つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ソニーPlanar T* 50mm F1.4 の魅力

2013年07月30日 | カメラ

当初の5月発売予定が延期されていた、ソニー単焦点標準レンズ、Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM (写真はフリー画像)が、ようやく7月26日に発売されました。

ソニー Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM SAL50F14Z

35mmフルサイズ対応の高級レンズで、メーカー直販価格は148,800円(税込)。価格.comの最安値では129,799円(税込、7/30現在)となっています。

カールツァイスレンズだけに、けっこうな値段で、注目度も高いです。やはり性能は良いのでしょうか。

ネットで2つのレビューを見ました。

・デジカメWatchの「交換レンズ実写ギャラリー」

・ITmedia デジカメプラスの「交換レンズ百景:魅惑の高級レンズで楽しむスナップ&ポートレート」

2つのレビューで共通しているのは、絞り開放からのピントが合った部分のシャープネスの高い描写、背景などのソフトなボケに対する高い評価でした。

 

実写例を見た個人的な感想では、シャープはシャープでも、カリカリの描写ではなくどこか潤いのある感じがしました。ポートレートなど、瞳がうるんでいるようでとても美しい。

ボケの方は、等倍にアップすると色々気になるところがあります。開放では、点光源ボケに色のついた縁取りがうっすら出ます。植物の枝などにはやや「二線ボケ」の傾向も。強い光線の周囲にはパープルフリンジ。ひどくはないですが色収差も残っています。

しかし、等倍でなく適度な大きさで見ると、とてもすっきりした良い描写。収差といってもできるだけ抑えられており、さらに中央と周辺の画質がほとんど変わらない、プラナーたるゆえんの「平坦さ」が素晴らしいです。

並みのレンズでは「中心部はすごくシャープですよ。でも周辺部は堪忍して…」と言いわけしているようなところがありますが、このプラナーはいっさい妥協なし。周辺でもボケたり流れたりせず、中心部の画質をほぼ保っています。

F5.6以上に絞った風景を見ると良くわかります。本当に安心できる描写です。

 

レンガ壁などを写すと、軽い樽型の歪曲収差が分かります。これは、特に気になる人と、それほど気にならない人と、好みが分かれるかもしれません。

 

このレンズの誕生裏話については、ソニーの「特別座談会」のページが参考になります。

それまでのプラナーのレンズ構成「ガウスタイプ」(対称形のダブルガウス)でないところに設計上の工夫があるようですね。

 

良いレンズだと思いますよ。高いのが難ですが… 

αユーザーがうらやましい。

 


シグマが何か発表?

2013年07月28日 | カメラ

ポーランドのシグマが公式サイトでカウントダウンを実施しているとのこと(デジカメinfo  /  Photo Rumors)。 (写真はカウントダウンページ)

4日以内に何らかの発表があるようです。

デジカメinfoによれば、

『ポーランドのシグマが「シグマフォトレボリューション」という名称の新しいWebサイトを公開しており、「シグマでシステムを破壊する。発表が来る」または「シグマでシステムを転覆させる。解放だ」というようなスローガンでカウントダウンを行なっている。

システムという言葉が使用されているのが、とても興味深い。過去に何度か、シグマはレンズ交換式ミラーレスカメラを追求することはないと公式に述べている。』

ミラーレス機の発表でないとすると何でしょうね。

マウントアダプターのようなもの? それなら、平凡な感じがします。レボリューションというほどのものではない。

 

個人的には、DPシリーズがレンズ交換式になって、最近順次発売している他社向けのミラーレス専用レンズを、シグマ自前のカメラで使うようになったら面白いと思うのですけれど。

今のシグマのレンズの光学性能は素晴らしいだけに…

 

センサーは高解像度のFoveon。それに光学性能に優れた自社製のレンズを組み合わせられる、もちろん他社製のレンズもアダプターを介して付けられるミラーレス機…

何で作る気がないのかな?

