つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

富士「GFX」を触ってみた(CP+ 関連)

2017年02月28日 | カメラ

「CP+」でタッチ&トライに長蛇の列

横浜で開かれていたカメラショー「CP+(シーピープラス)2017」(2/23~2/26)。

新製品ラッシュだったオリンピックイヤーの昨年とは一転、今年はあまり目立った新製品の展示がなさそうだったので、行くのを見送りました。しかし事務局によると、会期中の来場者は66,665人と昨年より少なめながら、結構盛況だったようです。

なかでも、富士フイルムのブースでは、同社初の中判ミラーレスカメラ「GFX 50S」(2月28日発売)が大変な人気で、タッチ&トライに長蛇の列が出来たという話。

初日の一般入場開始直後には70分待ち(Stereo Sound ONLINE)。その後も、富士フイルムの人にあとで聞いたところでは50分~40分の行列が続いていたそうです。

 

「CP+ 2017」で行列ができた富士フイルム中判ミラーレス「GFX 50S」のタッチ&トライコーナー(写真はStereo Sound ONLINEより)。

 

35mmフルサイズ機と比較して約1.7倍という大きなイメージセンサー(43.8x32.9mm、5140万画素)を搭載した中判サイズのカメラ。

最高級の画質が必要なファッション広告や大伸ばしの風景写真に使われるプロ用機で、カメラ・レンズあわせて「100万円コース」。

高根の花ですが、カメラファンなら「触って」みたいですよね。

 

サービスステーションでも展示

「CP+ 2017」に行けなかったかわりに、大阪・心斎橋の 富士フイルム大阪サービスステーション で展示機を触ってきました。(同サービスステーションは今年1 月、これまでの本町から心斎橋プラザビル本館9 階へ移転しています。)

 

富士フイルム「GFX 50S」(大阪サービスステーションで)。

CP+ と違って待ち時間なし。また、すいているので、じっくり見られます。

 

レンズは「 GF63mm F2.8 R WR ( 35mm判換算で約50mm )」がついていました。

 

このほか、標準ズームレンズ「GF32-64mm F4 R LM WR」( 35mm判換算 25-51mm )、中望遠マクロレンズ 「GF120mm F4 R LM OIS WR Macro」( 35mm判換算 95mm )もカメラ本体と同時に発売。

加えて単焦点レンズ3 本(110mm F2、23mm F4、45mm F2.8 )が年内に発売され、計6 本となる予定。

サービスステーションの人の話によると、今後まだまだレンズは増えていくそうです。

 

上から見たところ。イメージセンサーのある辺りが、普通の一眼レフより厚みがあります。

上部ダイヤルは左がISO感度、右がシャッタースピード。絞りはレンズの絞りリングで操作。電源がOFFの状態でも露出設定を変えられるしくみ。

一方で、シャッターボタン下部と背面の右上にはコマンドダイヤルがついており、機能を割り当てるとコマンドダイヤルで素早く露出を変えることもできます。

右肩には大きくて見やすいサブ液晶モニター。情報表示はカスタマイズ可能。

 

持ってみました。意外に軽い!

着脱式のEVFを装着しても 約920g (バッテリー、メモリーカード含む)。

大きさも普通の一眼レフとそう変わらないので、扱うのがとても楽です。

 

同じ中判カメラでライバルになる、一眼レフ方式の「PENTAX 645 Z 」は約1550g(バッテリー、SDカード1枚含む)ですから、かなり違いますね。やはりミラーレスは軽い…

 

3.2インチ、約236万ドットの背面液晶モニターは、「X-T2 」と同じ3 方向チルト式。タテ位置撮影でも光軸と一致した自然な形で撮影できます。

 

タッチパネル式です。

再生画像の拡大・縮小、画像送り、AFエリア選択など指先で直感的に使える、スマホ並みのイージー操作。

中判カメラという“敷居の高さ”を全く感じません。

 

部屋の花を撮って拡大。シャープで美しい画質。

いいですね~

欲しくなりました。(ムリか…)

 

