つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ニコン「D810」の感触

2014年06月29日 | カメラ

6月26日に発表されたニコン「D810」。(ニコンのプレスリリース

大阪・梅田のニコン・プラザ大阪で触ってきました。

ニコン「D810」。

 

高画質で定評のある35mmフルサイズ一眼レフ「D800/D800E」の後継機。

ボディーの外観はあまり変わりませんが、スペック的には数々の改良がなされ、大きく進化しているようです。発売は7月中旬の予定。

 

広がった感度域

新しいイメージセンサーは3635万画素。画素数が若干増え、光学ローパスフィルターレスに(D800Eはローパスフィルター無効化)。

常用感度(推奨露光指数)が低感度側に広がったのが大きな特長(ISO64)。低感度側に広がったことで、明るい場所で大口径レンズを開放にした撮影がしやすくなるなどのメリットが考えられます。

一方、高感度側もISO12800まで拡大しています(D800/D800EはISO100~6400)。

 

背面液晶。ISO感度を「オート」にして、明るいところへカメラを向けるとISO感度の表示(中央)が「64」まで下がりました。

 

ニコンのサンプル画像を見ると、ISO64 で撮影された作例がいくつかあります。

これまでのデジタルカメラではあまりないことです。

フィルムカメラの時代には、あえて低感度のフィルムを使うことで、きめの細かい諧調豊かな写真が撮れたわけですが、デジタルになるとISO100より低い拡張感度にすることが必ずしも良い画質を保証するわけではなく、逆にダイナミックレンジが狭い写真(白飛びなど)になる可能性がありました。

もらったパンフレットによると『(新開発のセンサーは)各画素が蓄積可能な光の情報量を2/3段分増やすことで、階調性を損なうことなくベース感度ISO64を達成。また、光学ローパスフィルターレス仕様と画像処理エンジンEXPEED4の高度な処理能力とにより、D800Eをも凌ぐ高い鮮鋭感を発揮します。』と書かれています

 『ニコン史上最高画質』とのこと。

ウ~ム、すごい意気込み。

 

今回は発売前のため撮影データ持ち帰りができませんでしたが、どれぐらい良い画質なのか、これから出てくるレビュー・作例を見てみたいところです。

 

キットレンズ「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」が付いていました。

 

「重いD800」という先入観に反し、持ってみると意外に軽い。

ボディー(本体のみ)が880gと、20g軽くなったのに加え、キットレンズの軽さが影響しているようです。

連写性能が向上(4コマ/秒→5コマ/秒)したのに、少しとはいえ軽くなったのは立派ですね。とかく連写速度がアップするたびに、シャッターユニット強化のせいか重くなっていくカメラがほとんど…

 

シャッター音が静かになった!

シャッターユニットは新設計とのこと。

D800/D800E と比べて、シャッター音がソフトで非常に小さいという印象。

さらに、ライブビューでミラーアップしてシャッターを切ると、「カシャ」とささやかな音。まるでレンズシャッターではないかと思うほど静か。

ライブビューにして、ミラーアップ(左上のダイヤルで「Mup」)。電子先幕シャッターになります。最もカメラブレの少ないやり方。

 

ミラーアップでは、1回目にシャッターを押すとミラーが上がり、液晶が暗転。ミラーの音は全くせず、「フニュ」という感じ。はなはだ心もとないです。しかし2回目のシャッターでちゃんと撮れています。

このカメラの高画質を、ミラーショックやシャッターブレから極力守るために、ニコンが力を入れてユニットを開発したのがうかがえます。

はっきり言って、シャッター音に関する限り、D800/D800Eとは全く別のカメラ。

 

ただ、金属的でキレのいいシャッター音が好きな人もいますね。そんな人にはソフトすぎて不満かもしれませんが、個人的には、このシャッター音が好きになりました。(「Df」のシャッター音も好きですけれどね。)

 

「良いカメラ」という感触。D800/D800Eがさらに洗練された感じでした。

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連記事

 ・『ニコン、FXミドルクラス一眼レフ「D810」-----撮像素子を一新。機構ブレ対策やAF強化も』(デジカメWatch)

 ・『ニコン、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D810」--ローパスレス、3635万画素』(CNET Japan )

 


キヤノン「DPP4.0」を使ってみた

2014年06月27日 | カメラ

キヤノンが6月26日から、バージョンアップされたRAW現像ソフト「Digital Photo Professional 4.0」(以下DPP 4.0)、とリモート撮影ソフト「EOS Utility 3.0」(以下EU 3.0)の無償公開を開始しました。 (キヤノンのニュースリリース

対応機種は「EOS-1D X」、「EOS-1D C」、「EOS 5D Mark III」、「EOS 6D」。OSは、Windows 7/8/8.1、Mac OS 10.8/10.9。64bitのみ対応。 (「ITmedia デジカメプラス」によると、今後、対応機種は追加の予定)

「DPP 4.0」「EU 3.0」とも従来のバージョン(DPP 3.xx 、EU 2.xx)とは別個にインストールできます。

以下はダウンロードのページ。

Digital Photo Professional 4.0.0 for Windows
Digital Photo Professional 4.0.0 for Mac OS X
EOS Utility 3.0.0 for Windows
EOS Utility 3.0.0 for Mac OS X

 

さっそく「DPP 4.0」(Windows版)をダウンロードして使ってみました。

ダウンロードにはシリアル番号が必要。EOS 6D 購入時に付いていた保証書のシリアル番号を打ち込むと、すぐにダウンロードできました。

 

「DPP 4.0」のメイン画面。

 

インターフェースがすっかり変わりましたね。よりプロ風になり、表示項目が多く、画面解像度を上げるか、大画面モニターでないと収まりにくい印象です。

写真は、先日のヨドバシカメラ撮影会の画像をサムネイル表示したところ(これだけ小さい写真なら肖像権もクリアかと…)。

従来のバージョンではサムネイルが大、中、小の3種類。それと「情報付きサムネイル」しか選べませんでしたが、「DPP 4.0」ではサムネイルのサイズが6種類に増え、それぞれの大きさについて「情報付き」も選べます。表示の自由度が増しました。

 

画像を編集するには、サムネイル画像を選択して「セレクト編集」ボタンを押すか、サムネイル画像をダブルクリック。

画面の表示はスムーズで、心なしか画質も滑らかで美しくなったように思います。キヤノンによると、「64bitネイティブ環境に対応し、高速化&高画質化」したとのこと。

 

うれしかったのは、画像のワンクリックだけでクリックした部分の等倍画像が見られること。ポートレートの瞳部分をクリックして等倍でピントを確認、またワンクリックでもとの表示に戻す… この操作がとてもスムーズ。

セレクト編集画面の下部。

等倍のほかに12.5%~400%まで6種類の拡大倍率を設定できます。6種類のうちから拡大倍率をあらかじめ選んでおけばワンクリックでその倍率になります。

ほかに、複数画像の比較、グリッド、AFフレームの表示、画像情報をオーバーラップして表示、などのボタンが集中。

 

セレクト編集画面右側のツールパレット周辺。

(「ヒストグラム」と「ナビゲーター」は自由に配置できるので、ここでは画像の下の方に置いています。このあたり、広さに余裕のある大画面モニターがほしい…)

ツールパレットは、明るさ調整、ホワイトバランスなど従来からある機能を踏襲、まとめて配置され、使いやすくなりました。

 

機能強化としては、キヤノンによると『高輝度側の階調を拡大するための「ハイライト」「シャドウ」スライダー機能の画像調整領域拡大』がなされているとのこと。

たとえば白飛びを抑えるために「ハイライト」を下げる、その幅を大きくできるようになったと解釈していますが、この恩恵は、まだ体感できていません。

(ただ、高輝度側に画像としての情報がないと、無理に諧調を出そうとしても、グレーっぽくなるだけ。基本的には元の画像のダイナミックレンジが充分に広く、高輝度側が適正露出でないと効果が出ないのでは、と思います。)

 

と、ここまでは地味なバージョンアップのようですが、特筆すべきは新機能の「特定色域の調整機能(8軸色調整)」。

ツールパレットの上の「色の3原色」風に円が重なったマークをクリックすると、「レッド」「オレンジ」「イエロー」「グリーン」「アクア」「ブルー」「パープル」「マゼンタ」の8色域をスライダーで調整する色調整パレット(下の写真)が出てきます。

とても便利な新機能です。

たとえば、人物の色調はそのままに、背景の樹木の緑を強調するには、グリーンの色域の「S」「L」スライダーを右に動かすだけ。

これだけで見栄えのする写真になります。

また、赤紫系の服を着ている人物なら、「パープル」や「マゼンタ」の色域を調整すれば、顔の色調はそのままに服の色だけ鮮やかにできます。

(「H(色相)」「S(彩度)」「L(輝度)」の表示が、初心者にはやや不親切。「H」は注意が必要で、これを動かすと色自体が変わってしまいます。たとえばブルーがコバルトグリーンや紫に…)

 

もちろん、いずれもPhotoshopなどの画像ソフトで可能なことですが、ずっと簡単。悪くいえばイージー。

 

RAW現像処理は「保存」ボタンをクリックするだけ。

 

よく「写真を撮るのは楽しいが、画像処理で疲れ果ててしまう」という人がいます。しかし「DPP 4.0」を試していると、個人的にはとても楽しい。反応も早く、軽いです。

おそらく、たくさんのフォトグラファーの意見を取り入れたのでしょう、大幅に進化したソフトといえます(潜在的なバグはまだまだあるにしても)。

 

一方、前のバージョンに合った「多重合成機能」「HDR」などは省かれています。この理由はよくわかりませんが、カメラ自体にそうした機能を持った機種が増えてきているためかもしれません。どうしても必要な人は前のバージョンを残して置いた方が良いですね。

 

「EU 3.0」もダウンロードする予定。このソフトは、前のバージョンのときから、写真をパソコンに取り込む以外には使っていないので、「リモート撮影の機能強化」といわれても猫に小判で…

 

関連記事

 ・『キヤノン、64ビットネイティブ対応「Digital Photo Professional」最新版を提供』(ITmedia デジカメプラス)

 ・『キヤノン「Digital Photo Professional 4.0」が公開 』(デジカメWatch)

 ・『キヤノン、カメラ付属のRAW現像ソフトを大幅アップデート 』(デジカメWatch)

 関連記事追加(7/15)

 ・『キヤノンDigital Photo Professional 4.0 ----デザイン一新!機能追加でより使いやすくなった純正RAW現像ソフト 』(デジカメWach)


ネイチャーフォト(6月)

2014年06月24日 | ネイチャー

梅雨の晴れ間に、大阪・堺市の大泉緑地で撮った写真です。

 

涼し、ガクアジサイ。

どこかのコンクールに応募しようかと思いましたが…

 

ラベンダーと蝶。

ハーブの季節。蝶のグルグル巻きになった口吻が撮れました。かなりトリミング。

 

くりぬかれた生垣の穴から見える、もうひとつの楽園。

ちょっとした工夫で生まれる癒し効果。人間って不思議です。

 

トンボ。微動もせず。

 

等倍に拡大して見ると、昆虫の体というものはすごくハードなメカニック。

ただ、あまり等倍で見たくないですね。カリカリ食われそうで…

 

休憩所に雀が来ていました。

お握りの米粒にありついた雀。

 

雀は草の種などわずかな餌だけで生きて行けるそうです。この米粒で2日分は持つかも。

 

大泉緑地かきつばた園の雀。

 

同じように撮っているオジサンがいました。

餌をまいているようでした。

人生の哀愁…

 

大泉緑地にはカワセミも飛来。都会の中の野鳥の楽園です。

カワセミが撮れたらアップしようと思いますが、これだけはいつになることやら分かりません…

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM


シグマ「 dp2 Quattro 」の画質

2014年06月23日 | カメラ

6月27日に発売されるシグマの高画質コンパクトカメラ「 dp2 Quattro 」(写真はフリー画像)。

sigma dp2_quattrosigma dp2_quattro / MirrorlessForums.com

 

実写サンプルがシグマのページ(下)にあります。

ホオジロカンムリヅルを撮ったようですが、すごい解像感。

 

上記ページの拡大画像は、生々しく野性味あるクチバシ、羽根の繊細な構造にいたるまでシャープの極み。

さすがにFoveon はすごいですね。

こういうものを見せられると、ついクラクラとなって買ってしまいそうです。

 

photo yodobashi の実写インプレッションKasyapa にも実写画像が出ています。

どちらも、このカメラの圧倒的な描写力を際立たせる作例ばかり。

 

dp2シリーズの最新機種。画像のデータ量を軽くする工夫がなされ、従来機のようなスローな操作、電池の持ちが悪い… という欠点がかなり克服されているようです。

35mm判換算で約45mmの焦点距離は使いやすい画角。開放F2.8 というのも明るくて良いですね。

価格も「中判カメラ画質」にしてはそう高くない。価格.comの最安値で98,600円(6/23現在)。

 

