つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ライカの世界  ハービー・山口写真展(2)

2015年08月30日 | カメラ

大阪・阪急うめだ本店で開かれた、「ライカの世界 ~ハービー・山口写真展 と ライカ100 年の歩み~」(8月26日~8月31日)の続きです。

ハービー・山口氏の写真展とは別のコーナーに、歴代のライカが展示されていました(許可を得て撮影しています。写真説明はおもに展示パネルより抜粋)。

 

 ◆歴代のライカカメラ

ライカ I 型 距離計付(1930年)。

ライカ I 型(A型)は1925年に登場したライカカメラの量産一号機。

 

 ライカ II 型 (1933年)。

ライカ II 型 は1932年に登場。ライカ I 型に二重画像合致式の距離計を内蔵させ、レンズと連動する機構を採用。

 

ライカ III f (1950年)。

ライカ III f は1950年に登場。フォーカルプレーンシャッターには困難とされていた、フラッシュの同調回路を内蔵。バルナックタイプでは最も台数が多い機種で、18万台以上生産。

 

ライカM3 (1956年)。

1954年に登場したライカM3 は、それまでのライカを一新した、画期的で完成されたカメラ。バヨネットマウントを採用、巻き上げレバーを搭載して現在のカメラの原型を作り上げたモデル。

 

ライカM3 。レンズ : ズマリット f1.5/5cm。バックは背面。

 

かつて、アンリ・カルティエ=ブレッソンをはじめ、世界の多くの写真家が愛用し傑作を生み出した「名機」。

ハービー・山口氏は『 Leica M3+SUMMICRON 50mm は永遠の組み合わせである。 』(「雲の上はいつも青空」)と書いています。

美しいですね… 欲しくなりますね~

 

ライカM4 (1969年)。

ライカM4 は、ライカM2 をベースとし、いくつかの改良を加え、1967年に発売されたモデル。フィルムの巻き戻しノブをクランクとし、巻き上げレバ―も改良、操作性が良く使いやすいカメラに。

 

ライカM5 (1972年)。

ライカM5 は1971年に発売。レンジファインダーカメラでは初めて露出計を内蔵。それにより大型化、重くなったためか、生産台数は3万台強とMシリーズとしては少ないモデル。

 

ライカR3 (1977年)。

1976年のフォトキナで発表。自動露出機構が内蔵された一眼レフカメラ。斬新なデザインと充実した機能で人気を博したモデル。

 

ライカM6 (1988年)。

ライカM6は、ライカM4-P に露出計を組み込んだ機種で、1985年に発売。ライカM5 のメーターとは異なり、通常のMシリーズの小型のボディーサイズに収めることができ、ロングセラーに。

ハービー・山口氏も愛用の機種。『ライカの入門機として最も適している。 』(「雲の上はいつも青空」)とのことです。

 

「ライカQ」を触ってみた

この展示コーナーの横には、現行のライカ機がショーケースにずらりと並び、販売されていました。

どれも、なかなか手の出る価格ではありませんが、最新モデル「ライカQ(Typ116)」を触ってみました。

カメラの外観写真は撮影不可でしたのでパンフレットで代用。

「 ライカQ 」のパンフレット。

 

35mmフルサイズセンサー(2420万画素)を搭載したレンズ一体型デジタルカメラ。というと、ソニー「RX1 」を思い浮かべる人が多いと思います。まさにその対抗機です。

AFに加えて手ぶれ補正が効きます。そのかわり、マニュアルフォーカスのライカMマウントレンズより、レンズ自体は大きめ。

持ってみた感じでは、重量感はあるものの、フルサイズでレンズ交換式の「ライカM」よりは、かなり軽く感じました。

 

レンズは明るい「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」。

内蔵電子ビューファインダー(EVF)は368万ドットもあり、のぞいてみると非常に明るく見やすい滑らかな表示です。ソニー「RX1 」の場合、EVFキット(FDA-EV1MK)は外付けで、235万ドットですから、これはライカのほうがよさそう。

「 ライカQ 」のEVFが面白いのは、レンズのマニュアルフォーカスリングを回し始めると、ファインダー画面がぱっと拡大(3倍または6倍)するところ。ピントが合っている部分が色付きます(ピーキング=赤、緑、青、白の各色から選択)。ライカ初心者にも優しい設計になっています。

マニュアルできっちりピントを合わせ、シャッターボタンを半押しすると本来の画角に戻ります。やってみると、なかなか楽しい。記念撮影や風景撮影にいいのではないでしょうか。

まあ、めんどうな人はAF ですませればいいことですが… 

AFも結構、速いです。

 

画像をクロップすることで35mmや50mm相当の画角で保存できます。もっとも、クロップするのはJPEG画像だけで、RAWファイル(DNG)は28mmの画角のまま。「デジタルフレームセレクター」というのだそうですが、フルサイズの高画質をうまく活用した機能。50mm相当にクロップしても800万画素ありますから、通常の用途では十分。28mm単焦点レンズ一体型カメラとはいえ、実際は50mmまでズームOKと考えてもいいですね。

マクロに切り替えると17cmまで寄れるのも良いところ。

 

シャッターは30~1/2000秒までがメカニカルシャッター。1/2500~1/16000が電子シャッター。

連写が最高10コマ/秒。 これは速い!

