つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

京都・永観堂の紅葉 2019

2019年11月30日 | 風景・建物

好天の11月29日、京都・永観堂の紅葉を見てきました。

所要があったので、2時間余りの駆け足撮影でしたが、さすがに「もみじの永観堂」と呼ばれるのにふさわしい、期待通りのきれいな紅葉でした。

境内の中央にある放生池。

総門(出入り口)近くの土塀越しに。

木漏れ日の庭。

 

 

 

茶店の周り。

本当に真っ赤(PLフィルターはつけていますが、画像ソフトで色の強調はしていません)。永観堂のもみじは、品種が特別なのではないかと思うほど鮮やかです。

観光客が押し寄せるはず・・・

この日は平日だったので、まだましですが、タクシーの運転手によると、週末の11月23日から、24、25日までの3日間は大混雑だったそうです。

 

撮影のほか堂内も拝観、「みかえり阿弥陀仏」を拝んできました。

阿弥陀堂へ行く途中で見た、釈迦堂の障壁画「二河白道」(関口雄渾氏筆)も迫力がありました=「関口雄渾の道」(PDF)参照。

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撮影カメラ・レンズ

   Canon EOS 6D Mark II 

   EF24-105mm F4L IS USM

   PLフィルター使用


晩秋の奈良・正倉院展

2019年11月15日 | 風景・建物

晩秋の奈良へ。

古都の秋を撮るのと、第71回正倉院展(2019.10.26~11.14)を見るのが目的。

正倉院展は例年混雑がひどいので、「待ち時間なしで済む」平日夕方の時間帯を選びました。

奈良公園。後方は興福寺五重塔。

五重塔。日没が迫っていることもあって秋色深く。

興福寺南円堂。

奈良公園一帯の本格的な紅葉は、まだまだですが、部分的に色づいていました。

南円堂と鹿。

南円堂に参拝する人たち。外国人観光客の姿が目立ちます。

夕暮れの南円堂。

興福寺中金堂。2018年10月、1300年前の創建時と同じ大スケール・様式で再建されました。

柱の礎石らしきものが散在する周辺一帯を含めて広大な敷地が柵で囲まれています。(観覧有料)

こちらは東金堂と五重塔。

重厚で雄渾な興福寺の五重塔、大好きです。

中金堂の前庭から見る日没。正面は南円堂。

ここまではキヤノンEOS 6D II で撮影。

 

以下はスマホ(Galaxy S10)で撮りました。

正倉院展が開かれている奈良国立博物館に到着。

入り口には読売新聞の特別版。

今回は天皇陛下御即位記念。長い歴史を持つ正倉院展でも特別の意味合いがあります。

宝物が展示されている2階は撮影禁止。なので展示の写真はナシです。

 

教科書で見た「鳥毛立女屏風(とりげりつじょびょうぶ)」。姿が違う6枚の絵から出来ていたんですね。初めて知りました・・・

目玉のひとつ、七弦の琴「金銀平文琴(きんぎんひょうもんきん)」も、手のこんだ素晴らしいもの。

天皇が使った冠の装飾「礼服御冠残欠(らいふくおんかんむりざんけつ)」を、食い入るように鑑賞。金色の鳳凰の金具や、直径2mmぐらいかと思われる極小のサンゴなどの珠を連ねた数珠飾り(冠の周囲に吊り下げたものとのこと)等々、精緻の極限!

昔の匠(たくみ)の技は凄いです。

 

 1階のグッズ売り場。

 

 

 

色々迷いましたが結局、図録を購入。

閉館時間までいたので、外へ出るともう真っ暗になっていました。会場前では古茶室「八窓庵」のライトアップ。もとは興福寺大乗院の庭園にあり「大和三茶室」と称されたとか。

「八窓庵」のライトアップ。

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撮影カメラ・レンズ

   Canon EOS 6D Mark II 

     EF24-105mm F4L IS USM

   Galaxy S10 (正倉院展会場)


86年ぶり建て替え 大丸心斎橋店本館ぶらり

2019年10月10日 | 風景・建物

新しく生まれ変わった「大丸心斎橋店本館」を見てきました。

老朽化(主に耐震性)のため、2015年末に閉館。3年半以上もの工期をかけて建て替え工事。長かったですね~

2019年9月20日(金)、リニューアルオープン。(大丸心斎橋店特設サイト

クラシックな外観はそのまま

「大丸」に親しんでいた大阪人としては、「オ―、前と全く同じやん… 」と、意外な驚き。

ウィリアム・メレル・ヴォーリズの最高傑作とされる建物。建て替え後も外観を活かす、という話は聞いていました。

ただ、ここまでそっくり復元するとは…

とくに御堂筋側は、玄関の装飾、外壁、ショーウインドーの赤い日よけなど、以前と変わりません。建て替えられたことが分からないほど。

 リニューアルオープンした、大丸心斎橋店本館の御堂筋側玄関。

一方、こちらは反対側の心斎橋筋の中央玄関。

 シンボル・孔雀のレリーフはそのままですが、庇(ひさし)がなくなりました。

美術館のような1階フロア

御堂筋側に戻って…

玄関ホールの天井がユニーク。

特徴ある幾何学模様。これも、ヴォーリズ建築特有のアール・デコ様式かな?