AF の速さは、そう速いという感じではありませんが、ストレスなく撮影できました。

AF測距点は、117点 / 425点 選択。ファインダーをのぞきながら、背面のフォーカスレバーのスティック操作でスピーディーにAF 位置を動かせます。AF モードは1 点、ゾーン、ワイドなど6 種類。

 

また、こうしたタイプのカメラだと、AF でなくマニュアルフォーカスで使う人も多そうです。ライブビューで画像を拡大してマニュアルでピントを厳密に追いこむ、という撮り方。それも操作しやすくなっています。

ライブビュー画像を拡大しているところ。


背面右上のダイヤル(リアコマンドダイヤル)を親指で押しこむと拡大表示モードに。そのままダイヤルを回すと拡大率が変わります。

拡大率は、2. 5 倍、4 倍、8 倍(等倍)、16. 7 倍。

等倍以上の拡大率で、納得できるまでピントを調整できるのがいいですね。

 

別売りのアダプターを付けると、EVF を縦にチルトしたり、横回転することが可能になります。

 

背面液晶モニターも3 方向に動かせるので、まさに自由自在。

 

ところで、高画素機の大敵はカメラの微ブレや振動。

ブレ防止、静音対策も考慮して、メカニカルシャッター(フォーカルプレーンシャッター)と電子シャッターを組み合わせた以下のシャッター方式が用意されています。

 ・メカニカルシャッター(最高1/4000秒)
 ・電子先幕シャッター(最高1/4000秒)
 ・電子シャッター(最高1/16000秒)
 ・メカ+電子シャッター(最高1/16000秒 )
 ・電子先幕シャッター+電子シャッター(最高1/16000秒)

電子シャッターでは完全無音になります。

こうしたきめ細かい設定ができるところ、さすがプロ機だと思いました。

 

カタログに掲載された「GFX 50S」のシステム。

縦位置バッテリーグリップはもちろん、過去の中判フイルムカメラ用H マウントレンズを使うためのアダプター、大判のビューカメラと接続するアダプターも用意。

 

カタログの作例。

GFX 50S   GF32-64mm F4 R LM WR   1/125秒  F5.6   ISO 100   PROVIA  Photographer : Linkai Kong )

 

「想定を超える予約」

これまでのプロ写真家のレビューを見ても好評の「GFX 50S 」ですが、予約が殺到しているとか。

2月22日に富士フイルムから次のような「お知らせ」が出ています。

『2月15日の発売日お知らせ以降、中判ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」、「フジノン GFレンズ」および専用アクセサリーは、想定を大きく超えるご予約をいただいており、一部製品について生産がご注文に追い付かない状況となっております。

そのため、ご注文いただいた製品をお届けするまでにしばらく日数をいただく場合があります。
お客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ありません。
 鋭意生産に努めており、約1か月後には本状況が解消する見通しです。』

サービスステーションで聞いた話でも、注文から1 カ月はかかるということでした。

高価なカメラですが、買える人(会社?)があるんですね…

 

画質比較

他のメーカーと比較した、実際の画質はどうなんでしょう。

「カメラマン」3月号に、5000万画素級の高画素機4 機種を比較した記事が出ていました。

「富士GFX 50S 」、「PENTAX 645 Z 」、「キャノンEOS 5Ds R 」、「ソニーα7R II」の解像感、高感度性能を風景撮影で「対決」させたもので、その結果はいずれも、

GFX 50S > α7R II > 5Ds R > 645 Z

という評価。『GFX 50S のシャープネスが抜きんでている!』と、ベタほめでした。

(PENTAXがかわいそう…)

カメラ本体のほかに、レンズ性能も影響すると思うので、鵜呑みにすることはできないと思いますがご参考までに。

 

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関連記事・サイト

  ・GFX 50s スペシャルサイト

  ・『ミラーレス中判カメラ「GFX 50S」と「X1D-50C」の方向性の違いに見る、カメラの使い分けの重要性』(GIZMODO)

  ・『男の120回払いも辞さない! 富士フイルム中判ミラーレス一眼「GFX 50S」実写レビュー #CPplus 』(GIZMODO)