 


パナソニック GX 7 リーク画像

2013年07月26日 | カメラ

パナソニックの新しいミラーレス一眼「 GX7 」のリーク画像とスペックが出ています(デジカメinfo / 43rumors )。

Image source: Fotomagazine.de

 

43rumors によると、富士フイルムの「X-M1」に似ている(特に背面ダイヤル)というコメントがあります。

スペック(噂)については以下の通り(デジカメinfo 参照)。

・センサーは1600万画素か1800万画素(マルチアスペクトかも?)
・マグネシウムボディ、色はブラックとブラック・シルバー
・ボディ内手ブレ補正
・動画のクオリティはGH3と同じ
・シャッター最高速度は1/8000秒
・連写は5コマ/秒(コンティニュアスAF使用時は4コマ/秒)
・非常に暗い環境でもAF可能
・チルト可能な276万ドットEVF
・チルト可能な3インチ104万ドット液晶モニタ
・Wi-FiとNFC搭載
・フォーカスピーキング
・ステレオマイク
・発売は9月
・価格はボディのみで1000ユーロ
・14-42mmと20mmの2つのキットが用意される

 

チルト可能なEVFが面白いです。シャッター最高速度1/8000秒といい、同じフォーサーズ陣営であるオリンパスの「PEN EP-5」と真っ向勝負! という感じがします。

外観はクラシックでGOOD。ただリーク画像を見る限り、同じようにクラシックの「GX1」よりグリップが大きくなったようで、この部分だけは一眼レフ風に見えます。このスタイルのカメラとしては、グリップはあまり大きくない方がいいのでは…

それとカメラ上部のスペースがキッチキチ。ホットシューにフラッシュでも付けたらチルト式EVFと干渉するのではないでしょうか。

 

このぐらいの小型カメラで、あまりごてごてしてなくて、さりげなくファインダーもついている、かつセンサーも大きめ…というレンズ交換式デジタルカメラは、写真好きにとってはライカとオーバーラップする印象もあって、大変魅力的なゾーン。

必ず一定の需要はあると思います。展示されたら見に行きたいですね。

富士、パナソニック、オリンパス。三つどもえのバトルになるのでしょうか…


パナソニック60倍ズーム機

2013年07月25日 | カメラ

パナソニックが25日、光学60倍(35mm判換算20-1200mm)のズームレンズを搭載したLUMIX DMC-FZ70 を国内でも発表しました(海外では発表済み)。

発売は8月22日。

Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ70 光学60倍 ブラック DMC-FZ70-KLUMIX DMC-FZ70 (フリー画像)
 
センサーサイズが1/2.3型の、レンズ一体型コンパクトカメラです。

 各社から出ている同じタイプの高倍率ズーム機の中でも、光学60倍というのは初めてではないでしょうか。

もっとも、望遠端1200mmは、すでに他社にもあります。広角側が20mmに広がっての光学60倍。

それにしても、これ1台で相当な広角から超望遠まで撮れ、マクロモードを使用すれば、1cmまで寄れるというのですからすごいですね。

別売りのコンバージョンレンズ「DMW-LT55」を付けると2,040mm相当(35mm判換算)の超望遠にもなります。

カワセミなど野鳥を狙うのに最適ですね。

 

まあ、レンズの明るさがF2.8-5.9と望遠端で暗いのが残念。

デジカメWatchによると、

『同社の高倍率モデルとしては、2012年8月発売の「LUMIX DMC-FZ200」がある。FZ200は35mm判換算の焦点距離が25-600mm相当と24倍にとどまるが、ズーム全域でF2.8となっている点が今回のFZ70と大きく異なる。位置づけとしては、FZ70はFZ200の下位モデルになる。』

のだそうですが…

結構面白い機種だと思います。

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各社の高倍率機のスペックを調べてみました(連写機能などは精査しきれていません)。

各社の高倍率ズーム機(発売日順。35mm換算で望遠端1000mm以上)


