Canon  EOS KissX4   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  プログラムAE  (F6.3  シャッター速度1/13~1/20秒)  

  ISO感度  1600

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

  


京都水族館 Part3

2012年03月22日 | 動物

京都水族館の最終回。

イルカショーです(イルカスタジアム)。

イルカは元気いっぱい。

観客と「握手!」。

ある仕草をすると、こうして反応してくれます。

 

下の写真のコも好奇心旺盛で人なつっこい。

ペンギンゾーンのケープペンギン。観客の前によちよち寄ってきます。

仲の良い2匹。親子か、つがいか…

水中では一転して敏捷なペンギン。

元気なオットセイと、のんびりオットセイ。「わしは昼寝じゃ。ま、がんばってくれ~」。

観客の前に浮上するゴマフアザラシ。大人気です。

 

京の川ゾーンというエリアがあり、この主を紹介しないわけにいきません。

グロテスクで済みませんが、天然記念物のオオサンショウウオです。

京都市内を流れる鴨川上流には、オオサンショウウオが生息しています。

この水族館のキャラクターでもあり、グッズを色々売っています。

オオサンショウウオのバウムクーヘン。

オオサンショウウオのぬいぐるみ。

見た目はよくありません。が、手触りはいいとのこと。

京の里山ゾーン。田んぼや用水路、そこに生きる植物を再現しています。

山紫水明ゾーン。京都に生息する貴重な生き物を展示、保護の必要性をアピールしています。

地味ではありますが、このあたりが京都の水族館らしいところです。

 

この水族館が建設されるさいには、地元で「京都になぜ水族館?」「京都らしくない」と、反対運動がありました。確かにそういう気もしますが…

ただ、館内を見て回った印象では、しごく真面目なコンセプトで、海に遠い京都市内の子供たちにとってはいい施設ができたのではないかと思いました。

水族館の前には梅小路公園の広場がありますし、JRの蒸気機関車館もあります。休日の一日、親子でくつろぐにはいいのではないでしょうか。

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撮影カメラ

  Canon  EOS KissX4   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  シャッタースピード優先AE  (1/250~1/500秒)  *グッズは絞り優先AE (F8) 

  ISO感度  100~1600

  露出補正  一部プラス1/3~2/3補正

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

  画像補正  Digital Photo Professional、Photoshop CS3でコントラスト、明暗、シャープネス調整


京都水族館 Part2

2012年03月21日 | 動物

京都水族館の続きです。

「海洋ゾーン」のサンゴ礁の魚たち。

ポピュラーで美しいこの魚。ハタタテダイ (尾が黄色)とツノダシ(尾が黒)です。よく似ていますが、水槽の上の写真説明で区別がつきました。

これはハタタテダイ

模様が目立つナンヨウハギ 。

夢見るような淡い色合い。手前の魚は分かりませんが、後ろの方はデバスズメダイ 。

ヒフキアイゴ (火吹藍子)。印象的な模様ですね。

サンゴ礁の魚たち、時間が許せばいつまでも眺めていたい…

つぎはちょっと変わった魚たち。個別のケースで飼われていました。

マツカサウオ 。発光魚だそうです。

ミナミハコフグ。とてもちっちゃくて面白い形。まだ赤ちゃんかな。

エレガントなハタタテハゼ。

朱色と白、みんな知ってるクマノミ。映画「ファインディング・ニモ」などでおなじみですね。イソギンチャクと一緒に暮らしています。

でもクマノミってこんなに小さいものだとは知りませんでした。幼魚なのかな。

反対にでっかいのはこれ。

ニシキエビです。体長50~60センチ。イセエビの中間で、やはり食べられるそうですが…

次はクラゲです。

ブルージェリーフィッシュ。小さなマッシュルームのよう。

色はさまざま。青緑色がきれいです。

“癒し系”---ミズクラゲ。

神秘的です。見ていると別世界に誘われそうで、怖いような…

人気のコーナーになっていました。

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撮影カメラ

  Canon  EOS KissX4   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  シャッタースピード優先AE  (1/250秒)  

