つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

D600は買い?

2012年10月31日 | カメラ

日経トレンディネットに、ニコンの低価格フルサイズ一眼「D600」の詳しいレビューが出ていました。

連載:落合憲弘の「へそ曲がりデジカメ生活」のうち、

『ニコン「D600」、コレさえあれば「D800」はもういらない!?(前編)』
『ニコン「D600」(後編)、お手軽ズームレンズのクセを解消する妙案』

の2本の記事で、10月31日に前・後篇が完結。

落合氏は、『D300×2台、D700×1台、D5000×1台、DXのズームレンズ×2本(16-35mmと初代の18-200mm)を手放して、D600ボディーをほぼトントンで(追い金なしで)ゲットした』

とのことで、それほどD600に魅力があったんでしょうね。

まず結論から…

詳しくはレビュー記事を読んでいただきたいのですが、シャッターの感触が良く、5.5コマ/秒の連写という軽快さがD600の一番の魅力のようです。

『ひとことで言って、D600はとてもよくできている中級フルサイズ機だと思う。』と結論付けています。

画質について

ただ、記事はベタ褒めでもありません。

画質については

『色再現性や細部の描写は、D800に酷似。もちろん、解像度の違いは歴然としているのだが、オートホワイトバランスのコントロールを含め、絵作りはとてもよく似ているとの印象だ。』としています。

全体的にはD800に迫る品質のようですが、「解像感はやはりD800のほうがかなり上なんだ」とも思わせる表現です。

実写例も添えられています。ズームレンズで撮った画像を拡大した印象では、確かに、あのD800ほど際立った解像感はありません。ウ~ンいまひとつキリッとしないな… という感じ。

ただし、単焦点レンズで撮った画像はきれいです。

どうもズームレンズが良くないのかなと、気になります。

さきの雑誌「カメラマン」の特集「フルサイズ選択会議」では、キットレンズAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR を酷評していました。

これに対して落合氏は『安心して使えるキットレンズ』と評価する一方、『中間焦点距離域で、周辺画質に少々、落ち着きのなさを感じることもある』とコメントしたり、

『「やっぱりD600には小さな単焦点レンズがお似合いだなぁ」とつくづく思わされる。装備重量が軽くまとまるってのも魅力なんだけど、それよりナニより写りがやっぱりぜんぜん違う。』と書いています。

本当のところ、どうなんでしょう。

カメラ店でもらったD600のカタログを改めて見直すと、下のすばらしい写真が、そのズームレンズAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRで撮られているのに気付きました。こうしてみると良いレンズに思えるのですが…

D600のカタログ写真。解像感が素晴らしく、豊かな階調。

撮影データは以下の通り

画質モード:14ビットRAW(NEF)  撮影モード:絞り優先オート、1/800秒、f/8  ホワイトバランス:晴天  ISO感度:100  ピクチャーコントロール:風景  ©Florian Schulz   AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR 使用

 

下はカタログのもう一つのすばらしい写真。これはD800に迫るシャープな画質!だと思いました。

以下は撮影データ。

画質モード:14ビットRAW(NEF)  撮影モード:マニュアル、1/160秒、f/3.2  ホワイトバランス:晴天  ISO感度:100  ピクチャーコントロール:ポートレート  ©湯浅憲之

これはさすがに単焦点レンズAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gを使用していました。

できれば単焦点レンズを使うと、D600の良さが引き出せそうですね。

AFなどについて

落合氏の記事で、AFについての部分は以下の通り。

『AFモジュールは、一部ブラッシュアップされてはいるものの、基本はD7000と共通のようで(このあたりにもコストダウンの影を見ることができる)、フルサイズの視野内では測距点の分布が中央に寄りすぎているとの印象が強い。実際に使い始めてみると、思ったほど気にならない分布ではあるのだが、多くの人は測距点がもう少し周囲に広がっていたほうがありがたいとの思いを抱くんじゃないだろうか。

 動体に対するAFのデキはなかなか優秀だ。軽快なシャッター感触&5.5コマ/秒の連写能力も相まって、動きモノを思いのほか気分良く追い回せる。しかし一方、フトしたときにシングルAFでちゃんとピントを拾ってくれないことがあったりもする。このあたり、「暗さと低コントラストにはチョイと弱い」なんて単純に言い切ることができない、ちょっとザラッとした印象なのだが…。』

このほか高感度性能も高く評価していました。

 

さて、総合的に見てD600は「買い」なのでしょうか?