・キヤノン PowerShot SX50 HS
                      ズーム倍率:光学50倍 
           焦点距離:4.3-215.0mm (35mm判換算24-1200mm)
           開放F値:F3.4-F6.5
           センサー:1/2.3型  有効画素数 約1,210万画素
           手ブレ補正:あり
           連写:通常/約2. 2枚/秒
               ハイスピード連写HQ(連続撮影):約10枚/秒
               ハイスピード連写HQ(AF連続撮影):約4.1枚/秒
               ※ 1回の連続撮影における上限枚数は10枚

           発売日:2012/09/27

 

・ニコン COOLPIX P520
           ズーム倍率:光学42倍 
           焦点距離:4.3-180mm(35mm判換算24-1000mm)
           開放F値:F3-5.9
           センサー:1/2.3型  有効画素数 1,808万画素
           手ブレ補正:あり
           連写:約7コマ/秒で最大7コマ(18M:NORMAL時)、高速連写120fps(約1/125秒以上で60コマ連続撮影)、
           BSS(ベストショットセレクター)、マルチ連写(16コマ連続撮影)


           発売日:2013/02/21

 

・富士フイルム FinePix SL1000
           ズーム倍率:光学50倍
           焦点距離:4.3-215.0mm (35mm判換算24mm-1200mm)
           開放F値:F2.9-6.5
           センサー:1/2.3型 有効画素数 1,620万画素 
           手ブレ補正:あり
                      連写: H:10コマ/秒 連続9コマ(画像サイズL、M、S)


           発売日2013/02/23

 

・ソニー サイバーショットDSC-HX300  
           ズーム倍率:光学50倍
           焦点距離:4.3-215mm(35mm判換算24-1200mm)
           開放F値:F2.8-6.3
           センサー:1/2.3型 有効画素数 約2,040万画素
           手ブレ補正:あり(2群防振)
           連写:約10コマ/秒(最大10枚まで)


           発売日:2013/03/08

 

・パナソニック LUMIX DMC-FZ70
           ズーム倍率:光学60倍
                     焦点距離:3.58-215mm(35mm判換算20-1200mm)
           開放F値:F2.8-5.9
           センサー:1/2.3型 有効画素数 1610万画素
           手ブレ補正:あり
           連写:メカシャッター時:約9コマ/秒、最大3コマ(ファイン / スタンダード)
               AF追従連写:約5コマ・約2コマ/秒
               高速連写モード時:約10コマ/秒 3M
               フラッシュ連写


           発売日:2013/08/22

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どのカメラが良いでしょうか… 

焦点距離1000mm以上が、ずいぶん身近になったものです。

 


富士XF/XCレンズ 新ロードマップ

2013年07月24日 | カメラ

富士フイルムが7月23日、Xマウントレンズの最新ロードマップを公開しました(富士のニュースリリース)。

最新ロードマップでは、望遠ズーム「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS」(35mm換算で75-350mm)が追加されています。

「FUJIFILM X-M1」(写真はフリー画像)のキットレンズとして発表された標準ズーム「XC16-50mm F3.5-5.6 OIS」に続くXCレンズシリーズの第2弾。

XCレンズはXFレンズより軽量・コンパクトなのが特長とのこと。F値が暗いのが残念ですが、コンパクトさを優先するためにはしようがないのでしょう。ともかく、小型軽量の「X-M1」に似合いそうです。

「X-M1」発売(7月27日)に、ぎりぎり間に合わせた感じですね。

FUJIFILM デジタル一眼カメラ X-M1 Wレンズキット ズームレンズ付属 1630万画素APS-C シルバー F X-M1S/1650/27KIT
とはいえ、「X-M1」を触ってみたのが6月下旬(6/26記事)で、1カ月もたつと、もう感触など忘れかけていました。
 
え~っと、どんな感じだったかな… (年のせいもあって、忘れっぽい)
 