温室の花たち

2017年02月23日 | 

大阪・咲くやこの花館の温室の花たちです。

望遠ズームにクローズアップレンズを装着。夕方になり時間がないので三脚は使わず手持ちで撮りました。

最初に熱帯雨林室のランから…

 

「レリア・アンケプス」。

熱帯雨林室に入ると最初に出迎えてくれる、軽やかなラン。

メキシコ原産のポピュラーな品種。0 度ぐらいの寒さにも耐えるそうです。

 

カトレヤの仲間を集めたコーナー。以下、品種名は省略。

 

 

 

手まりのように咲く「キノルキス・グッタタ  」 。

マダガスカルの標高1800 m 付近の岩場などに自生。 珍しいランですね。

 

咲き誇る白い花。デンドロビウムの仲間のようですが、ラベルが隠れていて不明。

 

「リンコスティリス(ギガンテア)」。

インド、タイ、マレーシア、中国南部原産の着生ラン。洋ラン展で割によく見かけます。

 

「アングレクム・セスキペダレ」。

「ダ―ウインのラン」とも呼ばれ、美しいというより、進化論の関連で知られている、マダガスカルのランです。

花の下にブランと垂れているのは、蜜がたまっている距(きょ)。昆虫が蜜を吸うには、花の中心から、この長い距(約30 ㎝ )のなかへストローのような口=口吻(こうふん)を差しこまなければなりません。そんな長い口を持つ昆虫がいるでしょうか…

ダーウインは1862年に、この花を入手。こうした異常に長い距から蜜を吸える蛾がいるはずだと予言しました。当時の学界では「そんな蛾がいるはずがない」と嘲笑されましたが、ダ―ウインの死後、なんとその長さの口吻をもつ「キサントパンスズメガ」が、マダガスカルで見つかり、予言が的中したとのこと。

花と昆虫がともに進化する「共進化」のモデルとされているそうです。下の写真がその「キサントパンスズメガ」です=WIKIPEDIAより(Natural History Museum of London)。

長い口吻をもつ「キサントパンスズメガ」。

花と昆虫の関係って面白い~

 

ラン展が各地で華やかに開かれるこの季節、咲くやこの花館でも3 月14 日から20 日まで「春の洋ラン展」が予定されています。

 

さて、ラン以外にも気の向くままに色々な花を撮ってきました。

 

熱帯スイレン。

 

熱帯スイレン。

 

「パボニア・グレドヒリイ」(熱帯花木室で)。

ブラジル原産の、ユニークな形の花。

 

「カリアンドラ・トウィーディー」。

これもブラジル原産。化粧パフのような形が分かるように横から撮ることが多いですが、真上から撮ってみました。

 

ピンク色が可愛い「クレロデンドルム・クアドリロクラレ」。

フィリピン原産です。

 

これはおなじみ、ブーゲンビレア。

家庭でも育ててみたい花。ただ最近のような寒波が来ると、戸外では冬越しできないおそれが…

 

鮮やかな「ブラジルデイコ(サイハイデイコ)」。

 

このあと、乾燥地植物室(サボテン&多肉植物室)へ。

 

多肉植物「エケべリア」の優しい花。

 

サボテン「高崎丸(エイチラミー)」。

 

「高崎丸(エイチラミー)」。

 

「ラウイ・ノビロ」。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM + ハクバ MCクローズアップレンズ No.2

    (熱帯スイレンなど一部はクローズアップレンズ不使用)


カカオとコーヒー展

2017年02月19日 | イベント

大阪・鶴見緑地の咲くやこの花館で開かれている「カカオとコーヒー展」を見てきました(1/31~2/26)。

バレンタインデーのころに合わせたのかどうか分かりませんが、恒例の企画のようで、以前にも見たことがあります。

今回は、会場に本格的なカフェが出店しているとのこと。

 

JoeDee’s Café (ジョーディーズカフェ)。

営業は1月31日~2月24日(2月18日を除く)。

 