シャッター音は大変静かで、単写だと「チッ」という音しかしません。

このあたり、ライカらしい、よくできたメカニズムという感じ。

 

無線LAN機能を搭載、NFCにも対応して、スマホと連携。フルハイビジョン動画も撮れます。さらに背面液晶パネルはタッチパネル式。指でタッチしてフォーカス位置を決めたり、指のスクロールで再生画像を選択、拡大縮小できます。(下のデジカメWatch動画参照)

デジタル的な新しさ、日本のカメラに負けていないですね。

 

最近のライカは、モノクローム専用機をはじめ懐古趣味的、あるいは造りの良さを前面に出したブランド品としてのカメラを出してくるイメージがありましたが、「 ライカQ 」は伝統のメカに加えてデジタルの最新機能を惜しげもなく盛り込んだ製品。

さすがライカ… 

「 ライカQ 」、ここ数年の製品の中ではかなり魅力的に感じました。

 

お値段は… まあそれは、考えないことにしましょう。(価格.comで557,000円)

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連記事・サイト

   ・『ライカから今後数ヶ月以内の登場が予想される新製品のまとめ』(デジカメinfo / Leica News & Rumors)

   ・『ライカがLEICA Q のレンズ交換式バージョンを10月にリリース?』(デジカメinfo / Mirrorless Rumors)

   ・『ライカQ(実写編) 』(デジカメWatch)

   ・『ライカQ(外観・機能編) 』(デジカメWatch)

   ・『“28mm F1.7”のフルサイズコンパクト「ライカQ」 』(デジカメWatch)

   ・『日本カメラ博物館特別展「The LEICA ライカの100年」』(2014年、CAMERA fan)

   ・『ハービー・山口写真展「Wetzlar」トークショーレポート 』(デジカメWatch)

   ・『ライカカメラ社の新社屋「ライツパーク」見学レポート 』(デジカメWatch)

   ・『ライカの歴史を辿る、ドイツ・ウェッツラー探訪記 』(デジカメWatch)

   ・日本カメラ博物館


ライカの世界  ハービー・山口写真展(1)

2015年08月28日 | カメラ

大阪・阪急うめだ本店9 階、阪急うめだギャラリーで、「ライカの世界 ~ハービー・山口写真展 と ライカ100 年の歩み~」(8月26日~8月31日)が開催。初日に行ってきました(入場無料)。

 

「ライカの世界 ~ハービー・山口写真展 と ライカ100 年の歩み~」。

看板は「Michelle 」(1988年 ©Herbie Yamaguchi )。

 

阪急うめだ本店10 階「うめだスーク」に9月1日、大阪では2店目の「ライカストア」がオープンするのを記念したイベント。

ライカを愛用している写真家、ハービー・山口氏が自選した約50点の作品を、「街角の天使たち」「Europe」「Heroes」の3章に分けて展示しています。

 

イベントのパンフレット。紹介されている2作品は左から「夏、一瞬の風 」(2004年)、「SRに乗った二人」(2001年)=©Herbie Yamaguchi 。

 

会場の中は撮影不可でしたので、写真を紹介出来ないのが残念。

ハービー・山口氏が10年間住んでいたロンドンでの写真が多いです。故ダイアナ妃やミュージシャン、一般の人たちのポートレート。日本では東日本大震災の被災地での写真もありました。

カラーはわずかで、ほとんどがモノクロフィルム写真。黒と白の豊かな諧調の中に浮かび上がる人間賛歌。

いいですねェ、見たあとで、ほっこりした人間の「優しさ」のようなものが心に残りました。

 

作品的には、写真展の看板にもなっている「Michelle 」が秀逸。ロンドンのクラブでの撮影ですが、まるで映画の1シーンのよう。

上のパンフレット左上の写真「夏、一瞬の風 」も有名な作品。素足で川を渡る女子高生に風が吹き抜ける瞬間をスナップしたもの。今、そこで実際の彼女たちに会っているような、ナマの青春の実感、すがすがしさを感じさせ、個人的にとても好きな写真です。

 

ところで、モノクロの作品には例外なく細い黒縁が付いています。

フイルムに画像が写る範囲より大き目にプリントしているため、周囲の枠、場合によってはパーフォレーション(フィルム巻き上げに使う穴)の一部まで黒縁として出ています。これは、トリミングを全くしていないという証拠。

絶対にトリミングしない、最初から完璧な構図で撮るのだというポリシーを示しているわけですね。

トリミングをする、しないはプロの世界でも色々だとはいえ、少なくとも写真家として一つの矜持ではあります。

イージーにトリミングしまくりの私などは、恥ずかしい限り…

 

「ジョン・ライドン」(1983年)という、記者会見中のミュージシャンを撮った作品には、コンタクトシート(フイルムの原寸プリント)も添えて展示されていました。

36コマのうち、同じシーンは3枚程度まで。あとは横顔、正面、上から、下から、逆光、半逆光、アップ、ロング… 。実に色々なアングルから撮っているのが分かります。動き回って撮っているんですね。

しかもそれぞれが計算された構図で、「使えそう」な写真ばかり。

ウ~ン、さすがに凄い。

 

というわけで、著書を買ってみました。

「雲の上はいつも青空」(ハービー・山口著、玄光社、2,300円)。

 

生まれて3カ月で患った腰椎カリエスを乗り越え、イギリスで写真家として自信をつけたこと、ハービーという名前の由来など、自伝的な要素をまじえたフォトエッセイ集。

素直で人間的な味わいが行間にあふれ、なかなか良い読み物です。

 

会場では、名作シリーズ「LONDON」「Wetzlar」のスライドショー、「ライカの魅力」と題したビデオ上映、書籍の販売も。

写真集を買ったお客さんには、ハービー・山口氏自身がサイン。ついでに写真展にまつわる話などをしていました。(8月30日には、ハービー・山口氏のトークショー、サイン会もあります)

 

別のコーナーには、日本カメラ博物館が所蔵する歴代のライカを展示。現行機の販売もあり、最新機種を触ってきましたが、それについては長くなりすぎるので次回に。

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連記事

  ・『ライカの世界 〜ハービー・山口写真展とライカ100年の歩み〜』(CAPAカメラネット)


道頓堀ぶらり(24時間TVイベント)

2015年08月24日 | イベント

8月23日(日)の夕方、何かイベントでもやっているかな… と大阪・ミナミの道頓堀へ。

 

道頓堀川。

 

川岸の「とんぼりリバーウォーク」を歩いていると、にぎやかな声が聞こえてきました。

 

日テレ系「24時間テレビ」の募金活動を応援するチャリティーイベント「WONDER OSAKA VOL.6」。

 

前日からたくさんのアーティストが参加して開かれていたもの。道頓堀川に浮かべた台船のステージでライブ演奏。川の対岸が無料の観客席代わりで、通りがかりの人が足を止め聞き入っていました。

 

弾き語りの丸本莉子さん。夢は武道館とか…

 

時々リバークルーズ船が通りかかり、手を振ったり写真を撮る人も。道頓堀川ライブの面白いところです。

 

こちらはステージを終えたあと、記念撮影していたみたい。出演表には「村上夢歌+キューティードリーム」となっていました。

 

「せ~の」でジャンプパフォーマンス。決まったね!

 

24時間テレビ 愛は地球を救う」の募金活動をする人たち。おそろいの「チャリTシャツ」は、きゃりーぱみゅぱみゅ、山中伸弥、桂歌丸、羽生結弦ら色々なジャンルの15人によるデザインだそうです。

 

和服のつげ さん。歌、アクションとも派手。

 

Bug Me Not という大阪を中心に活動しているグループ。

ライブで聞く大音量のサウンド、迫力があります。

 

Bug Me Not。

 

戎橋の上から見る外人さん。

 

これは「MUJIC CIRCUS '15」という、10月11日にATCで行われるイベントのPR。

 

「赤い灯青い灯 道頓堀の~ 」。

 

川面に映るネオンが美しい道頓堀かいわい。海外の観光客が、増えて増えて… 戎橋の上はすごい人出でした。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


パナ「LUMIX GX8」を触ってみた(2)

2015年08月20日 | カメラ

4K動画、4K PHOTO が撮れるパナソニックのミラーレス一眼「LUMIX GX8 」が8月20日に発売。

8月16日に発売を記念してパナソニックセンター大阪で行われた、森脇章彦氏の トークセミナー 『4K PHOTO の魅力と活用』を聞いてきました。

 

写真家・森脇章彦氏の トークセミナー 『4K PHOTO の魅力と活用』。

 

事前予約制で、前の方の予約席は一杯。後ろの、当日用の席で聞きました。

パナソニックのイベントで森脇氏の話を聞くのは、2013年9月1日、グランフロント大阪・コングレコンベンションセンターで開かれた「LUMIX GX7」デビューイベント以来(2013年9月2日記事)。

 

森脇氏のトークは軽妙で面白いですね。

「ぼくはライカ型のカメラが好き。で、ライカ型のカメラが好きな人は、だいたい一眼レフ型のカメラが大嫌いなのよね…」

というところから「LUMIX GX8 」の4K PHOTO の話になりました。

 