オリンパスPEN E-P5の場合、感触も機能も印象に残っているのと比べると、インパクトが薄い感がなきにしもあらず、です。

「X-M1」が発売されて、富士Xシリーズの裾野が広がり、充実するのは良いことですが、さて反響やいかに…


天神祭 ギャルみこし

2013年07月23日 | 行事・歳時記

大阪の天神祭は7月24日宵宮 、25日本宮。

このころは大阪で一番暑い時期。そのさなかに繰り広げられる、なかにも熱い祭。「チキチンコンコン」の祭囃子も、暑さの中で「ジキジンコンコン」と聞こえるといわれます。

それを盛り上げる恒例の「ギャルみこし」の巡行が23日にありました。

 

天神橋筋商店街を練り歩くギャルみこし。

 

天神橋筋商店街の四町会が協力して始めてから、はや30年以上。すっかり大阪の夏の風物詩として定着しています。

撮りに来たのは初めてですが、べっぴんさんが多いですね。これをきっかけにテレビに出るようになった人もあるようですから…

 

 

国道1号線の交差点を渡って大阪天満宮を目指します。

両側にはカメラマンの放列。ちょっと、左のオッサン達、邪魔なんやけどなァ…

 

交差点を渡るみこし。

 

大阪天満宮に着きました。みこしを上げて大歓声。

 

本殿前の広場を何回も巡ります。巡行のハイライト。

 

暑いなかでも頑張って…

 

草食系男子は負けそうなパワー。

 

ものすごい熱気でした。

 

飲み物を取ってしばし休憩。

 

笑顔がもれます。

 

Vサインで記念撮影。

 

このあとさらに商店街を練り歩き、天神橋筋6丁目でフィナーレ。4時間半の巡行。ごくろうさまでした。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

     EF24–105mm F4L IS USM


EOS×PIXUS 体験会

2013年07月22日 | カメラ

キヤノンから「EOS×PIXUS 体験会」の案内が来たので、20日に出かけてきました。大阪・梅田のキヤノンマーケティングジャパン大阪支店(ダイビル23F)。

フォトサークル会員限定で、カメラについては新製品のEOS 70Dなどのハンズオンコーナー、プリンターについては、PIXUS PRO 10、PIXUS PRO-100を使ったプリント体験コーナーがありました。

 

カメラは実写データの持ち帰りなどで画質を確かめられますが、プリンターは日頃試すことも少ないのでいい機会です。

染料インクのPIXUS PRO-100(8色)を試してみることにしました。

顔料インクのPIXUS PRO 10(10色)も魅力。でも、A4プリント3枚までしか試せないので、自分が一番使いそうなプリンターはどちらか、と考えると… 価格が安くて発色が鮮やかな、染料インクのプリンターの方かな、と。

 

PIXUSプリント体験コーナー。PIXUS PRO 10、PIXUS PRO-100とパソコン・モニターがずらりと並んでいました。なかなか壮観。

自分で撮影したデータ(RAWかJPEG)をCFカードやSDカードなどで持ち込んでプリントできます。

 

3種類から選べる用紙については、プラチナグレードを選択。

ラスターなどの艶消しに比べると、「鮮やか、ピッカピカ」過ぎて、素人的と言われそうですが… 好みなので。

 

PIXUS PRO-100でプリントしたところ。祇園祭の山鉾巡行です(撮影はEOS 6D)。

 

ぱっと見には、モニター画像とプリントでは余白の白さに差があるので、出来上がりが違うような印象。

しかし、画像部分をよく比較してみると、「お、色の再現性はいいな」と思いました。

鉾に懸けられた織物など、(この写真より肉眼で見ると更に)モニターとプリントの色はかなり近いです。

「色味は近いでしょう」と係りの人。

 

画質も申し分ありません、額に入れて飾っておきたいぐらい。

 