玄関ホールと1階フロアを隔てるドア。上部にイソップの寓話を描いたステンドグラス。

有名ブランドの化粧品・アクセサリーが並ぶ1階の売り場。この豪華さは見もの。

幾何学模様が再現された天井。気のせいか明るくなった気がします。

以前より柱と柱の間隔が広くなったそうで、そのせいかも。

あまりきれいなので、写真に撮りたいと、店内のスタッフに聞いてみたところ「原則的に店内は撮影禁止ですが、黙認というか… 皆さん、撮っておられます… 」とのことで、撮らせてもらいました。

(リニューアル直後の盛り上がりのなかでの対応のよう。今後も撮影OKが続くかどうかは微妙。)

芸術的なエレベーターホール。新旧の部材をあわせて復元されました。

六角形の時計も以前のまま。

大丸心斎橋店の装飾のいたるところで、八画形あるいは六角形の星が使われているのに気付きます。

なかでも六角形の星「ダビデの星」(六芒星)は幸せを象徴するものとして、敬虔なクリスチャンであったヴォーリズがデザインに取り入れたとか。

鏡面天井を採用した現代的なコーナーも。

1階フロアに期間限定で展示されていた、名和晃平氏の彫刻「鳳/凰 Ho/Oh」(木彫に金箔、プラチナ箔)。

心斎橋筋側に掲げられている、大丸のシンボル「孔雀」は、初代店舗が戦災で焼失したあと、再建を願って不死鳥“フェニックス”のレリーフをアメリカの会社に依頼、しかし、どういう事情からか“孔雀”になったというエピソードがあります。

 これをもとに、幻となっていた“フェニックス”を東洋の“鳳凰”になぞらえ製作された、と作品の説明に。

(10/11まで1階フロアで展示。その後御堂筋側ウィンドウに移設、展示の予定。)

 

なくなった中2階や古い階段

旧本館には古めかしい中2階が残り、カフェがありました。また重厚な大理石造りの階段が、大丸らしさを感じさせるものでした。いずれもリニューアルで姿を消したようです。

階段の名残りがあるのでは、と探しましたが見つけられませんでした。

まあ、何もかも残すのは難しいでしょう…

エスカレーターで2階へ。

 

2階 ラグジュアリーファッション・ジュエリー

ここから上の階へは、高級ファッションブランドの世界。

 

3階  ラグジュアリーファッション・シューズ  

 

●4階 ファッション ウェア/ファッション雑貨

 

● 5F ファッション ウエア/レディスシューズ/ランジェリー/ゴルフウエア/カフェ

1階から10階までのエスカレーター壁面には、巨大LEDモニター「D-WALL」。

カラフルなLED映像は、季節や時間帯によって変化。

 

●6階 ファッション メンズウェア/ファッション雑貨/時計/メガネ/カメラ

オジサン向きのフロアですね、何となくホッとします。

 この6階には、「ライカ大丸心斎橋店」があります。

2013年3月、当時関西初のライカストアとして旧本館にオープン。建て替えを経て帰ってきました。(店舗の写真は撮り忘れ)

リニューアルオープンを記念して、渋~いグレーボディーの「ライカM10-P "Black & Grey" Edition」(国内限定40台、税別1,060,000円)を発売。店内で写真展「ブルース・デビッドソン展」が開かれています(2020年3月24日まで)。

【ライカ大丸心斎橋店オープン記念モデル】「ライカM10-P "Black & Grey" Edition」(写真はライカのページより)

 

余談になりますが、このライカストアで、9月18日の内覧会にトークショーをしたという、写真家のハ―ビ―・山口さんがツイッターできれいな本館全景写真を紹介していました。

「宿泊していた日航ホテルの部屋からの眺めなんですが、日暮れから輝き始める光が際立っていました。」とのこと。

 

7階 心斎橋ひとときテラス ビューティー/ベビー&キッズ/ファッション/カフェ

7階は旧本館の屋上にあたる場所。「心斎橋ひとときテラス」という、憩いの空間が。

カフェ・レストランのテラス席で、くつろぎのティータイムはいかが…

御堂筋を眼下に眺められるオアシス。

道路を覗き込むと、ちょっと怖いけど… 

大丈夫、厚いガラスで隔てられているので。

植え込みにはオリーブ、ローズマリーなど。

復元された「水晶塔」。

旧本館屋上の角にあったもので、大丸のシンボルのひとつ。

「心斎橋ひとときテラス」から続くレストラン・カフェ「TUFFE TERRACE EAT」(トゥッフェ テラス イート)。

ランチやディナーのほかバーベキューもOK。

 

8階 ライフスタイル雑貨/美術/呉服/宝飾/ギフトサロン・商品券

日本各地の優れた伝統工芸品を集めたフロア。

 

9階 ジャパンポップカルチャー キャラクター/トラベル/ベビー&キッズ/コンビニエンスストア/カフェ

ポケモンをはじめ日本の人気アニメ・漫画のキャラクター商品。

最近ミナミにできた「エディオンなんば本店」(6/287/5 記事参照)もそうですが、いまやインバウンド需要にあわせたフロアは不可欠なのかも。

ま、外国人観光客であふれる心斎橋という場所柄もあります。

 