珍しかったのは、ベトナム、ロシア、フランス、アメリカなど世界のアレンジコーヒーと、安心素材のパンやスイ―ツ。

もっとも、時間的に遅かったので、大半の食品は売り切れていましたが…

 

コーヒーはどれにしようか迷って、店員さんに「おすすめ」を聞きました。

とくに「おすすめ」はないそうですが、ロシアンコーヒー(フルーツのコンフィチュール=ジャム入り)か、ニューヨーク・カフェ(フレッシュクリームとへ―ゼルナッツ、シナモンの香り)はどうか、との話。

 

世界13か国のコーヒー。

結局、シナモンが好きなので、ニューヨーク・カフェにしました。

 

ニューヨーク・カフェ。

手前の天然酵母パン(ソーセージ、白ネギ、チーズ)も注文。

 

コーヒーはクリームのおかげでとてもまろやかな味。ほっこりするシナモンの良い香りを楽しみながら味わいました。

フ~ン、これがニューヨークの味か…

美味しかったですね。

 

コーヒー豆も販売していました。

「秘密にしておきたかった」松本珈琲、関西初! との触れ込み。

 

知りませんでしたなァ、大阪人としては。

なので、同館の説明をそのまま引用させてもらいます。

『今、東京・横浜を中心に、グルメな人々=有名料理研究家やシェフやコーヒー通をまさに虜(とりこ)にしている「松本珈琲」!
 豆から焙煎までこだわり抜いたその香りとおいしさは、飲んだ人だけが体感できる幸せ、と評判です。
 注文を受けてから丁寧に焙煎するため、量産できず、お招きしたくても、なかなか難しいとされていたところ、念願かなって、「咲くやこの花館」で催される「カカオとコーヒー展」にて、ハンドドリップの会を催してくださることになりました!!!』

 ハンドドリップの会は2月12日に開催済みなので、味わうことはできませんでした。残念…

 

また、同じ2月12日には、世界中のレストランで修業したという太田哲雄シェフの「アマゾンカカオのおいしいおはなし(試食付き) 」

もあったのですが、これも聞き逃し。

太田シェフは、イタリアのクラシックなレストランから始まって、予約が取れないほど人気のスペインのレストラン「エル・ブジ」で腕を磨き、さらにその後アマゾン料理まで研究したそうです。(KitchHike の記事参照)

そういう人の話、面白かっただろうな…

 

コーヒーやカカオの木を展示。

 

コーヒーの実(コーヒーチェリー)。熟すと赤くなります。

果肉を除いた種子がコーヒー豆(生豆)。

 

コーヒーの豆を入れる麻袋。30キロあるとのこと。

「重さを体験してみよう!」と描かれていましたが…

 

コーヒーの生豆は白っぽく、焙煎(加熱)すると、コーヒー豆らしい色に。

 

コーヒーについての色々な説明。

 

「エ?」とびっくりしたのがこの説明。超高価なジャコウネコのコーヒーやジャク―バ―ドコーヒーについてのもの。

驚いた理由は、あえて書きませんが、次の写真を拡大して読んでいただくと分かります。

 ← クリックで拡大します。

コーヒーも奥が深い。ウ~ン…

 

こちらはカカオの実。幹に直接実が成るので「幹生果」と呼ばれます。

 

実の中の果実を除いた種がカカオ豆。

カカオ豆をつぶすと、チョコレートやココアの原料になる、カカオ二ブスという黒いツブツブが出てきます。

 

「なるほど!ライブ解説」に参加することで、このカカオ二ブスを試食できました。

 

「なるほど!ライブ解説」。

 

手のひらに、カカオ二ブスを受けて、試食。

 

食べてみた感想は、味のない、硬いチョコレートのかけらという感じ。

そう苦くはないけれど、はっきり言っておいしいものではありません。

「お口直しに」と配られたチョコボールがなんと甘かったこと。

 

チョコレートの、あの甘さというのは、全く砂糖の甘みなんですね。あとの製造過程で混ぜられる、大量の砂糖の…

 

アステカ文明では、カカオ豆がお金として使われていたそうです。

100粒で奴隷が買える!?

