つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

外付けハードディスク増設

2017年03月31日 | カメラ

デジカメで枚数を気にせず撮っていると、パソコンのハードディスクに大量の画像が溜まっていきます。

画像保管専用の外付けハードディスクが満杯になってきました。

パソコンで見てみると…

 

外付けハードディスク「Hitachi (H:)」が、「もうすぐ満杯ですよ!」と、警告する赤色表示に。

 

こうなると焦ります。しばらく前から、不要な画像を思いきって削除してきましたが、どうやらそれも限界。

このさい、外付けハードディスクを増設することにしました。

 

量販店にずらりと並んでいる外付けハードディスク(ヨドバシ梅田で)。

 

量販店をあちこち回りました。どのメーカーにするか迷いますね。

容量は、今使っているのと同じ4 テラバイトぐらいがよさそう(もっとも、高画素化が進むデジカメの世界。5 年ぐらいでまた満杯になりそうですけど)。

 

日立の代わりに東芝製を選択

ハードディスクの製造メーカーは、買収に次ぐ買収で、世界的に寡占化が進み、現在大きく分けてつぎの3 社グループしかありません。

・WD(ウエスタン・デジタル) =日立 から買収したHGST を含む
・Seagate(シーゲート)
・東芝

店頭では「バッファロー」「エレコム」などの製品も見かけますが、それらは上記3 社どれかのハードディスクをケースに組み込んで販売しているだけ。

「バッファロー」も以前から使っていて馴染みがあり、いいのですが、中身にどこのハードディスクを使っているかは分かりません。

 

何よりも安定性が大事なハードディスク。故障が少ない方が良いですよね。

少し古いですが次のような、メーカー別の故障率推移データがネットに出ていました(Gigazine )。

オンラインストレージの運用を行っているBackblaze という会社が、自社で使用しているハードディスクの故障率を調査したもの(2014 ~2016 年)。(Gigazine より)

これによると、元日立製作所のハードディスク部門で、2012 年に米のWD(ウエスタン・デジタル)に買収された(日立の発表=PDF参照)「HGST 」が最も故障率が低いです。

確かに、個人的にこれまで使っていた外付けハードディスクは、WDに買収される直前の日立製で、5 年間一度も不具合はなく快調そのものでした。

 

となるとWD 傘下の日立製(HGST ブランド)が、やはり良さそう。しかし量販店には出ていませんでした。アマゾンなどで見てもポータブル製品はあるのですが、大容量で手ごろなのがありません。

上記調査で故障率が高かったという Seagate(シーゲート)は避けたいところ。

HGST ブランドではない、元々のWD 製品(My Book シリーズ)は以前買ったことがありますが、時々私のパソコンに認識されないことがあって、何となく相性が悪そう…

 

ということで東芝製を買ってみました。

東芝の外付けハードディスク「CANVIO 」(HD-EH40TK =4 テラバイト)。

 

「東芝製ハードディスクドライブ搭載」と、中身も東芝製であることを明記しています。

何でも、このシリーズは、「デジタルカメラグランプリ2017 」の周辺機器部門で金賞を受賞したとか。

 

テレビ・パソコンどちらでも使え、小ぶりでスタイリッシュです。

お値段は20,870円(税込)。ヨドバシ梅田 の10%ポイントが付くので、実質18,783 円。

4 テラバイト機としては安い方ではありませんが、日本メーカーという安心感が…

 

接続はUSB 3.0 ケーブルでパソコンとつなぐだけ。簡単です。

無事、認識されました。

 

システムでは、まっさらなハードディスクとして表示されています(4 テラバイトと表示されないのはパソコンの仕様)。

新しい本棚を買ったような、いい気持ち。収納場所が確保されたので、これからバンバン撮影しても大丈夫~ ♪ ♪

 

以前の日立製(奥)と比べるとかなりコンパクト。

ファンがない静音設計で、使用中も静かです。

 

さっそくデジカメから画像を撮りこんでみました。

ここで気付いたのが、

「ン???  あまり速くない…」

パソコンのUSB ポートを変えて試しましたが、同じ。

以前の日立製の方が、かなり転送速度が速いのです。

 

それまで気に入っていたのが、にわかに落ち込んでしまいました。

まだ、設定次第で改善する余地があるのかもしれませんが、ウ~ン…

 

(経営危機の東芝製なんか買うからだ、といわれそう。でも、原発とは全然違う分野ですからね~)

 

しょうがありません。

多少遅くても、辛抱して使ってみることにします。

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撮影カメラ    ソニーRX100


地価公示あれこれ

2017年03月22日 | 風景・建物

国土交通省が3月21日発表した2017年の地価公示(1月1日時点)。(調査結果のページ

大阪の商業地が、全国の商業地上昇率「トップ5 」を独占したとのこと。

なかでもミナミの道頓堀は、前年より41 %以上値上がりして、1平方メートルあたり400 万円に。宗右衛門町は35 %以上アップの1,290 万円。

(宗右衛門町って、高い~)

 

外国人観光客の急増で、ホテルや商業施設の需要が高まっているため、とテレビや新聞では解説。

テレビでは、道頓堀周辺の不動産関係者がインタビューに答えて「とにかく空きがない。空いてもすぐ埋まる。」と話していました。

 

道頓堀川にかかる戎橋あたり。押し寄せる人の波(2017.2.26 )。

 

俯瞰できるビルから撮ってみました。

日曜日、午後5 時ごろの撮影ですが、「何かイベントでもあった?」と思うほど…

 

地価の水準自体は東京の銀座や丸の内に及ばないものの、人出に関しては大阪の繁華街もすごいです。

中国からの観光客のおかげですね。いわば“中国人観光客特需”。

 

これがいつまで続くのか…

 

またもうひとつの一面として、マンションの都心回帰という現象も地価を押し上げる一因かも。

おかげで大阪市などでは、子どもが増えるため小学校の確保に頭を痛めているという話を聞いたことがあります。

 

一方、住宅地の地価は横ばい。

わが家の周辺も、地価の一覧表で見る限り、前年より微増程度でした。住宅地は地価があまり変わらないほうが良いといえます。

 

地方は…

 

しかし、活況を呈する都市圏に対して、地方圏の地価が下がり続けているのは、将来的に問題。

(かろうじて福島県で地価が持ち直しているのは、震災からの復興需要のせいか…)

地方を活性化させる妙手はないものでしょうか。

 

そうしたなかでも、「ジモトのココロ」という良いサイトがあって、地方の話題を提供してくれています。

時期的に、桜の風景が美しい『さよなら、JR 三江線 』という特集に魅かれました。

JR 三江線は広島県三次市と島根県江津市を結ぶ鉄道。利用者の減少のため、来年3月末で廃線になる予定。桜の中を走るローカル線の風景も、この春が見おさめになりそう。

“撮り鉄”ならずとも、思わず行ってみたい気にさせる記事。

 

できれば廃線にしたくないですけどねェ~

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関連記事

  ・『ぶらり三江線WEB

  ・『三江線 江津~三次駅間の鉄道事業廃止届出について』(JR 西日本)

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撮影カメラ     RX100


映画化記念  池坊展

2017年03月20日 | 

いけばなの根源 池坊展 ~花の力~ 」が映画製作記念イベントとして、大阪高島屋で開かれました(3月15日~3月20日)(チラシ=PDF 参照)。

ヨメさんが知り合いの奥さん方と一緒に鑑賞。良かったとのこと。

映画化という珍しさと、タダ券があったので見てきました。

 

映画化された池坊の世界「花戦(いく)さ」(6 月3 日公開)。

いけばな発祥の地、京都・六角堂を舞台に、信長や秀吉の時代を生き抜いた花の名手・初代池坊専好(野村萬斎)の活躍を描きます。

説明パネルの手前にあるのは、映画で使用された「へそ石」。六角堂が京都の真ん中にあるので、境内の古い礎石がそう呼ばれています。でも、これって本物なのかナ?

本物だとすると、京都の「へそ」を持ってきていることになるんだけど…

 

六角堂(本堂が六角形)の正式名称は紫雲山頂法寺。聖徳太子によって創建された古いお寺です。

代々の住職を務める僧が、仏前に花を供える中で工夫を加え、いけばなが誕生。

寺の北側の、聖徳太子が沐浴した池の跡と伝えられるところに僧坊があったところから、「池坊」と呼ばれるようになったそうです。

 

映画のストーリーの説明と共に、その中で登場する生け花が展示されていました。

映画の主人公 ・池坊専好(初代)の先代にあたる専栄のコーナー。

 

立派ないけばなですね。

プレートに「准華督 島津範好」とあり、相当上のランクの方の作品。(池坊の資格については詳しくありませんけど…)

花材は、松、カキツバタ、コデマリ、ツツジ、菜の花など。

 

『六角堂を飾った花』のコーナー。(奥のいけばなは池坊華道会教学委員 派遣教授 野田学)

 

専好の幼馴染の店先に飾られた「砂之物」という形式のいけばな。

 

「砂之物」。(池坊華道会教学委員 派遣教授 西田永)

 

見ごたえがあったのが、専好が岐阜城で信長に見せたという「大砂物」なる雄大ないけばな。

映画の解説。信長(中井貴一)が「見事なり!池坊。」と称賛。

 

岐阜城の「大砂物」を再現。みごとなものです。(池坊華道会教学委員 特命派遣教授 東勝行)

 ← クリックで拡大します。

これぐらい大胆でないと、あの信長は感心しなかったでしょうね。

 

さて、映画のコーナーのほかは、通常の花展として、家元・池坊専永氏をはじめ近畿地区で活躍する華道家約450人の作品が展示されていました。

池坊のいけばなには「立花(りっか)」「生花(しょうか)」「自由花(じゆうか)」の3つのスタイルがあります。これは伝統的な「立花」のなかでも明治時代から規範として定められている「正風体」のコーナー。(池坊のページ参照)

 

花材は桧、松、桃、ツゲ、ツバキ、菊など。(池坊副総華督 水井ふみよ)

 

枝垂れ梅、ダイコン草、ナズナ、ボケなど。(池坊総華督 山口一華)

 

松、コデマリ、桃、スイセン、ビワなど。(池坊総華督 松田啓子)

 

この季節らしく枝垂れ桜が印象的だった作品。ほかに松、ツバキ、ビワ、カキツバタなど。(池坊総華督 弘津啓風)

 

 

コデマリ、オクロレウカ、縞フトイ、ラナンキュラス、ミモザアカシヤ、クロトン、ガク草、ゼンマイ… 聞きなれない花材も混じります。(池坊華督 山道菁萌)

 

これは生花正風体。アレカヤシ、キフジ、蘭。(池坊華督 藤野節子)

 

自由花のコーナー。

 

現代的です。

 

家元・池坊専永氏の「父と私の山茱萸(さんしゅゆ)」と題する作品。

説明は以下の通り。

 わが家にも山茱萸はあるんですが、こんなに花は付けていないですね。

 

次期家元・池坊専好氏の作品。

 

自由花の作品。面白い形の花器は、会場出口の販売コーナーに何種類も並んでいました。

 

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撮影カメラ     ソニーRX100


ラーメンバトル 2017

2017年03月16日 | グルメ

3 月15 日(水)、大阪・梅田の「ソニーストア大阪」へ行ったときのこと。

「CP+2017」でも注目を集めた、ボケ味の美しいレンズ「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」(3月24日発売)を見に行ったのですが、まだ先行展示されていませんでした。

展示はもう少し後になりそうとのこと。

ほかのカメラやレンズを触って、帰ろうと思ったところ、JR 大阪駅西側の西梅田スクエア(旧大阪中央郵便局跡)で、何やらにぎやかなイベントが…

のぞいてみると、ラーメンのイベントでした。

 

全国の有名ラーメン店が集まった「天下統一 ラーメンバトル」(3/15~3/26)。

会期は前半(3 / 15 ~3 / 20 )と後半(3 / 21 ~3 / 26 )に分かれており、それぞれ10 店ずつ、計20 店舗が参加。「こってり」系と「あっさり」系が味を競うという企画でした。

 

ラーメンは1 杯800 円。メイン入り口でチケットを買って、好きな店で注文します。トッピングの追加は現金払い。

 

いろいろなイベントでの受賞実績や、派手なキャッチコピーがあふれる店の看板。

どこの店にしようか迷いますね。

 

人目を引くキャラクターにつられたわけではありませんが、左側の「北九州 毘侍家」へ。「びじゃ」と読むそうです。(Twitter より)

昔、博多・中州の屋台でラーメンを食べて以来、九州のラーメンが好きなので。

 

「トッピングはどうしますか」と聞かれて、5 種類全部乗せた『豪華九州盛り』に。

全部乗せて500 円は安いような気がしたんですが、考えてみると(考えんでも分かる…) 麺と合計で計1,300 円!