10階 レストラン

和・洋・中・韓。名店ぞろいのレストランフロア。

中国料理 梅梅。

すし萬。

個人的に大好き。東京は別にして、上方の寿司ではまず間違いない、老舗の味… 

歌舞伎役者や俳優から開店祝いの花が届いていました。

味のガイドブックにもよく取り上げられている、釜焚きの銀シャリにこだわった「げこ亭」。

食べものの続きで、ここから地下へ。

 

B1 フーズ/婦人洋品雑貨

 お菓子や総菜。いわゆる“デパ地下”。

地下1、2階の吹き抜け空間。

 

B2 心斎橋フードホール

夜11時まで利用できる、地下2階のフードホールは、大丸心斎橋店本館の目玉のひとつ。

周囲の店で購入した食材やお酒を、中央の共用席(約200席)で楽しめる、今流行のスタイルです。

席を確保してから、スマホの専用アプリで料理を注して決済。料理ができると通知が届くので取りに行く、というシステムも導入したそうです。

何やら、時代が変わりましたなァ~

 

どんな店があるのか、まず地元浪花の“味”から。

大きなタコが目を引きます。道頓堀に本店がある、たこ焼・明石焼の「たこ家 道頓堀くくる」。

道頓堀の「今井」といえば、芸能人にも人気のお店。うどんが美味しい。

同じく道頓堀の黒毛和牛専門店「はり重」。

肉を買えるほか、イートインの『はり重グリル』でビーフカツなどの食事もできます。

 

浪花の味の他にも、色々美味しそうなものが…

神戸・南京町から出店した、ビーフンと焼小籠包の「YUNYUN(ユンユン)」。

魚屋直営のにぎり寿し、海鮮丼の「魚くみ 魚BAR(うおばる)」。

「Artisan de la Truffe(アルティザン ドゥ ラ トリュフ)」は、関西初出店。フランス・パリの トリュフ専門店。

フレッシュトリュフを贅沢にのせた クリームソース タリアテッレ(税抜 1,400円)など、パリの味をデパートで手軽に。 一度試してみたい!

「世界酒BAR セカサケ」。

『ソムリエ、利酒師が選ぶ日本と世界の美酒を最高の状態で提供』とのこと。珍味もあります。

「本日のカクテル」「今月の樽酒」「おすすめ日本酒のみくらべ」など左党を誘惑するメニュー。

 

このほか、肉料理専門バルやフカヒレたっぷりの中華料理店も。

ウ~ン、たまりません。

 

以上、大丸心斎橋店本館のPRみたいになってしまいました。(広告料はもらっていません…)

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◆関連記事・サイト

 ・大丸心斎橋店本館フロアガイド

 ・『大丸心斎橋店、86年ぶりに建て替えた本館がついに開業。旧本館から復元した内外装を見てみた』(トラベルWatch)

 ・『9月20日リニューアルオープンの大丸心斎橋店 本館にライカストア』(デジカメWatch)

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撮影カメラ    ソニーRX100


残暑の入道雲

2019年09月02日 | 風景・建物

雨や曇りの多い一週間が過ぎて、9月2日は素晴らしい晴天に。

残暑のなか、空を見上げると入道雲が出ていました。

「まだ夏だよ~」と言っているような、迫力のある入道雲。(画像補正で一部の電線を消しています)

こういう雲、好きですね。

 

日本気象協会によると、近畿地方では、9月7日ごろまで厳しい暑さがぶり返す日もありそう、とのこと。

そのあと、9月2週(8日~14日)は、気温が平年並みか平年より低くなり、残暑が落ち着く見込み。

3週目から4週目にかけて(15日~28日)は、気温がほぼ平年並み。順調に季節は秋へと移り変わる… としています。

 

今年は梅雨明けが遅く、本格的な夏が短かったので、個人的にはもう少し夏が続いてほしい(?)気分。

でも否応なく秋は来て、しみじみとした気分になるのでしょう。

 

記事の締めに、この入道雲にふさわしい俳句がないかと、歳時記をめくりましたが、適当な句は見当たらず。

代わりに次の一句。

 

炎天を槍のごとくに涼気過ぐ   飯田蛇笏

 


堺市の豪華ホール 竣工見学会

2019年02月27日 | 風景・建物

堺市が旧市民会館の跡地に建設していた、「堺市民芸術文化ホール」(愛称・フェニーチェ堺)が竣工。2月24日に見学会があり、注目の大ホールなどを見てきました。

 

堺市民芸術文化ホール」(愛称・フェニーチェ堺)。

 

堺市の中心街、フェニックス通りのそばにあります(左側)。

 

愛称の「フェニーチェ」は、イタリア語で不死鳥を意味。

大坂夏の陣、第二次世界大戦で焦土となった堺市が、そのたびに不死鳥のごとく蘇ってきた歴史にちなんで名付けられたとのこと。

建物の周囲には、かつての自治都市・堺の環濠をイメージした、水盤(カスケード)も。

 

旧市民会館が老朽化したためのリニューアルで、建設予算144億円余りをかけた大規模事業です。

 

東側の入り口を入ったところ。

 

3層吹き抜けの開放的な空間は「交流・創作ガレリア」。

市民の作品展示やミニコンサートなど、交流・文化活動のスペース。

 

見たかったのは大ホールですが、この日の見学順路に従って、まずは小ホールから。

小ホール。

客席は312席。シートが爽やかな色でした。

 