現在のバレンタインチョコなら、「愛」が買える?

 

日本人と、チョコレートやコーヒーとのかかわり。

どちらも、遊女がいち早く味わっていたのではないかとの話。

 

「なるほど!ライブ解説」は割にたくさんの人が集まって、盛況でした。

11:45~、13:45~、15:45~の毎日3 回行われています(各回約15分)。

 

同展では2月25日(土)・26日(日)に、こだわりの食品を販売する 「Happyマルシェ」の出店も予定されています。

 

当方はこのあと、温室のランなどを撮って帰ってきました。

花の写真は次回に。

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撮影カメラ    ソニーRX100


世界らん展 日本大賞2017

2017年02月13日 | 

恒例の「世界らん展」が2 月11 日から、東京ドームで開幕しました(17 日まで)。

世界中から約3000種、10万株のランを集めた大規模な祭典。

 

たまたま開幕日に、娘と一緒に東京へ行く用事があったヨメさんに頼んで、会場風景を撮ってきてもらいました。

ちなみに、デジカメ初心者。カメラは、古いコンパクトカメラ「リコー CX1」(929万画素)です。

(愛機 ・ ソニーRX100 を貸そうかとも思いましたが… 万一のことがあると、このブログを続けられなくなるので…)

なお、一部の画像を修正しています。

 

世界らん展 日本大賞2017」の会場。

 

入り口の「オーキッド・ゲート」は、宝塚歌劇団が監修。

オーキッド・ミューズに宝塚歌劇月組トップスターの珠城りょうさんが就任。宝塚歌劇のブースでは衣装なども展示されます。また応募者の中から抽選で、観劇チケットも当たるそうです。

 

ゲートを入ったところで、まず観客を感嘆させるゴージャスなラン。

 

6 つの部門に分かれた作品展示のうち、これはディスプレイ部門の展示。

 

以下、気の向くままに撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはアート部門。

 

アート部門。

 

世界らん展ではおなじみの、華道家・假屋崎省吾さんの特別展示。

衣装が素晴らしく美しいです。

 

個別部門の最高賞・日本大賞。 永井清さん(神奈川)の 「デンドロビューム グロメラタム 'ロングウェル'」。

この賞は中々とれるものではありません。珍しい感じの花ですね。

 

会場中央に展示された日本大賞の周りは、こんな風に押すな押すな… 

よく頑張って撮ってきてくれました。

しっかり品種名のラベルを撮ってきたのもエライ。正確なメモになるので、花の写真撮影では大切なことです。

 

日本大賞の賞金は200万円とか。そのほか副賞としてベンツ1 台が贈られます。豪勢なものですね。

審査の仕組みは公式ホームページ参照)

 

賞をとった花には、勲章のようにリボンが付けられています。

 

カトレヤは、やはり華やかです。

 

世界らん展の公式ガイドブック。

 

人に撮ってきてもらったカットを見ると、「なるほど、こういうところに魅かれたんだ…」と、それはそれで新しい発見があって参考になります。

ただ、できれば自分が行って撮ってきたかったですけどね。

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撮影カメラ   リコー CX1


大阪ミナミ まち歩き(節分・立春)続き

2017年02月08日 | 風景・建物

立春の2月4日は、暦通り暖かく良い天気の日でした。

心斎橋筋から南へブラブラ歩きながら、気に入った店先などを撮ってきました。

 

ここはニューヨーク? 無国籍化しつつある大阪・ミナミ。

デニム・スポーツカジュアルのラルフ・ローレン

 

韓流ショップがありました(アイラブ韓流)。

 

いたるところにあふれる「熱烈歓迎」の文字。

今や中国の観光客抜きには商売が成り立たないのでは、と思うほど(ABC-MART Grand Stage大阪店)。

 

少し前は中国富裕層の“爆買い”が話題に。でも今は、ごくフツ―の青年男女が目立ちます。

いいことです。

 

シューズの店って多いですね。こちらは「OnitsukaTiger」。 店先のモコモコしたマスコットは、ぬいぐるみとシューズが一体になっています。

 

CALZEDONIA & intimissimi(カルツェドニア・インティミッシミ)」。昨年秋オープンした、イタリアのレッグウェアやビーチウェア専門ブランドとのこと。2階はランジェリー。

ファッションの新しい店が次々に。

 

WOmB(ウーム) 心斎橋店」。

 

おしゃれなファッション店が並ぶ中に、コテコテが混じるのが大阪。たこ焼きの「道頓堀 赤鬼」。

ミシュランガイドに掲載されたって。ホンマ!? …

 

串かつだるま」(法善寺店 )。

こちらはコワいおっさん。「ソースの二度付けはアカンで」と。

通天閣の町・新世界から出発して、道頓堀、法善寺など大阪に13 店舗。タイや台湾にも進出しているそうです。

 

道頓堀、宗右衛門町から千日前へ。“大阪らしく”ゴチャゴチャしてますなァ…

(一部画像修整)

 

段ボール回収のリヤカー、悠然と。

 

落ち着いたカフェもあります(星乃珈琲店)。

 

なんばグランド花月の前に来ました。吉本のお笑い芸人の似顔絵看板。

 

なんばグランド花月の横の、人気のたこ焼き店。

モノクロにすると意外にムードがありますね。

 

ついでながら、これは歩く途中に見かけた道頓堀たこ八総本店

大阪のたこ焼き屋でどこが一番並んでいるかという、正確な調査はありませんが、ここはトップクラスでは。

20 人余りの行列でした。

 

難波の高島屋前。路上ライブをやっていました。

 

昨年からイルミネーションが点灯中の、なんばパークス方面へ。

カメラを歩道わきの柵に乗せてスローシャッター。

 

なんばパークスなんばCITY の間にある、なんばカーニバルモールのイルミネーション(2016/11/11~2017/2/19)。

 

関空と難波を結ぶ特急「ラピート」を模したイルミネーション。

 

ここで「星空スタンド」というイベントが開かれていました(1/27~2/5)。

100 種類以上の日本酒をそろえた「星空日本酒ターミナル」。

 

好みのお酒を選び、冷酒か熱燗で試せます。

メチャクチャ賑わっていました(大げさでなく)。

 

南海沿線の3 漁港(田尻、岡田浦、加太)から仕入れた新鮮な魚介類がいっぱい。

焼きアナゴ、美味しそうですね~

 

お酒を手に、グルメ屋台を巡る楽しい企画。

 

居酒屋がそのまま引っ越して来たようです。約80 店舗が日替わりで出店。

飲み助にはたまりません。もう、終わってしまいましたが、残念ですね。

 

日本酒は塩で飲むのが通?

 

色々な塩。

そういえば、盛り塩を乗せた升酒ってありますね。酒を入れた升の角にちょこっと塩をのせて、塩をなめながら酒をチビチビ…

そんな粋な飲み方をする人も少なくなりましたが。

 

さて、これでミナミのまち歩きは終わりです。

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撮影カメラ    ソニーRX100


大阪ミナミ まち歩き(節分・立春)

2017年02月07日 | 風景・建物

2月3日の節分から立春にかけ、大阪・ミナミを、ぶらぶら歩いてスナップしてきました。

 

カメラはソニーRX100 。一部はモノクロにしています。

まずは法善寺界隈から。

 

法善寺の水掛不動さん。

ちょっと普段とは様子が違いますね。

節分会のこの日、昼間は法善寺の表参道にあたる南地中筋商店街の人たちも参加して法要、豆まき、酒樽の鏡開き、演芸などが行われました。夜は節分の護摩供養があるということで、その準備中でした。

厄払い、家内安全などの願いを託す護摩木は、大が1000円、小が500円。

 

護摩供養が営まれるところ。山伏姿の人が何人も。

法善寺でのこうした行事は初めて見ましたが、ホームページによると、毎月28日に護摩法要が行われているそうです。

 

