つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

キヤノン「16-35mm F4L IS」のDLO適用画像

2014年11月28日 | 風景・建物

この記事は、前ページ『キヤノン「16-35mm F4L IS」実写(長居植物園の紅葉)』と、その前の『キヤノン「16-35mm F4L IS」買ってしまった』の一部訂正になります。

DLO4.1.0 からEF16-35mm F4L IS USMに対応

この2つのページで、キヤノンEF16-35mm F4L IS USMが、『まだ純正RAW現像ソフト「Digital Photo Professional 」のレンズ補正機能「デジタルレンズオプティマイザ(DLO) 」の対象レンズになっていない」』と書いたのですが、実際には対象レンズになっていました。失礼しました。

「Digital Photo Professional 」の「デジタルレンズオプティマイザ(DLO) 」対象レンズ(11/28現在、Digital Photo Professional 4.1.1の画面)。

ちゃんとEF16-35mm F4L IS USMが入っています。

 

「デジタルレンズオプティマイザ 」は、レンズやカメラごとに異なる各種レンズ収差、絞りこみによる回折現象、ローパスフィルター、カラーフィルターといった要因による画質劣化を「逆関数化」し、レンズに入る前の光の状態に近いところまで画質を改善するキヤノンの技術。

これを適用すると、ファイル容量は肥大するものの、撮ったままの画像より格段に画質が良くなるというスグレもの。

カメラマンにとって大変ありがたい機能です。しかしすべてのEFレンズに対応しているわけではなく、とくに新発売のレンズなどは対象レンズになるまで時間的なギャップがありました。

EF16-35mm F4L IS USMの場合、6月に発売されてからDLOの対象レンズでない状態がしばらく続き、カメラ雑誌でもそのように書かれていたので、てっきりまだ非対応と思っていました。

言いわけになりますが、キヤノンのDLOのページ対象レンズ一覧も今年5月30日に更新されたまま。そのあと相次いで発売されたレンズは載っていないのですよね…

キヤノンさん、このあたりどうかと思うなァ…

 

10月30日のKAPAカメラネットには『【アップデート】キヤノン Digital Photo Professional(DPP)4.1.0/3.14.41』という記事が出ていて、このアップデートでDigital Photo Professional 4.1.0が、

・「EOS 7D Mark II」
・「EF16-35mm F4L IS USM」
・「EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」

に対応したことが書かれていました。私自身、こういう記事を見落としていたわけです。

 

今日、ともかく最新版にアップデートしようと思って、キヤノンのダウンロードページから「
Digital Photo Professional 4.1.1 for Windows 」(11月13日公開)をダウンロード。

そうすると、対象レンズにEF16-35mm F4L IS USM が入っていました。

 

あらためて、先日試し撮りした写真に適用してみると…

 ◆効果は絶大!

たとえばこの写真ですが、

DLOを適用しないままだと、左下隅の等倍画像は下のようになります。

DLO適用前の左下隅(等倍)。

カーブした白い装飾のふちに、緑や赤のにじみ(色収差)が見えます。

 

この写真にDLOを適用すると、

DLO適用後の左下隅(等倍)。

色にじみが消え、全体にすっきりシャープになりました。

 

ヤシの木の上部も見てみましょう。

DLO適用前(等倍)。

 

DLO適用後(等倍)。

やはり、わずかな色にじみが完全に消えました。

 

もうひとつ、次の写真の場合、

 

中央の部分で比較してみます。

DLO適用前(等倍)。

 

DLO適用後(等倍)。

シャープさが増しています。

 

右隅を見てみると、

DLO適用前(等倍)。

 

DLO適用後(等倍)。

色にじみが消え、カリカリにシャープな画像に。

 

DLOを使うことで、最高級レンズを手にした気分です。

いやあ、EF16-35mm F4L IS USM が素晴らしいレンズになりましたよ~

 


キヤノン「16-35mm F4L IS」実写(長居植物園の紅葉)

2014年11月26日 | 風景・建物

11月24日、キヤノンの新広角ズーム「EF16-35mm F4L IS USM」を、大阪・長居植物園で試し撮りしてきました。

ネットで良く見かける実写レビューでは、「JPEG撮って出し」 が一般的ですが、今回はRAWで撮影しDigital Photo Professional (DPP)で多少の色調整、シャープネスなどの画像処理をしています。カメラはEOS 6D。三脚は使っていません。

 

紅葉が見ごろの長居公園。陸上競技場ではスポーツイベントが開かれ、植物園も家族連れでにぎわっていました。(焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/125秒、ISO 100、露出補正 0、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:スタンダード、DPPシャープネス 4 )

 

周辺画質が良くなったという「EF16-35mm F4L IS USM」。中央と周辺を等倍で比較してみました。

中央付近(等倍)。

 

右上隅(等倍)。

 

右下隅(等倍)。

 

ピントは中央に合っているので、隅の描写は多少甘いですが、像がひどく流れたりはしていないようです。

 

長居植物園入り口付近。家族連れが弁当を広げていました。(焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/60秒、ISO 100、露出補正 +2/3、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:スタンダード、DPPシャープネス 4 )

 

同じように中央と四隅を等倍で見てみます。

中央付近(等倍)。

 

左上隅(等倍)。

 

左下隅(等倍)。

 

右上隅(等倍)。

 

右下隅(等倍)。

 

隅の画像を見ると、倍率色収差がわずかに分かりますね(左上の太い幹の左側に青、右側に赤のにじみ)。

でも全体的には色収差が良く抑制されている方です。DPPの「デジタルレンズオプティマイザ 」が対応してくれれば、このわずかな色収差も消えるのでは… と期待。(11/28訂正:すでに対応、色収差は消すことができます)