客席から見るステージ。

舞台との距離が近いので、小規模なコンサート、演劇、伝統芸能向き。

両サイドにはバルコニー式の客席も。

このホールでは10月1日、こけら落とし公演としてNHKテレビ「ガッテン」でおなじみの立川志の輔さんの「志の輔らくご」が予定されています。

 

小ホールの舞台まわり。音響反射板などは可動式で、幕も付けられます。

 

さて、次は大ホールへ。

 

大ホール。

見学の人たちから、思わず「オ―、すごい!」という声が。

 

2000人収容の客席。1階のほか3層のバルコニー式客席があり、オペラ鑑賞にも似合いそうな“プレミアム”な雰囲気。

 

 

2000席のホールは、全国的にも大きい規模で、堺市によると「南大阪で最大」。

大阪市内には、フェスティバルホール(2700席)、オリックス劇場(2400席)といった大きいホールがありますが、クラシック音楽の殿堂、ザ・シンフォニーホール(1704席)よりは、「フェニーチェ堺」の方が大きいです。

 

舞台に上がり、アーティストになった気分で客席をながめることができました。見学会ならではの光景。

(こんなこと、もう生涯ないだろうなァ~)

 

この日の舞台はコンサート仕様。バックに音響反射板を設けているため狭めになっているとの説明。音響反射板を移動させると広々とした舞台になり、大がかりな装置を使用しての演劇やイベントに対応できるそうです。

 

突きあたり右奥の出入り口を抜けると、真っ暗な舞台裏へ…

巨大な空間が広がる舞台裏。

広さと、スゴ味のある装置にびっくりしました。現代最先端の舞台裏なんでしょうね。

 

こちらは楽屋の一つ。イスなど備品はまだ搬入されていません。

 

大ホールの舞台と同じ広さがあり、リハーサルに使える大スタジオ。

左側の壁面を外すと総鏡張りになり、ダンスの練習に最適。

 

小スタジオ。

大きさの違う小スタジオが3部屋。ピアノや軽音楽、コーラスの練習に。

 

多目的室。

合唱、ダンス、バレエの練習、集会など色々な用途に使えます。

 

このほか、各種講座・会議のための文化交流室、別棟には(まだ営業していませんでしたが)イタリアンレストランも。

 

 「フェニーチェ堺」のグランドオープンは10月。オープニング公演の日程も決まっています(写真はパンフレットより)。

ホセ・カレーラス スペシャルコンサート(11/10、佐渡裕指揮・日本センチュリー交響楽団)をはじめ、クラシック音楽公演が目白押し。

 

地元・登美丘高校ダンス部やポップスグループの公演も予定されているようです。

詳しくは同ホールのページをご覧ください。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

   EF16-35mm F4L IS USM


冬の大阪城公園散歩

2019年01月26日 | 風景・建物

大阪城梅林のロウバイと早咲きの梅を撮りに行ってきました。

JR環状線・大阪城公園駅から、大阪城ホールの横を通り、青屋門へ。

 

 見慣れないものが青屋門の広場に。

「落ち葉アート」と言うのだそうです。

 

文字が逆さの上、右側が切れて分かりにくいと思いますが「WELCOME TO OSAKA」と、描かれていました。

外国人観光客が多い大阪城らしい歓迎ぶり。

公園の落ち葉を清掃する人の遊び心? なかなか上手ですね。

 

青屋門を入ってすぐ左手の梅林には、1,270本近くの梅があります。

もちろん、まだまだ観梅には早すぎる1月下旬。ほとんどの梅は咲いていません。

 

咲いていたのはロウバイ。季節的にギリギリで、もうすぐ見頃を過ぎそう。(23日撮影)

 

逆光。黄色い花弁が輝きます。

 

 

とても良い香り。

 

早咲きの梅の方は、梅林の中央あたりに植えられている「八重野梅(やえやばい)」1本だけが見頃。

八重野梅。

 

 

こんなに時期的に早過ぎるタイミングでも、花の好きなカメラマンが何人か来ていました。

ほかに絵になる木もなく、皆ここで撮影。

 

 

 

「寒紅(かんこう)」という紅梅も早咲きの代表。いつも梅林入り口近くで咲いて出迎えてくれるのですが、今年はほとんど咲いておらず、咲いていても小さい花ばかりでした。

ツボミすらない木も。もしや樹勢が衰えているのでは… と気がかり。

 

ようやく咲いているのを見つけた「寒紅(かんこう)」。

 

鮮やかな紅色は、ひと足早い春の気配を感じさせてくれます。

 

というわけで、本当に寂しい梅林。驚いたのは、中央付近にコンビニの「ローソン」があったこと。

長年、茶店があったところ。建物の外観もその雰囲気を踏襲。

 

後で確認すると2017年1月にオープンした「ローソン S梅林店」 で、営業は観梅の時期限定のようです。

ホームページに「2018年03月19日~2019年02月01日は休業期間です」とあります。

今年は2月2日(土)からの営業ですね。

 

コンビニができたのは、大阪城公園の民営化の一環。

大阪市のページ によると、

『大阪城公園パークマネジメント事業者による大阪城公園の魅力向上事業として、平成27年度より、順次、園内売店の改修工事等を実施し、園内8か所にコンビニエンスストア業態の売店を整備いたしました。梅林にございます売店につきましても、その一環として、コンビニエンスストア業態の売店にリニューアルし、毎年、梅林への来園者が多くなる梅の開花時期に合わせ、臨時売店として運営しております。』