4K PHOTO

4K PHOTO は「われわれ(プロ写真家)がアドバイスして生まれたもの」と森脇氏。

パナソニックは、ずっと以前から五輪の公式スポンサーだったこともあって、2020年東京五輪にはすべてのパナソニック製カメラで4K映像が撮れるようにしようと、多額の開発費をかけてきたとのこと。五輪をきっかけにした4K、ついで8K の市場開拓に相当な力を入れているようです。(パナソニックは2017年から2024年までのオリンピックのワールドワイド公式パートナー契約に調印済み=2014年2月6日プレスリリース参照)

 

4K PHOTO のメリットは30コマ/秒という圧倒的なコマ数。現在のハイエンド一眼レフでも12コマ/秒の連写が限界なので、大まかに言って4K PHOTO で撮れる3コマのうち、2コマは一眼レフが撮れない勘定。

鳥が飛び立つ映像などを使って「この、翼が良い形になった瞬間。一眼レフでは撮れないですね」と解説。

シャボン玉遊び、結婚式での新郎新婦のジャンプ、鉄道写真など色々な作例を使って、プロやハイアマではない普通の人が「瞬間」を簡単に撮れる4K PHOTO の良さをアピールしていました。

 

おもしろかったのは、パンフレットにも書いていない、4K PHOTO を撮る高齢者向きのモード。

次の3つのモードがありますが…

 ・4K連写   シャッターボタンを押している間、連写が続く。
 ・4K連写(S/S)   シャッターボタンを押すと連写開始、もう一度押すと終了。
 ・4Kプリ連写   シャッターボタンを押した瞬間の前後1秒を連写。

「4K連写(S/S)」が高齢者向きなのだそうです。

というのは、シャッターボタンを押しているあいだ連写が続く「4K連写」は、若い人はいいけれど、指が震えがちな高齢者だと画像がブレブレに。

シャッターボタンを押すと連写開始、もう一度押して終了する「4K連写(S/S)」のほうが失敗が少ないというわけです。

 

   *補足すると、4K PHOTO はシャッター速度の設定も大切。(取扱説明書によると、被写体ブレを抑えて撮るには、モードダイヤルを「S」(シャッタースピード優先)に。晴天の屋外でのシャッタースピードの目安として1/1000 秒以上を推奨しています。)

 

手ブレ補正機能

レンズ(2軸)とボディ(4軸)の6コントロールによる手ブレ補正機能「Dual I.S.」の実力は、シャッタースピード1/6秒でブレていなかったという、祇園祭宵山の写真で解説。

かなり効果がありそう。

それと、ボディ内手ブレ補正だけだと、高速連写についていけないのだそうです。

(秒間4.5コマ、5コマになった瞬間、ボディ内手ブレ補正がOFFになるとか!? 。他のメーカー製のことだったかもしれません… こういう話、あまり聞いたことがなかった…)

LUMIX GX8 」の場合は、メカシャッターによる連写は最高約8コマ/秒ですが、「Dual I.S.」の手ブレ補正は効いているとのことでした。

 

手ブレの話題から、余談で三脚の話も。

国内でよく売られている、上にゴムの付いた雲台は、カメラがゴムで振動するので良くない。買うならアルカスイス互換の、金属でガッチリ止めるタイプが良いそうです。

 

お勧めレンズ

カメラのほか、新しいパナソニック製単焦点レンズの話もありました。

 

AF の速いパナソニックレンズを紹介する森脇章彦氏。

 

「AF がむちゃくちゃ速い」と見せてもらったのが、マクロレンズの「LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」(35mm判換算60mm)。

もうひとつは、「女性の要望で作られた」という、美しいボケ味で最短距離が31cmまで寄れる「LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.」(35mm判換算85mm)。

どちらも良さそうなレンズでしたね。

 

お土産

アンケートに答えて、もらったお土産。

「GX8」のパンフレットと、ハ―ビ―・山口氏が「GX8」で撮った作品。

 

パナソニックセンター大阪では、ハ―ビ―・山口氏の写真展が開かれています(9月16日まで)。

 

ハ―ビ―・山口氏が「GX8」を使い、長崎とマラッカで撮った作品(パナソニックのGX8ギャラリー参照)。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連サイト

  ・森脇章彦氏ツイッタ―


パナ「LUMIX GX8」を触ってみた(1)

2015年08月17日 | カメラ

パナソニックの新しいミラーレス機「LUMIX  GX8」が8月20日に発売されます。

先日、大阪・梅田のパナソニックセンター大阪で、実機を触ってきました。

 

LUMIX  GX8」(シルバー)。

 

大きくなった…

 高機能で人気があった「LUMIX  GX7」の後継機。「4K PHOTO」や4K動画、新しい手ブレ補正システムを搭載して登場。

イメージセンサーの画素数がアップ、新開発の2030万画素4/3型Live MOSセンサーを採用しています。

外観は「 GX7」に比べると、大きく、重厚になりました。

 

こちらはブラックボディー。

 

キットレンズ「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-F5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」が付いていました。35mm判換算で28mm~280mm の高倍率ズームです。