優柔不断な私としては、まだ判断しかねています…


ハーレーダビッドソン展示会

2012年10月29日 | イベント

先日、なんばパークスに立ち寄ったときに、ハーレーダビッドソンの展示会がありました。

別にオートバイライダーではないのですが、メカニックな被写体でのRX100の描写を試す意味で撮ってきました。

展示会のポスター。ハーレーダビッドソン生誕110周年 / 2013年モデルの展示会だそうです。

ハーレー、かっこいいですね。昔、あこがれた時期もありました。

 

ずらりと並ぶ13年モデル。

 

「SINCE 1903」の写真の前に展示されていた「セブンティ ツー」というモデル(1202cc、137万円)。

(モノクロ写真に合わせて、少し彩度を落としています)

 

同じグリーンですが、これは別のモデル。金属の質感がたまりませんね。

 

まぶしい輝き。映画のワンシーンに出てきそう。

 

キンキラのゴールドもありました。これは目立つでしょう。乗れたとしても乗る勇気がないなァ。

 

モノクロにしても美しいですね。(RAW現像時に変換)

 

これは撮影後にピクチャーエフェクトの「イラスト調」を適用してみました。

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撮影カメラ   ソニーRX100


キヤノン撮影会

2012年10月28日 | 撮影会・コンテスト

今年も万博公園で開かれたキヤノン大撮影会in大阪に参加してきました。

午前中は雨。予報で覚悟はしていましたが、雨の中の撮影会は大変ですね。

雨のため、機材の貸し出しもなし。モデルさんも雨に濡れて気の毒でしたが、サービス精神いっぱいで頑張ってくれました。

 

雨の中での開会式。熱心な写真ファンが詰めかけていました。

 

講師9人、モデル13人。ポートレートコースの参加者はそれぞれ、お気に入りのモデルと一緒に撮影ポイントへ。

 

私はといえば、午前はここ3年“追っかけ”ている御秒奈々さん(シンフォニア)、午後はウクライナのディアナさん(コスモポリタン)を中心に撮ってみました。

御秒奈々さんは独特の個性、ディアナさんは若々しくて可愛かったですね。大会の規定でネットにアップできないのが残念です。

午後になると雨もやみ、少し日差しもあってそこそこの絵は撮れた感触。さて、この撮影会のフォトコンテストでは、グランプリでなくてもいいから、一度は入賞したいのですが、どうなりますか…

 

お昼の休憩中、EXPO'70パビリオンであった新製品の体験コーナーをのぞいてみました。エントリー向けフルサイズ一眼「EOS 6D」を手にとって試すことができました。

EOS 6D。触ったのはこの日が初めて。

 

持った瞬間「お、しっくり来るじゃないか」と思いました。重さ、大きさとも適度な感じです。

シャッター音が静かなのが印象的。連写はそれほど早くはありませんが、まあこんなもんでしょう。気になっていたAF(測距点が少ない)については、わりに合焦は早く、ストレスは感じませんでした。問題はAFの精度。これについては今後色々なレビューを見ないと分かりませんね。買うか買わないか、大きなポイントになると思います。それと、当然画質ですよね。


「フルサイズ4機種比較」特集に間違い

2012年10月27日 | カメラ

写真の入れ間違い

10月21日の記事「フルサイズ4機種比較」について、読者からご指摘がありました。

引用した雑誌「カメラマン」11月号の記事のうち『63pのソニー、キヤノンの拡大写真は差し違えて印刷されている。ボート、海の色、空の色 明らかに入れ違っている。』

というものです。

改めて確認してみました。

「カメラマン」11月号の「フルサイズ選択会議」特集の一部。「Test1 解像感」のページ。

上がソニーα99、下がキヤノンEOS 5D MarkⅢの実写画像。橋げたと遠方のビル群のそれぞれ真ん中を拡大した画像が右側にあります。

この写真では分かりにくいかもしれませんが、α99の「B拡大」写真でビルの手前にボートが写っています。しかし、実はこのボートはEOS 5D MarkⅢの実写画像のもの。

これだけでも拡大写真の入れ違いは明らかですが、さらに空の色、雲の様子などから、A、Bの拡大写真は2枚ともソニーとキヤノンで入れ違っていると思われます。

読者のご指摘の通り! いやはや、ここまでよく見られている方がおられるとは思いませんでした。恐れ入ります。

おそらくルーペで確認されたのでしょう。

コメントでのご指摘。ありがとうございました。

 

さて、そうなるとソニーとキヤノンの評価は?