その場の雰囲気につられて、また贅沢をしてしまった~

 

ドーンと「デカ海苔」を乗せた「北九州 毘侍家」のラーメン。

会場内に設けられていた撮影コーナーでパチリ。

風がある日で、この海苔が飛びそうになって、あわてました。この大きさは、やりすぎだよなー。

若者ならともかく、いいオジサンがこんなのを注文するなんて… アホです。

 

こういう九州独特の細麺が大好き。

チャーシューの味も良く、辛子明太子がスープとマッチ。

とても美味しかったです。「久しぶりに旨いラーメンを食べたなァ」と、しみじみ。

 

少し暗くなってからのほうが、お客は多くなってきました。福島の名店「麺処 若武者」(Twitter )。

会場のパンフレットによると、「北九州 毘侍家」と同じく「こってり」系。

 

ビールなどドリンクコーナーも。

 

ステージがにぎやかになりました。見ると若い娘さんがずらり。

「ラーメンガールズ」だそうです。

各店の「看板娘」として店先で応援するのが役目で、トッピングの売り上げも競います。加えて、お客さんの投票、SNS のリツイート数などをもとに、ラーメンが好きで魅力的な女子NO.1 (グランプリ)が決定する予定。

 

好みのラーメンの話などをまじえて、自己紹介をしていました。

モデル、あるいはモデルを目指してレッスン中の人たちのようですね。「高校卒業したばかり!」という若い人から、かなり手慣れたトークをする人まで、いろいろ。

 

 

 

 

 

 

一人だけ特技の書道を披露する人がいました。

 

 名前を出すと、ひいきになるかもしれませんが、海江田 麻貴さん。

 「笑門来福(笑う門には福来る)」をもじって「麺門来福(麺食う門には福来る)」と。

 

インスタントラーメンの安藤百福さんが見たら喜びそうな書ですね。

 

まあ、美味しいラーメンを食べるのは、幸福には違いありません。

 

会期は3月26日まで。

あと1 、2 杯、食べる機会があるかも…

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連記事

  『天下統一 ラーメンバトル2017 -こってりVSあっさり-』(JAPAN ATTRACTIONS)


キヤノンDPP、旧製品に対応拡大

2017年03月11日 | カメラ

マニアックな話になりますが…

キヤノンのカメラに付属するRAW現像ソフト「Digital Photo Professional (DPP )」のバージョンが「4.5.20 」に更新されました(2 月21 日)。

ご承知のように、キヤノンのデジタルカメラで「JPEG」でなく「RAW」で撮った時、現像のさい必要になるソフトで、新製品が発売されるたびに、その機種に対応すべく更新されています。

 ← 「Digital Photo Professional 4.5.20 」の画面(クリックで拡大します)。

新製品を買ったわけでもなく、しばらく放っておいたのですが、このたびダウンロードして更新しておきました。

そのさいに、ふと気付いたことが…

 

古いカメラ・レンズにも対応

キヤノンのソフトウエアダウンロードページによると、今回の新バージョン「DPP 4.5.20 」(Windows 版)での変更点は以下の通り。

『 ・新たに PowerShot G9 X Mark II, EOS-1Ds Mark II, EOS-1D Mark II N, EOS-1D Mark II, EOS 5D, EOS 40D, EOS 30D, EOS 20Da, EOS 20D, EOS Kiss Digital X, EOS Kiss Digital N, PowerShot G15, PowerShot S110, PowerShot S100 に対応しました。
 ・EF70-300mm F4-5.6 IS II USM に対応しました。
 ・EF50mm F2.5 コンパクトマクロ, EF24-85mm F3.5-4.5 USM, EF-S60mm F2.8 マクロ USM 用のデジタルレンズオプティマイザのレンズデータの精度を向上しました。』(キヤノンのページより)

 

最新のコンパクト機「PowerShot G9 X Mark II」( 2月23日発売)や、リニューアルされた便利ズーム「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」(2016年12月発売)に対応したのは、まあ当然として、よく見てみると、古~い機種も目につきました。

 

 ・「EOS 5D」(2005年発売)! ----ハイアマチュア向けとして初めて、35ミリフルサイズのデジタル一眼レフカメラとして発表された、歴史的な機種(1280万画素)。12年前のこんなカメラにも対応することに。

    EOS 5D (CANON CAMERA MUSEUM より)

ほかにも…

 ・「EOS 20D」(2004年発売)----おお、これもかなり古い中級一眼レフ(820万画素)。なお「20Da 」は「20D」を天体写真撮影に特化させたモデル。天体写真では以前からキヤノンの人気が高く、今でも使っている人がいるかもしれません。

 ・「EOS Kiss Digital N」(2005年発売)----懐かしいなァ、私も使っていたエントリー一眼レフ(800万画素)。

 「DPP 4 」 は、2014年6月にそれまでのバージョン「DPP 3 」より大幅に機能をアップさせて登場(当ブログ記事『キヤノン「DPP4.0」を使ってみた』参照)。当初は、EOS-1D X、EOS-1D C 、EOS 5D Mark III、EOS 6D の 4 種類のカメラだけに対応していましたが、今では多くの機種に対応するようになりました。新しい機種だけでなく、こうした古い機種にも対応するよう、地道なサポートを続けているのはメーカーとして良い姿勢だと思います。

 

レンズも同じで、DPP 4 対応レンズは次々に増えています。

で、気が付いたのが、

 ・「EF - S 60mm F2.8 マクロ USM 」(2005年発売) ----EOS Kiss X4 に付けてよく使っていたマクロレンズです。

「DPP 4 」には対応済みで、今回は『デジタルレンズオプティマイザのレンズデータの精度を向上しました。』(キヤノンのページ

とのこと。

 しまいこんでいたレンズですが、「フムフム、どれほど精度が上がったのかナ…」と、試してみました。。

 

EF-S60mm F2.8 マクロ USMRAW現像時に精細感アップ

 EOS Kiss X4 に付けた EF - S 60mm F2.8 マクロ USM

 

APS-C サイズ機専用のコンパクトなマクロレンズ。35判換算約96mm相当。

これまで使っていて、別に感心するほどのレンズではなかった印象。手ブレ補正なしですし、描写も「何か甘いな~」という感じでした。

12年前に発売、今も販売されています。実売4万円前後。

 

このレンズで昨年6月に撮ったネジバナの写真です。以前のバージョン「DPP 4.5.0 」で現像したデータが残っていたので、今回の新バージョン「DPP 4.5.20 」で現像したデータと比較してみました。(いずれもJPEG)

 

       旧バージョン「DPP 4.5.0 」で現像             新バージョン「DPP 4.5.20 」で現像

共通デ―タ  : EOS Kiss X4 、EF-S 60mm F2.8 マクロ USM、1/60秒、絞りF8.0、ISO 800、シャープネス「3」

違いが分かりますかね~

 

茎の短毛の部分を等倍にアップしてみます。

     旧バージョン「DPP 4.5.0 」で現像            新バージョン「DPP 4.5.20 」で現像

これで分かると思います。新バージョンでの現像の方がクッキリして精細感がありますね。同時にノイズも少し増えていますが…

 

「これなら絶対、新バージョンで現像するべし!」ということになりますが、実はこの比較、あまり正確ではないのです。

というのは、昨年6月時点で、そもそもEF-S 60mm F2.8 マクロ USM のレンズデータが提供されていたかどうか記憶がさだかでなく、現像時に「デジタルレンズオプティマイザ(DLO )」を適用していなかった可能性もあるので…

「デジタルレンズオプティマイザ(DLO )」はDPP の重要な機能。キヤノン純正レンズのレンズデータをもとに、デジタル的に画像補正する仕組み。

レンズデータが必要で、それがなければ補正できません。

昨年6月時点でレンズデータがなく、DLO を適用していなかったとすれば、今回のDPP 新バージョンでDLO を適用した画像と差が出るのは当然といえます。

な~んだ、と言われそうな “実験”に。しかし、ともあれDPP 新バージョンで現像したほうがベターなのは確かなようです。

 

レンズデータのダウンロード方法

レンズデータがあればDPP では下のように表示されます( 図 1 )。

回転矢印ボタンを押すと、レンズデータのリストが表示されます。

 

「デジタルレンズオプティマイザ(DLO )」で使用できるレンズのリスト。

 