 

手に取ってみると、ある程度の重量を感じます。グリップも「 GX7 」より際立って大きくなりました。しかし、持ちやすいことは確か。

「GX7 」は幅122.6×高さ70.7×奥行き54.6mm・402g(バッテリー、メモリーカード含む)。「GX8 」は幅133.2×高さ77.9×奥行き63.1mm・487g(同)で、寸法・重さとも増えています。

これについては、8月16日のトークショー(次回に書きます)で、講師の森脇章彦氏が「今後出てくる長玉(超望遠レンズ)が耐えられないので、ボディーが大きくなったが…」と、チラッと話していました。

機能アップとも関連するのでしょうけれど、開発発表されたLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3 など将来のレンズ大型化に合わせた、というのも大ぶりになった一つの理由のよう。(パナソニックの発表参照)

 

 「LUMIX史上、最高のストリートフォト一眼」(パンフレットより)とか。

スナップに使う場合、個人的にはもう少しグリップが控えめで、オーソドックスなライカ型の方が合っているように思いましたが…

 

GX8 」の背面と上部。

 

やはりシルバーの方がカッコいいかな。

 

90度チルト式のライブビューファインダー。大きく、見やすくなりました(236万ドット有機ELディスプレイ)。

 

GX7」は、以前もうちょっとで買うところまで行ったものの、いかにもファインダーが小さいのが気になって、結局買わずじまい。

それからすると、ファインダーの大型化は大歓迎。

ファインダー表示は、倍率0.77倍のフルエリアと、少し小さめの倍率0.7倍の2パターンに切り換えが可能。芸が細かいです…

 

ダイヤル類が「 GX7 」より増えましたね。シャッターまわりの「前ダイヤル」、手前の「後ダイヤル」、左側には二段重ねになった「露出補正ダイヤル」と「モードダイヤル」。

こういうメカニックな質感は好きです。

 

ファインダーをのぞきながら、「前ダイヤル」や「後ダイヤル」を回すことで絞り値・シャッタースピードを変えられます。

「後ダイヤル」中央にあるファンクションボタンを押すと一時的に役割が変わり、たとえば店頭機の設定では「前ダイヤル」がホワイトバランス、「後ダイヤル」がISO感度になりました(下の写真)。

 

ファンクションボタンを押すと液晶モニターに出る表示。

 

この写真の設定では「前ダイヤル」でホワイトバランス、「後ダイヤル」でISO感度を変更できますが、ほかの設定を割り当てることも可能。いちいちメニュー画面へ行く必要がないのでスピーディー。

 

一方、ファインダー大型化と、ダイヤルが増えたあおりで、「GX7」で内蔵していたフラッシュはなくなりました。上部のスペースは限られているので、止むを得ないところでしょう。

 

背面液晶モニター(3.0型104万ドット有機EL)はチルト式からバリアングルに変更。これは好みが分かれるところ。

タテ位置で撮るのも好きな私としては、この方が便利です。

(それにしても、液晶モニターを開くとずいぶん横長になるなァ…)

 

AF位置を、画面タッチで簡単に変えられます。ファインダーをのぞきながらでも可能。これは楽ですね~

「空間認識AF」 の速さを試してみました。さすがに速い。気持ちがいいです。

AF エリアが「GX7」の23点から49点へ大幅に増えたのも進歩。

 

液晶モニター調整が色々できるのもすごいと、前述のトークショーで森脇章彦氏は強調していました。撮影場所に合わせた、正確な色補正が可能です。森脇氏の撮影会では、まず青空と液晶モニターの色を合わせ、その色温度で撮影を始めることにしているとか。

 

4K PHOTO が簡単に

パナソニックが強くアピールしている「4K PHOTO」。どんな風に撮るのか、店の係の人に頼んでやってもらいました。

4K動画(30コマ/秒)から800万画素の静止画を切り出すものなので、操作は動画から入るのかと思っていたら、静止画と同じ扱い。単写、連写などを選ぶドライブモードから「4K PHOTO」を選択するだけでした。

撮影中「シャ、シャ、シャ…」と速いシャッター音がしました。感じとしては、秒間30コマの超高速連写です。

 

「4K PHOTO」で撮影した画像を表示して、シーンを選んでいるところ。

 

秒単位の大まかな選択は上部のバ―で行い、大体気に入った場面になったところで、下のパラパラ漫画のような「スライドフォトセレクト」を指でなぞると一枚ずつ表示されます。

指でなぞるだけで秒間30コマの中の1枚、その次の1枚と表示されます。いやあ、これは簡単!