 

植物園の中にある大阪市立自然史博物館。入り口に吊り下げられているのは巨大なクジラの骨格。こういう被写体を楽に収められるのは超広角レンズならでは… (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/160秒、ISO 200、露出補正 +1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、DPPシャープネス 4 )

 

中央付近(等倍)。骨格の質感や吊り下げている金属など非常にシャープ。等倍でここまでの描写なら満足。

 

左上隅(等倍)。

 

右上隅(等倍)。隅にしては金網などが、くっきり写っていますね。

 

大阪市立自然史博物館の内部。展示物にだけ照明が当たり、かなり暗いです。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/125秒、ISO 8000、露出補正 0、ホワイトバランス:白熱電球、ピクチャースタイル:スタンダード、DPPシャープネス 3 )

 

中央付近、樹木の展示(等倍)。

 

左手前の子どものリュック(等倍)。暗くてもこの程度まで描写。EOS 6D の高感度性能のおかげもあります。

 

長居植物園のコスモス畑。この季節に、まだコスモスが咲いているとは。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF11、1/80秒、ISO 400、露出補正 +1/3、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 、この写真のみPLフィルター使用)

雲の影で手前が暗くなっています。レンズの周辺減光ではありません。

 

長居植物園のバラ園。曇ってきたので発色が良くないですが… (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/500秒、ISO 400、露出補正 +1  2/3、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

ヤシの木の上部(等倍)。

 

左下隅(等倍)。

 

植物園内を走るロードトレイン アドベンチャー号。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/500秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:スタンダード、DPPシャープネス 4 )

 

長居植物園のバラ。35mmにズームして撮影。このように標準レンズとしても使えるのは便利です。最短撮影距離は28cm。 (焦点距離 35mm、絞り優先AE 、絞りF4、1/1000秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、DPPシャープネス 3 )

 

華やかなモミジバフウ。超広角レンズ定番の構図。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/100秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

秋色に染まる長居植物園の大池。ガマが茂っています。 (焦点距離 35mm、絞り優先AE 、絞りF11、1/125秒、ISO 200、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

パンパスグラス。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF11、1/100秒、ISO 200、露出補正 0、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

長居植物園の渓流沿いのカエデやケヤキ。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF11、1/20秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

200数十万年前に栄え、大阪府内でも化石が出土するメタセコイア植物群。太古の原生林を再現した、長居植物園のなかでも好きな場所です。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/40秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

そびえ立つメタセコイア。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/15秒、ISO 400、露出補正 +2、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

メタセコイアの林の落日。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/20秒、ISO 400、露出補正 -2/3、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

太陽を入れましたがゴーストは出ていません。逆光にも強そう。(どのような状況でもゴーストが出ないというわけではなく、太陽の強さ、角度によっては出ます)

 

大池のほとりで。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/40秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

夕暮れの長居植物園。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/80秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

残照に映えるケヤキ。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/30秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

大池の暮色。 (焦点距離 16mm、絞り優先AE 、絞りF8、1/200秒、ISO 400、露出補正 +1、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景、DPPシャープネス 4 )

 

このレンズはまずまず気に入りました。これから色々な風景を撮影していきたいと思います。

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11/28 訂正

 キヤノンEF16-35mm F4L IS USMが、まだ純正RAW現像ソフト「Digital Photo Professional 」のレンズ補正機能「デジタルレンズオプティマイザ(DLO) 」の対象レンズになっていないように書いたのですが、実際には対象レンズになっていました。


キヤノン「16-35mm F4L IS」買ってしまった

2014年11月25日 | カメラ

今年6月に発売されたキヤノンの新しい広角ズームレンズ「EF16-35mm F4L IS USM」。

色々なネットのレビューで評判が良いので、買ってしまいました。

 

箱から出したばかりの「EF16-35mm F4L IS USM」。

レンズ本体のほか、レンズフード、キャップ、レンズケースが付属しています。アマゾンで133,218円(税込)。

防塵防滴のために必要とのことで、Kenko プロテクトフィルターも一緒に購入(3,859円)。

 

発売からしばらく経っていますが、あまり安い値段ではありませんでした。

価格.comの最安値だと128,904円(11/25現在)。

 

「画面の四隅までキレのいい高画質」(キヤノン)と手ブレ補正機構搭載が売り物のレンズ。

さて、実際の写りはどうなんでしょうか、紅葉の撮影などで試してみたいと思います。

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11/28訂正

 EF16-35mm F4L IS USMが『純正RAW現像ソフト「Digital Photo Professional 」のレンズ補正機能「デジタルレンズオプティマイザ 」の対象レンズになっていません。』と書きましたが、すでに対象レンズになっています。

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関連記事

 ・『キヤノンEF16-35mm F4L IS USM は価格は高いがとても高性能なレンズ』(デジカメinfo)

 ・『キヤノンEF16-35mm F4L IS USM は広角ズームとしてはハイレベルな解像力』(デジカメinfo)

 ・『EF16-35mm F4L IS USMスペシャルレビュー』(デジカメWatch)

 ・『キヤノンが誇る広角ズーム最新技術 』(デジカメWatch)

 ・『キヤノン、手ブレ補正搭載のEF広角ズーム「EF 16-35mm F4L IS USM」 』(デジカメWatch)


キヤノンの次のカメラ・レンズ

2014年11月23日 | カメラ

キヤノンがAPS-C機のフラッグシップ「EOS 7D Mark II 」の売り込みに必死になっている中、ネットでは早くも次のキヤノンのカメラやレンズの噂が出ています。

あわただしいですね。

 

EOS 6D Mark II は出る!


Camera News at Cameraegg という色々なカメラ関係のサイトの「受け売り」のようなサイトなんですが、キヤノンEOS 6D が、イギリスのアマゾンでdiscontinued(生産終了)になっているとのこと。

ということは、間もなく後継機が出るのではないかと噂されています。「EOS 6D Mark II」が出そうです。

予想スペックなど、全く出ていませんが、AFが改善されれば買い替えも検討かな…

でも重くなったらダメですよ~ 値段が高くなってもダメ。

 

EOS 5D Mark IV ?

そして、上位機のEOS 5D Mark III は「Mark IV」となってさらに高みを目指すようです。

 KenRockwell というサイトにやたら詳しい情報が出ていました。

スペックは、噂なのであえて翻訳しませんが、以下の通り。かなりすごい内容です。ニコンD810とほぼ同じ画素数(36 MP)。65点AF。7コマ/秒 連写 !  本当かしら…

Sensor:36 MP CMOS.

 14-bit linear ADC, 16-bit data pipelines, as the D3X.

 12-channel parallel readout.

Sensor Size:Full frame (23.9 x 36mm)

Live View:Two modes.

Video:To 1080/60p.

  ISO 50 ~ 204,800.

  Finder 98% coverage.(視野率100%じゃない?)

  0.72x with 50mm lens.

  18mm eyepoint.

 

AF:65 Points.

  Fine-tuning, if you have slight errors with certain lenses.

Shutter: 1/8,000 ~ 30 sec, bulb.

  Carbon fiber and Kevlar, tested to 150,000 cycles.Flash Sync: 1/200.

Frame Rate:7 FPS.

File Formats:JPG, and/or CR2 raw.

Rear LCD:3.2," 1,280,000 pixels.HDMI HD output.

Electronic Level:Yes, electronic virtual horizon.

Storage:Two CF slots.

Data Communication:USB 3.

Power       top

Rated for 1,250 shots.

Size:5.6 x 4.8 x 3.0" (142 x 123 x 77mm).

Weight:850gwith battery and SD card.775gwithout battery, card, strap, monitor cover or lens.

 

ウ~ム、分かりませんが、キヤノンはフルサイズ機種のラインナップ更新を考えているようです。

しかし、法外に高いカメラなんて売れませんよ~

できるだけお安くね…

 

神レンズ?

海外のキヤノンサイトがリークしていて、ほぼ出るのが間違いなさそうなレンズが「 EF 11-24 f/4L (f/2.8かも?)」。

今年最後のレンズかな…

 

リーク画像を見る限り、『神レンズ』の名を欲しいままにしているニコン「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」と良く似た形。前玉が電球のようにふくらみ、フィルターは付けられないようです。

 

でも開放F4だとニコンの相手にならないですね。

 

星景写真専門の人にとっては、開放F値がF2.8かF4かは、星の像が流れるかどうかという大変な違い。

 

少し前になりますが「はやぶさ」が流星のようになって帰還したとき、撮影した朝日新聞の科学担当の記者は、ニコンAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを、アダプターを介してキヤノンEOS 5D Mark II に付けていました。

もちろん赤道儀も使用。背景の銀河の星々が隅々まで点として写っているのを確認、「さすが神レンズ」と言っていました。

キヤノンの新EF 11-24 mm がこれに迫れるのかどうか、とても興味のあるところです。

 


クリスマスムード in 梅田

2014年11月23日 | 行事・歳時記

大阪・梅田のクリスマス風景を見てきました。

グランフロント大阪の「うめきた広場」に登場した、ウメダ☆スケートリンク「つるんつるん」が面白い。

「つるんつるん」。新聞にも出ていましたね。

 

グランフロント大阪のクリスマス・プロモーション「GRAND WISH CHRISTMAS 2014」のイベントのひとつ。

Xtraice(エクストラアイス)という樹脂性プレートを敷きつめたもので、氷を使わないため、電気や排水も不要なエコスケートリンクとのこと。

見ていると、転ぶ人もあまりなくて、氷より滑りやすいのかもしれません。これから冬休みにかけてにぎわいそう。

 

料金は、大人1,500円、小学生以下1,000円。

11月14日にオープン、来年2月15日までやっています(元日は休み)。

 

同じ「うめきた広場」では、クリスマスマーケット2014(11月22日~12月25日)の飾り付けが行われていました(撮影は11/19)。

クリスマスマーケットの小屋の屋根飾り。

 

本場ドイツのクリスマスの雰囲気を楽しむ催し。「ヒュッテ(ヨーロッパ式の山小屋)」が登場、クリスマス飾りやドイツビール、ホットワイン、ソーセージの販売があります。

 

(「ドイツ・クリスマスマーケット」は新梅田シティでも開催中です。)

 

グランフロント大阪のこのほかのイベントはニュースリリース(PDF)をご覧ください。(ファッションショーは終わってしまいましたが… )

 

隣接の大阪駅5階「時空(とき)の広場」では、おなじみの「トワイライトファンタジー」(11月5日~1月18日)がクリスマスムードを盛り上げ。

今年のコンセプトは「星空と海の光の世界」。

 

下は海とスノーマン、上には星空。

 

スノーマンが可愛いですね。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


キヤノン新100-400mmズームの感触

2014年11月20日 | カメラ

16年ぶりにリニューアルされた、キヤノンの超望遠ズーム「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」(12月下旬発売)。

キヤノンデジタルハウス梅田で先行展示されていたので、触ってきました。

 

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM。三脚座を装着、EOS 7D Mark II に付けたところ。

新製品同士の、この組み合わせがぴったり。

APS-C機なので、35mm判換算160-640mm の焦点距離。さらにエクステンダ―EF1.4×III を付けると224-896mm までカバー!!