と書かれています。

とはいえ、同ページには『梅林にコンビニは適さない』という市民の反対意見も。

これは、個人的に同感。コンビニは情緒がないです…

 

ちなみに、以前はこんな茶店でした。(2016年2月1日 記事 参照 )

 

温かいうどんのほか、焼きそば、焼おにぎり、おでん、たこ焼き、甘酒、五平餅、フランクフルト…

大阪のど真ん中にしては、何となく鄙びた感じのお土産も。

牧歌的で、のんびり、ほっこりできた茶店だったのですが。

 

まあ、若い人や外国人観光客にとっては、コンビニの方が何かと便利なのかもしれません…

 

新施設の第3弾が2月にオープン

民営化といえば、大阪城公園の魅力向上をめざし、最近新しい施設が次々に。

第1弾が、JR環状線大阪城公園駅前に設けられた飲食施設「JO-TERRACE OSAK(ジョーテラス大阪)」。

第2弾が、天守閣前にあった古い洋館(旧第四師団司令部・大阪市立博物館)を改装したレストラン、ショップ「MIRAIZA OSAKA-JO(ミライザ大阪城)」。

いずれも2017年に相次いでオープンしました。

 

これに続く第3弾が、劇場型文化集客施設「COOL JAPAN PARK OSAKA」。(横文字ばっかり… )

「世界に向けたエンタテインメントという意味でのネーミング」だそうで、JR環状線の大阪城公園駅と森ノ宮駅の中間あたりの場所に、3つのホールを建設するもの。狙いは外国人観光客の集客。

その建物がほぼ完成していました。

 

3つ並んでいるホールのうち一番収容人数の多い「WWホール」(1,138席+車いす6席)。

ミュージカル、コンサート、演劇、ダンスなど大がかりなイベントが上演できます。

 

自然の植物を活かしたデザイン。

 

エントランス。左へ行けば「WWホール」。右へ行けば中ぐらいの広さの「TTホール」。

 

 「TTホール」(702席+車いす4席)。

 演劇、ミュージカル、上方伝統芸能など舞台と客席の距離が近いホール。

 

 「TTホール」と建物がつながっている「SSホール」(椅子席最大300席 スタンディング400~500人)。

着席では落語・古典芸能・小演劇。スタンディングは音楽ライブ向き。

 

3つのホールの名付け親は、タレントの明石家さんまさん。「“WW”は『笑って笑って』とか『わくわく』という意味で付けましたが、“TT”“SS”も含めて、みなさんで自由に大喜利的に大阪人らしい遊び方をしてもらったらいいと想います。」(昨年7月5日の発表会でのビデオメッセージ=ORICON NEWS)と。

 

メインの「WWホール」でのこけら落とし公演は、2月25日から始まる『KEREN』。

ダンス、剣劇、殺陣、歌舞伎、ミュージカル、日本舞踊などが混然一体となったパフォーマンスステージで、言葉もストーリーもないとか。

 

どんなものか想像しにくいですが、言葉がないというのは、外国人観光客向きでしょうね~

 

ホールのそばには、市民が散歩コースにしている広い樹林。

昨年の台風21号、24号で倒れた木の伐採、撤去作業がまだ続いていました(立入禁止区域)。

相当な数の倒木だったらしいですが、ずいぶん長くかかるものですね。

 

夕暮れの大阪城

ウロウロしているうちに日が暮れたので、夕景を撮ってきました。

 

梅林から眺める大阪城天守閣。

 

夕日を浴びて、屋根の装飾が鮮やか。

 

ライトアップされた青屋門を通って帰ります。

 

東外堀から見た大阪ビジネスパークのビル群。

 

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 撮影カメラ・レンズ

   Canon EOS 6D Mark II 

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM

     EF24-105mm F4L IS USM


2019年 新春点描

2019年01月05日 | 風景・建物

2019年 あけましておめでとうございます。

正月三が日、初詣などで撮ったスナップです。

 

元旦、堺市の出雲大社大阪分祠で。干支の大絵馬。

 

出雲大社大阪分祠。

 

2日は、大阪・ミナミへ出てみました。

2日、法善寺から続く「こいさん通り」。レトロなムードがあります。

 

道頓堀。おなじみ「かに道楽」の看板。

 

観光客であふれ返る戎橋周辺。中国、韓国、欧米… インバウンド効果はすごい。

 

エネルギッシュな看板群。

 

道頓堀名物の龍のオブジェが目立つ「金龍ラーメン」。

湯気がもうもうとしていて、とにかく美味そう。

 

道頓堀川沿いの、とんぼりリバーウォークをブラブラ。

この寒いのに、観光船はぎっしり満員。

 

とんぼりリバーウォークは、昨年11月9日から今年2月17日まで、イルミネーションで飾られています。

 

3日、大阪天満宮へ。お神楽をお願いしました。

 

境内には、おみくじがびっしり。

 

大阪天満宮裏手にある、上方落語の定席「天満天神繁昌亭」。公演が始まっていました。

 

参拝を済ませたあとは、いつものように天神橋筋商店街で食事。

お好み焼の「ゆかり天三店」で。かなりのボリューム。

 