一般にモニターとプリントの色合わせは難しくて、部屋の照明だとかキャリブレーションだとか、面倒なことが多すぎ。そうやって努力してもモニターとプリントは完全に同じにはなりません。個人的にはモニター画像がどうあれ「プリントの出来がすべて」と割り切るほかないのかなと思っていました。

 

しかし、ここまでモニターに近いプリントが出来上がると、色合わせのストレスがなくなりますね。

 

キヤノンの人の説明によると、これは新しいプラグインソフト「Print Studio Pro」の機能によるものだそうです。

単純に言うと、パソコンがプリンターに出力するさいに、「モニターではどう見えているの」と確認しに行き、モニターの見え方に合わせているとのこと。

 

キヤノンホームページによると、

『プリンターとモニターでは、色再現域が異なります。それにより、モニターで目にした色と、出力した色にズレが起きることもあります。新しいカラーモードは、これを解消するために、プリンターと人間の視覚特性を考慮して、ガマットマッピングを行います。 sRGB色空間では「PROモード」、Adobe®RGB色空間では「ICCプロファイルを使う」の「知覚的」に設定することで、モニターで目にしている作品を、実際に出力される作品の印象に近づけて出力することができます。』

と説明されています。

機械が人間の視覚特性、紙色まで考慮してくれるようで、これなら簡単ですね。

 

プリンターの他の機能は試せませんでしたが、ちょっと欲しくなりました。

価格.comの最安価格は47,478 円(7/22現在)。平均で5万円以上するようですが…

 

カメラのコーナーも見に行きました。

ハンズオンコーナー。

 

EOS-1D XやEOS 5D Mark lll、垂涎の明るいL レンズなどが並んでいます。楽しいですね。

 

EOS 70D をまた試してみました。

 

バリアングル液晶は本当に楽です。ピント、シャッターがタッチだけでスムーズにできます。絞りもタッチで変更、その効果がリアルタイムに見られます。

ライブビューで連写すると液晶がブラックアウトするのは欠点ですが、連写音自体はファインダーでやるより静かになります(ミラーの上げ下げがなくなるため)。この連写音は気に入りました。

 

訪ねた時間帯が遅かったので、これ以上は試せず…

 

ともかく、PIXUS PRO-100でプリントできたのが収穫でした。

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撮影カメラ   ソニーRX100


梅田ゆかた祭

2013年07月21日 | イベント

大阪・梅田にぶらりと出かけたら、「小粋な街あそび---梅田ゆかた祭 2013」(7/20、7/21)をやっていました。

日本の「ゆかた」文化や、雨水を再利用するエコ的な「打ち水」を取り入れた、夏らしいイベント。

今年は新しく開業したグランフロント大阪のうめきた広場を加え、計4会場で開催。

梅田のお店にゆかたで来た人には料金の割引やクーポンのプレゼント、スタンプラリー、音楽ライブなどがあります。

 

グランフロント大阪のうめきた広場では、大阪・柴島高校和太鼓部の演舞の最中でした。

 

色々なところからの依頼を受けて和太鼓の演奏活動をやっているとのこと。

 

5月12日の「みんなでkappo! 御堂筋フェスタ2013」(5/16記事参照)では、大阪・芥川高校の和太鼓部の演舞が見事でしたが、この柴島高校もなかなかのもの。

 

カッコいいですね。

 

元気いっぱい。

 

太鼓の響きが広場にとどろいていました。

 

演舞のあと、スモーク(霧)の演出も。子供が大喜び。

 

午後6時から「ゆかた de 盆踊り」が始まりました。

 

やぐらの上の太鼓は柴島高校和太鼓部が担当。でっかい輪ができました。

 

だれでも参加できます。

都会の真ん中の盆踊りもいいものですね。

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撮影カメラ   ソニーRX100


祇園祭宵山 Part 3

2013年07月20日 | 行事・歳時記

祇園祭宵山に並ぶ鉾のうち、Part 2 でご紹介した長刀鉾のほか函谷(かんこ)鉾、月鉾、菊水鉾に登らせてもらいました。

撮影OKだったのは長刀鉾と函谷鉾でした。

 