(この場合、開放F値が望遠端でF8になりますが、EOS 7D Mark II なら中央1点でAFが効きます。)

レンズの強力な手ブレ補正機能(4段分)、7D Mark II の10コマ/秒の高速連写性能があれば、飛行機、鉄道、スポーツ、野生生物など動きものを手持ちで楽に撮影できそう。

 

 

三脚座を外したEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM。独立構造の三脚座はネジで簡単に外せるようになっています。

 

デカく見えますが、持ってみると上質な造りでホールド感が良く、あまり体力のない私でも楽に手持ち撮影できました。

店内のオブジェを片っぱしから連写。実に快感、快感…

AFは速く、フォーカスリミッタ―で「3m~∞」の範囲にしておくと、さらに速くなります。

 

400mmまでズームしたところ。さすがにここまで鏡筒が伸びます。

 

現行モデルにはない手ブレ補正モード「ISモード3」を試してみました。動きの激しい被写体を追うのに適したモードで、ファインダーをのぞいている間は手ブレ補正を効かさないため、ファインダー像が滑らかで、ギクシャクした感じがないそうです。

400mmで試してみると、ファインダーはブレまくり(ふだん、いかに手ブレ補正に頼っているかということ)。

しかし撮った画像はブレることなくピシッと決まっていました。

サッカーやラグビー選手の決定的瞬間を狙う、プロ向きのモードでしょうね。

ふつうは「ISモード1」のほうがファインダーは見やすいです。「ISモード2」は流し撮り用。

 

ズーム方式は現行の直進式から回転式に変更。

量販店で手に取った以外、現行モデルの使用経験がないので、はっきりしたことは言えませんが、他のレンズと同じ回転式の新モデルのほうが違和感がなく使いやすいように思います。

 

ズームの滑らかさ(固さ)を調整する「トルク調整リング」が付いています。ズームを固定したい時、微妙に動かしたいときに便利です。

 

現行レンズからスペックが大きく進化。仕様を比較してみると以下の通りです(キヤノンのパンフレットから引用)。

  新レンズ  現行レンズ   
  EF100-400mm
F4.5-5.6L IS II USM
EF100-400mm
F4.5-5.6L IS USM
焦点距離 100-400mm 100-400mm
開放F値 F4.5-5.6 F4.5-5.6
レンズ構成 16群21枚 14群17枚
絞り羽根枚数 9枚 8枚
最小絞り 32-40 32-38
蛍石レンズ 1枚 1枚
スーパーUDレンズ 1枚 1枚
ASC(Air Sphere Coating) ×
フッ素コーティング ×
ズーム方式 回転式 直進式
トルク調整リング
防塵・防滴構造 ×
手ブレ補正効果 4段分 約2段分
手ブレ補正モード ISモード1/2/3 ISモード1/2
最短撮影距離 0.98m 1.8m
最大撮影倍率 0.31倍 0.20倍
三脚座 独立式 リング式
フィルター径 77mm 77mm
最大径×長さ 94×193mm 92×189mm
質量 三脚座非装着時 約1,570g 約1,380g
三脚座装着時 約1,640g 約1,530g

 

新モデル(左)と現行モデルを並べて撮らせてもらいました(新モデルの焦点距離がやや中途半端な位置。スミマセン)。

新モデルの方が若干大きくなっているのですが、ほとんど同じに見えますね。

鏡筒の色は少し白さが増したのかな…

 

画質については、レンズ枚数も増え、新しいコーティング技術「ASC」が使われていることもあって『定評のあるEF70-200mm F2.8L IS II USM と同等の高画質を獲得。画面の隅々まで鮮明な描写。』(キヤノン)だとのこと。

これから出るレビューが楽しみです。

 

 実際に手に取るまでは、「自分にはあまり縁のない大物レンズ… 」と思っていましたが、試しているうち、ムラムラと欲しくなってきました。

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMEOS 7D Mark IIのセット。これは良いですよ~

合わせて50万円ぐらいしそうですが…

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撮影カメラ   ソニーRX100

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関連サイト

 ・キヤノンのニュースリリース

 ・デジカメWatch

 ・デジカメWatch(技術説明会)

 ・CAPAカメラネット


なんばパークスのイルミネーション 2014

2014年11月18日 | イベント

11月15日、大阪・ミナミのなんばパークスでイルミネーションを見てきました。

11月8日から始まった「なんば光旅」(来年2月15日まで)エリア6か所のひとつ。(なんば光旅のマップ

パークスガーデンを中心に、華やかな演出の数々。

 

去年も撮っているので、同じようなカットになるかもしれませんが、ご覧ください。

2階メインアプローチ。階段を上がるとパークスガーデンにつながります。

 

すぐにはパークスガーデンへ行かず、まず2階キャニオンストリートのイルミネーションから…

クリスマスツリー「光の妖精」。

 

さまざまに色が変化します。

 

青山フラワーマーケット。早くもクリスマスムードですね。

 

キャニオンストリート。

 

ずっと奥に行くと、「光の滝」があります。

「光の滝」。

去年も見ましたが、さらに大きくきらびやかになったとのこと。日本最大級の規模。

 

エレベーターで一気に上がり、キャニオンストリートの上から見るとこんな感じ。

 

8階円形劇場の「天空の庭」。

子どもたちがはしゃいでいました。

 

ここから、パークスガーデンを下へ降りていきました。

7階「花水木の広場」。

 

6階のカフェ「KUA AINA」。

海外リゾート風のテラス。イルミネーションのスポットではありませんが、雰囲気が良かったのでパチリ。

 

5階「せせらぎの杜」には美しいミラーボールがありました。

しかし、明暗差があり過ぎてうまく撮れず、パス… (アマチュアは撮れなければそれでいいし、気楽なもの)

 

4階「水の広場」。

 

3階「太陽の広場」。

壁や床にバラの模様などが投影されます。

 

再び、2階キャニオンストリート。「ハーレーダビッドソン」2015年モデルの展示イベントが開かれていました(11月15、16日)。

 

自分は乗れないし高価なもの(乗用車並み)ですが、興味だけはあったので撮ってみました。

ハードなバイクにはモノクロの方が似合うかな… と、以下はモノクロ(少し青味)で。

実際にまたがって、写真撮影するのもOK。

 

重厚な感じが良いですね。男のロマン…

 

メカニックな輝き。

 

乗り心地を試す女性も。カッコイイ…

 

キラキラシールをもらいました。

でもどこへ貼る?

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撮影カメラ   ソニーRX100

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関連記事

なんばパークスのイルミネーション Part 2(2013.11.18)

なんばパークスのイルミネーション Part 1(2013.11.17)


夜のエッフェル塔撮影 許可必要?

2014年11月16日 | モラル

11月も中旬を過ぎると、街はイルミネーション華やかな季節になりました。

そろそろ夜景を撮りに行こうかと思っていた矢先、こんな話がネットに出ていて、一時考え込んでしまいました。

 

エッフェル塔の夜の写真を撮影・シェアするのは違法のようです(昼はいいよ!)』(GIZMODOジャパン)

それはナイんじゃないの? と思って読んでみると、

『建物そのものは公共のものですが、それを彩るイルミネーションは、ライティングを生み出したアーティストの作品だというのです。そしてその作品を再現するためには、アーティストの許可がいります。』

『ただの一説ではなく、公式ウェブサイトには、エッフェル塔画像の商業利用は事前にSociété d'Exploitation de la Tour Eiffel(エッフェル塔管理事務所)へ許可を得る必要があるとの記載があります。』

とのこと。


そうだったのか! 

そこでさらに詳しく原文を読むうち、深入りする羽目に…

 

欧州は国によって撮影に制限

以下はGIZMODOの原文

『Sharing Night-Time Photos Of The Eiffel Tower Is Illegal(夜のエッフェル塔の写真をシェアするのは違法)』という見出し。

本文は、GIZMODO日本版とほぼ同じことが書かれています。

『楽しいが気の滅入る土曜日の午後(これって慣用句?)のような事実がある : 夜のエッフェル塔の写真を撮ってシェアすると著作権侵害になり、多額の罰金を科される恐れがある(もちろん、一般の人が自分撮りすることまで禁止されているわけではない)。』

『Torrent Freak の説明によればこうだ。建物自体はパブリックドメイン(公有--知的財産権がない状態)であるとしても、夜に建物を照らす光のショーはアート作品。したがって、それをreproducing(再生--たとえば写真を撮影)することはアーティストの許可が必要になる。それは、劇場のショーを撮影できないのと同じことだが、少し極端すぎる話でもある。』

 

引用元としてTorrent Freak というサイトの関連ページがリンクされていました。

Torrent Freak は、ファイルシェアリングについての著作権、プライバシー問題に詳しいサイトのようです。

しかし、このサイトもEU Observerというサイトをもとに書いています。

 

そこでEU Observer の該当するページへ飛ぶと、EUにおける複雑な著作権事情が書かれていました。

以下、おぼつかない英語力での拙訳です。

『---ベルギー、フランスの著作権法は欧州議会ビルの写真を禁止(By Nikolaj Nielsen 2014.11.04)---
あいまいなEUの著作権ルールの条項が意味するところによると、アトミウムのようなベルギーの公共建築物やフランスの夜のエッフェル塔の写真を出版する場合、だれでも権利所有者の事前の許可を得なければできない。
 このオプションルールがブリュッセルとストラスブールにある欧州議会ビルにも拡張される。』

 

フーン… 欧州議会ビルはいいとして、やっぱり夜のエッフェル塔の写真は面倒なんだ。

(一緒に併記されているアトミウムというのは、1958年のブリュッセル万国博覧会のために建設された、鉄の結晶構造をあらわすモニュメント。ベルギーの著作権団体が世界中に知的財産権を強く主張しているため、多くのサイトで黒塗り画像になったりしています。ウィキぺディアも、オーストリアにあるミニチュア写真で代替。アトミウムの写真を断りなく撮ってFacebookに載せると著作権の侵害になるとのこと。)

 

EU Observer をさらに読んでみると、

『EUの2001情報社会指令(著作権に関する規定)には、公共の場所にある建築物は無料で自由に写真を撮れる、という条項が含まれている。---(中略)---しかしこの条項はオプション。フランス、ベルギー、イタリアはこれを国内法化しないことを決めた。』

のだそうです。

EUは、通貨は別にして、それぞれ違う事情があるらしく、ややこしいですね。

EU Observer は、

『ルールは国によって異なる。
 たとえばブルガリア、ルーマニア、スロベニアでは、販売さえしなければ公共建築物を撮っても大丈夫だ。
 英国やオランダ、ドイツではだれでも、どのような目的でもリスクなく公共建築物の写真を撮ることができる。』

と書いています。

 

これ以上、特に興味のある方はEU Observer をお読みください。私としてはもう十分なので、訳すのはここまでにしました。また、著作権の専門家ではないので、誤訳があるかも知れませんし、理解不足があるかもしれません。ご了解願います。

 

The Eiffeltower in the blue hour, seen from the jardins du Trocadero

 The Eiffeltower in the blue hour, seen from the jardins du Trocadero (Ron.Jansen)

何とbeautiful! 

こういう写真を撮ってシェアするには事前の許可が必要だそうですが… 

flickr に掲載されている、おびただしいエッフェル塔の夜景写真がすべて許可を得たものかどうか。

(この写真がどうかということではなく)一般論としては、はなはだ疑問が残るところではあります。

 

日本では…

では、東京スカイツリーやビルの壁面などを彩る、日本の夜のイルミネーションはどうなのか。

 

文化庁の著作権に関するページによると、

公開の美術の著作物等の利用(著作権法 第46条)で、「屋外に設置された美術の著作物又は建築の著作物は,方法を問わず利用できる(若干の例外あり)」とあります。

「若干の例外」(してはならないこと)は、

(1)彫刻を彫刻として増製し,又はそれを公衆に譲渡すること。
(2)建築の著作物を建築として複製し,又はそれを公衆に譲渡すること。
(3)屋外に恒常的に設置するために複製すること。
(4)もっぱら販売目的で美術の著作物を複製し,又はそれを販売すること。

 

この4つに抵触しなければ、建物、舗道の彫刻などの写真を撮ってネットで公開するのはOKというわけ。イルミネーションも光の美術であり、これに含まれると思われます(そうでないとすると、ちょっと面倒なことになります)。

「屋外に設置された美術の著作物」が、ショーウインドウの場合は、屋外か屋内かの区別が微妙で見解が分かれるようです。

 

次のサイトも参考にしました。

著作権法相談コンサルティング

著作権法ガイド(無料引用のルール)

Moving Design Office

著作権で稼ぐ

 

「日本では大丈夫」ということで、自分なりに納得できたので、さっそく夜景を撮りに出かけました。(我ながら、理屈っぽい…)

その写真は次回に。

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11/17追記

ウィキペディアに『エッフェル塔自体の著作権は、既にパブリックドメインに属しているが、2003年に施されたライトアップ装飾によって「エッフェル塔に新たな創作性が付与された」と解釈され、2005年2月2日に改めてパリ市が著作権を取得した。このためライトアップされた夜景の映像を許諾無しに公表すると著作権侵害となってしまう。日本ではこのような規制はない。』という記述がありました。

 


古典菊の魅力 Part 2

2014年11月12日 | 

堺市大仙公園の日本庭園で開かれた堺市菊花大会(11/15まで)のうち、古典菊展示の続きです。

展示されているのは庭園の休憩舎周辺。

 

案内板がありました。

 

古典菊にはどんな種類があるのか、以下、案内板の解説をもとにまとめてみました(カッコ内は当ブログ補足。写真の品種名は鉢の名札に従っています)。

・嵯峨菊
 京都・大覚寺で長く門外不出とされてきた菊。嵯峨天皇に寵愛された格式ある系統。(下から上へ)七・五・三の花数で、箒作りに仕立てた花の姿は、凛として美しい。

・江戸菊
 江戸時代に作出された、花芯を包み込むような狂い咲き。珍奇な花を好む江戸っ子らしさがよく現れた系統。古典菊の中では豪華、圧巻の存在感。

・肥後菊
 肥後六撰花のひとつに数えられ、門外不出とし大事に守られてきた系統。本来は陳列や鑑賞方法に様々な作法があるとのこと。(肥後六撰花とは、椿・芍薬・花菖蒲・朝顔・菊・山茶花)

・伊勢菊
 伊勢神社に縁の深い菊。繊細な糸花弁がよれるように垂れ下がる独特の花姿。葉も繊細。

・丁字菊
 アネモネにも似て、花弁の中央がこんもりと盛り上がるように愛らしく咲く。江戸時代の園芸ブームに上方で発達した系統。江戸菊と同じく強健な性質。

 

 

肥後菊「香月」。

 

肥後菊「枚方白竜」。

 

丁字菊「恋の重荷」。

面白い名前ですね。

 

江戸菊「江戸黄八丈」。

 

丁字菊「右近」。

 


肥後菊「国の白杵」。

 

江戸菊「宝貴」。

 

嵯峨菊「田毎の月」。

 

嵯峨菊「御所紅」。

 

嵯峨菊ですが、これは名前分からず。

 

肥後菊「天の羽衣」。

花の姿にぴったりの命名では…

 

丁字菊「葛城」。

 

嵯峨菊「初瀬山」。

個人的には、やはり嵯峨菊が好き。

京都・大覚寺では、いま「嵯峨菊展」が開かれています(11/1~11/30)。(大覚寺のホームページ

 

伊勢菊はあまりに繊細なので撮り方が難しく、掲載をあきらめ(腕が未熟…)。

 

休憩舎では抹茶とお菓子の接待もあり、菊を見に来た人たちが、池の鯉などをながめながらほっこりした時間を過ごしていました。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24–105mm F4L IS USM


古典菊の魅力 Part 1

2014年11月10日 | 

いよいよ紅葉の季節が本番を迎えます。

写真愛好家にとっては待望のシーズン到来。

 

その前に、少しばかり菊の写真を載せます。

堺市の大仙公園にある日本庭園での菊花大会(10/15~11/15)。堺市内や近くの市などから、菊の愛好家が約150点の作品を出品。大輪や盆栽がメインですが、珍しい古典菊が展示されていたので、撮ってきました。

 

まず背景を飛ばした3枚から…

嵯峨菊「初瀬山」。

京都・大覚寺での展示を見て以来、大好きな菊です。

 

丁字菊「牛若丸」。

 

嵯峨菊「炎の舞」。

 

残りは次回に。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24–105mm F4L IS USM


キヤノンの新100-400ズーム

2014年11月08日 | カメラ

キヤノンユーザーにとって待望の、EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM(1998年11月発売)をリニューアルした後継レンズが間もなく発表されるようです。

デジカメinfo の読者からリークされた写真とスペックは次の通り。


 

 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(リーク情報)

・蛍石レンズ1枚、スーパーUDガラス1枚を使用
・新開発のAir Sphereコーティング(ASC)を初めて採用
・ISユニットはシャッタースピード4段分の効果
・スポーツ撮影用のISモード3を搭載
・最短撮影距離は0.98m
・最大撮影倍率は0.31倍
・絞り羽根は9枚の円形絞り
・AFモーターはリングタイプUSM
・回転ズーム
・ズームタッチ調整リング
・着脱可能な三脚座
・防塵防滴構造
・フッ素コーティング

 

現行のEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMより小型になったのでは、という噂もあったので、レンズのリアキャップの寸法を合わせて(大まかです)比べて見ました。

上が噂の新しい EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、下は現行レンズ(画像はThe-Digital-Picture.comより)。

 

現行レンズに比べて、ズングリ、ムックリに。

太ったのは、スタビライザーが強化された影響かもしれません。全長は少し短いか、あるいはそれほど変わらないように見えます。現行の直進ズームから回転ズームに変わったようです。コーティングも良くなったみたい。

ともかく16年ぶりのリニューアルなので、現行レンズのユーザー、スポーツ系フォトグラファーの注目を集めることは間違いなし。

 

個人的には、現行のEF100-400mm F4.5-5.6L IS USM でも重くて体力的にムリなので、あまり縁はなさそう。後継レンズがどれぐらい軽量になっているかにもよりますが、私には多分使いこなせないでしょうね。

フルサイズ対応の超望遠レンズはとにかく重い。こういうレンズを振り回せるのは若い人ですね。


フリー画像あれこれ

2014年11月07日 | 日記

◆「ブログ用の写真検索さん」終了

カメラの新製品を写真で紹介するときに良く利用していた、フリー画像検索サイト「ブログ用の写真検索さん」がこのほど、サービス終了となりました。

 

カメラの外観写真は、各メーカーのサービスセンターや販促イベント、量販店の店頭などで、できるだけ自分で撮るようにしてきました。しかし、すべての機種をカバーするのは難しいので、「ブログ用の写真検索さん」に頼っていたところがあります(当ブログでは「フリー画像」と表示)。

アマゾンの商品写真を利用したサービスで、写真をクリックするとアマゾンのページに飛んでしまうのが、いささか気になるところ。しかし、新製品発売後すぐに写真が登録され、サイズの変更も自在。ブログに載せることについて著作権的にもクリアされているため、実に便利なサイトでした。

下は、終了した同サイトのお知らせ。

 

2009年から行っていたサービスを「諸事情により」終了したとのこと。

 

カメラのフリー画像としては(それ以外の写真も)、一般人撮影の無料写真「商用無料の写真検索さん」が使えるのですが、こちらの方は内容が雑多で、希望する機種の写真があるかどうか不確定。あったとしても、本当にその機種なのか、ボディーの表示などで確かめる必要があります。

その意味で、「ブログ用の写真検索さん」が終了したことは本当に残念。

 

当ブログの他にも、惜しむ声が出ていました。

『 みんな!ブロガーだよ!*』

ZIBUNLOG

 

このうちの一つのブログがサービス終了の原因として推測しているのがこのページ。

SONOTA

見出しは「著作権侵害をせずに、芸能人の写真を思う存分使える『ブログ用の写真検索さん』が凄い!しかもクリックされれば自分の報酬にもなります。 」と刺激的。

「へえ、そんな使い方もあったのか」と思いました。芸能人の写真ネ… そんなの考えもしなかった… 

また、Amazonアソシエイトを経由している検索方法なので、自分のIDを入れれば収入につながるというわけです。

確かにちょっと「ヤバい」感じのする使い方ですね。

 

(ちなみに、当ブログは「goo」のブログシステムを利用していますが、無料での利用のため、Amazonアソシエイトは使えません。つまり、カメラの写真をクリックしてアマゾンに飛び、そこで購入に至ったとしても、当方には一銭も入りません。有料で「goo」を利用すればAmazonアソシエイトは可能になりますが、今のところそこまでは考えておりません。)

 

フリー画像サイト探し

というわけで、ほかにカメラ関係のフリー画像を提供してくれるサイトはないかな~ と探しているところです。

 

そんな中で、「写真素材 足成」は、ホームページの素材に向いた、きれいな画像がある無料写真素材サイト。カメラ関係というわけではありませんが、こんな写真を見つけました(いずれもフリー画像。肖像権はクリア)。

1972年発売の「フジカGP」。もちろんフイルムカメラです。

よく残っていましたね。壊れてさえいなければ、今でも結構良く写るそうです。

 

「Nikomat」。いやあ、懐かしい…

 

こちらは今風の「自分撮り」。

何かの記事に使えるかも…


シンデレラレンズ作例集(6)(神戸・旧ハンター住宅 Part 2)