天満天神繁昌亭」やカンテレ(関西テレビ)にも近いお店。桂文枝さんをはじめ芸能関係者がよく来るようで、色紙がたくさん飾られていました。

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撮影カメラ  ソニーRX100


雨の御堂筋イルミネーション

2018年12月21日 | 風景・建物

11月4日から始まった、大阪・御堂筋イルミネーション2018

このところの雨で、良いムードに。

 ♪ 小ぬか雨降る 御堂筋  こころ変わりな 夜の雨… ♪

欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)の「雨の御堂筋」を思い出しました(古いですナ~)。

 

老舗の「はり重」辺り。

 

なんばヒップス」のビルがひときわ目を引きます。

 

道頓堀橋の辺り。

雨上がりの歩道に、イルミネーションが映えます。

 

 

 

クロスホテル大阪

 

 

御堂筋イルミネーションは、難波から梅田まで全長4キロ。世界トップクラスの光のプロムナード(2015年ギネス認定)。

点灯は12月31日まで。

 

いよいよ年の瀬が押し詰まってきました。

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撮影カメラ  ソニーRX100


なんばパークス2018-2019イルミネーション

2018年11月30日 | 風景・建物

大阪・ミナミ「なんば光旅」のスポットの一つ、なんばパークスのイルミネーションを動画にしました。

今年とくに目新しいのは、8階の円形劇場に「煌めく草原」が登場したこと。

白く輝く“草原”の中に、観客も入れるのが面白いですね。

前から見ると草むらの中に紛れ込んだようですが、裏へ回るとちゃんとベンチが設けられ、座れるようになっていました。

 

イルミネーションの全景は、近くの「スイスホテル」と、10月17日に開業したばかりの「なんばスカイオ」から、望遠で狙ってみました。

以前よく利用していたのは「スイスホテル」上階のエレ―ベーターホール。しかし「なんばスカイオ」に西側の視界をさえぎられ、やや狭苦しくなっていました。

「なんばスカイオ」10階のオフィスロビーは、新たに誕生した、なかなか眺めがいい場所。惜しいことに、窓際に植栽があって、夜景を見えにくくしていますが…

「なんばスカイオ」10階、広いオフィスロビー。

 

スターバックス コーヒーが午後9時まで営業しており、ゆっくりくつろげます。

写真の左奥が、なんばパークス側。

隅っこのトイレに近い、植栽のない窓からかろうじて全景を撮れました。

なんばパークスのイルミネーション全景。

Canon EOS 6D Mark II、EF70-300mm F4-5.6L IS USM(焦点距離 83mm)
1/60秒、F4.0、ISO 16000、一脚使用、RAW現像後に画像補正

左側に煙突のようなものがあり、左側を入れた横位置の全景にできないのが残念でした。

 


夕焼けを探して

2018年08月15日 | 風景・建物

 (8/23、写真説明訂正のため再掲載しました。)

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台風15号が九州に接近した影響か、14日の大阪は猛暑のあと雷が鳴って通り雨があったり、やや不安定な天気に。

こんなときは案外、夕焼けがみられるかも、と近くの公園へ。

暗くなる少し前(19:07)、そこそこの夕焼けが見られました。

 

 ← クリックで拡大します

拡大すると、画面左側に三日月と金星が見えます。(8/23 訂正、木星でした)

暗くなると東の空には、最接近中の火星も。

 

4分後、ブルーアワーに。

 ← クリックで拡大します

マジックアワーとも呼ばれる、この時間帯。とても好きです。

 

お散歩用のソニーRX100(初代)で、オート撮影。クリエイティブスタイル「夕景」を使用。このスタイルを適用すると、(正直に言えば)実際の夕焼けより、かなり赤味が強くなります。

 

ところでソニーのRXシリーズですが、6月22日に発売された最新の「RX100VI」が、実写レビューでも好評のようです。

 

 

RX100VI」(写真はソニーのプレスリリースページより)

 

こんなに小さなカメラで、24mmの広角から200mmの望遠(35mm判換算)までカバー!

望遠域でも画質がいいそうです(デジカメWatch『SONY RX100 VI(実写編)』)

さらに、AF/AE追従で最高24コマ/秒の高速連写、動体に強いAF、自撮り対応のタッチ液晶、4K HDR動画もOKと高機能がぎっしり。

初代のRX100を愛用して6年になりますが、さすがに最新モデルが欲しくなってきました。

 

しかし、高いですね~ 価格.comの最安で 130,250 円(8/15現在)。

安い一眼レフのズームキットなら、2セット買えてしまいますよ。

 

夕焼けとは関係ない話になりました…

 

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関連記事

 ・『SONY RX100 VI(実写編)』(デジカメWatch)

 ・『もし、いまコンパクトカメラ購入を考えてるならこのRX100M6がイチオシかな。ちょっと価格が高めだけど。』(田中希美男さんツイッター)

 ・『ソニー、24-200mm相当の望遠対応になった「RX100 VI」』(デジカメWatch)


大阪城さんぽ2018(動画)

2018年01月20日 | 風景・建物

昨年、民活で新しい飲食施設2か所がオープン、様変わりしている大阪城公園。

計画段階でブログの記事にしましたが(2017年6月1日記事 参照)、オープン後の状況はどうなのか、一度行って見ないと… と思っていました。

年明けにぶらっと行く機会があり、西の丸庭園で開催中の「大阪城イルミナ―ジュ」(2月25日まで)と合わせて、動画にしてみました。

 

動画の一場面。

 