 D800 > α99 ≧ EOS 5D MarkⅢ > D600  という判定が変わる?

いや、最初に実写画像をじかに比較して見た評価でしょうから、それ自体は変わらないと思います。誌面にレイアウトするさいに、拡大写真を入れ間違ったのではないでしょうか。

それにしても、読者を惑わすことは確か。

「カメラマン」はわりあい率直な評価をする雑誌で気に入っていましたが、惜しいミスでしたね。

 

センサーのこと

このほか、DxOMarkでの評価と違うので「本当に客観的なテスト?」というコメントもありましたが、そこは雑誌の評価なので、何とも言えませんね… 確かに見た目だけで評価しているようなところもありますが…  

同じコメントで「α99とD600のセンサーは同じと言われていますが、違う?」という点につては、実は書きたかったこと。

そうなんですよね。ソニーはD600に供給した2430万画素センサーをα99にも使っている、という噂。確かに画素数は同じですが、全く同じセンサーかというと、違うんじゃないかという気がしますね(あくまで素人の推測です)。

理由の一つは、α99が102点の像面位相差センサーをイメージセンサー上に置いているということ。19点位相差AFセンサーとのデュアルAFシステム。D600とはシステム的な違いがあります。

それで、像面位相差センサーをイメージセンサー上に置くと、わずかながら画像が劣化するはずですが「カメラマン」の解像感テストでは(見た目ですが)、逆にα99のほうがD600より良いように見えます。

同じセンサーだとすると何か変ですよね。α99のセンサーがハード的に特殊な工夫をされているのか、それとも画像処理というソフト的なマタ―なのか… レンズが違うせいなのか…

 

 専門家でないので良く分からず、正直、頭の中がごちゃごちゃになっている状態です。


Windows 8 発売

2012年10月27日 | 日記

マイクロソフトが10月26日、Windows 8の一般発売を開始。大阪・ミナミの家電量販店をのぞいてみると、さっそくWindows 8搭載パソコンが並んでいました。

Windows 8搭載パソコンの一つ(ソニー VAIO )。

 

スタート画面がこれまでのWindowsと全く違います。タッチ操作に対応した、タブレット端末でも利用しやすい「タイル型ユーザー・インタフェース」だそうです。

よく見るとキーボードに例の四角いタッチパッドがありません!(タッチパッド付きの機種もあります)。

マウスやタッチパッドのかわりに、すべて画面をタッチして操作するようです。店の人に使い方を聞きながらやってみましたが、実に簡単。指の使い方もiPadと同じです。

ネットを見るぐらいだったら、検索文字の入力以外はキーボードもあまり使わないで済みそうですね。スタート画面に戻るときにウインドウズキーを押すぐらい。

 

ついにこういう時代が来ましたか…

あと数年すれば、マウスを使っていると「化石」と言われるかもしれません。

 

もちろん今のところ、画面をタッチする方式がかえって不便という声もあります。

少し古い記事ですが、日経トレンディネットの連載「戸田 覚のPC進化論---Windows 8はどうして不評なのか?」に、その点についていろいろ書かれていました。

一部を引用します。

『長年慣れ親しんだマウスからタッチに切り替えるのは相当に苦しみそうだ。OSでタッチに慣れたとしても、いったんアプリを使い始めると、タッチ操作では思うに任せない。Excelの範囲選択から、PowerPointの作図まで、マウスなしで操作するのは至難の業だ。』

なるほど。

画像処理でも、たとえばPhotoshopでの作業は、マウスのほうがやりやすそうな感じがします(実際にやってみないと分かりませんが)。

 


中之島バラ園  追加

2012年10月26日 | 

中之島バラ園で撮った写真を壁紙にしてみました。クリックすると拡大します。

よければ、お手元のパソコンでお使い下さい。(ネットなどに転載する場合は、当ブログ「つれづれ写真ノート」のクレジット表記をお願いします)

「マルゴ コスター」(オランダ) 1024×768

 

「マルゴ コスター」(オランダ) 1920×1080

 

「オルレアン ローズ」(フランス) 1024×768

 

「オルレアン ローズ」(フランス) 1920×1080

 

中之島バラ園に来た時のおすすめスポットは、土佐堀川をはさんだ対岸にある、英国式ティールーム「北浜レトロ」。

クラシックなレンガ造りの建物。1階がケーキ、紅茶、雑貨のフロア、2階が純英国風の喫茶になっています。

この2階北側からバラ園が眺められ、紅茶とケーキでリラックスするのが最高。

バラ園に来た時はよく利用するのですが、今回は混んでいたのであきらめました。

 

詳しくは参考サイトをご覧ください(中之島スタイル)。

 


ニコン1 V2

2012年10月26日 | カメラ

フォトキナもずっと前に終わって、カメラの話題も目立ったものが少なくなってきました。もう今年、出るものは出たという感じでしょうか。

このなかでニコンがミラーレスの「Nikon 1 V2」(写真、フリー画像)を発表しました。

Nikon デジタル一眼カメラ Nikon 1 (ニコンワン) V2 ダブルレンズキット ブラック N1V2WLKBK

外観を見た限りでは、ちょっとがっかりしましたね。

デザイン的にダメ。グリップとファインダー部の出っ張りがいかにも武骨です。

 

Nikon 1 はしゃれてたのに、この変貌はどうしたこと。

ソニー、パナ、ペンタ、その他大勢(?)の平凡なスタイルに回帰してしまっています。

個人的にはキヤノンのEOS Mを見てがっくりきたのと同じ印象。やぼったい!

 

「持ちやすいグリップを」「内蔵フラッシュを」とか、ユーザーの意見をそのまま取り入れていくと、せっかくのミラーレスも、こんな風に陳腐な一眼レフ風デザインになってしまうのでしょうね。

それなら普通の一眼レフでいいのにと思います。

 

画素数やAFなど、性能的には進化しているのが分かります。それはいいのですが、もう少しすっきりしたデザインにこだわってほしかったですね。その上で、びっくりするような新機能でも搭載されていればなお良かった…

 


中之島バラ園  PartⅡ

2012年10月24日 | 

中之島バラ園の続きです。

バラ園の東西2つのエリアを結ぶ「ばらぞのばし」。橋のたもとにバラが咲いていました。

「ピンク ノック アウト」(アメリカ)。パンチのある名前にしては可憐な花。面白いですね。

 

「クィーン オブ スェーデン」(イギリス)。イングリッシュローズです。

とても優しい、気品のあるバラですね。スウェーデンのクリスティーナ女王と英国との間で結ばれた修好通商条約締結350年を記念して命名されたそうです。

 

「ブラスバンド」(アメリカ)。オレンジ色がひときわ目立つバラ。

 

「ウィリアム モーリス」(イギリス)。繊細な感じのイングリッシュローズ。

ハイライト部に、レンズ開放(F1.8)によるにじみがありますが、ソフトレンズのようで面白いと思いました。

 

「ピカソ」(北アイルランド)。一見シンプルな花。花弁をよく見ると赤と白が入り混じっています。画家の名前のバラも多いです。「エドガー ドガ」というのもありました。

 

「マ パーキンス」(アメリカ)。ソフトピンクの微妙な色合い。

 

「アストリッド スペース ストライプド」(ドイツ)。

長い名前です。ストライプドというのは後ろの方の花に入っている紅色の筋のことでしょうか。

 

「マルゴ コスター」(オランダ)。

ちょっと変わったバラ。こういうのもわりと好きです。サーモンピンクが美しい。フルスクリーンで見ると、さらにいい感じでした。

 

「デンティ ベス」(イギリス)。このバラも好きです。現代的なファッション性を感じます。

 

「オルレアン ローズ」(フランス)。バラという感じではないのですが、とにかく派手な花です。

 

 すべてソニーRX100で撮ってみました。こうして見ると、ボケも効果的に使えるし、解像感も十分あるので引き伸ばしに耐えそう。一眼レフに迫る画質かな… と思います。

発色はかなり一眼レフとは違うのですが、それをうまくコントロールすれば「作品」になりそうです。

 

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撮影カメラ   ソニーDSC-RX100

撮影データ(PartⅠ、Ⅱ)

  絞り優先AE (F1.8~11  1/20~1/2000秒)

  ISO 125~200

  露出補正  0 ~ +2/3

  画質 RAW

  ホワイトバランス  オート

  クリエイティブスタイル  スタンダード

  画像処理   Image Data Converterで色調、明るさ、コントラスト調整。Photoshopでレンズ補正(広角の歪み修正)