ただ個人的には、購入に踏み切れない点が1つだけ。それは、ボディーの“芸術的”デザイン。

この奇抜なデザインは好き嫌いが分かれそうです。

外で撮っていて、「dp2 ですね!」と、分かってくれる人はいいのですが、「何、その変なカメラ…」と、ジロジロ見られるのはシャク。

 

まあ、発売されたら一応触ってきますが…


奈良公園の子鹿 Part 2

2014年06月20日 | 動物

奈良公園の子鹿公開(6/1~6/30)の続きです。

子鹿。

 

生まれたばかりの子鹿の体重は人間と同じくらいで、約3,000g。それが数十分から1時間で立ち上がるそうですから野生動物はすごい。離乳も早くて、生後20日頃から少しずつ草を食べ始めます。

鹿の成長が早いのか、人間が遅すぎるのか…

 

「鹿苑」では木陰にいることが多い子鹿。

 

子鹿のグループ。

(フルサイズ画像をフォーサーズ程度まで、強引にトリミング)

 

やはり似合うのは母鹿のそば。

 

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関連記事

 ・奈良公園の子鹿公開(2012.6.3 記事)

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM


奈良公園の子鹿 Part 1

2014年06月19日 | 動物

奈良・春日大社の参道脇にある「鹿苑(ろくえん)」で恒例の「子鹿公開」が行われています(6/1~6/30)。

奈良公園の鹿は約700頭。鹿の出産シーズンは5月中旬から7月頃まで。出産後の母鹿は非常に母性本能が強く、子鹿に人が近づくと体当たりしたりトラブルのもとになるので、母子を「鹿苑」に保護しています。

「鹿苑」ではかわいい子鹿と母鹿の中睦まじい姿を見られるように公開。この時期の奈良の風物詩になっています。

子鹿を公開している「鹿苑」。

 

入場料は一般300円。高校生以下は無料です。

時間は短くて、午前11:00から午後2時までの3時間。少しぐらい雨が降っても行われますが、子鹿の体調を考慮して、予告なく中止される場合があるそうです。

 

子鹿の体には白い斑点がくっきり。

いつもお母さんと鼻をすり寄せたり、お乳を飲んでいます。

ちょっと大きくなった子鹿は、大人に混じって柔らかい草を食べ初めていました。

 

とりあえず2枚掲載。他に良いのがあれば次回に掲載します(今年は自信がない…)。

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

 


写真展応募

2014年06月17日 | 日記

たまには写真展に応募します。

公募展の「第18回総合写真展」の締め切りが迫り、にわかに忙しくなりました。

けっこう書く項目が多くてめんどうなんですよね。

1作品ごとに画像をCD-Rに入れないといけないし。

 

1年間の努力の成果。ぜひ上位入賞でお願いしますよ…

 

こんなことをやっている間に、キヤノンがミラーレスカメラ「EOS M/M2」用の新しいレンズを発表していました。

EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」。

 

とてもコンパクトな望遠ズーム。いいですね、キヤノンも軽量レンズを作る気になってくれて、うれしいです。

そして、ミラーレスを忘れてはいない、という証。これで「EOS M」シリーズのレンズは4本。超広角から望遠までそろいました。

 

キヤノンの噂サイトで取りざたされていた「レンズの年」の3本目。今年10本以上出るという話ですから、あとどんなレンズが出るのか楽しみです。

次は「EOS 7DマークII」発表にあわせたAPS-C用新ズームレンズ?

 

ただ、最近のキヤノンの戦略は売れ筋優先。マイナーな単焦点レンズなどは出ないかもね… 


住吉大社の御田植神事

2014年06月15日 | 行事・歳時記

大阪・住吉大社の「御田植神事」が6月14日に行われました。

起源は約1800年前にまで遡るという伝統あるお祭り。住吉大社の中にある水田「御田(おんだ)」に田植えをする間、中央の舞台や田の周りで「稔りの秋を予祝する」行事が繰り広げられます。

由緒などは、2012年に初めて御田植神事を見たとき(2012.6.15の記事)、すでに書いているので繰り返しませんが、全国的にも珍しいものだと思います。

 