国内の人には、“いまさら”の感がある(かもしれない)大阪城も、海外の観光客には大人気です。

 

天守閣展望台へ上がるエレベーターで、係の人に「日本の方いますか」と聞かれたのにはびっくり。

「はい」と言うと、それからやっと日本語で説明があり、あとは中国語と英語での説明でした。にぎわっているのに、その中で日本人観光客の割合がいかに少ないかということ。

兜の試着体験コーナーといい、土産物ショップも表示もパンフも海外観光客がメインの感じ。

ウ~ン、大阪のシンボルの観光地ですが、ちょっと複雑な気持ちになりますね…

 

(動画撮影カメラはソニーRX100 とキヤノンEOS 6D IIを併用。画質が混在してバラツキがあり、手ブレもアリで見苦しいかもしれません。ご容赦を。)

 

 


ハルカス夜景・プロジェクションマッピング(動画)

2018年01月08日 | 風景・建物

2018年、新年の大阪の夜景を「あべのハルカス」展望台(ハルカス300)から撮ってきました。

 

市街地の灯りがともるころ。遠くに大阪湾の落日が。

この風景をキヤノンEOS 6D II の「4K タイムラプス」機能を使って動画撮影。(ガラスに、屋内の照明や人影が写りこんだのがちょっと惜しかった…)

 

展望台では、ゲーム「テトリス」を楽しめるプロジェクションマッピングがありました。

手前でゲーム機を操作すると、タワーにテトリスの画面が投影されます(2/28まで)。

点灯時間は次の通り。

 12月1日〜1月10日/17時30分〜21時30分
 1月11日〜2月12日/18時00分〜21時30分
 2月13日〜2月28日/18時30分〜21時30分

 

このあと、窓ガラスや床などに投影するプロジェクションマッピング「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED -NEW WORLD-」(昨年11/23~今年3/31上映)を、じっくり撮影。夜景のタイムラプスと組み合わせた動画にしてみました。

BGM はフリー音源を使用。施設内の効果音や人のざわめきも混じっています。

 

なお、このブログでの視聴は全画面で見られない仕組みですが、画面下の「YouTube 」をクリックして、YouTube のページに行くと全画面で見られますので、お試しください。

(今回、タイムラプスは4K 、プロジェクションマッピングはフルHD と映像が混在。その場合YouTubeでの画質はどうなるんでしょうか… 動画については、まだまだ良く分からないところがあります。)

 


ミナミ点描(EOS 6D II 試し撮り)

2017年10月02日 | 風景・建物

キヤノンEOS 6D II 、「ならまち」での晴天の描写はまずまずでしたが、暗めの被写体はどうでしょうか。

買ってすぐ、夕方の大阪・ミナミに出かけて撮った写真です。

DPP で画像補正。モノクロもあります。

 

夕暮れの道頓堀川。

 

法善寺水掛不動さん。

 

法善寺横丁の石畳。バリアングル液晶でのローアングル撮影。

 

ふぐ料理の店。法善寺横丁周辺で。

 

水掛不動さんと法善寺横丁を結ぶ小路。慈悲地蔵尊の小像が並んでいました。

 

法善寺横丁。

 

「なんばマルイ」1 階のクレープの店。

こういうソフトな中間調の画像は、拡大してみるとノイズが目立ちやすいですね。

 

なんば高島屋前で。カメラを歩道の鉄柱にのせ、シャッター速度 2 秒で連続撮影。絞りF22、ISO 100 。

 

撮ったISO 感度はまちまちですが、ISO1600 ぐらいになると、それなりのノイズは出ます。

カメラの設定で「高感度撮影時のノイズ低減」を初期設定の「標準」にすると、ほとんどノイズは目立たず。ただし、細部の解像感はかなり落ちます。「弱め」の設定ぐらいが個人的には好みかな、という印象でした。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D II

   EF24-105mm F4L IS USM

   EF50mm F1.8 STM


ならまち散歩(EOS 6D II 試し撮り)

2017年10月01日 | 風景・建物

キヤノンEOS 6D Mark II の試し撮りに、ハギの花咲く奈良・元興寺へ。

ついでに、「ならまち(奈良町)」も散歩してきました。「ならまち」は猿沢池の南側、古い町屋風の民家や商店が残る地域です。

 

撮影にはEOS 6D Mark II とEF16-35mm F4L IS USM、EF70-300mm F4-5.6L IS USM を使用。RAW 現像時にDPP で明暗・色調を調整(過度の補正はしていません)。画像は今回大きめ。一部モノクロがあります。

 

猿沢池。10 月3、4 日の「采女(うねめ)祭」に使われる管絃船が浮かんでいました。

 

管絃船の龍頭(りゅうとう)。

 

こちらは鷁首(げきしゅ=水鳥)の管弦船。

 

采女祭は猿沢池のほとりにある采女神社の行事。

10 月3 日の神事に続いて、「中秋の名月」の4 日午後5 時から花扇奉納行列があり、午後7 時から天平衣装をまとったミスうねめ、ミス奈良を乗せた2 隻の管弦船が池をめぐります。名月に合わせた雅(みやび)な催し。

 

散歩に通りがかった29 日は、これに先立ち、一般客を乗せて池を巡る「管絃船乗船体験」が行われているところでした。

ふだんは乗れない管弦船で、天平貴族の気分を味わうのも一興。

ただ、料金(協力金)が大人1,200 円とやや高めなのと、カンカン照りの昼間に池を巡っても… と思い、今回は見送り。

 