一番下にある、お知らせ(2017.3.10 )に、EF-S 60mm F2.8 マクロ USM のレンズデータの更新があると表示されていました。

そこでリストのこのレンズにチェックを入れ、「開始」ボタンを押すと、レンズデータがダウンロード。

あとは( 図 1 )の「デジタルレンズオプティマイザ」にチェックを入れると、数秒~10数秒で画像補正が完了。

 

もし古い写真のRAWデータが残っていたら、新DPP バージョンで現像し直してみると、以前より精細な写真になる可能性があるのでお薦めです(キヤノン純正レンズでDPP に対応していることが前提ですが…)。

 

インコを撮ってみた

EOS Kiss X4 と EF-S 60mm F2.8 マクロ USM  の組み合わせで、我が家のインコ「ぴーちゃん」を撮ってみました。

EOS Kiss X4 、EF-S 60mm F2.8 マクロ USM、1/25秒、絞りF2.8、ISO 100、シャープネス「3」

「何してるの?」というような表情。

 

目の付近を、どアップ(等倍)に!

 こうしてみると、結構荒々しい…

DPP 新バージョン(DLO 適用)のおかげで、ピントのあったところは解像感がいいですね。

 

次は羽の部分。

EOS Kiss X4 、EF-S 60mm F2.8 マクロ USM、1/80秒、絞りF2.8、ISO 100、シャープネス「3」

 

等倍にした画像。シャープですね。

このレンズ、まだまだ使えるな… という印象に。

Kiss X4 と一緒に売り払って、「EOS 6D II 」の購入資金にあてるつもりだったのですが。

 

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関連記事・サイト

   ・『「EOSシステム」が誕生30周年』(キヤノン・ニュースリリース)

   ・キャノン・カメラミュージアム


うめきたガーデン

2017年03月09日 | 

大阪駅北側の「うめきたガーデン」(2016.10.7~2017.3.20)に行ってきました。

NHKニュースによると、チューリップが見ごろとのことで…

 

うめきたガーデン」。

JR大阪駅の北側の再開発予定地(うめきた2 期)のエリアを有効活用するため、開催されている暫定的なイベントのひとつ。広さおよそ3500 平方メートルの花壇がつくられています。入場料は一般1000 円(高い !? )。

 

去年秋からオープンしているので、もはや旧聞ですね。

しかも閉園間近になって…

 

ですが、草花が華やかなのはこれからの季節。

なぜ、ゴールデンウィークをはさんだ会期にしなかったのかな?

 

クリサンセマムの花壇。

 

開花しているのはアイスチューリップ。

球根を冷蔵して、真冬から咲くように開花時期を調整したものだそうです。その数 2 万本。見事です。

 ← クリックで拡大します

 

さまざまの品種が植えられ、鮮やかな模様に。

 

 

 

 

 

 

菜の花も咲いていました。

 

会場内では草花の苗や寄せ植えの販売も。

 

クリスマスローズの鉢(3000円)。

 

丸太小屋のカフェがありました。

 

コーヒー「ガーデンブレンド」と「ラズベリーマフィン」を注文。

800円余りだったかな… (忘れました)。美味しかったですよ。

 

会場内には、庭園デザイナー・石原和幸氏が手がけた和風庭園や、MBSの「ちちんぷいぷい」とのコラボによる「花のメリーゴーランド」、グルメ屋台、雪を盛った「スノ―ランド」などもありました(3月20日まで)。

 

                                ◇

 

ところで、この「うめきた2 期」開発エリア。JR 大阪駅の北、現在にぎわう「グランフロント大阪」に隣接する、大阪活性化の可能性を持った地域として期待されているところ。

「みどり」をメインにした街づくりの方向性は打ちだされていて、中心に都市公園が出来ることは決まっていますが、その他はどんなものができるのか、まだはっきりしていません。

今は、その基盤整備として、エリア西側を通る東海道線支線を地下化し新駅(仮称・北梅田駅)を設置する工事の真っ最中でした。

 

掲示されていた、街づくりの計画パネル。

関空からのJR 特急が梅田に停車できるようになるので、人の流れが大きくかわりそうです。

興味のある方は画像を拡大してごらんください。

 ← クリックで拡大します

 

新駅の開業は2023年3月の予定。これに前後して街づくりの工事が本格化するまでの間は、用地を遊ばせないで「うめきたガーデン」のような暫定的なイベントが開かれていく予定。

どんな街になるのか興味シンシンです。

 

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関連記事

   ・『JR西日本、うめきた地区の東海道線支線地下化・新駅設置工事を公開』(トラベルWatch)

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM

  ソニーRX100

 


ヨドバシのモデル撮影会(大阪)予定

2017年03月06日 | 撮影会・コンテスト

大阪、今年は長居公園

ヨドバシカメラの大阪でのモデル撮影会は、これまで万博記念公園で開かれていましたが、2017年の今年は5月14日に、長居公園(大阪市東住吉区)で初めて開催されるとのこと。

ヨドバシカメラのお知らせページで参加申し込みを受け付け中です。

「5 月といえば、まだまだ先だが… 」と思いながらも、イベントの詳細をチェックしてみると、定員300人で 『残りわずか』となっていました!

あわてて予約を入れました。

カメラファンの皆さん、みんな反応が素早いですね~

 

ヨドバシカメラのモデル撮影会が初めて開かれる大阪・長居公園。

 

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撮影会の概要は以下の通り(ヨドバシカメラのお知らせページより)。

第1回 大阪 長居公園大撮影会
 2017年5月14日(日) 10:00~15:00

【集合場所】
 大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
 長居公園 (自由広場)(9:00より受付を開始)
 ※雨天決行

【参加費】 男性4000円 女性2000円

【スケジュール】

 9:00 受付け開始
 10:00 撮影会オープニング
 10:15 午前の部開始
 12:00 午前の部終了
     昼食・休憩
 13:00 午後の部開始
 15:00 午後の部終了・解散

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今年もがんばって撮影、コンテストに挑戦するつもりです。

なかなか、入選しませんけどね…

 

ただ、長居公園といえばサッカーや陸上競技のスタジアム、長居植物園が大半を占めるところ。

それ以外の、撮影会向きのフォトジェニックな場所って、あったかな? という印象。

それとも、植物園(有料)も会場になっているのかな?

よくわかりません。

昼食をどこで取るのかも考えもの。園内の入り口付近にコンビニ、公園の南駐車場外側にハンバーガ―店、植物園入り口に売店、それから植物園に入れば一応ちゃんとしたレストラン(喫茶・軽食)がありますが… (長居公園マップ=PDF 参照)

 

東京、名古屋も受け付け中

一方、東京、名古屋でのモデル撮影会の受付も始まりました。

東京は6 月4 日に「としまえん」で。定員600 人。すでに『残りわずか』になっています。

大阪の2 倍の定員がほぼ埋まっている… 東京はすごいな~

昨年から開催が始まった名古屋は6 月18 日に「愛・地球博記念公園」で。こちらは定員の記載がなく、まだ余裕があるようです。

 


桜の季節 到来

2017年03月04日 | 

長かった冬もようやく過ぎ、しだいに春らしく。

いよいよ桜の季節到来です。

大阪・堺市の大仙公園で河津桜が咲いていました。

 

 

仁徳天皇陵古墳の前に広がる公園で、「日本歴史公園100選」にも選定。

ソメイヨシノをはじめ、さまざまな種類の桜があり、そのうち早くから咲き始めるのが河津桜。

 

ソメイヨシノよりピンク色が濃い桜です。

 

青空をバックに。

 

アップで(トリミング)。

 

可憐ですね。

 

ハイキ―で撮ってみました。

 ← クリックで拡大します。

 

日本気象協会(tenki.jp)、ウェザーマップからそれぞれソメイヨシノなどの開花予想がでており、いまのところ、九州など西日本では平年より遅め、関東や北海道では早めになりそう、とのこと。

開花が早いことで知られる東京は3 月22 日か24 日。大阪は3 月28 日か4 月1 日ごろの開花予想となっています。

 

この時期になると、旅行・写真雑誌はそろって桜を特集。

さっそく「デジタルカメラマガジン」3月号の『桜の絶景写真 日本ベストセレクション100 』という特集を読んでいるところ。見事な、堂々たる風景写真ばかりで感心します。

撮影時間帯、レンズの選択なども添えられていて、撮影のヒントに。

 

さて、今年はどこの桜を撮りにいきますか…

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM