つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

阿波踊りと世界のダンス Part 1

2014年04月30日 | イベント

連休中、各地でイベントが盛んです。

JR大阪駅南ゲート広場で、4月29日に阿波踊り公演がありました。また、この日はユネスコの「WORLD DANCE DAY」にあたり、大阪駅時空(とき)の広場では、世界の民族舞踊が披露されていました。

 

まずは阿波踊りから。

JR大阪駅南ゲート広場(水の時計前)で、繰り広げられた阿波踊り。

徳島県大阪本部による徳島観光PRキャラバンで、踊りは「大阪天水連」の皆さん。

 

アマチュアカメラマンが、三脚などを持ってきていました。

私は三脚なし。手持ちで1/500秒、ISOオート(ISO 2000~5000)で撮りました。

これぐらいの感度になると、さすがに高感度に強いEOS 6D でもノイズが目立ちます。でもWeb画面なら何とか許容範囲でしょうか…

 

リズムのいい足さばき。やはり阿波踊りは見ごたえがあります。

 

笠の赤い飾りがきれいで、とても目立ちます。

 

トンボ返りをする踊り手。

奴凧をまねたパフォーマンスも面白かったですね。

 

腰を低く落とした男踊り。

「手を上げて、足を運べば阿波おどり」。

 

本場・徳島でも見てみたいですね~ (徳島の「阿波おどり」は、8月12日~8月15日)

 

世界のダンスは次回に。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM 


ペンタックス「645Z」 を体感!

2014年04月27日 | カメラ

リコーの新しい中判デジタルカメラ「PENTAX 645Z」を発売前に試せる「PENTAX 645Z体感&トークライブ」が4月26日、グランフロント大阪で開催されました(東京では4月19日に恵比寿ザ・ガーデンルームで開催済み)。

 

会場に展示された「PENTAX 645Z」。

 

35mmフルサイズカメラに比べ1.7倍の面積のイメージセンサー(5140万画素)を搭載、高い解像力を誇る中判フォーマットのカメラ。

「645D」(2010年6月発売、4000万画素)から4年、満を持しての新製品で、来場者の期待は高かったですね。午前、午後の部とも定員一杯になっていました(事前予約制)。

写真家・田中希美男さんのトークライブ「PENTAX 645Zの秘密に迫る!」では、実写例を交えながら特長を解説していました。

 

田中希美男さんのトークライブ。

 

以下は、トークで印象に残ったポイント。

・高画素と高感度(ISO100~204800)を両立させた、こんなカメラはほかにない。ISO 6400でもほとんどノイズを気にせず使える。

・センサーが「645D」のCCDからCMOSに変わったため、CCDとは絵が違うのではないかという人がいるが、色調は全く変わっていない。

・CMOSの採用でライブビューが実現。液晶は太陽光の下でも見やすい。撮影後のクイックビューなどレスポンスもよくなった。3コマ/秒で連写できる中判カメラなどほかにはない。

・動画も可能になった。大きなボケのある動画ができる。

・AF性能が向上、-3EVの暗い被写体でもピントが合う。動体予測AFも効く。AFポイントが中央に固まってしまっているのは、APS-Cフォーマットの一眼レフ「K-3 」からそのまま取り入れたシステムのため。AFポイントは自由に動かすことができる。

・回折補正(小絞りボケを補正)は最後に入った機能で、間に合わなかったためかカタログの記述が少ないが、絞りこんで使いたい風景撮影には便利な機能。常に「回折補正/オン」でよい。

・プロには必須の「テザー撮影」(スタジオで、撮影画像をダイレクトにパソコン画面に表示する)に対応した。

・数百万円するハッセルブラッドやフェーズワンと同じソニー製センサーで、画質が変わらないことから考えると非常に安い(約80万円)。ボディーの外観を「645D」から変えないことでコストを抑え、実を取ったカメラだ。

このほか、近日発売の超広角ズームレンズ(35mm判換算で22-35mm?)の話があり、リコー開発担当者が、夏に発売を目指し開発中だと説明していました。良いレンズだそうです。

 

トークのあと、体験コーナーへ。

 

35mmフルサイズ(右)とのセンサーの大きさを比較する展示。

これだけ大きければ、なるほど解像力も諧調も良いはずです。「645D」と同じくローパスフィルターレス。

 

 画像処理エンジンPRIME IIIの基盤(左)。素人が見ても分からないけど…

 

マグネシウム合金製の外装(左)とパーツを固定するアルミダイキャスト製シャシー。

ボディーは防塵防滴。田中希美男さんによると、ペットボトルの水をかけても大丈夫とか。防滴より防塵のほうが難しいようで、トークライブではアフリカ・サファリ砂漠の撮影体験を例に挙げて解説されていました。

 

タッチ&トライコーナーで。くっきりした背面液晶の表示。「K-3」と似た操作系です。

 

55mmの標準レンズを付けたボディー(本体のみ1470g)を持ってみました。中判らしいズッシリ感はあるものの、思ったほど重くはありませんでした。

キヤノンやニコンの35mmフルサイズ、とくにフラッグシップ機+ズームレンズの方が、これより重いんじゃないでしょうか。

 

タッチ&トライコーナーで試す来場者。

 

シューティング体験スタジオ。

「645Z」を使って、モデルさんを撮影できます。ただし、データの持ち帰りは不可でした。残念~

 

ライブビューで撮影するとこんな感じ。

 

連写を試してみました。35mmフルサイズ機やAPS-C一眼レフの高速連写機種に比べれば、たしかに遅いです(3コマ/秒)。バシャン、バシャン、バシャンという音… (音自体は快い)。むしろ、中のミラーが大きいのにここまで連写できるようにしたことがすごいと思います。

連写のあと、液晶のクイックビューに精細な映像が次々に表示されます。普通の一眼レフで撮影するようにスムーズ。

風景派なら、三脚に固定、ライブビューで拡大してきっちりピントを合わせ、ミラーアップして振動を抑え、レリーズでシャッターを切る---という使い方をするでしょうが、手持ちでポートレートや街のスナップに使えそうな、機動性もあるカメラです。

 

「スタジオ ワークフローのデモンストレーション」。カメラとパソコンを連結する、プロ向けの「テザー撮影」。

 

アマチュアには関係ない、とはいえ興味シンシン。

デモンストレーターの写真家・小林宗正さんが、撮影からパソコンでの補正、プリント出力までの流れを解説。

スタジオ照明の色温度をきちんと設定するのが大事。補正は、カスタムイメージを「ナチュラル」か「鮮やか」にして、「トーンカーブの左右を少しツメる」「暗部を少し持ち上げる」など。純正ソフトでのわずかな操作にとどめ、Photoshopで色々いじることはしないそうです。「Photoshop はゴミ取り用」と小林さん。

フ~ム、私など、出来の悪い写真の見栄えを良くしようと、補正のやりすぎかも… 反省!

 

デジタルカメラに最適という色温度の数値も聞きましたが、「あまり教えたくない」というのでここには書きません… プロカメラマンの「キモ」ですものね。

 

出力されたプリントがありました。さすがに中判、5140万画素の世界。

モデルさんは、次のデモンストレーション待ち…

 

タッチ&トライコーナーのそばにあった、新製品「PENTAX フィルムデュプリケーター」。

昔撮ったフィルム作品を、手持ちのカメラとストロボを使ってデジタルデータ化できます。

フィルムスキャンよりはるかに簡単で、画質も良い。フィルム資産がたくさんある人にお勧め。

 

写真家が「645Z」を使って撮った作品が展示されていました。

どれも「超」のつく高解像画像。

 

雪景色の白にも諧調がありますね。

 

このあと、聞いたトークライブ「鈴木一雄が語る 645Z 驚愕の世界」で、写真家・鈴木一雄さんは「高画素ばかりに目が行きがちだが、中判カメラは諧調の良さに特長がある」と、35mm判と比較しながら解説されていました。

また、アサヒカメラ5月号に掲載した「神磯の鳥居」「月下の山水」などの画像をもとに、「645Z」の高感度性能をとくに強調。

レンズについては「ペンタックス製レンズは、古いレンズでも高解像の設計をしているものがある。数万円の中古レンズでも、現代の数10万円するレンズに十分対抗できる」とのことでした。

 

アンケートに答えて、お土産にもらった「645Z」発売記念切手。

しかし、こんな切手を貼って、だれに手紙を出しますかね…

「645Z」買ったよ! と自慢する?

 

カメラとレンズで100万円ぐらいの大決断。

ウ~ン、全然買う気はなかったのに、少しは欲しくなってきたかも… この種のイベントの魔力ですね。

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撮影カメラ   ソニーRX100


キヤノン発表なく、ライカが新「Tシステム」

2014年04月25日 | カメラ

4月24日、キヤノン香港のティーザー広告で予想された、新製品の発表はナシ。そのかわり、ライカがレンズ交換式ミラーレス機「ライカT」(Type701)を発表しました。

 

キヤノン香港のティーザー広告「陰翳禮讃」は、キヤノンの高級コンパクトカメラ「PowerShot G1 X Mark II」をアピールするためのものだったようで、こんな動画が出ていました。

ナレーションの中国語が分からないので、PowerShot G1 X Mark IIと「陰翳禮讃」の関係は「?」。G1 X Mark II の高感度性能が良いのは確かですけど。

キヤノンはなかなか新製品を出してくれませんね。EOS 70D などを売るのに一生懸命。事実、70Dの売れ行きは好調だとか(第1四半期決算短信=PDF)。

 

一方、ライカはかねて噂されていたとおり、新システム「ライカTシステム」を採用したデジタルカメラ「ライカT」(Type701)と、このシステム用の交換レンズ「バリオ・エルマーT f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」「ライカ ズミクロンT f2/23mm ASPH」の2本を発表。

発売は5月26日。価格はボディが22万円、交換レンズ「 18-56mm 」が19万5000円、「23mm 」が22万5000円(いずれも税別)。

交換レンズを2本とも揃えると64万円(税別)!

さすがにライカ。それなりにお高いですね~。

ライカのページに次の動画が出ていました。

 ライカT 動画=動画共有サイトVimeo(ヴィメオ)より。

 

ライカ初のAPS-Cフォーマットでのレンズ交換式カメラ。

背面モニターは大きめの3.7型。背面にはボタン類がなく、ほとんどの操作をタッチで行なうという、大変現代的なスタイルです。

イメージセンサーは、APS-Cサイズ、有効1,630万画素。感度はISO100-12500。シャッター速度は最高1/4,000秒。連写性能は約5コマ秒。動画、 Wi-Fi、GPS受信機内蔵の外付けEVFに対応しています。また、ライカMレンズ用のマウントアダプターも用意されます。

重さは約384グラム(バッテリー含め)。これは軽い!

 

日本製のミラーレス機と比べてみると、GPS受信機内蔵のEVFが面白そうですが、それ以外に特別に際立ったスペックではないようにも…  しかし、特筆すべきはアルミ削り出しの美しく上質なボディー。

ライカのサイトによると、

『世界で初めてボディ全体を金属の塊から削り出したカメラであり、世界で初めてボディ全体の素材にアルミニウムだけを使用したカメラです』

とあります。

 

アルミの塊から削り出すというボディーがどんなものなのか、ライカのページの動画で見ることができます。

45分間近い、それはそれは長~い動画です。アルミボディーを紙ヤスリでこすり、水を流しながら研磨し、また紙ヤスリで仕上げる…という、とんでもなく手間のかかる工程が延々と続きます。

おそらく、よほど気の長い人(あるいはよほどのライカファン)でないと、この動画を最初から最後まで通して見られないでしょう(私は途中を飛ばしながら見ました)。

カメラを1台々々、こんなに丁寧に仕上げているんだという、ライカの物造りに対するものすごい自負が伝わってきます。まるで工芸品。値段が高いのも納得!

 

でもこんな手作りでは製造のスピードが上がらないはず。1日に何台できるのかな…

「ライカT」を今予約したとしても、なかなか手に入らないのでは。

 

まあ、何カ月も待った上に手にした時、その仕上がりにうっとりしてしまうでしょうけど。

 

「ライカT 」については体感イベントがあり、発売を待たず手にすることはできます。(「新たな革新」についての体感イベントとあって、「ライカT 」とは特定されていませんが、たぶん「ライカT 」に間違いないでしょう。事前申し込み制となっており、参加される方はよくご確認ください。)

体感イベントは、4月27日にライカプロフェッショナルストア東京、5月10日にライカギャラリー京都で。

ちなみに、ライカギャラリー京都は祇園・花見小路の町屋を再生したライカ京都店の2F。とても風情がありそうなお店で、機会があれば行ってみたいと思っています。

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関連記事

 ・『ライカ、アルミ削り出しボディにAPS-Cセンサー搭載のレンズ交換式「ライカT」』(ITmediaデジカメプラス)

 ・『ライカ、APS-CセンサーやWi-Fi機能を搭載するミラーレスカメラ「ライカ T」』(マイナビニュース)

 ・『ライカ、アルミ削り出し“ユニボディ”の「ライカT」 』(デジカメWatch)

 ・『ライカ、未発表製品の体感イベントを東京・京都で開催 』(デジカメWatch)

 ・『祇園・花見小路にオープンした「ライカ京都店」レポート 』(デジカメWatch)


「ピントは後で」Lytro 新製品

2014年04月23日 | カメラ

撮影後にピント合わせができるカメラ「Lytro(ライトロ)」の最新機種「Lytro ILLUM」が発表されました。(Lytro のページ

撮影するときにピントを合わせる必要はなく、撮ったあとソフトウエアを使って画像の好きなところにピントを合わせられるカメラ(ライトフィールドカメラ)です。

「しまった! ピンボケだった」ということがありませんから、便利なカメラですね。

 

第1号機が出た時は、カメラに革命を起こすか… と話題に。しかし、お遊び的な角柱型の外観、撮影画像(正方形)の画質が今一つということで、一般的なデジタルカメラを脅かすほどの反響はないままでした。

Lytro Light Field Camera 8GB Electric Blue - 並行輸入品

 第一世代の「Lytro 」(フリー画像)。何となく万華鏡みたいな外観。

 

一方、今回発表された新製品「Lytro ILLUM」は本格的なカメラの外観になって、明るいズームレンズや大きめのセンサー、高速シャッターなどを搭載、スペック的にもはるかに進化。実用的なものになっています。

まずは、大体どんなものなのか。YouTubeに、このカメラを実際に使っている動画がアップされていました(TechCrunch 投稿)。

 撮った画像(変な画像もありますが)を、タブレットで次々に見てピントを合わせる位置を変えていきます。

未来的ですね。

また、最短撮影距離はレンズ先端ゼロmmということで、ぎりぎりまで接写可能。動画を見ていると、レンズにくっつけた指先にまでピントがあっているようです。

ズームアップや、上下左右の視点変更も(ある程度)出来ます。

素人目にも「これは面白い。使えそう… 」と思いました。

 

 ◆スペック

「Lytro ILLUM」のスペックのページで、主な項目をチェックしてみました。

・CMOSイメージセンサーの「ライトフィールド解像度」は40メガレイ(Megaray)。この40メガレイという単位が、一般のデジタルカメラの画素数にあたるかどうか分かりません。どうもそうではないようです。2D書き出し解像度の項目を見ると「4MP peak output」とあり、つまり最高400万画素?

これだと、ふた昔前のデジタルカメラの画素数ですね。

 (あらかじめ、すべての角度の光の情報を取りこむため情報量全体は大きくなっても、出力された最終画像はそれほどのデータ量でもないのかも… )

・SDメモリーカード使用。

・8倍光学ズームレンズ 9.5 - 77.8 mm(35mm判換算30-250mm)F2 通し。

・マクロはレンズ先端0mmまで合焦。

・シャッター速度は最高1/4000秒。

・露出モードは、プログラム、ISO優先、シャッタースピード優先、マニュアル。

 (絞り優先モードがない! 絞りこんだりボカしたりは後で操作できるためでしょう。)

・タッチ・コントロール、チルト式液晶は4インチと大きめ。解像度480 x 800。

・Micro USB 3.0対応。

・ホットシューあり。

・マグネシウム、アルミボディー。

・大きさ86x145x166mm、重さ940グラム。

・ワイヤレス可能。

・ソフトウェア同梱。(Mac OS 10.8.5 以上。Windows 7 又は 64-bit Windows 8)

センサーのサイズについては書かれてないようですが、dpreview によると1インチだそうです。ニコン1 やソニーRX100と同じ。スマホや普通のコンパクトデジタルカメラより大きなセンサーです。

サンプル画像を見ても、ネットでは十分な画質。キャビネ判ぐらいのプリントにも耐えそう。

 

ソニーも開発中?

このカメラのニュースが Sony Alpha Rumors にも出ていました(サンプル画像上で、マウスポインタを動かしたりクリックすると画像の変化を確認出来ます)。

ソニー関係専門の噂サイトが掲載した、そのわけは、

『ソニーもこうしたカメラの開発に取り組んでいることを、かなり確信している。こんなセンサーを搭載したα7 やα6000 が欲しい? 私はイエスだ!』

本当ですかね。

 

でも、この「ライトフィールドカメラ」が進化を続けていけば、デジタルカメラ業界も安閑としていられなくなる日がいずれ来るかもしれません。

「Lytro ILLUM」発売は米国で7月15日。価格は1599ドル。残念ながら今のところ、日本からは予約できません。(そのうち、アマゾンが並行輸入品を販売するのでは、と思います)

 

分かりやすいネーミングは…

ところで、「撮影後にピント合わせができるカメラ」を端的に表現する、うまい言葉がありませんかねェ。

「あと(後)ピンカメラ」ではピンボケみたいだし、

「ピントはあとでカメラ」、「アフター・フォーカスカメラ」、「ピント・フリーカメラ」…

どうもイマイチだなァ

 

だれか考えてください…

 

関連記事

 ・『「後からフォーカス」カメラの新型Lytro ILLUM発表、大幅進化&値段も3倍』(engadget 日本版)

 ・『Lytro、8倍ズーム搭載の光照射野カメラ「Illum」を発表』(CNET Japan)


キヤノン、4/24に何か?

2014年04月22日 | カメラ

キヤノン香港が、4月24日に何か発表があることを予告するティ―ザ―広告を出しています(写真はキヤノン香港の公式Facebook に掲載されている画像)(デジカメinfo参考)。

 

茶道の茶碗と、谷崎潤一郎の文章から取ったと見られる「陰翳禮讃(いんえいらいさん)」の文字。

何か新製品が出そうです。何でしょう。

 

「陰翳」というキーワードから考えられる製品は、高感度イメージセンサーを搭載したカメラか明るい単焦点レンズ。

例えばカメラなら、前から噂が出ているEOS 7DマークII 。レンズなら新しい50mm F1.4 か…  と想像がふくらみます。

50mm F1.4 だとしたら、シグマの高性能レンズ50mm F1.4 DG HSM とガチンコ相撲。面白いです。

もしプリンターだったら、個人的には期待ハズレ。

 

製品をはっきりさせず気を持たせるティ―ザ―広告というのは、この前、ニコンがレトロスタイルカメラ「Df」の発表前に使い、ファン心理をジラしながら効果をあげました。

ただ、出てきた新製品が「Df」のように画期的であればともかく、それほどでなければ「な~んだ」ということになります。

 

キヤノンユーザーの期待を裏切らない製品であればいいですね。


「篠山紀信展 写真力」

2014年04月22日 | イベント

グランフロント大阪で開かれている「篠山紀信展 写真力」(4/5~5/18)を見ました。

2012年に東京で開催されたほか、全国の美術館などを巡回している篠山さんの大規模な個展。

すでに見た人も多いと思うので、遅ればせながら… という感じですが、篠山さんの代表作が巨大パネルで展示されているので、この機会に見ておかないと、と思って行ってきました。

 

グランフロント大阪北館に掲げられた大きなポスターには、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真(1980年)が。

地下一階のイベントラボが会場でした。

 

会場の入り口。

 

篠山さんが50年にわたって撮影した中から、とくに「写真力」のある作品を厳選したとのこと。

「GOD」(鬼籍に入られた人々)、「STAR」(すべての人々に知られる有名人)、「SPECTACLE」(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)、「BODY」(裸の肉体、美とエロスと闘い)、「ACCIDENTS」(2011年3月11日、東日本大震災で被災された人々の肖像)の5つのセクションで展示されています。

 

「GOD」の巨大パネルにまず驚かされます。大原麗子(1988)、夏目雅子(1982)のなんと美しいこと。自決前の三島由紀夫のモノクロ写真(1969)(1970)からは鬼気迫る異様な雰囲気が伝わってきます。

座頭市の姿で、白目をむいてゲタを飛ばす勝新太郎(1992)も面白いですね。

読売新聞(大阪)地域版に連載された『本人が語る「篠山紀信展 写真力」』(4/18~4/22掲載)によれば、薬物の不法所持で逮捕された勝新太郎から、「篠山さんの写真を第1弾に芸能活動を再開させたい」と頼まれたそうです。

 

「SPECTACLE」には、派手な隈取(くまどり)をした歌舞伎役者の迫力ある表情の数々。

坂東玉三郎のきらびやかな衣装も見事。大伸ばしのプリントにもかかわらず、模様の細かなところまでくっきり。「8×10(エイトバイテン)」のような大型カメラを使っているようです。パノラマ仕立ての「シノラマ」で撮られた東京ディズニーランドの写真もありました。

 

おなじみの俳優、歌手や野球選手が並ぶ「STAR」で目立つのは、なんといっても山口百恵(1977年)。

水面すれすれに水着姿であおむけになっている不思議なシチュエーションの作品。東京会場の「東京オペラシティ アートギャラリー」ではもっと巨大なパネルで、その前に篠山さんが立っている様子がとても面白かったですが… (アートアニュアル オンライン参照)

スキャンダラスな感じだけれど、間違いなく傑作!

いったいどうやって撮影したんだろうと思っていました。さきの読売新聞(大阪)連載『本人が語る「篠山紀信展 写真力」』(4/22付け)で、ようやく撮影の状況がわかりました。

そのくだりを少し引用させてもらうと、

『デビューから引退まで撮ったアイドルといえば、山口百恵さん。売れっ子で、スケジュールを押さえるのが大変だった。僕は当時、「少年マガジン」「明星」「GORO」のグラビアを受け持っていた。3誌分を1日で撮るからと頼み込んだら、事務所が空けてくれた。湖に半分沈みかけたボートがあって、夕方、そこに寝てって言ったら、何とも色っぽい写真になったんだ。』

 

沈みかけたボートに、あの百恵ちゃんを寝かせるとは… 何というひどい(すごい)写真家でしょうね。

 

「BODY」のセクションはヌード。あの宮沢りえの写真(1991年)がありました。165万部という驚異的な売り上げを見せ、社会現象にもなった写真集「Santa Fe」。これも大型カメラ「8×10」で撮ったそうです。

 

「ACCIDENTS」には、東日本大震災の被災者の表情。しわだらけのおばちゃんの顔や、若い人たちの顔。

この人たちがどんな人生を歩んできたんだろうか、これからどうやって生きていくんだろうか… と思うと、ちょっと胸に迫るものがありました。

 

会場を出るころには夕暮れに。グランフロント大阪の夜景。

 

「うめきた広場」。ここではしょっちゅうイベントが開かれています。眺めがいいですね。

 

大阪駅ビルの「ルクア」にある時計店で。

こういうグッズにも少しは興味があります。ドイツ「ZEPPELIN」の腕時計。

 

ソニーRX100は“寄れない”ので、いわゆる「ブツ撮り」には向いていないカメラ。しかし、2020万画素を生かしてトリミングすればOK。

 

上の写真のピクセル100%画像。

コンパクトカメラ、1インチのセンサーにしては良い解像感。色滲みも少ない。やっぱりツァイスレンズはいい。

(こんなところで自画自賛してないで、篠山さんのように、もっと「写真力」のある作品を取らないと… )

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


ペンタックス「645Z」あれこれ

2014年04月19日 | カメラ

リコーが4月15日、中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645Z」を発表。(リコーのニュースリリース

新型CMOSイメージセンサーは、有効約5,140万画素。すごいですね。

発売は6月末。価格は80万円前後が予想されていますが…

 

買う買わないは別にして(とても買えない?)、興味だけはあるのでスペックなどを色々チェックしてみました。

RICOH PENTAX 中判デジタル一眼レフカメラ 645Zボディ 約5140万画素 新型CMOSセンサー 645Z 16602

 「PENTAX 645Z」(フリー画像)。

 

センサーの変更

2010年に発売された「PENTAX 645D」の後継機。背面液晶がチルト式になった以外、外観はほとんど変わらないものの、中身は一新されています。

一番根本的な変化は、イメージセンサーが従来のコダック製4,000万画素CCDから、ソニー製5,140万画素CMOSセンサーになったこと。

この理由として、CMOSセンサーのほうが撮影データの読み出し速度が速く、動画やライブビューにも対応できる、とリコーの開発陣は説明しています。

また、同じ中判カメラメーカーのハッセルブラッドや、デジタルバック(中判カメラに装着してデジタル化するユニット)のフェーズワンも最近、ソニー製CMOSを採用。業界の流れでもあるようです。

 

ただ、この背景にコダックがイメージセンサー事業を売却したことが影響しているのかどうか、ちょっと気になりました。

(コダックは2011年11月、イメージセンサー事業を Platinum Equity に売却、Platinum傘下の Truesense Imaging という会社が事業を継承しました。最近の報道では、そのTruesense Imaging も別の会社に買収されるようです。

 EE Times Japanによると、『オン・セミコンダクターは2014年4月、高性能イメージセンサーを手掛けるトゥルーセンス・イメージングの買収を発表した。買収額は約9200万米ドルで、2014年6月末までに買収を完了させる予定としている。トゥルーセンスは、イースタン・コダックのイメージセンサー事業部門を承継した企業。』とあります。)

かつて世界で初めてデジタルカメラを開発した栄光のコダックが、事業を切り売りした果てに凋落してしまう話は、長くなりすぎるのでやめますが、ビジネスの世界の無常をつくづく感じますね。そして、そもそもCCDの製造はどうなってしまうのか。

リコーは、CCDの画質が良いため(リコーがはっきりそう言っているわけではありません)、従来の「645D」の生産を続け、「645Z」と併売するとしています。でも、そのCCDは、どこから供給してもらうのでしょう…

(まあ、そんなことは心配せんでもいいことか… )

 

その他のスペック

ともあれ、「645Z」に採用されたCMOSイメージセンサー。面積は「645D」とほぼ同じ(やや小さい)43.8×32.8mmで、引き続き光学ローパスフィルターレス。

ISO感度は「645D」が100~1600(拡張時)だったのに対し、 「645Z」は100~204800。これは驚異的な高感度性能です。

画像処理エンジン「PRIME III」は、高度なノイズ処理が可能。連写速度は約1.1コマ/ 秒から約3コマ/ 秒にアップ。

AE・AFモジュールは、基本的にAPS-C一眼レフ「K-3」と同じ。-3EVという暗い被写体でAFが使えるというのも良いですね。

1920×1080:60i/30PのフルHD動画撮影が可能。4K(3840×2160ピクセル)サイズのインターバル動画(Motion JPEG:AVI)撮影機能も備えています。

 

「645Z」は今年2月に開催された「CP+ 2014」で、名称未定のまま参考展示されていました。

その会場のセミナー「スペシャル対談『ペンタックス・リコーの秘密に迫る!』で、写真家・田中希美男氏が「予想」したスペックに近いものになっています(デジカメWatch参照)。

 

最新レビュー

カメラ雑誌の5月号では、各誌が一斉に、この「645Z」を取りあげています。

なかでも「アサヒカメラ」5月号が、実写例もあり詳しいと思いました(表紙写真はフリー画像)。

アサヒカメラ 2014年 05月号 [雑誌]

「 PENTAX 645Z 実写速報!」という特集。

まず「645Z」(ベータ機)と「645D」、ニコン「D800E」との解像力比較をしています。

結果はもちろん「645Z」が圧倒。フルサイズ機では3630万画素のすばらしい画質を誇る「D800E」もかないません。

645Z > 645D > D800E の順番でした。

さすがに中判フォーマットの余裕ですね。

次に高感度画質。

調整中のベータ機のため、最高感度であるISO204800の画像は載っていませんが、月光の下、ISO12800で撮った富士山と白糸の滝の画像。まるで昼間に撮ったかと思われるような画像です。

ISO6400で撮った「月下の鳥居」。「D800E」との高感度ノイズ比較では、「645Z」のほうがはるかにノイズが少ないのが分かります。

暗い場所でのライブビューの視認性が際立っていること、レスポンスの快適さ、大型チルト式液晶モニターの見やすさも、特集記事で強調していました。

 

中判デジタルの世界では“格安”

記事の末尾に価格の比較が載っていました。

それによると、

「645Z」の予想実売価格は80万円前後。これに対して、同様のソニー製5000万画素級CMOSセンサーを搭載したハッセルブラッドの中判デジタルカメラ「H5D-50c」は288万円(税別)、フェーズワンの中判デジタルバック「IQ250」は450万円(税別)するそうです。

まさに「645Z」は“格安”。

さらに、価格.comをのぞいてみると、最安777,110円という価格がついていました(4/19)。すでに80万円を割り込んでいるではないですか。もっと安くなるかも…

これは買わないとソン… (いや買えない、買えない!)

 

どんな人が買うんでしょうね。

 

「アサヒカメラ」の記事では、リコーの開発者との、次のようなインタビューも載っています。

『 ---今回、2号機が出るということは、645Dはかなり売れたわけですね。

 (リコー側)中判デジタルカメラとしてはケタ違いの数が売れました。

  ---どんな人が645Dを購入したのですか?

 (リコー側)ほとんどがアマチュアで、9割近くが風景を撮る人。これは当初の予測通りでした。』

 

フィルム時代でも中判カメラで風景を撮る人は多かったですから、そういう層がデジタルへ移行して買っているのでしょうね。

(ゼンザブロニカとか… 懐かしいカメラが色々ありましたね)

 

リコーとしては今後、プロにも積極的に売っていくそうです。手持ちで、人物撮影にも使ってほしいとのこと。

ファッションの広告写真に使われているハッセルブラッドなどをイメージしているようです。

 

モード界の“皇帝”で写真家でもある、カール・ラガ―フェルドが、普通のデジタルカメラに失望した末、ハッセルブラッドHシステムに出会って気に入り、ファッション写真を撮るのに愛用しているというのをカメラ雑誌で読んだことがあります。

すごくゴージャスな話。そんな世界で「645Z」もシェアを伸ばしていけるか…

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関連記事

 『5,140万画素CMOSセンサーの中判デジタルカメラ「PENTAX 645Z」 』(デジカメWatch)

 『PENTAX 645Z 驚きのプライスで新発売』(八百富写真機店)

 


ミーアキャットとカメラマン

2014年04月17日 | 動物

アフリカのボツワナで撮影された、可愛いミーアキャットの動画(ユーチューブ)が気に入ったので、ブログに張り付けてみました。

 

ネタ元は「ナリナリドットコム」。

野生動物写真家のウィル・バラード-ルーカスさんが、カメラを構えているところに、興味を持ったミーアキャットの子どもたちが近づいてきて、背中に乗ったり、カメラのレンズの上に飛び乗ったり…

人間を怖がる様子もなく、好奇心いっぱいでちょこまか動き回るミーアキャットがホントに可愛い!

 

ミーアキャットの赤ちゃんたち。写真はバラード-ルーカスさんのホームページより。(baby meerkats "Burrard-Lucas Photography"  Burrard-Lucas.com

 

ウィル・バラード-ルーカスさんはイギリスのプロ写真家で、アフリカをはじめ世界の野生動物を専門に撮っています。

公式ホームページを拾い読みしてみました。

 

南部アフリカの砂漠地帯に穴を掘り、群れを作って生活しているミーアキャット。全くの野生動物ですが、しばらく一緒にいると人に慣れるそうです。

動画に写っているのは、生まれて3週間の赤ちゃんミーアキャット。高いところに上って、独特の背伸びの姿勢で周りを見張る(エサも探す)習性があるので、少しでも高いものがあると、それに上ろうとするようです。

食べるのは主にサソリ、カブトムシ、トカゲ、卵、小さな哺乳類…

 

えっ、サソリだって!

 

ということは、撮影場所にサソリがいるかも!

腹ばいになっているカメラを構えているバラード-ルーカスさん、大丈夫?

 

ミーアキャットがいくら可愛くても、そういう場所、個人的にはゴメンですね。やはりプロにおまかせしましょう。

 

ところで、バラード-ルーカスさんのホームページで紹介されている「BeetleCam」という野生動物撮影の装置も、実に傑作。

 

デジタル一眼レフカメラを搭載した、遠隔操縦の小さなバギー車。写真はバラード-ルーカスさんのホームページより。

(BeetleCam  "Burrard-Lucas Photography"  Burrard-Lucas.com

 

この装置でヒョウやライオンのような猛獣の鼻先まで迫り、今までにない迫力ある写真を撮ろう、というもの(分かる、その気持ち)。このために会社を立ち上げ、装置を開発してきたとのことです。

最初のバージョンの「BeetleCam」は、ライオンにおもちゃにされ、かじられて壊れてしまったので、次は装甲で守られたものにしたり、どんな悪路を進んでもカメラの姿勢が変わらないジンバル付きの新製品を開発したり… 探求熱心な写真家ですね。

 

キヤノンやニコンの一眼レフを搭載できるようです。日本の動物写真愛好家も1台購入されてはいかが。

特注なのですごく高価かもしれませんが…

 

(注)ウィル・バラード-ルーカスさんのホームページの画像は、商用、プリント、TV利用を除き、一般のウェブに載せる場合はフリーとのこと(ライセンスページ参照)。ただし、画像の隅にある透かしを改変しないこと、キャプションの中に"Burrard-Lucas Photography " というクレジット表記を入れる、掲載ページのどこかに Burrard-Lucas.com へのリンクを貼る---が条件になっています。当ブログもそれに従いました。)

 


造幣局「桜の通り抜け」 Part2

2014年04月16日 | 

大阪・造幣局の「桜の通り抜け」(4/11~4/17)が終われば、もう桜の季節も終わりですね。

14日に撮った写真の続き。名残の桜です。

 

入口付近の大変な混雑。

「立ち止まらないで、お進みください」のアナウンス。

 

そんなこと言ったって、写真を撮るときは立ち止まらないと…

「普賢象」。ボンボリをバックに、定番の写真。

まあ“おさえ”に撮っておくという感じです。

 

「関山(かんざん)」。通り抜けで一番目立つ品種です。

 

木漏れ日を受けて華やぐ「松前紅紫」。

 

これも「松前紅紫」。光の当たり方で感じが変わります。

 

大木の「九重」。

 

「今年の花」として紹介されている「松前琴糸桜(まつまえこといとざくら)」を撮る人たち。

 

「紅華」。この桜、可愛くて好きです。

 

「紅華」のアップ。

 

「朱雀」。昔、京都・朱雀にあった有名な桜とか。

この桜らしい、はんなりとした色を出すのに苦労しました。日陰で、ちょっと悲しげな色合いになってしまったかも…

 

「松月」。上品で華やかさのある、人気の桜です。

 

大木の「松月」。幹まわりにも美しい花が。

 

「関山」。背景は造幣局の産業遺産。たしか、明治時代に貨幣の製造に使われていた圧印機(確認するのを忘れました。ダメですね~)。

 

地面近くまで枝を広げる「関山」。

 

ライトアップが始まりました。

 

花明りのトンネル。

 

造幣局の旧正門前。

 

このあたりはもう通り抜けの出口の近くです。

 

造幣局の下の通りに並ぶ露店。ここらで一杯やって帰る人も多いと思います。

 

桜宮橋(銀橋)から見る造幣局の夜景。

さて、そろそろ帰りましょう(脱線せずに)…

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

   EF24-105mm f/4L IS USM


造幣局「桜の通り抜け」 Part 1

2014年04月15日 | 

大阪・造幣局の「桜の通り抜け」を、14日に見てきました。

例によって平日にもかかわらず相当な人出。

開花はちょうどピークで、見ごたえがありました。

桜とボンボリ。「紅笠」という、北海道・松前町で育成された八重桜だそうです。

 

造幣局が毎年品種の紹介をする「今年の花」は「松前琴糸桜(まつまえこといとざくら)」。

2本が育てられており、薄紅色の可愛い花でした。

これも北海道・松前町の桜。無名の八重桜の種子から作り出されたとの説明がありました。

 

「紅華」というきれいな桜。早くも散り始めていました。

 

ボンボリに照らし出された、夕暮れの「雨情枝垂」。

ロマンチックな良い名前ですね…

 

これまで何回も撮りに来ている「通り抜け」ですが、今年は夜のライトアップの時間帯まで粘ってみました。

造幣博物館の前で。

 

三脚の使用は禁止なので、ライトアップの撮影は難しかったですね。

なかなか思ったような写真は撮れませんでした。

 

Part 1 はとりあえずこれだけ。残りは次回に。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

   EF24-105mm f/4L IS USM


シグマ 50mm F1.4 DG HSMに期待

2014年04月14日 | カメラ

シグマの「Artライン」の新しい大口径標準レンズ「50mm F1.4 DG HSM」の発売日と価格が決まりました。(シグマのニュースリリース

発売日は、キヤノン用が4月25日(シグマ、ソニー、ニコン用は未定)。希望小売価格(税別)は127,000円。

シグマ 50mm F1.4 DG HSM (シグマの製品詳細ページより)

 


シグマの自信作「Artラインシリーズ」は、第一号の「35mm F1.4 DG HSM」の評判が大変良かっただけに、今回のレンズにも期待がかかります。

すでに海外のレビューでは、キヤノンやニコンの既存レンズをしのぐ高い評価が出ています。

SLRGear『ツァイスOtus 1.4/55 は期待通りの見事な性能のレンズ』(デジカメinfo 翻訳)では、あのツァイスOtus 1.4/55と比較されていて、さすがにツァイスOtus 1.4/55のすごさが分かるのですが、それに近い性能を持つとされているのが、キヤノンでもニコンでもなく、シグマ 50mm F1.4 DG HSM。

『このレンズ(ツァイスOtus 1.4/55)と競合するのはシグマ50mm F1.4 Artで、シグマは周辺光量落ちが良好に補正され、歪曲は並外れて小さい。一方ツァイスは、開放での隅の性能が良好で、その他の性能は互角だ。他のこのクラスのレンズでは、ツァイス55mm F1.4 やシグマ50mm F1.4 Art の水準には達しない。』(デジカメinfo 訳、下線は当ブログ)

とあっては、アマチュアとしてはむしろシグマの方に買い気をそそられますね。

なぜって、ツァイスOtus 1.4/55 が約40万円するのに比べて、シグマはおそらく実売10万円ちょっと。

また、ツァイスがマニュアルフォーカスなのに対して、シグマはAFが使えます(このAFの効き具合、キヤノン・ニコン機などとの親和性が気になりますが…)。

ツァイスOtus 1.4/55 は永遠の高根の花として置いておいて、実用的にはシグマ 50mm F1.4 DG HSM で十分なのでは(それでも高級レンズには違いない)。

 

ただ、シグマを買った後、長く標準レンズのリニューアルをしていなかったキヤノンがポンと新しい50mm F1.4 などを出したりすると、ウ~ン… と唸ってしまいますが(可能性あり)。

キヤノンさん、そういう気になるレンズ、出すなら出すとはっきり言ってくれませんかね~(ユーザーの勝手な希望ですが)

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 2014.4.18 追記

 『DXOMarkにシグマ50mm F1.4 DG HSM のスコアが掲載』(DxOMark / デジカメinfo )でも、シグマ50mm F1.4 DG HSMが高評価されています。

 


春うらら

2014年04月12日 | 

大阪・造幣局の桜の通り抜け(4/11~4/17)も始まり、春うららの日々。

造幣局によると12日現在、131種350本の桜が7分咲き。

恒例の「今年の花」は、「松前琴糸桜(まつまえこといとざくら)」。あまり聞き慣れない桜ですね。たぶんこれまで撮ったことはないような気がします。

また今年は、新たに「笹賀鴛鴦桜(ささがおしどりざくら)」という花がお目見えするそうです。

14日ごろが見ごろとのこと。ライトアップの桜なども撮ってみたいと思っています。

 

造幣局桜の通り抜け(2013年)。

 

普賢象(2013年)。

 

京都では平安神宮で「紅しだれコンサート」(4/10~4/13)が開催中(京都新聞参照)。

小説「細雪」にも登場する紅しだれ桜。そのライトアップと、東神苑貴賓館で演奏される音楽を楽しむ夕べ。

開花情報では、ちょうど桜も満開。

良さそうですね~ 

前から一度行きたいと思っているのですが、今年もムリかな…

 

週末なのに家で留守番。しかたなく庭に咲いたチューリップでも撮ってみました。

プランターの土を捨てた中に球根があったらしく、毎年、勝手に咲くチューリップ。最初1つだった花が4つに。野生に戻って元気よく咲いています。

カメラ : キヤノン EOS Kiss X4
レンズ : EF-S60mm F2.8 Macro USM

絞り優先AE(絞りF8、1/40秒) ISO100 画質RAW


京都さくらよさこい 番外

2014年04月11日 | イベント

撮影について

京都さくらよさこい」では、4月6日の1日だけで2,700コマも撮っていました。

フィルム時代には考えられないですね。36枚撮りなら75本。

現場で再生して、ダメなのはどんどんボツに。そのボツも数百コマ。

とかく連写、連写、でコマ数が膨れ上がります。EOS 6D(4.5コマ/秒)ではそれほどでもないですが、EOS-1D X (最高約14コマ/秒)のようなプロ機で爆速連写している人もいて、ひょっとすると1万コマぐらい撮っているのでは…

また、シャッタースピード1/1000秒、絞り開放、露出はISO感度で調整。つまりISOオート(ISO200~3200)で撮りました。これもフィルム時代には不可能なこと。

 

フィルム時代とは今昔の感。

ですが、このカメラの進歩が作品の質に見合っているかと言われると… 個人的には、まことに恥ずかしい限りではあります。

 

木々に囲まれた下鴨神社北会場(舞台のチームは「京都八木よさこい」)。

この日(4月6日)は小雨が降ったりやんだり。明るい日が差してもまた雨がパラつく、変わりやすい天気で、夕方になると、とても寒くなってきました。

4月にしては寒すぎ… と、震えながら撤収した次第です…

 

下鴨神社南会場。

 

下鴨神社の境内を流れる小川のほとり。出演する人たちが集まってにぎやかです。

 

Part 3 までで紹介出来ませんでしたが、衣装のユニークさで過去に受賞したこともある奈良県の「華鹿」。今回も色遣いが凝っています。

 

会場の一角では「京都 特B級グルメフェスタ」も開かれ、おいしそうなご当地グルメの屋台が並んでいました。

 

会場から外に出ると、高野川の桜が満開でした。

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

      EF70-300mm F4-5.6L IS USM 

  ソニーRX100


京都さくらよさこい Part 3

2014年04月10日 | イベント

「第10回 京都さくらよさこい」下鴨神社会場の続きです。

大阪から参加の「輝粋(きっすい)」。

背景の、いかにも古都らしいたたずまい。下鴨神社会場の良さですね。

 

「輝粋」。

 

「京炎 そでふれ!花風姿(はなふうし)」。同志社女子大の1年生が中心。

毎年お目にかかりますが、この衣装のやさしい色合いが好き。

 

「京炎 そでふれ!大宮炎龍舞連」。京都市北区の子どもチーム。

 

「踊屋本舗 響(ひびき)」。

城陽市を拠点に施設慰問のほか色々なイベントに参加しているそうです。

 

「京炎 そでふれ!おどりっつ」。立命館大学、花園大学、大谷大学の学生で構成。

早変りのあとの鮮やかな衣装です。

 

オリエンタルな雰囲気が独特の[颯戯|FU-JA]。

京都、東京、名古屋を拠点に4年間活躍、受賞歴もあるチームですが、今回の出演で活動に終止符を打つとのこと。惜しいですね。

 

以下は、ダイナミックな踊りのシーンを集めてみました。

和歌山の「紀道(きどう)」。

実力があるチームのようで、ものすごく激しい踊り。感動しました。

 

「夢源風人(むげんかじぴとぅ)」。大阪の社会人を中心にしたチームの熱気ある踊り。

 

「童謡連手鞠(どうようれんてまり)」。山口県、九州を中心に活動、童謡をよさこいで演舞しているそうです。

 

奈良県の「ゑにし」。何というか… 群舞のパワーそのもの。衣装も独特。

 

「NPO法人 COMMON BEAT 雫(しずく)」。今回の「京都さくらよさこい」のために結成された、東京の2チームのひとつ。迫力に圧倒されました。

 

夕方近くになり、このあたりで撮影終了。

今回撮ったのは清水寺会場と下鴨神社会場だけ。京都市役所前広場など他の5会場に回る余裕はありませんでした。

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM 


京都さくらよさこい Part 2

2014年04月09日 | イベント

京都さくらよさこい」の清水寺会場で、受賞5チームの演舞を見たあと、同じく世界遺産の下鴨神社へ移動しました。

5月には流鏑馬(やぶさめ)神事の開催される馬場が会場。うっそうとした「糺(ただす)の森」の中にステージが2か所。両方とも見てきましたが、こういう歴史のある場所でのよさこい踊りも面白いものです。

会場で演舞した全部のチームはとても紹介できません。自分の好み、そしてカメラの気まぐれ(ピント外れ多々)の結果、なんとか救えそうな作品を載せてみます。

 

「京炎 そでふれ!志舞踊(しぶよう)」。

同志社大学、同志社女子大学、大谷大学の3大学で構成。

 

「京炎 そでふれ!志舞踊(しぶよう)」。

 

大阪から参加の「嘉門―KAMON―」。

 

兵庫県三田市が拠点の「関学よさこい連 炎流(えんる)」。

花火師のようです。元気がいいですね。

 

大阪の「天鵞絨(びろーど)」。

テレビコマーシャルをネタにした、コミカルな内容でした。

 

「天鵞絨」。

 

「太鼓伝創の会 つぶて」。尼崎市を拠点にした、小学生から高校生までの若いチームだそうです。

このコ、高校生なの…?

 

吹田市の「有閑踊り子一座 飛舞人(ひまびと)」。

手作りの衣装とか。

 

「有閑踊り子一座 飛舞人」。演舞テーマ「狐空」は狐と人間の出会いと別れを表現。

 

愛知県豊田市の「結(ゆい)」。

楽しそうな表情がいいですね。

 

「京都よさこい連 心粋(こころいき)」。同志社大学、同志社女子大学の学生たち。

 

「京都よさこい連 心粋」。

 

衣装が気に入ったのでもう1枚。

京都のチームに似合いの、きれいな淡い色合い。

 

鳥取市から参加した「桜道里(おーどりー)」。

なかなか見ごたえのある演出です。

 

とにかく小さな女の子がメチャクチャ可愛い!

 

男の子も元気があって…

 

踊り子の年齢それぞれの良さが出ていました。

外国からの観光客らしい女の人が、すごく喜んでいましたョ。

 

まだまだ撮ったカットがあります。良いのがあれば次回に…

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM