つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

愛染まつり 今年は寂しく

2018年06月28日 | モラル

大阪に本格的な夏の訪れを告げる風物詩「愛染まつり」が6月30日から始まります。

大阪市天王寺区、勝鬘院 愛染堂の夏祭りで、天神祭、住吉祭と合わせて大阪三大夏祭りの一つ。

 

しかし、今年は祭りの内容が大幅に縮小され、露店(縁日屋台)ナシ、初日の愛染娘の宝恵駕籠パレードもナシ。

そもそも愛染娘の募集自体行われておらず、夕方から境内で開かれていた演芸大会もありません。

愛染堂のページによると、例年通り行われるのは以下の行事だけ。

・秘仏本尊(愛染明王・大日大勝金剛尊)のご開帳
・初日の四天王寺による法要「夏越の大祓え大法要」
・大阪真言青年会による「愛染まつり護摩法要」
・摂州地車囃子かずらによる祭囃子の奉納
・境内での宝恵駕籠の常時ディスプレイ(写メ スポット)

 

大阪日日新聞には『愛染まつり原点回帰』(6/26)とあります。法要などお寺の宗教行事がメインになり、夏祭りのにぎわいはすっかり影をひそめた感じ。

 

2017年の愛染娘の宝恵駕籠パレード。今年は見られない(撮れない!)のが残念。


昨年までは、JR天王寺駅近くの「あべのキューズモール」で出発イベントの後、愛染娘の宝恵駕籠パレードが谷町筋を北上。愛染堂に着くと、境内で愛染娘を一人ずつ乗せてかご上げ、という華やかな風景がありました。

 

近隣トラブルが祭り縮小の原因

愛染まつりが大幅縮小されたのは、ここ数年の近隣トラブルが原因。露店が並ぶ谷町筋にごみが散乱、一部の若者が深夜まで騒いだり、暴走族が集まるのが常態化したためだそうです。

宝恵駕籠パレードなど昼間の行事を見た限りでは、良い感じの祭りの風景で、特に問題はなさそうでしたが、夜間がひどかったようです。ネットで関連記事を探すと「ヤンキ―ばかりで怖い」という書き込みもありました。

以下は、産経WESTの記事(5/8)から引用。

『「怖いイメージの祭りになってしまった」。愛染祭を主催する愛染堂勝鬘院の山岡武明住職はこう嘆く。
 愛染祭は、同院境内や大阪市天王寺区の主要道・谷町筋沿いが会場。周辺には民家も多く、最近はマンションも増えている。山岡住職によると、地元住民からの苦情がここ5年ほどで急増。「マンションに立ち小便をされた」「散乱するごみをどうにかしてほしい」など、祭りに訪れた一部の若者らへの苦情が警察や寺側に多数寄せられるようになったという。
 終電がなくなる深夜まで若者らが最寄り駅や歩道にたむろ。参拝客らに見せつけるように、谷町筋に暴走族が集まるのも恒例になってしまっていた。
 過去には花火を行う集団や、道路でキャッチボールをする人まで。祭りの実行委員会メンバーの男性は「昔と違い、愛染祭の雰囲気がおかしくなっている。暴れている若者たちは境内すら訪れず、周囲で騒いでいるだけの人も多い」と憤る。』

こういうひどい状態では、祭りを続けられないと、住職さんら関係者は深刻に悩まれたと想像されます。

このさい、思い切って祭りを原点に戻そうと、大幅縮小という決断に至ったのは、やむを得ないかも。

 

ただ、ゴミ問題や若者がたむろする誘因になる露店をなくすのは理解できるとして、愛染娘の宝恵駕籠パレードまでなくしてしまうのは、どうなんでしょうか…

近隣トラブルと、あまり関係がないのでは。

愛染まつりを無形民俗文化財として指定した大阪市の紹介文には、

『大阪市中の新地の芸者衆が駕籠を仕立てて行列し参拝する風習である宝恵駕籠(ほえかご)行列は、文献史料的には十日戎よりも先行する。』

と、歴史的価値を認めていることですし…

 

まあ、愛染娘の写真を撮りたいという、個人的な都合からそう思うのかもしれませんけどね。

 

大阪三大夏祭りのもうひとつ「天神祭」も苦境。府や市の補助金削減、協賛企業の撤退、警備費増大などで累積赤字が膨らみ、船渡御の規模を縮小する一方、クラウドファンディングでサポーターを募集中

伝統の祭りを続けていくのは、なかなか大変なようです。


大阪舞洲ゆり園とあじさい

2018年06月19日 | 

震度6弱の地震のショックがさめやらぬ大阪。

ここのところ、日本列島各地で地震や火山の噴火が相次いでいましたが、大阪周辺だけは“空白地帯”のような感じで…

 

しかし、やはり大阪でも大きな地震が。

阪神淡路大震災から23年。

あの恐怖が再びよみがえりました。

もう日本国中、地震の脅威のないところはないのだ、と思ったりしています。

 

                 ◇ ◇ ◇

 

地震が起きる前、6月14日に、大阪ベイエリアにある人工島・舞洲(まいしま)のゆり園へ行ってきたときの写真です。

大阪舞洲ゆり園。

2013年に誕生した、ユリの名所。250万輪が咲き乱れています。

 

ただ、ユリ園には食事をするところがなく、弁当の持ち込みもできないので、近くの「ホテル・ロッジ舞洲」で昼食をとってから回りました。

ユリ園の入園券+ホテルのバイキングのセットで3000円。

ホテルの庭園「森のガーデン」では「あじさい展」(無料)も開かれていて、食後に散策したところ、これが予想外に“拾いもの”。ちょうど見頃の時期で、美しかったですね。

以下、アジサイの写真を。

 

 

 

 

 

 

アジサイに囲まれたログハウス。

フィンランド、スウェーデン、アメリカ、カナダの4タイプの直輸入ログハウスが点在。2人から最大で8人まで宿泊することができます。

自然の中、小鳥のさえずりで目覚め、テラスではバーベキューも。いいでしょうね~

ホテル・ロッジ舞洲には、もちろん普通の客室も完備。こういうユニークなホテルが大阪湾岸にあるとは知りませんでした。

 

さて、お目当てのゆり園へ。

ものすごい数のピンクのユリ。「恋する桃色の丘」というスポット。個人的には、ここが一番フォトジェニック。

 

 

 

 

園内の売店では、ユリ苗の販売もやっていました。

ここでは軽食もあり、ユリの香りの「カサブランカ ソフトクリーム」(500円)を試しました。

本当に、ほのかなユリの香りがして良かったですね。

 

ユリの苗。

 

 

天気が良ければ、’夕焼けのユリ’が撮れる時間帯まで粘るつもりでしたが、午後からどんより曇ってきたのであきらめました。

フォトコンテスト(7月31日締め切り)は、大賞の賞金30万円とか!

 

この日のアジサイとユリを動画にまとめています。

 動画の後半、ゆり園のBGM で歌っているのは、著作権フリーの音源サイト DOVA-SYNDROME に自作のボーカル曲を公開している「はな P ∞(無限大)」さんです。

  【 FREE WAY - かがやくキセキ - 】作詞・作曲・歌:はなP∞

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

    EF24-105mm F4L IS USM


フライボード選手権2018

2018年06月11日 | イベント

全日本フライボード選手権2018」が5月26、27の両日、大阪・天満の八軒家浜で開催。大阪では初めての開催ということで、26日に見てきました。

その後、ヨドバシカメラの撮影会があったり、フライボードも動画編集を優先したりで、こちらのブログでの紹介がすっかり遅くなってしまいました。

大川沿いの八軒家浜で開会式。

フライボードの大会は海や湖で開催されることが多く、都会の真ん中での開催は珍しいです。

 

まだ馴染みの薄いフライボードという競技、まず説明が必要ですね。

2012年、フランスのザパタレーシングから発売された新しい形のマリンレジャー装置。水上バイクとホースでつなぎ、水上バイクが排出する水圧を利用して跳びまわるもの。スラローム、回転、ダイビングなどの技を競います。

今回の大阪での大会では、年齢などで6部門に分かれて演技、プロ部門での優勝者がフランスで開かれるワールドカップに派遣されるということでした。

 

レディース部門で優勝した浅野遥さんの演技。

過去にワールドカップで準優勝した実力のある人。みごとでした。

 

高さ10数メートルもの高さまで浮上することができ、そのダイナミックさに魅了されます。

以下、妙技の数々を…

 

 

 

 

 

選手の競技の合間には、一般客の体験レッスンもありました。空中で姿勢を保つのがまず難しいようです。

水を噴射する勢いの調節は水上バイクに乗った人が操作しており、ペアでの呼吸も大事。

 

大会の主催者が書いているページを見ると、日本にフライボードのワールドカップを誘致するのが夢だそうです。

大会を盛り上げるため、フライボードガールなる6人の女性も。

モータースポーツのレースクイーンといったところでしよう。

 

フライボードガール。

ボートに乗っての撮影会(有料)もありましたが、私は参加せず。(何か、気恥ずかしくて…)

 

動画をYouTube にアップしたところ、全日本フライボード選手権実行委員会 のツイッタ―でも紹介されました。

 

 

爽快で涼しそうなスポーツ。これからの季節、海や湖で実際にやってみたいという人が増えてくるのでは。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D Mark II 

  タムロン AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF]MACRO