この間、一般の人は外側での参拝となります。

護摩供養まではだいぶ時間がかかりそうだったので、次は法善寺横丁へ。

 

法善寺横丁。

石畳の路地の両側に小料理屋などが並ぶ、浪花情緒たっぷりの場所。

 

入り口で打ち水をする姿も。懐石料理の「本湖月」。

料理、器とも趣向をこらし、関西でもトップクラスとの評判。

なかなか、こういうお店には入る勇気がありません…

 

織田作之助の「夫婦善哉」に登場する「正弁丹吾亭」。

2014年2月から、がんこグループとなりました。

 

 店の前にある、平田春一(歌人)の石碑。

『かくばかり 鯛を食はゝ 鯛の奴
      うらみつらむか 或は否か』

食道楽で、鯛が好きな歌人だったんでしょうね。

 

「正弁丹吾亭」の向かいの「えび家」。

伊勢えび料理専門店。店先の生簀(いけす)で伊勢えびが泳いでいました。

 

藤島 桓夫「月の法善寺横丁」の石碑。

 

炉ばた焼「水かけ茶屋」のショーケース。

酔っ払いネコ、狐の嫁入り。面白いねェ…

 

法善寺横丁の周りにはこんなものもありました。

上方浮世絵館」、知りませんでした。今度来た時に入ってみましょう。

 

大阪の有名コーヒー店のひとつ「アラビヤ」も近くに。

ターバン男がデザインされたコーヒーカップが出ます。重厚な店の雰囲気も良さそうだったのですが、お客が多かったため、別のコーヒー店を探しました。

 

日を改めて2月4日の立春に、道頓堀、心斎橋筋、戎橋筋、千日前へと歩き、たまたま丸福珈琲店 の前に出ました。

 

丸福珈琲店 千日前本店」。

昭和9 年(1934)創業。「大阪の名店」と言われ、商店主、小説家、吉本の芸人さんらがよく来るそうで、本でも紹介されていますが、実際に入るのは初めて。

 

レトロで落ち着いた店内。

 

なかでも、この席はよさそうですね。

 

大倉陶園製、白磁・金縁のカップで出されるコーヒーは、噂通りとても濃い味。

角砂糖が二つ付いてくるのが、お店のこだわり。ホットケーキも名物です。

 

さて再び、まち歩きですが、続きは次回に。

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撮影カメラ   ソニーRX100

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関連記事・サイト

  ・法善寺ホームページ

  ・『道頓堀ぶらり』(2014年8月11日 記事)

  ・『法善寺横丁まつり(RX100試し撮り PartⅤ)』(2012年8月13日 記事)


2017年ライカあれこれ

2017年02月02日 | カメラ

ライカM10が出ました(希望小売価格、税込91万8,000円)。

 

ライカはここ数年「ライカM」のブランドにこだわり、「ライカM(Typ240)」などとしてきましたが、「M」にナンバーを加える以前の方式に戻ったようです。

デジカメinfo にライカとのインタビュー記事が出ています。

『(Typナンバーを止めて元の命名規則に戻すのか?)  ポルシェ911が常に911で、912や913にならないように、LEICA M は LEICA M なので、Mの後に数字を付けるのを止めたが、我々の意図に反してTypナンバーが機種名になってしまった(Typナンバーは単に区別のための数字のつもりだった)ので、元の機種名に戻すことにした。』

そうなんですね。

ということは今後「ライカM11 」「ライカM12 」となっていくの?