2014年11月03日 | カメラ

神戸・北野に「ハンター坂」の名前を残すエドワード・ハズレット・ハンター(E.H.ハンター)。

幕末の動乱期に来日、明治時代の日本の近代化に大きく貢献した人物で、「大阪鉄工所」(現在の日立造船)の創業者でもあります(日立造船のページ参照)。

 

旧ハンター住宅でもらった神戸市の資料によると、

『旧ハンター住宅は、もと神戸市中央区北野町3丁目にあった建物を昭和38年に現在地(王子動物園)に移築したもので、現存する神戸の異人館の中では最大の規模のものの1つです。
 最初に作られたのがいつかは、はっきりとわかっていませんが、明治22年頃ドイツ人のA.グレッピー氏が英国人の技師に依頼して作ったものといわれています。その後、英国人のE.H.ハンター氏がこの建物を買い取り、改造して現在にみる建造物に仕上げたものです。
(中略)
 ベランダは、はじめ開放されていましたが、日本の風土に適さないために、美しくデザインされた窓がはめこまれました。』

とあります。

 

『日本の風土に適さないために… 』のくだりは、旧ハンター住宅について書かれた色々なブログで引用されていますが、具体的にはどういう理由があったんでしょうね。多分、たえず雨が吹き込むとか、想像はつきますが。

 

下は旧ハンター住宅の見取図です(上記神戸市の資料より)。(神戸市ホームページ参照)

「3階」とは、玄関の上にある塔の最上階のこと。住居としては2階までです。

1階の応接室や、食堂、ベランダを見て回った(Part 1 )あと、2階へ上がってみました。

 

重厚な階段の手すり。

 

階段の踊り場には、英国から取り寄せたというステンドグラスの大きな窓。

 

2階の廊下。

右側に、寝室として使われていた部屋が3つあります。突き当たりは居間。

 

寝室の1つ。今は応接セットが置かれています。

 

クラシックな部屋の雰囲気に似合う椅子。

 

もう1つの寝室に置かれているアンティーク家具。

 

扉の浮き彫り。

 

窓のカーテン。

 

ここで、レンズの解像感を見るため、アップにしてみました。

ピクセル100%画像。(EOS 6D   EF50mm F1.8 II   絞りF2.8、1/125秒、ISO400  画質RAW)

こうして見ると、さすがに「シンデレラレンズ」と言われるだけあって、ディテールがはっきり分かる良い描写です。

 

2階ベランダ。旧ハンター住宅の魅力は、この明るい日差しあふれるベランダですね。

 

窓から見える、ベランダの張り出し部分。

 

2階居間。2方向が開けていて、とても開放的。

 

居間のマントルピース。

部屋ごとに、マントルピースのデザインが違うのが面白いところ。下のタイルの柄も全部違います。

 

テーブルの上の水差し。

 

居間の片隅に置かれた、懐かしい足踏み式オルガン。

 

「YAMAHA ORGAN」と書かれています。

 

じっくり見学させてもらって外に出ました。

あらためて玄関の上にそびえる塔を撮影。

 

塔の2、3階の間のひさし部分をアップ。ピクセル100%画像にもかかわらず、鮮明ですね。(EOS 6D   EF50mm F1.8 II   絞りF8、1/100秒、ISO100、画質RAW)

やっぱりフルサイズは良い、そして安い「シンデレラレンズ」もハマるとGood。

 

旧ハンター住宅の外観。良く眺めると、細かなところまで実にさまざまな意匠が施されているのに気付きます。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF 50mm F1.8 II

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関連記事

   ・シンデレラレンズ作例集(5)(10/17 秋バラ)

   ・シンデレラレンズ作例集(4)(5/8)

   ・シンデレラレンズ作例集(3)(1/24)

   ・シンデレラレンズ作例集(2)(1/22)

   ・シンデレラレンズ作例集(1)(1/20)

 


シンデレラレンズ作例集(6)(神戸・旧ハンター住宅 Part 1)

2014年11月03日 | カメラ

先日、神戸へ行った時、一般公開されていた「旧ハンター住宅」を撮ってきました。

 

神戸市立王子動物園にある、異人館「旧ハンター住宅」。

(この写真のみ、画角の関係でEF24–105mm F4L IS USMで撮影)

 

以下の写真はすべて“シンデレラレンズ”ことEF 50mm F1.8 IIで撮っています。(トリミングは最小限にしていますので、ほぼ50mmそのままの画角です。RAW現像時に明暗、ホワイトバランス補正)

 

旧ハンター住宅」は、もと神戸・北野町にあった英国人実業家エドワード・ハズレット・ハンター氏の住居。昭和38年に現在の王子動物園に移築したもので、現存する神戸の異人館の中では最大の規模とか。国指定重要文化財です。

どういう経緯で動物園の敷地に移築したのかよくわかりません。北野にあったほうが観光には便利だったように思いますが…

 

今は4月、5月、10月に一般公開されています。

 

ハンター住宅入り口。

 

1階応接間のマントルピース。

 

ハンター氏と妻・愛子さんの写真が掲げられていました。

 

応接間のシャンデリア。

 

隣接する食堂から見た応接間。

部屋は「ブロークン・ぺディメント(破れ破風)」と呼ばれる額縁で仕切られています。

 

食堂。

 

食堂のマントルピース。

 

食堂のシャンデリア。

 

露出をアンダーにすると、ランプの模様が浮かび上がりました。

 

食堂のカーテン。

 

上の写真のピクセル100%画像。豪華な飾りです。

 

1階ベランダ。

 

明るい秋の日差し。チーク材の床に窓の模様を映していました。

 

ベランダの天井の照明器具。

 

2階の写真は次回に。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF 50mm F1.8 II