下は函谷鉾の上からの風景です。

祇園囃子を奏でる函谷鉾の囃子方。

 

眼下には人波で埋まる四条通が見えます。

 

函谷鉾の会所に展示されていた重要文化財のゴブラン織り前掛など。

 

最近新調された「エジプト天空図」見送(手前)と、「モンサンミッシェル」前掛(奥)はモダンですね。いずれも皆川泰蔵氏の作品。

 

山鉾巡行のさい、函谷鉾で使われる稚児人形「一條嘉多丸君(いちじょう かたまる ぎみ)」。

天保10年(1839)に作られたそうです。

 

こちらは室町通の菊水鉾。

ここで、鉾の拝観券付き粽(ちまき)を買いました。

祇園祭の粽はご存知のように、食べるものではなく、厄除けのため戸口に飾るもの(食べようとした観光客もいるそうですが)。

 

四条通の月鉾。

 

味わいのある、提灯の「月」の字。

 

手前に月鉾、向こうに函谷鉾、長刀鉾が並ぶ四条通。人で一杯です。

 

浴衣姿は風情がありますね。中には金髪女性も。

 

西洞院通の蟷螂(とうろう)山。山鉾巡行で、動くカマキリのからくりが人気ですが、宵山では「かまきりおみくじ」に長蛇の列。

 

これはまた、かわいいカマキリ。参拝者がハンドルを回すと、お社からおみくじを取り出して渡してくれます。動きがとても面白い。

 

新町通の放下(ほうか)鉾の提灯。夜も更けてゆきます。

新町通は狭いので、北から南方向への一方通行でした。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

     EF24–105mm F4L IS USM

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

   ソニーRX100 (かまきりおみくじの写真)    


祇園祭宵山 Part 2

2013年07月19日 | 行事・歳時記

「コンチキチン」の祇園囃子が流れる中、まだ明るいうちから宵山を楽しんできました。

午後6 時から四条通などが歩行者天国になりますが、その直前の歩道の混雑がすごいです。

17日の山鉾巡行で必ず先頭を行く長刀(なぎなた)鉾。四条通にそびえていました。

鉾の先端にある長刀は、八坂神社や御所に刃先が向かないよう、南向きに取り付けられています。

人形ではない本物の稚児が乗る唯一の鉾。山鉾巡行の最初に、稚児が注連縄を切る場面は有名です。

 

そばにある会所の2階から鉾をながめたところ。

 

鉾を覆う豪華な懸装品(けそうひん)。

会所の下で、粽(ちまき)、手ぬぐい、あぶら取り紙などの授与品をどれか買うと会所2階に上がれ、男性は渡り廊下を通って鉾の中まで拝観できます(女性は不可)。

 

オジサンなので、鉾の中に入らせてもらいました。

美しい天幕。お祭り気分が盛り上がります。

 

祇園囃子を奏でる囃子方。

楽器は鉦(かね)、笛、太鼓。一般には少年のころ鉦から始め、大人になって笛や太鼓に移るそうです。

 

会所2階には祭に使われる色々なものが展示されています。

掛けられている大長刀は延宝3年(1675)の作。しかし、重くて鉾の揺れが激しいため、幕末から複製品に替えたとのこと。

さらに古くからあった、病気平癒など不思議な伝説のある大長刀(三条小鍛冶宗近の作)は、町内に秘蔵されており見ることができません。

 

懸装品のうち、右下の「胴懸(どうかけ)」(梅枝図)は14世紀ごろに制作された、世界でも2点しかない貴重な絨毯(じゅうたん)で、アメリカのメトロポリタン美術館でも展示されました(展示は復元品)。

 

 

祭の衣装。

 

鉾の後ろを飾る「見送り」。

 

飾り金具も凝っていて、「虫尽くし」だそうです。

 