これだと“決定的瞬間”を直観的に探せますね。

 

「スライドフォトセレクト」は「GX8 」と「LUMIX G7」で初めて搭載された機能ですが、上の写真のように従来のコマ送り方式(下部の三角印)でシーンを選ぶこともできます。

 

シーンを選んだあとは、「表示されている画像を写真として保存しますか」の画面が出るので「はい」を押すだけ。

これで800万画素の静止画像(JPEG)として保存されます。A3 程度まで伸ばしても耐え得る画質だそうです。

 

「4K PHOTO」を難しく考えていましたが、意外に簡単。結構使えそうだと思いました。

 

3つの「4K フォト」モード

簡単とは言え、「GX8」の「4K PHOTO」には、シャッターの押し方によって3つのモードがあります。どれを選ぶかは被写体の状況と自分の好み。撮る前にあらかじめ選んでおく必要があります。

 ・4K連写   シャッターボタンを押している間、連写が続く。カード容量一杯まで連続撮影が可能。

         普通のカメラの連写と同じ感覚。「GX8」と「G7」から新搭載。

 ・4K連写(S/S)   シャッターボタンを押すと連写開始、もう一度押すと終了。カード容量一杯まで連続撮影が可能。

              S/S はStart/Stop の略。

 ・4Kプリ連写   シャッターボタンを押した瞬間の前後1秒を連写。計60コマの連続撮影。

 

4Kプリ連写って不思議ですね。シャッターを押す1秒前の“過去”に戻って撮れるなんて。

仕組みは良くわかりませんが、シャッターを押す前からイメージセンサーが常に記録し続けているらしいです。

子どもの運動会などで、いいと思った場面を撮っても、ほとんどの人は一拍遅れがち。この連写があると楽です。

 

また、電子シャッターなので、シャッター音をなくし完全に無音で撮ることもできます。

 

さて、この 「4K PHOTO」、誰でもいい瞬間が撮れるという便利さの反面、写真を撮る本来の姿から逸脱していると見る人もいるようです。「シャッターの一押しに賭ける集中力こそ写真の醍醐味。動画から切り出すのは邪道。」というわけです。

どうなんでしょうね。

今はただ珍しいという段階の「4K PHOTO」ですが、パナソニックだけでなく、他のメーカーにまで広がった時、論議を呼びそうです。

さらにパナソニックは、「GX8」の今後のファームアップによる機能追加として、撮影後にピント位置を選べる『4Kフォーカスセレクト』も発表しています。これも「ピントを後で合わせるなんて、手抜きもいいところ。」とか、写真愛好家同士の話のネタになりそう…

 

 ◆手ブレ補正

レンズ内手ブレ補正(2軸)とボディ内手ブレ補正(4軸)を組み合わせた、ユニークな「デュアルI.S.」を搭載。

シャッタースピードを低速にして色々試してみないと何とも言えませんが、そこまでは時間がありませんでした。

別の機会に試すか、他のレビューを参考にしたいと思います。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連記事

  ・『Panasonic LUMIX DMC-GX8 実写レビュー 』(フォトヨドバシ )

  ・『パナソニックGX8は旧機種(GX7)から大幅に進化している』(デジカメinfo / ePHOTOzine)

  ・『パナソニックLUMIX GX8(外観・機能編)』(デジカメWatch)

  ・『LUMIX GX8登場! ボディ+レンズでの6コントロール手ブレ補正を実現!』(価格.comマガジン)

  ・『パナソニック「LUMIX GX8」発表会レポート』(デジカメWatch)

  ・『パナソニック、超強力手ブレ補正のLUMIX DMC-GX8発表。ボディとレンズで6軸補正』(engadget日本版)


長居植物園「ナイトガーデン」2015

2015年08月12日 | イベント

大阪・長居公園内の長居植物園で8月8日から、「ナイトガーデン」が始まりました(8月30日まで、月曜休園。小学生以上300円)。(チラシPDF

午後6時30分から午後9時まで、夜間に臨時開園してイルミネーションで飾り、コンサートやダンスなどのイベントがあります。

11日に行ってきました。

 

大花壇のイルミネーション。

 

木々に鮮やかな色彩を投影する照明装置。

「ナイトガーデン」は去年も見ましたが(2014年8月21日の記事)、イルミネーションの趣向は前回の和風の雰囲気から、がらりと変わっていました。

 

 

植物園入り口には「虫よけジェル」が完備。この季節、必需品ですものね…

 

大池のそばに、今年はドラゴンのオブジェが登場。

 

ハスの生い茂る大池の周囲を、長々とドラゴンが取り巻いています。

 

スピーカーから水音が流れる、滝をイメージしたイルミネーション。

 

自撮りするのにぴったりのスポット。

 

ブルーの世界。

 

みんなブルーに染まって、涼しそう…

 

ヘチマやヒョウタンなどを栽培している「みどりのトンネル」のライトアップ。

 

輝くシカのオブジェ。

 

草を食べるバンビかな… 去年、このあたりにはサボテンのオブジェがありました。今年は動物バージョン。毎年来てもらうための工夫でしょうか。

 