  ISO感度  800~3200

  露出補正  一部プラス2/3補正

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

  画像補正  Digital Photo Professional、Photoshop CS3でコントラスト、明暗調整

 


京都水族館 Part1

2012年03月20日 | 動物

初日は行列

JR京都駅近くに「京都水族館」が3月14日、オープンしました。

オープン初日、さっそく見てきました。

梅小路公園の一角にある京都水族館。

入場券を買う人たちの行列ができていました。入場料は大人2000円、高校生1500円、小中学生1000円、幼児600円。

2回分の入場料で買える年間パスポートに人気があり、その説明に時間をとられるせいもあってなかなか列が進みません。30分以上待ってやっと入場。

館内は九つのエリアに分かれ、約250種、約1万5000匹の生物が展示されているそうです。

そのなかで、見ものは「日本の海をまるごと見られる」大水槽。

エイ、クエ、アオウミガメ、サメなど様々な海の生き物が自由に泳いでいます。

 

壁紙

この画像をもとに、壁紙を2種類作ってみました(画像クリックで拡大)。

←画像サイズ1920×1080

 

←画像サイズ1024×768

 

人工海水の巨大水槽

水槽は1、2階をぶち抜き、約500トンの人工海水で満たされています。ほかの海の生物のエリアも含めて、すべての海水が人工海水でまかなわれているとのこと。

自分が海の中にいるよう。

これはミノカサゴでしょう。水中をふわりふわり。優雅な姿ですが、ひれには毒のとげがあり、海では危険な生き物の一つ。

これはタイの中間かな…

色々な魚たちの泳ぎを見ていると、いつまでも飽きません。

スキューバダイビングをして水面を見上げた感じ。

ウミガメが深く潜る様子。2階から見るとダイナミックな光景です。

水が澄んでいるので美しい。

 

この水族館はオリックス不動産(東京都)が運営。内陸型水族館としては国内最大規模だそうです。

撮影については、照明が暗い水槽で魚の動きについていくのが大変。難しかったですね。

あまりいい写真は撮れませんでしたが、何回かに分けて他のエリアも紹介していきたいと思います。

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撮影カメラ

  Canon  EOS KissX4   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  シャッタースピード優先AE  (1/250秒)  

  ISO感度  800~1600

  露出補正  プラス2/3補正

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

  画像補正  Digital Photo Professional、Photoshop CS3でコントラスト、明暗調整


ニコンD800「予想を上まわる予約」

2012年03月19日 | カメラ

予約が殺到

ニコンが、3月22日に発売するデジタル一眼レフ「D800」は、発売当初の供給不足が予想されるとのこと。 (ニコンのページ)

 

3月19日のニコンの「お知らせ」は以下の通り。

 「2012年3月22日に発売を予定しております「D800」につきましては、予想をはるかに上まわるご予約をいただいており、発売当初は数量が十分でないことが予想され、お届けまでにお時間をいただく場合がございます。
お待ちいただいておりますお客様にご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。」

「予想をはるかに上まわるご予約」とはどのぐらいの数?

「お知らせ」がニコンのPR戦略でもある可能性は割り引くとしても、おそらく「D700」から買い替える機会を待っていた固定のニコンファンに加えて、他メーカーからの乗り換え組がかなり多いのかもしれません。

何といっても3,630万画素のインパクトは強烈です。価格もそこそこですし。

「高解像度はレンズ次第」「普通の使い方では解像度で差が分からない」といったプロの声があるにも関わらず、予約が殺到しているところからみると、もはやそんな意見には関係なく爆発的に売れるかもしれません。
 

ただ、3,630万画素という大きなデータ量だけに、書き込み時間はどの程度なのか、ストレスなく撮影できるのか、ハイスペックなパソコンでないと処理がしんどいのでは---という感じも持っています。

ま、しばらく様子見ですね~。