なにしろ1100年以上の歴史がある祇園祭。長刀鉾だけでも見ものがたくさんありました。

こうした“お宝”をじっくり見られるのが宵山の楽しみです。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24–105mm F4L IS USM


祇園祭宵山 Part 1

2013年07月17日 | 行事・歳時記

16日、祇園祭の宵山を初めて見てきました。

例年のことですが大変な人出。

四条通に並ぶ駒形提灯。手前は月鉾。

鉾などの下では粽(ちまき)やお守り、手ぬぐいなどの授与品が販売されています。授与品をどれか買うか、拝観券を買うと鉾の上に登れるようになっているところが多いです。

 

まだ明るいころ、函谷鉾の上に登らせてもらいました。鉾の上は高いですね。ながめは格別。

 

会所から渡廊下で鉾に登ります。華麗な装飾を見たり、お囃子を間近で聞くのは楽しいもの。ただ内部の撮影ができるところは限られます。この菊水鉾では不可でした(室町通で)。

 

 

提灯に照らされた四条通。

浴衣姿の若い人の姿も多く、遅くまで人波が途切れることがありませんでした。

 

翌日の山鉾巡行も見て、疲れたので、とりあえずここまで。続きは次回に。

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 撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24–105mm F4L IS USM

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM


祇園祭

2013年07月16日 | 行事・歳時記

7月17日は、京都祇園祭の山鉾巡行。

午前9時から、長刀鉾を先頭に32基の山鉾が都大路を巡行します。

暑いさなかで見物も大変なのですが、前夜の宵山とあわせて撮りに行くことにしています。

 

これは2005年に撮った祇園祭。

 

「動く美術品」といわれる山鉾。見事なものです。

ただ、ものすごい人出で、四条通りの一か所から全く動けませんでした。

今年はどうなりますか。

 

祇園祭、とくに山鉾巡行についてはKYOTOdesignのサイトが詳しいですね。

同サイトでは、京都に関する写真を提供してくれるフォトグラファー(プロ・アマ問わず)を募集しています。

ボランティアですが、良い写真が撮れた人は応募してみるのも面白いかもしれません。


ソニーのフルサイズNEX?

2013年07月16日 | カメラ

そろそろソニーの35mmフルサイズNEXが発表されそうですね。

デジカメinfo(出所は Sony Alpha Rumors)に『ソニーのフルサイズNEXと共に2本のツァイスレンズが発表される?』とあります。

画素数は3000万画素を超えるとか?

2本のツァイスレンズ。『1本はズームレンズで、もう1本は単焦点レンズだ。そして重要なことは、すべては高価だということだ。』という言葉がズシンときました。

 

どうもプレミアム・コンパクトフルサイズ機のような気がしてきました。

ツァイスレンズ込みで、今も高嶺の花のRX1をかなり上回る値段になるのでは。「ゲゲッ」(今なら、じぇじぇじぇ!ですか)という数字になったりして…

 

ソニーには、RX100、RX1というプレミアムコンパクト機が、市場でのデジタルカメラの価格を押し上げている(従って利益も出る)、という認識があるようです。その流れから、高価格路線を進めようとしているのかもしれません。

しかし、ツァイスの高いレンズばかり出てくるのもどうかと思います。

フルサイズNEXに対応する既存のレンズが、どれだけあるかですね。交換レンズの選択肢が狭いと、せっかくのカメラも活かしきれませんから…


4,100万画素スマホ

2013年07月13日 | カメラ

フィンランドのNokiaが11日(現地時間)、米ニューヨークで4,100万画素カメラを搭載したスマートフォン「Lumia 1020」を発表しました。(マイナビニュース参照

センサーは裏面照射型CMOSで、サイズは1/1.5型とのこと。こんなに小さいセンサーで4,100万画素の画像が撮れるというのが驚きです。

画素数だけから見ると、3,630万画素のフルサイズ一眼レフ、ニコンD800も真っ青。デジタルカメラを浸食しているスマホのカメラ機能もここまできたか、という感じですが… 

はたして、詳しく見た場合、どこまで性能面で凌駕しているのでしょうか。(下はNokia「Lumia 1020」のプロモーションビデオ)

 

画素数

まず、4,100万画素とはいうものの、マイナビニュースによると、有効画素数はアスペクト比16:9の場合で3,360万画素(7,712×4,352)、4:3の場合で3,820万画素(7,136×5,360)となるそうです。

4,100万画素というのは有効画素数ではなくて、総画素数のことなのでしょうか?