「御田」を囲んで観覧席があり、北と東側は招待席。西側の席は入場料を払えば一般の人が入れます。2012年はこの西側の席で撮影しました。

南側の土手は無料なので、大勢の人が立ち見しています。今回は南側から撮ってみました。

最前列はレジャーシートを敷いたりして場所取りしたカメラマンがずらり。三脚を立て、ニコンD800を構えたオジサン、女性の俳句グループ、外国人観光客など色々。遅くに着いたので人垣の後ろから撮る羽目になり、暑さもあって大変でした(いいカットが撮れなかった言い訳… )。

 

最初に神牛が登場。代かきが始まります。

 

次に神事の参加者全員が田の周りを一周。観客が真近に華やかな装束などを見られます。

舞台で舞を披露する「八乙女(やおとめ)」。ハナショウブの飾りがきれいです。

 

早苗を持った「植女(うえめ)」。もともとは苗を植える役でしたが、いつのころからか「替植女」(田植衣装の農家の婦人)に苗を渡すようになったそうです。

 

田を祓い清め、神水を田に注ぎます。

 

「植女」(右側)から「替植女」(左側)に早苗が渡されます。

「替植女」はこのあと田に入って苗の植え付けを開始。

 

「八乙女」による「田舞(たまい)」。

 

花傘を中心に円をなして舞う「八乙女」。

 

舞台の周りで進む田植え。男性の奉耕者も「替植女」と一緒に植え付けをします。

 

残念ながら南側からは「替植女」が遠く、この場所が撮影に適していないのが分かりました。

写真右側、つまり北東の場所が撮影には最良ですが、一般の人は入れず、関係者やマスコミ用になっています。

 

がんばって300mmの望遠で引っ張り、さらにトリミング。

 

ようやく手前に「替植女」さんが来てくれました。

 

南側はあきらめ、北西隅へ。

まあまあ何とか撮れた… というところ。

 

この間、舞台や田の周りでは様々な行事が繰り広げられていました。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

     EF24–105mm F4L IS USM


キヤノン「EF 16-35mm F4L」19日発売

2014年06月12日 | カメラ

キヤノンの新しいフルサイズ対応広角ズーム「EF 16-35mm F4L IS USM」の発売日が6月19日に決まりました。

 

EOS 6Dに付けた「EF 16-35mm F4L IS USM」(キヤノンデジタルハウス梅田で)。

 

「新開発の光学系により、画面中心から四隅までキレのいい高画質」(キヤノン)とか。

手ブレ補正付きで、防塵防滴。ただし「ズーム操作時に前玉が前後に移動するため、十分な防塵・防滴効果の発揮にはPROTECT フィルターの装着が必要」(同)としています。

レンズ構成は12群16枚。最短撮影距離0.28m。9枚羽根の円形絞り。フィルター径は77mm。最大径×全長は82.6×112.8mm。重量約615g。

希望小売価格は154,000円(税別)。L レンズとはいえ高いですね~

価格.comの最安値でも129,372円(6/12現在)。

 

大きめのレンズ。しかし持ってみると、それほど重く感じませんでした。

 

デジタルハウス梅田の中で試写してみました。データ持ち帰りはできなかったので、撮影画像を背面液晶モニターで拡大。

周辺までシャープに見えます。

個人的に色収差がすごく気になるタチなので、画面の四隅や光源の周りなど出やすいところを拡大してアラ探ししてみましたが、色収差らしきものは全く目につかず。

パソコン画面で等倍まで拡大しないと明確なことは言えないものの、このレンズ、かなり良い性能なのでは…

 

F2.8通しの最高級ズームを求めるのならともかく、我々アマチュアにとっては、この新しいF4通しで十分な気がします。

新「小三元」レンズとして、売れそうな予感。

 

でもやっぱり、もう少し安くなってほしい…


パナライカ「NOCTICRON 42.5mm F1.2」実写画像

2014年06月11日 | カメラ

先日パナソニックセンター大阪に立ち寄ったさい、柔らかいボケ味が評判の大口径レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.」を試してみました。

今年2月13日に発売されたライカブランドの高級レンズ。マイクロフォーサーズマウントなので、35mm判換算では85mmの中望遠。開放F1.2と大変明るく、ポートレート撮影に最適です。

その他詳しいスペックは次の通り。

レンズ構成:11群14枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、超高屈折率UHRレンズ1枚)
最短撮影距離:0.5m
画角:29°
ナノサーフェスコーティング
絞り形式:9枚羽根 円形虹彩絞り
絞りリング:あり
光学的手ぶれ補正:あり
フィルター径:67mm
最大径・長さ:74×76.8mm
重さ:約425g