RX100+クローズアップレンズ

2012年10月24日 | カメラ

ソニーRX100にはレンズ鏡筒先端にネジ切りがなく、フィルターやクローズアップレンズが付けられません。PLフィルターで青空や紅葉を鮮やかにしたり、NDフィルターでシャッタースピードを落として水の流れを美しく表現したり、クローズアップレンズで接写を試みたり…といった応用は利かない構造です。

ソニーDSC-RX100

 

コンパクトカメラなのだからしようがない、と言ってしまえばそれまでですが、ほかの性能は優秀だけに、物足りないところではあります。10月15日のブログ「RX100に接写機能を」に書いた通りです。

コンバージョンレンズという選択肢も、このカメラの形ではムリだろうな、と半分あきらめていました。

ところが、フィルターやクローズアップレンズを無理やり付けてしまおうという例が紹介されていました。

デジカメWatchの「つかないはずのフィルターを付けてみる」がそれ。

Lensmateの「SONY DSC-RX100専用 フィルタークイックチェンジアダプター」を使うと、フィルターもクローズアップレンズも付けられるようになるそうです。

 

そうそう、こういうのを待っていました。

 

鏡筒先端に両面テープでホルダーレシーバーを貼付け、そこにフィルターホルダー(バヨネット式)を装着、これにフィルターやクローズアップレンズをねじ込む、というものです。フィルターホルダーは、49mm径と52mm径の2種類から選べます。価格は6300円。

通常はフィルターホルダーとフィルター(又はクローズアップレンズ)を一体にしておき、さっとバヨネットで装着すれば、素早く使えます。

記事には、実際に倍率の違う3種類のクローズアップレンズを装着して撮影した料理の画像が載っていました。なかなかいいですね。

難点は、両面テープで貼り付けなければならないこと、ホルダーレシーバーが少し出っ張るので美しくない…というところでしょう。

カメラの美観をとるか、便利さをとるかですね。

 

このほか、MagFilterのRX100用CPLフィルター(29.99ドル)も出ています。

こちらの方は鉄製のリングを張り付け、マグネットで装着する方法。出っ張りが目立たないので、こちらの方が美しいかもしれません。

購入にはアカウントが必要なようです。日本のアマゾンで売ってくれればいいんですが…


中之島バラ園  PartⅠ

2012年10月23日 | 

大阪・中之島公園のバラ園で、秋のバラが見ごろになっています。

中之島バラ園。

 

秋のバラは小ぶりですが、春より色が美しい品種があります。花の姿もきゅっと締まっている感じ。

 

中之島にバラ園が誕生したのは1981年5月。堂島川と土佐堀川にはさまれた中州にあり、たまに大雨で増水すると水没したことも。しかし手入れのいい、美しいバラ園です。2010年7月に全面リニューアルされました。

久しぶりに来ましたが、以前より芝生の部分が増えたようですね。パッチワーク式花壇を中心に約310品種、3700株が植えられ、水辺に映えるおしゃれな演出がされています。

 

気に入ったバラを、ソニーRX100で撮ってみました。

「ジーナ ロロブリジーダ」(フランス)。女優の名前が付けられたバラのコーナーで。

【フォト/写真 5x7】 ジーナ・ロロブリジーダ #23 (12.5x17.5cm)

ジーナ・ロロブリジーダといっても、若い人は知らないようです。

イタリアの素晴らしくグラマーでキュートな国際的女優。私の世代のころにはすでに、ひと昔前の映画で見るだけでしたが、大ファンでした。一度画像を検索してみては。こんな女優が今いるかなァ。きれいですよ(写真はフリー画像)。

現在85歳とか…ああ、青春時代は遠く!

 

 

 「シャンテ ロゼ ミサト」(フランス)。

花名は“バラ色の歌ミサト”で、歌手の渡辺美里さんに捧げられたバラとのこと。

 

「ミスター リンカーン」(アメリカ)。


言わずと知れた初代アメリカ大統領にちなんだバラ。深紅の大輪です。

 

「シュネーヴィッチェン」(ドイツ)。

「白雪姫」。バラ園では良く見かける白バラの代表です。

 

「リリー マーレン」(ドイツ)。鮮やかな赤は春よりも秋に濃くなります。

 
Marlene Dietrichララ・アンデルセンやマレーネ・ディートリッヒ(写真、フリー画像)が歌った「リリー・マルレーン」から名付けられたようです。

第二次大戦中、連合国と枢軸軍両方の陣地から歌声が聞こえたと言われ、兵士達に愛された歌。

いまでもよく大戦中のドキュメンタリー映画の背景に流れます。アンデルセンとディートリッヒのどちらが歌っているのか分かりませんが、 艶っぽさと哀愁を帯びた歌声。男はこういう歌声に弱いですね。
 