夕涼みのひとときを楽しく過ごしてもらおうと、レストランが営業しています(花と緑と自然の情報センター)。地ビールや輸入ビールもありました。

2階アトリウムでは毎晩、コンサート・歌・踊りのイベントがにぎやかに。残念ながら撮影不可なので、写真はナシ…

また、土日と8/13、8/14には、夜の園内を、イルミネーションで飾ったロードトレインで一周する「ナイトトレイン」も運行されます。

 

ブルーに染まった並木道を歩いて、家路につきました。

 

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撮影カメラ・レンズ

     キヤノンEOS 6D

       EF24–105mm F4L IS USM

       EF50mm F1.8 STM

     ソニーRX100


準惑星ケレス 謎の光(最新3D映像)

2015年08月09日 | 宇宙

NASAの無人探査機「ドーン」が、火星と木星の間にある準惑星ケレス(セレス)に、謎の光る点(下の写真)を発見、話題になっていましたが、新しい映像が届きました。

 ケレスの謎の光(クリックで拡大=NASA提供)

 

8月6日、NASAはこれまでの「ドーン」の観測データから作成された3Dアニメーションを公開。

自転するケレスの全体像のほか、謎の光る点が存在するクレーター(Occatorと命名)を低く旋回するような形で映像化しています。

 

謎の光点があるクレーター「Occator」(NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/LPI)。

 

確かに白い斑点が見えます。しかし、目を凝らしてみてもよく分かりませんね~

これが氷なのか塩なのか、それ以外のものか… 

『Occatorの光る点からの反射光を様々な波長で調べた限りでは、「ドーン」の科学者チームは、それが氷で構成されているという証拠を得ていない。この光の点のアルべド(白さ)=入射光に対する反射光の比=は氷だとした場合の想定量より低い。』(NASAのページより)

 

一方こちらはピラミッドのような山。

クレーター「Occator」からかなり離れた場所にある、高い山です。

Credit:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/LPI

 

山の部分をアップにしてみます。

周りの地表とは異質な、白いものがニョキッと突き出した格好。逆に、手前には深い大きな穴。

 

別の方向からの映像。(Credit:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/LPI)

 

NASAのページによると、この山の高さは約6000メートル。北米最高峰、アラスカのマッキンリーと同じぐらいだそうです。

それが地表からいきなり急斜面でそそり立っていることから、「ピラミッド」という表現が使われています。

 

下はNASAの3Dアニメーションです。最後の方は、3Dメガネをかけるとさらに立体的に見える映像になっています。

  NASAのCredit
   ・セレスの自転アニメ:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/PSI
   ・Occator(クレーター)と山のアニメ:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/LPI

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訂正(8/14)

    8/9 の記事で、謎の光点が存在するクレーター「Occator」の中に、ピラミッドのような高い山があると読み違いしていました。クレーターと高い山は別の場所にあります。

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 関連記事

   ・『準惑星ケレス 謎の光(続報)』(6月12日 当ブログ記事)

   ・『ますます鮮明に!氷か塩か、ケレスで輝く謎の光点』(AstroArts)

   ・『ケレスの地図公開、謎の光点のあるクレーターにも正式名称』(AstroArts)

   ・『NASA探査機が撮影、準惑星ケレスの「ピラミッド状の山」と「謎の光点」(動画あり)』(WIRED)

 


写真甲子園2015

2015年08月07日 | 撮影会・コンテスト

「写真甲子園2015」の本戦(8月5日~7日)が北海道の“写真の町”東川町で熱戦を展開。3回にわたる公開審査の模様もライブ中継されていました。

立木義浩審査委員長の温かい“いじり”もあって、おもしろかったですね。

 

本戦出場は18校。公式ホームページの「選手・監督紹介 」で「初戦応募作品を見る」をクリックすると応募作品の組み写真が見られるのですが相当レベルが高いです。(とくに、相撲部屋を撮った、東亜学園高校(東京ブロック代表)の『一意専心』 なんて素晴らしい。)


本戦では、高校生が3人でチームを組み、北海道・東川町で3日間、与えられたテーマで作品の腕を競うわけですが、限られた時間の中でよく良い作品が撮れるものだと感心します。同行している監督の指導もあるのでしょう。

使用カメラは、共通のキヤノン一眼レフ(今年は 8000D ?)。レンズはズーム、マクロ、単焦点と色々使えるようです。

 

出場校の中で多いのは女子3人組のチーム。そうしたチームの一つ、香川県立坂出商業高校の作品が個人的に気に入りました。

特にセカンド審査での 「うつる」という組み写真。うまい。どの写真もカラーの良さが出ていて、キノコの写真など立木義浩審査委員長も褒めていました。

ファースト審査ではモノクロの人物。セカンド審査では一転してカラーの風景・ネイチャー写真。ファイナル審査では変化をつけたモノクロの人物… 幅の広い被写体を、こんなにうまく撮れるなんて… 脱帽。(結果は準優勝)

 