希望小売価格は20万円(税抜)ですが、価格.comの最安値は149,781円(税込、6/11現在)となっています。

 

最新鋭一眼カメラ「LUMIX DMC-GH4」に付けた「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.」。

 

ちなみにこの「LUMIX DMC-GH4」。4月24日に発売されましたが、4K動画が撮れること、空間認識技術による高速AF性能もあって、大人気に。パナソニックのサイトに『予想を超えるご予約・ご注文を頂いたため、生産が追いつかない状況となっております』というお知らせが出ています。

 

 ◆実写画像

以下はパナソニックセンター内での実写画像です。(画質はJPEG、ほぼノートリミング)

F1.4  1/320秒 ISO200

 

中央部を等倍で切り出したのが下の画像(データ量が多いため縦長の帯状に切り抜いています)。

等倍画像。

 

F1.4  1/320秒 ISO200

 

中央左寄りの等倍画像。

 

F1.4  1/400秒 ISO200

 

模型の塔の部分(等倍)。

 

F1.4  1/1300秒 ISO200

 

中央部分の等倍画像。

 

絞り優先で撮っているのにF1.4ばかりで、開放F1.2 の画像がないのは単なるミス。

念願のレンズを使えたので舞い上がってしまい、F1.2を試すのを失念しました。

ドジですね…

 

それはともかく、ピントの合った部分のシャープさ、ボケ味の美しさはすばらしい。わずかに周辺部で色収差はあるようですが、全体としてグレードが高く上品な印象です。

これでポートレートを撮ってみたいな~

 

このカメラとレンズのセットは、マイクロフォーサーズでシステムを組むなら、何としても欲しい組み合わせ。

合わせて実勢30万円を超えますけど…

 

関連記事

 ・『開放F1.2が描き出す、上質で近代的な世界――パナソニック「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2」』(ITmedia デジカメプラス)

 ・『試用レポート パナソニック LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.』(アサヒカメラ.net)

 ・『DxOMarkにパナソニックNOCTICRON 42.5mm F1.2 のスコアが掲載』(デジカメinfo)

 ・『パナソニックに聞く「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2」のこだわり』(デジカメWatch)

 ・実写画像(Kasyapa)

 ・実写画像(PHOTO YODOBASHI)

 

 


ハナショウブ見ごろ

2014年06月08日 | 

大阪・堺市の白鷺公園で、ハナショウブが見ごろになっていました。 

 

ハナショウブは堺の「市の花」。園内には約150種1万株が植えられています。

 

 「長井小紫(ながいこむらさき)」という品種。

 

「小青空(こあおぞら)」。

 

「小青空」。爽やかな花ですね。

 

「揚羽(あげは)」。

「江戸系」とありました。小粋なお姐さんという感じ。

 

「新児化粧(しんちごけしょう)」。

化粧した子供のよう… うまい名前をつけますね。

ハナショウブの品種名には「和」の情緒があります。

 

市の遊水池として使われている「但馬池」のほとりを埋め尽くすハナショウブ。

 

梅雨の晴れ間の一日でした。

 

ちょうど今が満開。写真のほかにも色々な品種が美しく咲いています。ぜひ訪ねてみてください。(南海高野線白鷺駅から南へ徒歩200m)

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撮影カメラ    ソニーRX100


ソニー「RX100III」実写画像

2014年06月08日 | カメラ

ソニー「RX100」シリーズ三世代目「RX100 III」が発売されたのが5月30日。すでにレビューや実写画像がネットに出ていて、購入の参考になります。

 

「RX100 III」。

 

レビュー(実写画像含む)としては、

『最強の広角系スナップコンデジ RX100がさらに進化 ポップアップ式EVFと新レンズが魅力的な「RX100 III」実力診断』(ITmedia デジカメプラス )

『小寺信良の週刊 Electric Zooma! 『RX100の最終形? XAVC Sも撮れるソニー「RX100M3」 』(AV Watch)

『SONYの新製品カメラ「RX100M3」- 2014年のブロガーにとって最高の1台かも? 一眼並みの画質&コンパクト&F1.8の明るいレンズ最強。』(mocchiblog.com )

など。

 

実写画像については、次の2サイトが見ごたえがあります。

PHOTO YODOBASHI

Kasyapa

 