猿沢池から南へ、ならまちを歩いて元興寺へ向かいました。

 

途中で見つけた、おしゃれな青空ピザの店「Kinari Pizza 」。

 

大和茶のお店。

 

ハギが咲き乱れる元興寺(がんごうじ)に着きました。

 

世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ、元興寺

 

元興寺は、飛鳥に建てられた法興寺(飛鳥寺)を平城遷都にともなって移築した古寺。広大な寺域を誇りましたが、今は極楽堂(本堂=国宝、写真右側)と、僧坊遺構の禅室(国宝、写真左側)などを残すのみ。

かつての境内の大部分は、ならまちの民家や道路の下に埋もれているそうです。

 

禅室(左)から極楽堂(右)を見たところ。

 

飛鳥時代の瓦が再利用された、禅室の東南隅と極楽堂の西側屋根。このお寺のみどころです。

悠久の歴史を物語る古びた色合い。大変重い瓦だとのこと。

 

禅室の屋根裏に使われている木材の一部は、法隆寺より古く、約1400 年前に伐採された世界最古の現役木製建築部材(ヒノキ)だという研究結果が出ています。7 年前、ニュースを見て、特別公開されていた禅室を見学したことがあります(屋根裏までは見ず)。

現在、禅室内部は通常非公開。

 

極楽堂。こちらは自由に拝観できます。

 

極楽堂のハギ。

 

白ハギの落花。

 

境内の石仏・石塔群を見学する子どもたち。

 

石仏、石塔は近隣から集められたもので、田んぼの稲のように整然と並べられているところから、「浮図田(ふとでん)」と呼ばれます。

桔梗が美しく、8月ごろが見頃。

 

白いヒガンバナが咲いていました。

ローアングルからの撮影に、EOS 6D II のバリアングル液晶がとても便利。

 

供えられた、心づくしの花。

 

木漏れ日の石仏群。

 

爽やかな手水舎。

 

禅室横のフヨウ。

 

以下、この寺を撮ったこともある写真家・入江泰吉氏へのオマージュをこめてモノクロにしてみました。

EOS 6D II で、どこまで迫れるかな…

 

禅室。

 

禅室。

 

禅室。

 

極楽堂の鐘。

 

極楽堂で。

 

帰りは再びならまちを通って、近鉄奈良駅へ。

 

奈良町情報館。名所・旧跡や店の情報を紹介。特産品販売、レンタサイクルも。

 

鰻料理の「江戸川 ならまち店」。説明パネルによると、明治初期に建築された呉服商の古い町屋で、現在一部を飲食店にしているようです。

 

軒先にぶら下がっている赤いぬいぐるみは、「庚申(こうしん)さんの身代わり申(さる)」。家の中に災いが入ってこないように、という魔よけ。ならまちの家では良く見かけます。

 

こちらの刃物店も、味わいのある構えですね。

 

 

下御門(しもみかど)商店街。これから先、「餅飯殿(もちいどの)センター街」へアーケードが続きます。

 

「折衷旬彩 香月」。いかにもお酒のおいしそうな料理店。

 

FM局「ならどっとFM 78.4MHz」がありました。

 

 
個性的な店舗が並ぶ「夢長屋」。
 
 
 
小スペースを貸し出し、起業家を支援する「夢CUBE」。
 
それにしても、「もちいどの(餅飯殿)」はどうしても「もいちどの」と読んでしまう…
 
 
 
各国語が並ぶ土産物店。
 
 
 
オリエンタルな色が美しいペルシャ雑貨の店。
 
 
 
テレビで紹介されたという天ぷら屋さん「魚万 もちいどの本店 」  。
 
 
 
 
 
 
ふくろうと遊べるカフェ。珍しい!
 
小さな可愛いふくろうがいました。
 
 
ならまち、色々面白い店がありますね。
 
 
 
 
近鉄奈良駅に近い「麺闘庵(めんとうあん)」。きつねうどんの揚げの中にうどんが入っているという、けったいな名物店。テレビの取材が相次いでいるようで…
 
 
 
お馴染み、奈良漬の山崎屋
 
ここで奈良漬を買って帰ってきました。
 

梅田の夏(動画)

2017年07月22日 | 風景・建物

梅雨明け後、本格的な猛暑の日々。

先日、梅田周辺をブラブラしたときの動画です。

HD 画質、大きめの画面でご覧ください(テロップの字が小さいので)。

 

 

なんとなく “都会の夏”の感じがでていれば…

 

動画でのストリートスナップ、あるいはスケッチとでも言えばいいのでしょうか、ソニーRX100 を手持ちで気の向くままに撮っています。

BGM は、その場で流れていた音楽をもとにしたもので、特に音源は使っていません。人ごみの雑音、風の音も混じっています。

 

こういうストリート動画を撮る時に、RX100 のコンパクトさがピッタリ。使いやすくて楽しいですね。

東京・渋谷の街のスナップをRX100 で撮ってYouTube にアップしている人もいるようです。

一眼レフでは重さもさりながら、周囲の人への威圧感があって、良くない感じ。

 

RX100 シリーズも「M4」「M5」が4 K に対応し、動画機能が向上しています。

できれば「M5」で4 K 動画を撮ってみたいものですが…