 
 
 
「ザ アルンウイック キャッスル」(イギリス)
 

イングリッシュローズです。以前このバラ園にはあまり見かけなかった、イングリッシュローズがいくつも植えられていて、うれしかったですね。

クラシックな花姿。春だけのオールドローズと違って四季咲きなので、秋もきれいな花をつけてくれます。

 

 「ラ セビリアーナ」(フランス)。

良く見かける強健種のバラ。夜はビヤホールになる店の前で。

 

続きはまた後日に…

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撮影カメラ   ソニーRX100

 

 


フルサイズ4機種比較

2012年10月21日 | カメラ

カメラ雑誌の最新号は、いずれもフルサイズ機を特集していました。

 

「カメラマン」11月号(写真、フリー画像)の特集「フルサイズ選択会議」では、ニコンD600、D800、キヤノンEOS 5D MarkⅢ、ソニーα99の4機種を実写比較。ユニークなテストもあり、かなり率直に評価していて参考になりました。

以下はそのテスト結果の抜粋です(カメラの設定が不適切なため、正確な比較ができなかったテストを除いています)。

 

テスト1 「解像感」

 やはり3630万画素のD800が頭一つ抜きん出ていました。ただし画素数では劣るEOS 5D MarkⅢのほうがD600より解像感が良いという結果になったのは不思議。α99も良好。

判定は

 D800 > α99 ≧ EOS 5D MarkⅢ > D600

「レンズはどうなんだ」と言われるかもしれません。解像感についてはレンズの要素が大きいですね。

使用レンズは以下の通りでした。

D600  AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR

D800  AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR

EOS 5D MarkⅢ  EF 24-105mm F4L IS

α99  バリオゾナ―T*24-70mm F2.8 ZA SSM

 

ちょっとソニーのツァイスレンズが良すぎでは…

 

キットレンズでの比較も検討したそうですが、そうしなかった理由が書かれています。

『D600のキットレンズ(24-85mm)は、それぞれのズーム端では悪くないのだが、35-70mm辺りのミドルレンジがモヤモヤしてなんともパッとしない印象だった。(中略)繰り返しになるが、D600のキットレンズ(24-85mm VR)に苦言を呈したい。これであればD7000にAF-S Nikkor 16-85mm VRを使用した方がシャ―プネスという点では期待できるし、サードパーティになるがシグマの17-50mmF2.8 EXを選択すればシャ―プネスとサイズ、さらに財布の重さと明るさも手に入るのだ。』

D600のキットレンズをこきおろしています。そんなに良くないのでしょうか。ここまで酷評するレビュー記事も珍しいです。

 

テスト2 Part A  「高ISO感度 ISO12800」

 撮影場所は水族館。非常に暗い環境。個人的な体験からしても撮影は難しい場所です。

ISOを一気に12800まで上げてのハードなテスト。

まあこういう状況では、すでに高感度性能で定評のあるEOS 5D MarkⅢのものですね。

判定は

 EOS 5D MarkⅢ ≧ D800 > D600  >  α99   

ここでまたD600を酷評。『D600については…若干の期待ハズレといったところか。カラーノイズがやや多めで、フラットな部分がムラのように見えてしまうので印象は良くない。また、今回のシーンではAFがD800やEOS 5D MarkⅢと比較すると精度的にも動作的に劣っており、何度か迷ってからの合焦表示で、実際にピントが甘く不満が残った。』

何なんでしょうね、ここまで酷評されると、D600を買いたくなくなるんですが…。

 

テスト2 Part B  「高ISO感度 ISO6400」

 明るい場所でISO感度を上げて見たら… というテストです。

通常は、明るければできるだけISO感度を下げて画質を良くするのが普通ですから、あまり考えられないシチュエーションですが、そこはテスト。

判定は

 D800  ≧? α99 ≧? D600  ≧? EOS 5D MarkⅢ

僅差なので軒並み?マークがついています。

 

テスト3 Part A  「AWB 屋内ミックス光」

実際に色々な場所で撮った経験から、このミックス光は厄介だと思います。

オートホワイトバランスで、うまく印象通りの絵になった試しはないし、画像処理でカバーしようとしてもうまくいかないことが多いです。

判定は

 D800  ≧  α99  ≧  D600  >  EOS 5D MarkⅢ

 