海外サイトも画像を載せていました。

DPREVIEW

 

どの画像もきれいです。

初代の「RX100」のころから画質には定評がありました。今回、レンズが変わったので画質がどう変化するか見て見ましたが、精細感は変わらず、色収差も少ないです。安心して使えそうです。

 

ソニーのホームページにあるサンプル画像も要チェック。等倍画像が見られます。

 

frickr で検索してもたくさん出てきます。このページなど、花のマクロや料理の写真など、「寄れる」ようになった「RX100 III 」の特長が良く出ています。

 

欲しいですね。

でも値段がまだ高い。

価格.com の最安値で83,936円(6/8現在)。

もう少し安くなりませんかネ~


雨の日撮影グッズ

2014年06月04日 | カメラ

6月4日、中国・近畿・東海地方が梅雨入り。

いよいよ、雨の季節が始まりますね。

 

雨の日の写真というのも情緒があって良いものですが、カメラを濡らさないように撮影するのが大変。

梅田のヨドバシをぶらついていたら、カサをカメラに固定できるグッズを見かけたので買ってみました。

ハクバの「アンブレラカメラホルダー」(ヨドバシ価格1,590円)。

 

L 字形の一方の金具を三脚穴に固定し、横のホルダーにカサの柄を取り付けられるようになっています。折りたたみ式なので、かさばりません。

 

カサの柄を3点で挟み、黒いネジで締め付けるしくみ。

 

三脚に付けるとこんな具合。

 

先日、雨の日に使ってみました。

カサを手で持たなくていいので、カメラを操作しやすいのは確か。気持ち的にも余裕ができます。

よく目にする、カメラを覆うレインカバー方式は大げさで、案外使いにくいものですが、この小さな部品なら気軽に使えて便利。

大きめのカサを取り付けることで、レンズに吹きこむ雨もかなり防げます。

 

ただし問題があります。

風でカサが揺れると、カメラも揺れるのです。

強い雨だと、雨粒がカサを打つ振動もカメラに伝わります。

スローシャッターではブレるため、ある程度速いシャッターでないとダメ。

雨の日は暗いもの。速いシャッターを切るためにはISO感度を上げる必要が出てきます。そうすると画質に影響する… 

 

ということで、一長一短。

 

笹の葉の雨粒。

(カメラ:キヤノンEOS Kiss X4  レンズ:EF-S 60mm F2.8 マクロ USM   F8  1/6秒    ISO200   画質RAW   色調を補正  三脚使用)

 

最初に「アンブレラカメラホルダー」を使い、ライブビューでじっくりピントを合わせたあと、揺れを防ぐため、結局カサをホルダーから外して手に持ち、シャッターを切りました。


ヨドバシカメラ撮影会

2014年06月02日 | 撮影会・コンテスト

6月1日、ヨドバシカメラの「第13回 大阪・万博記念公園大撮影会」に行ってきました。

ヨドバシの撮影会としては最大規模の約400人が参加したとのこと。

キヤノン大撮影会が休止になった今、こうした野外でのポートレート撮影会は貴重な存在ですからね。

 

講師の写真家は友田富造、東隆石、織作峰子、伏見行介の各氏、モデルは7人。

午前10時からのオープニングで講師・モデルの紹介があり、撮影会スタート。

私は午前の部で織作峰子さん、午後の部で友田富造氏について歩きました。

 

会場には協賛メーカーのテントが並んでいました。

 

機材貸出コーナー。

免許証、保険証などがあれば最新のカメラ・レンズが試せます。なかでもキヤノンとニコンのコーナーには行列ができていました。

 

みんなどんなカメラ・レンズを持っているのか… チラチラ見ていたところ、キヤノン、ニコンの一眼レフに混じってソニー「α7」シリーズが。ミラーレス機も増えているように感じました。

 

楽しい撮影会でしたが、参ったのは真夏並みの暑さ…

この日の大阪市の最高気温は32.9度。オープニングでも、主催者側が繰り返し熱中症に注意を呼び掛けていました。

アイスコーヒー1杯、お茶やジュースのペットボトル3本をグイグイ。それでものどの渇きがおさまりません。シャツは汗でびしょびしょ。終わった後はハードなスポーツをやったような感じでしたね。

 

撮影会の規定で、モデルさんの写真をブログに載せられないのが残念。

ヨドバシのフォトコンテストに応募するつもりです。