 

ライカM10(ライカホームページより)。

 

ライカM10の最大の特徴は、ボディの厚みがフィルムライカと同じになったこと。あのブサイクな分厚いデジタルライカから長い間かかってここまで来ました、という感じ。

聞けば、ユーザーから根強い要望があったとか。何層もあった電子回路を一層にすることによって、薄型化(もとのフイルムライカの厚みに)できたそうです。

ボディーの厚みが薄くなったということは、個人的にはとても好感。久しぶりに、良いフィーリングのライカです。

 

録画機能が省かれています。これはユーザーの希望。

ほとんどのライカユーザーは動画なんか撮らないらしいです。

 

かといって機能を省いたエントリー機ではありません。最も正統なライカではないかと…

 

ライカM10、試してみたいですね。

大阪、京都にショップがあります。買うあてもないのに冷やかすには、それなりに、緊張しますけど…

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関連サイト

   ・ライカM10実写レビュー(PHOTO YODOBASHI


春節祭 in 大阪天王寺

2017年02月02日 | イベント

旧正月を祝う中国の春節(2017年は1月28日)にあわせた「中国春節祭 in 大阪天王寺」が、天王寺公園エントランスエリア「てんしば」で開かれていました(1/27~1/29)。

ステージでの舞踏や演奏、食べ物の屋台、土産物販売など、にぎやかな日中交流イベントで、今年が第1回目。

 

28日、家族から「天王寺で何かイベントをやっているらしい」と聞いて、昼過ぎに出かけたので、途中からでしたが、面白かったですね。

 

「てんしば」で開かれた「中国春節祭 in 大阪天王寺」。

 

会場でもらったプログラムによると、ステージでは1月27日から盛りだくさんのパフォーマンスが披露されていたようです。

「中国東北ヤンコ踊り」「龍の舞」「チャイナドレスショー」「OSK日本歌劇団」「モンゴル舞踊」「雑技ショ―」「中国変面」「中国武術」などなど。

あらかじめ知っていたら、もっと早くから来て見られたのに…

 

この日のプログラム終盤に近い時間帯に到着。優美な中国の踊りの最中でした(演目は不明)。

 

次は「日本民間ダンスグループ 天水連」。

いったい何かと思えば、阿波踊りではないですか…

こんなところで阿波踊りが見られるとは! と、喜んで撮影。

 

大阪天水連」。70年以上の歴史がある本家「徳島天水連」の流れを汲む大阪のグループ。

 

 

 

 

 

 

イイですなァ~

テンポの良いお囃子に乗った伝統的な踊りのほか、モダンな感じの振り付けもありました。

中国春節のイベントなのに、日本の演目で申し訳ないですが、動画まで撮ってきました。

 

 

次は中国の二胡の演奏。

日中交流イベントにふさわしく日本の曲も取り入れ、見事な演奏。観客からアンコールの要望もありました。

中国でも相当なレベルの演奏家だったようです。

その妙技は、あとの動画でご覧ください。

 

最後は春節ではお馴染みの「獅子の舞」。

演じているのは成美高校・春暁倶楽部のみなさん。

 

 

派手な音楽に合わせて踊る獅子。アクロバットな動きは高校生とは思えないほど素晴らしい。

大きな目がパタパタとまばたきするのも可愛いかった…

 

先の二胡の演奏と合わせて動画にしてみました。

 

 

会場では、干支の鶏のマスコット・プレゼントもありました。

 じゃんけんで勝った大人や子供に配られました。

 

これがそのマスコット。屋台では600円で販売。旧正月の吉祥品なので、飛ぶように売れていました。

 

さて、屋台の食べ物のほうは、大変な人出で、行列、行列…

ラーメンか水餃子を試したかったのですが、待つのが大変なのであきらめました。

 

 から揚げほか多種多様の中国の食べ物。

 

アルコール52度! 強い酒ですね~

 

有名な刀削麺。マーラーとあるので辛そう。

 

刀削麺は、小麦粉を水で練った塊を、包丁で鍋の中へ削ぎ落としてゆでます。

もっぱら豪快なパフォーマンスが見もの。麺があちこち飛び散っています。

 

色々なものがありますねェ。

 

これは何? 見た目がモノスゴイ…

 

カイコの石焼きだって! 

これは、抵抗あるなァ…

でも店の人によると、結構売れたとか。

 

威勢の良い売り込みの声、食材の種類の圧倒的な多さ、中国のパワーを体感したイベントでした。

 

2015年秋に、天王寺公園の入り口をおしゃれに改装した「てんしば」。イルミネーションがきれいです。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM

  ソニーRX100 (動画も)