テスト3 Part B  「AWB 曇天時の夕景」

シビアなテストをしますね。こんなの、一番写真になりにくい風景です。

実写例を見た印象は、ニコンとキヤノン・ソニーで全然違います。キヤノン・ソニーは作品にしようと思えばなるが、ニコンは冴えない。ただ、実際に近いのはニコンのようです。

判定は

 D800 >  α99  ≧  EOS 5D MarkⅢ ≧ D600 

 

テスト4 「ISOオート制御 顔認識時」

ニコンはどちらも露出アンダーになりました。

判定は

 EOS 5D MarkⅢ > α99 ≫ D800 = D600 

 

テスト5 「ダイナミックレンジ」

特殊な設定です。晴天時にわざとプラス2.0露出補正して、露出オーバー状態でどこまでトーンが残っているかを見るテスト。

判定は

 α99 ≧ EOS 5D MarkⅢ > D800 = D600 

 

テスト6 「AE傾向 白バックのポートレート」

背景が明るいと、人物が露出アンダーになるものですが…

どれも許容範囲内ですが、D800が出来すぎ。画像処理しなくても、そのまんま作品として使える感じ。

判定は

 D800 > α99 = D600 ≧ EOS 5D MarkⅢ

 

新製品のD600にとっては厳しい結果になりました。しかし、もともと廉価版のフルサイズをこういう高級機と比較すること自体、可哀そうな気がします。やるならキヤノンのEOS 6Dをまじえて比較するべきだったと思いますが、EOS 6Dは間に合わなかったとのこと。

あらためてD800の良さが際立った印象のレビューでした。

D600も全体にはまとまっているのでしょうが、D800が良すぎて見劣りしてしまうようです。

 

ウーム… でも軽さと連写性能はテスト項目になかったし…

この比較記事だけで判断するのは早計だと思います。念のため。

 


公募展入選

2012年10月21日 | 撮影会・コンテスト

公募展入選のお知らせが届きました。

国際文化カレッジ主催の「第16回総合写真展」。

12月5日から11日まで、東京・上野の都美術館で作品が展示されます。

まずはうれしいですね。

とくに、35mmフルサイズカメラや中判カメラでなくても入選できたというのがうれしいし、ホッとしました。

カメラ雑誌のコンテスト入選作品を見ても、やはりフルサイズ機が目立ちますからね。イベントを撮りに行っても、たとえばキヤノンならEOS 1D系のでかいボディを持った人が結構いて、圧倒されそう。

これであまり萎縮しないで、頑張って撮り続けられそうです。

 

でも展示されている作品を見たら、やはりフルサイズとは画質が違うんだろうなァ(大きさは半切又は全紙)。

見に行って、あまりにも画質の差が見えるようだったら、EOS 6Dでも買うか…

 


菊花大会と秋の風情

2012年10月21日 | 

堺市・大仙公園の日本庭園で、堺市菊花大会が開かれています(11/17まで)。

20日にのぞいてみましたが、まだ少し早かったようです。とくに盆栽の菊は11月に入ってからが見ごろとのこと。

よく咲いている菊を選んで写してきました。

 

白菊、美しいですね。

   白菊の目に立てて見る塵もなし    芭蕉

 

黄菊は華やか。目立ちます。

 

ほとばしる金色。

バラにも黄色の品種がありますが、それ以上に、菊には黄色がなくてはならない感じ。

 

内に秘めた赤が解き放たれていく…

 

管(くだ)物というのだと思いますが、昔から好き。流麗な感じがします。

 

菊花大会では全体の姿が大事。普通に撮ってみました。

 

日本庭園で咲き始めたハギ。

 

休憩所に飾られていたクリ。

 

水辺にはムラサキシキブ(コムラサキ)が。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS Kiss X4     EF-S 60mm MACRO  f/2.8  USM

撮影データ

  絞り優先AE (F2.8~8  1/10~1/800秒)

     (露出の幅が広くて、写真一枚ずつに表示しないとデータの意味がありませんが…)

  ISO 100~200

  露出補正  -2/3 ~ +2/3

  画質 RAW

  ホワイトバランス  オート

  ピクチャースタイル  スタンダード

  画像処理  Digital Photo Professional で明るさ、コントラスト、色温度を調整。

 

 

 