優勝は、同じように女子3人組の沖縄県立浦添工業高校 。技術的に巧みだし、これまで「人を撮る練習をしてきた」というだけに人物写真の“つかみ”がうまかったです。

 

オジサンも負けないように良い写真を撮らないとね~

 


川を渡る神輿(みこし)

2015年08月04日 | 行事・歳時記

大阪の夏祭りは愛染まつりから始まり天神祭を経て住吉大社の夏祭(住吉祭)で締めくくり、と言われています。

8月1日、その住吉祭のクライマックスとなる 神輿渡御 を見てきました。

大阪市と、南側の堺市との境を流れる大和川を神輿(みこし)が渡る、勇壮で珍しい行事です。

 

(猛暑の中で撮影、そのあと夏バテでダウン。更新が遅れてしまいました…)

 

午後2時ごろ、大阪市の住吉大社を 「べーら、べーら」の掛け声とともに出発した神輿の行列が、午後4時過ぎ大和川に到着。堤防の急な石段を下ります。(堺市側から撮影)

 

神輿が川を渡る、なぜこういう行事があるのかというと… (住吉大社のホームページ「住吉祭 神輿渡御の歴史」などから)

もともと堺市側の地域は、住吉大社のある大阪市側と同じ住吉郡で地続きでした。ところが江戸時代、住吉郡を横断する大和川付け替え工事によって大阪側と堺側が分離されてしまいます。

その後、大社から堺市側へ、大和川を渡って神輿が渡御する伝統が続きます。一時、大和橋を通る渡御に変わり、川渡りが中断した時期もありましたが、2006年に川渡りが46年ぶりに復活。現在、住吉大社から堺市の住吉大社宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)まで、神輿行列を繰り広げる恒例の行事として定着しています。

ユーチューブには、住吉祭の長時間にわたる行事を撮った動画があります(2014年版)。

当ブログは大和川でのハイライトのみに。

 

大阪市側の担ぎ手によって大和川に入った住吉大社の神輿。

 

水しぶきを上げながら、中州に到着。

 

中州で神輿を高々と差し上げる、大阪市側の担ぎ手。

 

旗と神輿が、大阪市側から堺市側に渡されます。

 

今度は堺市側の担ぎ手の出番。「いくぞ」の掛け声とともに、どっと中州へ。

 

堤防では「堺太鼓」の演奏で盛り上げ。

 

甲冑姿の堺火縄銃保存会メンバーによる祝砲も。

 

川の中で神輿を差し上げる堺市側の担ぎ手。

 

重い神輿を差し上げるには、かなりの力が要りそう。

 

堺市側に着きました。「ガッサイ、ガッサイ」の掛け声で神輿を揺らすと、金色の装飾がキラキラ輝きます。

向こうに見える鉄橋は阪堺線。路面電車が通って行きました。

 

ほっと一息。小休止のあと、商店街などを練り歩きながら宿院頓宮へ向かいます。

暑い中、本当にご苦労様です。

 

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撮影カメラ・レンズ

     Canon EOS 6D  

     EF70-300mm f/4-5.6L IS USM (アップの場面など一部トリミングあり)

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関連記事

   ・住吉祭 神輿渡御(みこしとぎょ)の歴史(住吉大社ホームページ)

 


ブルームーン

2015年08月01日 | 宇宙

1か月に2度満月が見られることがたまにあり、2度目の満月を「ブルームーン」と呼ぶそうです。

2015年7月は2日に満月、31日も満月。

こういう現象は、このあと2018年1月までないとのこと。

 

「ブルー」という名が付いているので、青い月になるのかというと、そうではなくて、ただ英語的に「珍しい」という意味のようです。

「ブルームーン」を話題にしたサイトはたくさんありますが、「ロマンチックですね」とか、お茶を濁していて… 命名の由来はよくわかりません。

 

まあ、月に変わりはないけれど、ひと月に2 回満月になるのは珍しいじゃないの~ ということで撮ってみました。

 

2015年7月31日の満月「ブルームーン」(午後7時57分)。300mmで撮り、等倍に拡大したもの。

(Canon EOS 6D  EF70-300mm f/4-5.6L IS USM : マニュアル露出 (F5.6、1/160秒)、 ISO 320 、 画質 RAW 、 ホワイトバランス オート 、   マニュアルフォーカス  、   ピクチャースタイル  スタンダード 、 デジタルレンズオプティマイザ適用  、 シャープネス 4 )

 

見慣れた月の素顔も、最近の「ニューホライズンズ」探査で明らかになった冥王星や衛星カロンの素顔を見るとずいぶん違っています。

太陽系の惑星、準惑星はNASAの探査のおかげでかなり分かってきましたが、改めて考えてみると月ってどこまで分かったのか、という気もしますね。

 

JAXAは、日本初の月面着陸機「SLIM」を、2019年度に打ち上げる計画を立てています。この月面のどこに降りて調べるのか…

楽しみです。

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関連記事

   ・『今夜の月は ブルームーン 』(tenki.jp)