センサーをどのアスペクト比で使用するかで画素数が変わるのは当然のことなのですが、アスペクト比を変えれば4,100万画素の画像というものが実際に撮れるのかどうか… よくわからないところがあります。

 

レンズ

ツァイスと協業して開発したレンズはガラス1枚、プラスチック5枚の計6枚構成。やはりスマホだけに軽量化に重点を置いて、プラスチックを多用していますね。F値はF2.2。けっこう明るいじゃないですか。

焦点距離は、35mm判換算で25mm(アスペクト比16:9)または27mm(アスペクト比4:3)の広角。

光学ズームでなく、高画素を生かしたデジタルズーム。

 

実写例

都市を俯瞰した作例(アスペクト比16:9)を見てみました。

3,360万画素(7,712×4,352)の画像、確かにすごいものがあります。ただ解像度はよくありません。ビルの外観などもエッジの切れが悪いですね。せっかく3,360万画素もあるのにレンズ性能が良くなくて生かし切れていない印象。さらに周辺部になるとさらに解像度が目立って落ち、輪郭はぼやけ、像も流れています。またザラザラしたノイズも多く、それを塗りつぶしたようなノイズリダクション処理(?)が目立ちます。

同じ3,000万画素超の画像でも、ニコンD800の緻密な画像とは全く比較になりません。

 

オーバーサンプリングという技術で画素を合成した500万画素の画像も並べられています。こちらの方が解像度も良く、ノイズが少ない感じがします。

 

夜景の作例もありました。ノイズが多いですが、パッと見は美しい。スマホでここまで撮れるのは立派というべきかもしれません。

 

本格的なカメラ設定

シャッタースピード、露出補正、ホワイトバランス、ISO感度、マニュアルフォーカスなども設定できるようです。

また、オプションの「Nokia Camera Grip」を背面パネルと交換すれば、グリップ、三脚穴、シャッターボタン、外部バッテリを追加できるとのこと。

おやおや、ここまでくると全く普通のカメラと同じでは…

こんなのが発売されると、一眼レフはともかく、低価格コンパクトカメラは完全に要らなくなりますね。

 

ウ~ンやっぱりデジタルカメラの「最強の敵現る」。価格は299.99ドル。

最初は米国、それから中国、欧州、南米で販売されるそうです。カメラファンとしては、こんなの、日本にだけは上陸してほしくないですねェ。

 

追記

dpreview CONNECTに「Lumia 1020」の公式サンプル画像がいくつか掲載。コメントも多数寄せられています。


ソニーNEXが一眼風になる?

2013年07月12日 | カメラ

ソニーEマウントが、キヤノンのKissシリーズを打ち破るべく、一眼レフライクな形になるという噂が出ています。

面白いですね。いままでになかった話ではないでしょうか。

出所はSony Alpha Rumors

 

それによると、このプロジェクトは「Project Alpha Fox」と呼ばれていて、要するにどんな形になるかと言えば、パナソニックのG、GHシリーズやオリンパスのOM-D。

いわゆる一眼レフ風のスタイル。

何かソニーらしさがなくなる、危ない感じがしないでもありませんね。

でも、そんなカメラが出たら見てみたいという“怖いもの見たさ”があります。

出たら“ギャー~”と叫ぶようなものだったりして… (良きにつけ悪しきにつけ… )

 

ソニーは本気でキヤノン、ニコンに勝ちたいと思っているらしいです…