ビールフェスタ人気

2012年10月18日 | グルメ

『“ビール離れ”なのに「ビールフェス」が大盛況なのはなぜ?』と、日経トレンディネット(10/18)に。

この前行った「大阪オクトーバーフェスト」(9/29のブログをご覧ください)の話も交えて描かれていたので、興味を持って読みました。

 「大阪オクトーバーフェスト2012」の会場風景

 

日経トレンディネットの記事によると、

『国産ビールの消費量が年々減少して苦戦するなか、野外やビールレストランなどで行われるビールフェスティバルがブームを呼んでいる。なかでもドイツビールを味わえるイベント「オクトーバーフェスト」はここ数年で開催会場が増加。どの会場も盛況で、集客力のある人気イベントとして全国に広がっている。
 全国8会場でオクトーバーフェストを開催するイベント会社「ビー・エフ・シー」によると、今年はゴールデンウィークの東京・お台場会場からはじまり、日比谷、仙台、芝、豊洲、神戸、長崎、お台場と巡回し、計30万人を動員。3会場で開催していた4年前に比べ、来場者数が2倍以上に増えた。
 大阪商工会議所などが主催する「収穫祭・大阪オクトーバーフェスト」も昨年第1回目を開催。予想を大きく上回る約8万7000人が来場したことから、今年2回目を開催。期間を前年の10日から14日間に延長し、10万人近くを動員した。』

とあります。

「大阪オクトーバーフェスト」(9/14~9/30、30日は台風で中止)、10万人も来たんですね。

人気の秘密は「本場ドイツビール」「野外」「お祭り」ということでしょうか。

このご時世、ビールは案外高い飲み物なので、ふだんは発泡酒や焼酎で我慢している人が多いです。でも、こういう面白そうなイベントだと、多少高いプレミアムビールでも注文する気になるもの。

それにドイツのビール祭りって、太っちょのオジサンがジョッキをガンとぶつけあって「ブロスト!(乾杯)」と吠えて、口ひげなんかも泡だらけにして…豪快で楽しそうな印象がありますよね。ストレス発散にはもってこいです。

  

記事には書かれていませんが、大阪では「オクトーバーフェスト」のほか、「大阪ミナミ2012  インターナショナル・ビアフェスタ」(10/6~10/8)も、湊町リバープレイスで開催されました。世界30か国100種類のビール、料理、民族舞踊など。こちらも面白かったでしょう(残念ながら見てません)。

 

あと、東京では「スーパーオクトーバーフェスト in 東京ドーム 2012」(11/30~12/2)があるそうですよ。

公式ホームページによれば、30種類以上のビールを用意、ミュンヘンを代表する醸造所ホフブロイ所属のオフィシャルバンドを招聘、日本人アーティストのライ ブも。過去最大規模とか。

入場料が最低でも1000円(10/31までの早期前売り)というのが高いですがネェ… (「大阪オクトーバーフェスト」は、天王寺公園の入園料150円だけでした)

 


コスモス満開

2012年10月17日 | 

快晴の“コスモス日和”になった16日、大阪・長居植物園のコスモスを撮ってきました。

 

正門を入ってすぐ、大池のほとりに植えられていたのは、比較的背の低い可愛い品種でした。

 

ライフガーデンでは、よく見かける「センセーション」のほかに「シーシェル」「イエローキャンバス」などのコスモスが満開。最高の青空をバックに定番の構図。

この画像をもとに壁紙も作ってみました(画像クリックで拡大します)。

(1024×768)

(1920×1080)

ワイドの構図の方が映えるようです。

 

秋の日差しを受けて咲くコスモス。撮影していると暑いぐらいで、木陰に入っては小休止していました。

 

白いコスモスも美しいですね。

画像処理でハイキ―にしてみました。

 

こちらもややハイキ―。コスモスにはこれぐらいの優しい感じが似会うように思います。

 

普通に撮った一枚。

 

花弁を日に透かしてハイキ―に。

「コスモスの撮り方」なんて写真雑誌の特集に出てきそうな作例ですね。

 

風に揺れるコスモスには心を癒されます。動画も撮りましたが、こちらはまだ処理できていません…

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS Kiss X4     EF-S17-85mm f/4-5.6 IS USM

撮影データ

  絞り優先AE (F5~11  1/25~1/640秒)

  ISO 100~200

  露出補正  0 ~ +1 2/3

  画質 RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード

  PLフィルター使用

  画像処理  Digital Photo Professional で明るさ、コントラスト、色調を調整。