つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

今年買ったカメラは何?

2014年12月31日 | カメラ

今年も色々なカメラが出ました。

デジカメWatch で、プロカメラマンや編集者に今年新品で購入したデジタルカメラのうち、思い入れのある製品について語る『2014年「私はこれを買いました!」』を特集しています。

特集の前篇、後編をまとめてみると次のようになりました。

 FUJIFILM X-T1  赤城耕一 、萩原史郎
 OLYMPUS OM-D E-M10  礒村浩一
 OLYMPUS PEN Lite E-PL5  糸崎公朗
 ニコンD750  上田晃司、曽根原昇 、藤井智弘 
 ニコンD810  大浦タケシ
 LUMIX DMC-GX7  大高隆
 リコーGR  河田一規
 ソニーα6000  北村智史
 ソニーα7S  澤村徹、永山昌克
 PENTAX 645Z  塙真一
 FUJIFILM X-M1  HAMACHI!
 RICOH THETA m15  水咲奈々、鈴木誠
 OLYMPUS STYLUS   桃井一至
 EOS 70D  吉森信哉

 

結構バラけているなあという感じです。

ただし、プロはこれ以前に仕事用の高価なカメラを持っている、ということを念頭に置いておく必要があります。

十分な機材を持っている人がさらに買うとすれば、こういうカメラかな… というリスト。メインのカメラの場合もあればそうでない、遊びのカメラであることもあるでしょう。

 

個人的には、フルサイズならニコンD750かニコンD810。ミラーレスAPS-C機ならFUJIFILM X-T1、ソニーα6000 あたりが良さそう…(お金があれば)。キヤノンEOS 7D MarkII は発売時期が遅かったので、まとめに入らなかったのかも。

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関連サイト

 ・2014年「私はこれを買いました!」(前編)(デジカメWatch)

 ・2014年「私はこれを買いました!」(後編) (デジカメWatch)


「The Photographers」良かった

2014年12月29日 | カメラ

BS朝日で12月29日から再放送が始まったキヤノン提供の「The Photographers」。1回目の「鉄道・飛行機」を見ましたが、良かったですね。

「飛行機」はチャーリー古庄、ルーク・オザワ、「鉄道」は長根広和、山友也、という撮影スタイルが異なるプロ写真家を対比させながら、わかりやすく構成されていました。

 

思ったのは、いずれも飛行機大好き、鉄道大好き少年が大きくなって、写真家になったんだなということ。

被写体への興味、情熱、知識がなければ良い写真は撮れませんよね。

アマチュアでも長年やっている人は、対象の被写体についての知識がとても豊富です。

 

さらに、感心したのは、何を撮るのかという明快なテーマ、綿密な事前調査、良い写真が撮れるまであきらめない執拗なまでの粘り。

さすがです…

 

まあ、どんな仕事でも一流のプロとしてやっていくには、同じような努力が必要かもしれませんが。

 

朝10時から2時間近いドキュメンタリー番組。忙しい年の瀬に、好きな写真の世界に浸っているのは贅沢な気分でした。

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2回目以降の予定。
12月30日(火)朝9時00分~10時55分 「生 物」
12月31日(水)朝10時00分~10時55分 「スポーツ」

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ところで、コマーシャルしていたEOS 7D MarkII のこと。

GET BGキャンペーン」対象購入期間は12/26で終了。

15,000人突破という中間集計は出ましたが、最終的に何人までいったのでしょうか。大盤振る舞いのバッテリーグリップ(BG)プレゼント。用意した20,000個の一部は残ったのではないか、という気もしますが…

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関連サイト

 ・キャノンEOS 7D MarkII ページ

 ・チャーリイ古庄ホームページ

 ・ルーク・オザワ ホームページ

 ・長根広和ホームページ

 ・山友也ホームページ


冬の温室散歩(不思議植物)

2014年12月27日 | ネイチャー

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館フラワーツアーの続きです。

植物の不思議を体感したツアーでした。

 

熱帯雨林植物室のラン。

 

「良く見てくださいね」と言われて見てみると…

(画像のアップ) 両手を広げ、黄色いふわふわスカートで踊っているダンサーに見えます。

英名はそのまま「Dancing Lady Orchid 」。

 

この人気のラン「オンシジューム」、ダンサーに見えた瞬間から、おそらく花がダンサーにしか見えなくなり、そのイメージを振り払うのが難しくなるのでは。

 

ガジュマルの根。

 

イチジクのような実をつけるガジュマル。実は鳥に食べられ、種が糞と一緒に他の樹木の上に落ち、芽生えます。気根を下に伸ばし、地上に届くと周辺の水分などを吸って幹のように太くなります。やがて“宿主”の樹木を枯らしてしまいます。

これが、“宿主”を絞め殺しているように見えるところから「絞め殺しの木」と呼ばれています。

オソロシイですね。

 

夜に咲く熱帯スイレン「ニンファエア レッド フレア」が昼間に咲いていました。ラッキーだそうです。

 

でも、夜中に、なぜこんな鮮やかな色で咲くのだろう… 

 

食虫植物、ウツボカズラ(東南アジア原産)。

 

壺のようなものは葉の変化したもの。蜜腺につられてやってきたハエなどが、ツルツルした壺のふちから滑って中に落ち込む仕掛け。

夏など、ゴキブリが入っていることがあるそうです。オオ、オソロシイ。

 

地面に栄養があれば、別に虫を捕えなくても生きていける植物だそうです。

なぜ、わざわざこのような“罠”を考案したのか。

そもそも、こういうはかりごとを考える知恵が植物にあるのか、あるとすればその中枢の組織はどこにあるのか…

考えれば考えるほど分からなくなってくる、植物の不思議です。

 

熱帯花木室。ベローンとした布地のような花「アリストロキア ギガンティア」(ブラジル原産)。

特異な香りで虫を引き寄せ受粉するとのこと。

 

裏側はこんなになっています。

何となくスカートをまくったみたい(失礼… )

 

キソウテンガイ(奇想天外)。サボテン・多肉植物室にある“50年もの”。

 

生涯2枚の葉だけを延々と伸ばし続ける奇怪な植物。

原産地の西アフリカ・ナミブ砂漠では何千年も生きている株があるそうです。

人類滅亡後も生き続けるかも。

 

きれいなサボテンをアップにしてみました。幾何学的な美。

 

こんなサボテンです。

名札には「マミラリア属の一種」とありました。

 

咲くやこの花館」の名物、ヒマラヤの青いケシ(高山植物室)。

 

ウトリクラリア・サンダーソニー(ウサギゴケ)。

 

とても小さな植物です。花の上の2本の突起がウサギの耳のよう。

こんなに可愛いのに、実は食虫植物とは…

 

エーデルワイス。言葉の響きがいいですね。

このあと高山植物室を出て、帰宅しました。

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノンEOS 6D

       EF70-300mm F4-5.6L IS USM


カメラ高画素化再び?

2014年12月26日 | カメラ

デジカメWatchの「2015年はどうなる メーカー直撃インタビュー」を見ていたところ、キヤノンもニコンも35mm一眼レフのさらなる高画素化に含みを持たせた発言をしていました。

ということは2015年、キヤノンとニコンから今以上の高画素一眼レフが出るかもしれない、という期待を持たせます。

 

ニコン

すでにD810(3635万画素)という高画素機を出しているニコンの発言は以下の通り(回答は同社映像事業部 マーケティング統括部第一マーケティング部 部長の楠本滋氏)


Q:イメージセンサーのサイズ大型化や、さらなる高画素化に向かうでしょうか?

A:物理的には可能ですが、FXサイズでまだまだ高画質化ができます。まずはそちらが優先です。中判カメラの要望は確かにあります。

高画質化のためには大型センサーは必要なことでしょうけれど、センサーの価格が高いことや対応レンズのことを考えると難しいとの判断です。

FXサイズでのさらなる高画素化に伴うデメリットはありますが、それを解消しようと努力しているところです。レンズの“伸びしろ”はあると思います。高画素化してもそれに対応できる実力はあります。


Q:大型化、高画素化すればどんなメリットがあるでしょうか?

A:トリミングしてもある程度の画質の写真が得られることがメリットですね。高画素化することで撮影スタイルが変化し、新しい写真表現が可能になるきっかけになるかもしれません。


 

キヤノンはさらに踏み込んだ発言です(回答は専務取締役 イメージコミュニケーション事業本部長の真栄田雅也氏)。

 

キヤノン

Q:イメージセンサーはサイズの大型化や高画素化に向かうでしょうか?

A:高画素のカメラには取り組んでいます。ユーザーニーズには大きく分けて高画素化と高感度化の二通りがあります。キヤノンはどちらかというと高感度系を先行させましたが、今後は(高画素化を望む)グラフィック系ユーザーなどに対応すべく、画素数を上げていく方向にも動こうと思っています。

解像力の高い画像を望むユーザーに向けて高画素のカメラは考えています、近々出しますよ。ピクセルクオリティを保ちつつ画素数をアップさせたようなカメラです。交換レンズは「群」として拡張します。EFレンズに新しく1本のラインを加えていきたい……今はこれ以上は言えません、これ以上聞かないでください(笑)。


 

感触からすると「高画素のカメラは考えています、近々出しますよ」というキヤノンが高画素機を先に出すのではないか、という気がします。

ひょっとすると、来年のCP+でお目見えかも。

5000万画素機かな~

おそらく我々一般ユーザーには手の届かないもの(価格的に)になるでしょうけど。

しかし、面白いです。CP+で出品されるなら絶対見に行きます。


「The Photographers」年末に再放送

2014年12月25日 | カメラ

11月10日からBS朝日で放送された、キヤノン提供の「The Photographers」が年末に再放送されることになりました。

「鉄道・飛行機」「生物」「スポーツ」の各ジャンルで活躍する写真家の素顔を3回にわたって紹介するドキュメンタリー番組。

登場するのは、EOS 7D Mark II の製品カタログ撮影などに協力したプロ写真家15名。ということで当然ながら、EOS 7D Mark II の宣伝も兼ねているわけですが、番組の出来が良かったらしく、「1回目を見逃した」「再放送は?」という声が相次いだようです。

  EOS 7D Mark II (レンズはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

 

BS朝日のページはこちら

再放送の日時は次の通りです。

12月29日(月)朝9時00分~10時55分 [鉄道・飛行機]
12月30日(火)朝9時00分~10時55分 [生 物]
12月31日(水)朝10時00分~10時55分 [スポーツ]

 

私自身、この番組を見逃してしまったので、再放送を見てみようかと思っていますが…

(しかし番組を見たら、ウズウズしてEOS 7D Mark II を買いに走ったりするかも… それがコワい)


冬の温室散歩(ミラクルフルーツ)

2014年12月24日 | ネイチャー

先日、大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で、クリスマス恒例の展示「植物で辿(たど)るクリスマス」(11/28~12/28)を見た際、フラワーツアーに参加しました。

毎日3回、アテンダントスタッフの女性が館内を巡りながら、植物の生態やおもしろエピソードを説明するもの。

そのツアーで「ミラクルフルーツ」なるものを体験しました。

 

西アフリカ原産の「ミラクルフルーツ」(熱帯花木室)。

 

すでにテレビでも話題になっているので、ご存じの人も多いかと思います。

この赤い実自体は甘くないのですが、次に食べたものを甘く感じさせる働きがあります。

 

実演で、実際に試食しました。

最初にレモンの一切れをかじります。当たり前ですが酸っぱい。

次にミラクルフルーツを一粒、口に含みます。

果肉は、まずくはないが、かといって美味しくもない味。

「実の中にある種はとても苦いので噛まないで。1分間、果肉を舌にこすりつけるようにしてください」と、アテンダントスタッフ。

 

実をはきだした後、先ほどのレモンをかじってみると…

甘い!

本当に甘いです。ハチミツレモンかグレープフルーツのような味。

レモンの風味は残りながら、甘くておいしいので、いくらでもレモンが食べられそう…

まさにミラクル!

 

ミラクルフルーツにはミラクリンという物質が含まれ、食べるとミラクリン分子が舌の味蕾に作用。次に食べた物を甘く感じる効果がしばらく続くそうです。

いわば舌がだまされている訳ですが、別に体に害はないとのこと。

 

現在、市販もされているので、興味のある人は一度試してみては…

 

フラワーツアーで見た、この他の植物は次回に。

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノンEOS 6D

       EF70-300mm F4-5.6L IS USM


19年に一度の「朔旦冬至」

2014年12月22日 | 行事・歳時記

今年の冬至は12月22日。

「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれる特別な冬至。

新月と冬至が重なる年の冬至で、19年に1度しか訪れないとのこと。

いわばこの日を境に月も太陽も復活していくので、古来めでたい日として宮中では祝賀の宴が催されたとのことです。

 

へえ、知らなかったなあ。そんな珍しい日なんだ。

しかも次は38年後という話(MYLOHAS 参照)。この理屈はどうもよくわかりませんが、そうすると個人的には生涯最後の特別な冬至、ということになるかも。

 

わが家では祝宴までいかず、せいぜいユズ湯につかってホッコリするのが、冬至の日の楽しみ。

スーパーで買ったユズ(大きめ)と、近所の人が庭で育てたユズを並べて撮ってみました。

「朔旦冬至」のユズだよ~

 

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撮影カメラ     ソニーRX100


植物で辿るクリスマス

2014年12月20日 | イベント

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で、クリスマス恒例の展示「植物で辿(たど)るクリスマス」(11/28~12/28)が開かれています。

キリスト生誕にまつわる「乳香(にゅうこう)」「没薬(もつやく)」の香りを嗅げる実演や、デーツ(ナツメヤシ)の試食があるというので行ってきました。

 

ポインセチアがずらりと飾られた「咲くやこの花館」。

温室なので、外の寒さとは無縁の世界。

 

クリスマスリース。

 

小さなツリーと洒落た飾り物。

 

ポインセチアにも色々種類があります。

実演を待つ間に、クリスマスに関連した植物の写真を撮っておきました。

 

純白のポインセチア「プリンセチァ クリスタルスノー」。

最新品種だそうです。

 

「アイスパンチ」。

赤と白のコントラストが美しい、人気の品種。

 

「プレミアム マーブル」。

 

「ウインターローズ  アーリーレッド」。

ポインセチアなのに、バラのように見えるのでこう名付けられたとのこと。

 

クリスマスカクタスのツリー。

 

アップにすると美しいクリスマスカクタス。

 

「クリスマスベゴニア」。

冬咲きのベゴニアです。

 

細長いベル状の花をびっしりつける「クリスマスパレード」。

 

オーストラリア原産の「クリスマスベル」。

 

「クリスマスローズ」。

愛好家の多いクリスマスローズですが、クリスマスのころに咲くのは、この「ヘレボルス・ニゲル」一種だけ。

他の品種は2~3月に咲くので、本当はふさわしい名前でない、と説明板に…

 

「クリスマスブッシュ」。

これもオーストラリア原産で、南半球の夏、クリスマス頃に咲く花。

 

「ヤドリギ(寄生木)」。

なぜクリスマスと関係があるのか… 以下、説明板の一部を引用します。

「常緑で、他の樹種に半寄生することから『生』へのシンボルとして古代ケルト人の神事に用いられてきました。名残は現在もイギリスに残り『kissing under mistletoe』(=ヤドリギの下のキス)と呼ばれ、クリスマスイブにセイヨウヤドリギの飾りの下にいる女性とは自由にキスをしても良いという風習があります。」

外国の風習なので… 日本ではマネをしないようにしましょう。

 

ツリーも何種類か飾られていました。これはドイツトウヒのツリー。

 

ハワイのクリスマスツリー(ナンヨウスギ)。

ウクレレを弾くサンタクロース。

 

こちらはイルカにまたがっていますよ。

まさに、所変われば… ですね。

 

さて「乳香と没薬」の実演が始まりました。

イベントの趣旨を「咲くやこの花館」ホームページから引用します(引用ばっかり… でもこの方が正確なので)。

「キリスト誕生の際、東方の三賢者がお祝いに持参した、「金」「乳香」「没薬」。この「乳香」(フランキンセンス)と「没薬」(ミルラ)にスポットを当てた高貴な香りの実演と、当時から食されていた"デーツの試食"をお楽しみいただけます。」

 

古代、金と同じぐらい価値があったといわれる「乳香」「没薬」。

いまではどうなんでしょうね、いずれも樹液から作られる樹脂です。

 

古代エジプトでは位の高い人のミイラの防腐剤として使われていた「没薬」。

実際に教会で使われている金色の容器(香炉?)の火種に載せます。

 

立ちのぼる煙。

 

見学の人たちに嗅いでもらいます。

スモーキ―という言葉で説明されていましたが、要するに煙っぽいです。

 

こんどは「乳香」の香りを試します。

 

こちらの方がいい香りのように思いました。

どことなく、ヒノキのよう。吸い込むと舌の奥に甘みも感じます。

 

いいムードですね。2000年の昔にタイムスリップ。

 

蓋をあけると、こんな風に「乳香」が溶けながら煙を上げています。

 

次にデーツを試食。

もらったパンフレットによると、アジア原産のナツメヤシの果実で、紀元前6000年代にはすでに栽培され、旧約聖書に「エデンの園の果実」と記載されているそうです。栄養価が高く、聖母マリアも身ごもった際、口にしたとか。

デーツの試食。

おそるおそる口にしましたが、甘くて美味!

甘い豆、ドライフルーツ、黒砂糖… それらを一緒にしたような味。これはイケますね。

 

いい栄養補給になりました。

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノンEOS 6D

       EF70-300mm F4-5.6L IS USM

    ソニーRX100(一部)


ライカあれこれ

2014年12月16日 | カメラ

猛烈寒波が来襲、とても写真を撮る気分ではないので、日ごろ気になっていたライカについてのあれこれを…

 

液晶モニターがない!

ライカから、写真の原点に回帰するようなカメラが相次いでいます。

一つは液晶モニターを廃した、デジタルレンジファインダーカメラ「ライカM Edition 60」。

発売日が12月20日に決定しました。世界で600台の限定モデルとか。

 

「ライカM Edition 60」(ライカのホームページより)。

 

今年、「ライカM レンジファインダーシステム」が誕生60周年を迎えるのを記念したモデル。

ボディーは、プロ仕様の最新モデル「ライカM-P(Typ240) 」(9月13日発売)がベース。前面に赤い“ライカバッジ”がない、控えめな外観。Audiとのコラボレーションによる特別なデザインだそうです。

「ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」レンズが付いて、価格は税込232万2,000円! (デジカメWatch参照)。

希少な記念モデルとはいえ、高価ですね。

 

「ライカM Edition 60」の背面(ライカのホームページより)。

 

背面には液晶モニターがなく、ファインダーのほかにはISO感度設定ダイヤルがあるだけ。撮った画像を見るには、パソコンでRAWファイル(DNG)をRAW現像ソフトで開く必要があります(ソフトはネットからダウンロード)。

普通のデジタルカメラのように、たくさんのボタンやダイヤル類(メニュー、画像再生、画像送り、画像拡大、画像消去、ライブビュー、ファンクションetc. …)を省略。動画も、連写機能もありません。

  

心得のある人なら撮れる…

なぜわざと液晶をなくし、撮った画像をすぐには見られないという制限を設けたのか、デジタル的な要素を極限までそぎ落としたのはなぜなのか、ライカがこういうカメラを出すねらいはどこにあるのでしょう。

ライカのホームページによると、

『カメラに本当に必要な要素だけに絞り込んだ「ライカM Edition 60」は、デジタルカメラでありながら、シャッタースピード、絞り、フォーカシング、ISO感度など、写真撮影に必要な最低限の機能だけに集中することを意図した世界初のデジタルカメラであり、あたかもフィルムカメラのように写真撮影を楽しむことができます。』

と説明されています。

 

さらに、ライカ側にインタビューしたデジカメWatchの記事が面白いです。

フォトキナ2014の会場で、独ライカカメラAGの社主アンドレアス・カウフマン氏に聞いたもの(以下、デジカメWatchより抜粋)。

『カウフマン氏によると、この液晶モニターをなくすアイデアはおよそ2年前からあったという。カメラの主流がデジタルになってから、ユーザーがカメラに目線を落として操作している時間が長いことに気付き、「いっそ取っ払っては」と考えたのだそうだ。 (中略) 「(ライカM60は)控えめなステータスシンボル。使い方を知っていることを自慢するカメラだ」
 同じくお話を伺ったライカカメラAGのアルフレッド・ショプフCEOによると、英語にはChimping(チンピング)という表現があるという。デジタルカメラで撮影しながら、1枚撮ってはモニターで確認し、また撮ってはモニターを確認……というスマートでない様子を指す。
 一方ライカM60は、試し撮りを確認する液晶モニターすらないので、撮ったらパソコンに取り込んでみるまでわからない。いわば「アンチ・チンピングカメラだ」と笑う。』

 

つまり、撮った後いちいち液晶モニターを見るのはスマートでない、という撮影スタイルの問題なんですね。

カメラに心得のある人なら液晶モニターなどなくても使えるはずだ、という考え方。

ましてや、ライカを使おうかという人なら…

 

ここには、デジタル機能をてんこ盛りして、だれでも簡単にキレイな写真が撮れるようにした現在のカメラに対する、強烈なアンチテーゼが感じられます。

(とはいえ、「ライカM-P(Typ240) 」はデジタル機能てんこ盛りなんですけど… )

 

この異色のカメラを買ってみようと思うリッチな方のために、ライカのホームページから取扱説明書をダウンロード、テクニカルデータを見てみました。下のように非常にシンプルです。

 

  *シャッター速度は8~1/4000秒、ISO感度は200~6400。

 

2400万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載、明るいレンズ付きのモデルなので、画質自体は素晴らしいに違いありません。

一方、注意しなければならないのは、

・JPEG撮影不可(RAW現像後、JPEGで出力できます)
・ホワイトバランスは自動調整(RAW現像時に調整可能)
・色空間がAdobe RGB (商用印刷などプロ向き。対応していないプリンターで印刷すると非常に地味な色合いになります。普通はsRGB)

という点ですが…

 

そんなことに関わりなく発売・即完売になってしまうかもしれません。

 

露出計も無くしてしまった!

さらにカメラを使うハードルを上げたのがフイルムカメラ「ライカM-A(Typ127)」(11月29日発売)。

現行のフイルムカメラ「ライカMP」から露出計まで取り払って、電池不要の完全メカニカルカメラにしたもの。

価格は税込58万3,200円(デジカメWatch参照)

 

「ライカM-A(Typ127)」(ライカのホームページより)

 

なんでそこまで使いにくくするの? という感じ。

露出計がなくったって、昔はそれで撮ってたでしょう、といわれればそうなのです。でもね~

 

ライカのホームページから引用すると、

『ライカM-Aは、高精度なメカニズムを備えた純粋な機械式カメラです。無駄を徹底的に省き、撮影に必要な基本的な要素だけを残した設計により、これまでにない新しいクリエイティブな表現が可能です。液晶モニターも露出計もなく、バッテリーさえも必要としませんが、その代わりに高度なメカニズムが凝縮されており、これまでの100年の歴史でライカが培ってきたノウハウの重みを感じることができます。シャッタースピードと絞り値はカメラ本体とレンズで直接設定できるため、被写体だけに集中できます。心地よいシャッター音も、高精度なカメラづくりの技術の高さを裏付けています。』

なるほど…

 

確かにシンプルで、ボディーの厚みがデジタルのライカMより薄いのは良いです。

ライカMシステムと同じ60周年を迎えたコダックのモノクロフイルム「トライ-X 400」が付属します。ライカM-Aとの相性も抜群だとのこと。

昔の写真雑誌が「トライ X」のオンパレードだった頃を知る、我々世代のノスタルジーに訴えかける作戦かな~

 

ハードルを下げるイベントも

カメラの原点に帰る一方、ライカは親しみを持ってもらえるような顧客サービスにも力を入れています。

ライカM (Typ240) 」で実際に撮影体験できる、ライカMテストドライブプログラム「YOU AND LEICA M」が全国各地のライカストアなどで開催中(2014年8月1日~2015年3月31日)。

このイベントでデータ持ち帰りができるかどうか分かりませんが、新しくできたライカ京都店の「ライカ ミニセミナー」(12月20日、21日)では、持参のSDカードを使って試写できるようです。

買えるかどうかは別にして、ぶらっと訪ねてみるのも面白いかもしれません。

 

ライカM (Typ240) 」(ライカ大丸心斎橋店で)。

 

日本製のデジタルカメラがあふれる今も、「いつかはライカ」?

 


キヤノン「16-35mm F4L IS」で撮る東京(3)週末の都庁

2014年12月12日 | 風景・建物

12月6日の土曜日、東京都庁をキヤノンの新超広角ズーム、EF16-35mm F4L IS USMで撮ってみました(カメラはEOS 6D)。

高さ243m、そびえ立つ東京都庁第一本庁舎。

(焦点距離16mm、絞りF11、1/160秒、ISO100、露出補正+2/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)

それにしても、東京の空がこんなに青く見えるとは… (PLフィルターは使っていません)

 

威風堂々。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/160秒、ISO100、露出補正+1/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)

 

週末でガランとした都民広場。どこか、シュールレアリスム画家キリコの絵に出てきそうな、時間が止まった感じ。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/400秒、ISO100、露出補正+2/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)。

 

都民広場の彫刻と第一本庁舎。これはキリコですよ~ 

超広角ならではの構図。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/200秒、ISO100、露出補正+2/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)。

 

北展望室に上がってみました。

入り口で警備上の荷物チェックを受けたあと、エレベーターであっという間に地上45階へ。

 

展望室からのながめ。北側、新宿住友ビル(中央)方面。ビルを等倍に拡大すると目が痛くなるくらいシャープ。このレンズの解像力はかなり良いです。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/320秒、ISO100、露出補正+1/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)。

 

東南側、代々木方面。明治神宮や遠く東京タワーが見えます。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/125秒、ISO100、露出補正+1/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)。

焦点距離16mmとなると、真下(足の下)の風景まで写りこむので、目がクラクラします。

 

おなかがすいたので、展望室のカフェに入ってみました。

 

パスタセット(1,200円)。お客さんも少なく、ゆったり。眼下に東京の街を一望する贅沢。夜景も素晴らしいようです。

(焦点距離35mm、絞りF5.6、1/40秒、ISO400、露出補正-1/3、画質RAW、ホワイトバランス:「くもり」を微調整、ピクチャースタイル:風景=なぜか「風景」での色味が良かったので…)。

 

都庁を出ると、足は自然に新宿中央公園へ。

名所でも何でもないですけど…

鳩が多い新宿中央公園。この写真、超広角レンズなので、実際には手前の一匹は足元まで来ています。人間なんてチッとも怖くない… という鳩たち。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/25秒、ISO100、露出補正+2/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景)。

 

「写真工業発祥の地」という碑がありました。

明治35年(1902)、小西本店(現・コニカミノルタ)が、写真感光材料の国産化を図り、研究所と工場(六桜社)を建設し、製造を始めたところ、とあります。

叔父から譲り受けたコニカの高級レンジファインダーカメラを、父が大事そうに保管していたし(撮ってはいなかった…)、フィルムの「さくらカラー」はよく使いました。

個人的に色々な思い出があります。

今や世界一になった日本のカメラ産業。それがここから生まれたのですね~

 

カメラの歴史は大半がモノクロの世界。敬意を表し、モノクロ写真を1点載せてみます。

都庁と彫像。

(焦点距離16mm、絞りF8、1/160秒、ISO100、露出補正+1/3、画質RAW、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:モノクロ)。

 


キヤノン「16-35mm F4L IS」で撮る東京(2)イルミネーション

2014年12月09日 | 風景・建物

駒込の六義園ライトアップを見たあと、表参道のイルミネーションを撮りに行きました。

事前に歩道橋が2つあるのを確認。歩道橋の上から狙えば、ケヤキ並木のイルミネーションを「16-35mm F4L IS」の超広角で撮れる… と甘く考えて行ったのですが、

ショック!

 

歩道橋は通行禁止でした。

 

商店街振興組合原宿表参道欅会と原宿警察署の名前で、

『イルミネーション点灯に伴い、歩道橋上の事故防止の為、点灯中はこちらの歩道橋を通行禁止とさせて頂きます。』

との表示。

あとで、ロケットニュースのこの記事を見たら、2010年から通行禁止措置が取られているそうです。

知りませんでした(大阪人なので… )。

 

ペリエ presents 表参道イルミネーション 2014

歩道橋からの撮影がダメになったことで、モチベーションはガタ落ち。

しかし、気を取り直して撮ってきました(カメラはEOS 6D 、レンズはEF 16-35mm F4L IS を使用)。

 

表参道を彩るシャンパンゴールドのイルミネーション。

今年のスポンサーはペリエ。点灯は12月1日から 25日まで。明治神宮入口〜青山通り間の表参道 約1km でのイベントで、「ペリエ」カラーの緑LEDによるイルミネーションが3ヶ所設けられています。

 

両側の並木を入れて撮るには、これが限界。車道に出たらひかれますから…

 

明治神宮方面へ歩きながらスナップ。

 

表参道ヒルズの赤い壁面が目を引きます。

 

ボトルを配したペリエカラーのイルミネーション。

なかなかきれいです。

 

次は中目黒へ、地下鉄を乗り継いで移動。

 

Nakameguro 青の洞窟

春の桜で知られる目黒川沿いを青いLEDで染める、今年から始まったイベントです(11/23~12/25)。

「青の洞窟」スパゲッティの日清フーズが協賛。

(EOS 6D とEF 16-35mm F4L IS に加えて、ソニーのコンパクトカメラRX100を使用しています。画質はいずれもRAW。)。

 

東急東横線の中目黒駅に着くと、ホームのすぐ下にイルミネーションが。(ソニーRX100)

LEDの青い色が鮮やかで、思わずワクワク。

見物の人出も多かったですね。

 

 並木の青い灯が目黒川に映り、青一色の世界( EOS 6D 、EF 16-35mm F4L IS )。

 

 幻想的で、とても美しいです( EOS 6D 、EF 16-35mm F4L IS )。

 

目黒川周辺には良いレストランや居酒屋があるとのこと。おいしそうな料理を楽しむ人達がうらやましい。外国人の姿も見かけました( ソニーRX100 )。

 

撮影したのは5日(金)ですが、その後週末にかけて大勢の見物客が川沿いの狭い道路や橋に殺到。危険なため7日(日)のイルミネーション点灯は中止になったようです。(facebook「Nakameguro News」参照)

すごい人気ですね。これからクリスマスにかけてどうなることか…

 

ああ青色LED ・・・

ここでテクニカルな問題を少々。

日本人研究者3人がノーベル賞を受賞、さまざまな用途で使われる青色LEDですが、デジタルカメラには難物です。

とくにEOS 6D (キヤノンに共通?)では本来の青色に赤紫色がかぶることが多く、いつも頭を悩ませています。

 

普通に撮ったままの「青の洞窟」。このイベントのイルミネーションは青色ばかりなのに、実際にはない赤紫色が強く出てしまっています。

 

ソニーRX100で撮ると、EOS 6D よりは青色に近くなります。しかし、完全には赤紫色をなくせません。

光の波長とセンサーの関係なのか、画像処理エンジンの問題なのか、よくわからないところがあります。

この夜も、カメラやスマホで撮っていた人から「きれいに撮れないなあ」「なぜか赤い色になる」という声を聞きました。

ネットでも同じように、青いイルミネーションは「赤紫がかる」という書き込みを良く見かけます。

カメラメーカーから、明確な説明を聞いてみたいですね。

 

 ◆DPPで本来の青色に補正する方法

帰宅後、何とかならないかと色々試しているうちに、キヤノンのRAW現像ソフト「Digital Photo Professional 4.0」(DPP 4.0)で搭載された「特定色域の色調整」機能を使うと、一応本来の色に近いところまで補正できることが分かりました。

下はその調整を行った画像です。

Digital Photo Professional 4.0で色調整した「青の洞窟」。赤紫色がほぼ消えて現実のイルミネーションの感じに近くなりました。

 

その方法は以下の通りです。

 ・「色調整」タブを開く(下の写真=部分)

 ・ブルーの色域の「H(色相)」を -20 に(一番左に寄せる)

 ・ブルーの色域の「S(彩度)」を上げる(例では 7 ですが、これは画像の状況に応じて調整)

 ・パープルの色域の「H」を -20 に(一番左に寄せる)

 ・他の色域をさわる必要はありません

これで、現実のイルミネーションに近い色になります。

EOS 6D で撮った最初の方の「青の洞窟」の写真は、この方法で補正しています。

当然ながら、キヤノンのRAW現像ソフトなので、ソニーRX100の写真については補正していません。

 

個人的に見つけた方法で、完璧ではないかもしれませんし、図柄によっては不自然になることもあります。また、ほかにもっと良い方法があるかもしれません。

あくまで一つの体験例ということで…

 

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関連記事

 ・「キヤノン「DPP4.0」を使ってみた」(当ブログ6/27記事)

 ・『キヤノンDPP 4.0で仕上げる紅葉風景』(デジカメWatch)

 ・『キヤノン「Digital Photo Professional 4.0」の進化に迫る』(デジカメWatch)

 ・キヤノンのページ(最新バージョンはDPP4.1)

 ・原宿・表参道.jp


キヤノン「16-35mm F4L IS」で撮る東京(1)六義園ライトアップ

2014年12月08日 | 風景・建物

12月5、6日の両日、東京・上野の都美術館で開かれている「第18回 総合写真展」(12/5~12/11)を見に、久しぶりに東京見物。この機会に、買ったばかりの「EF16-35mm F4L IS USM」で都内のライトアップの名所を撮ってきました。

 

ちなみに、私は総合写真展に3点応募。優秀賞1点、審査員奨励賞1点。

3点のうち一番自信のあった作品(スポーツ系)が選外、その次に気に入っていた作品(人物)が審査員奨励賞。ついでに応募した作品(ネイチャー)が、今回一番いい優秀賞。自分の思い入れとは全く真逆な結果。

作品の評価というものは分からないものです。自己満足していてはダメということ…

 

内閣総理大臣賞の作品は、高知の山深い里での七夕行事(?)を撮った写真でした。朝もやの中、深淵さも感じさせる日本的風景。こんないい写真、なかなか撮れないと思います。

上位入賞作品は、近く「日本カメラ」などで紹介されますのでご覧ください。

 

手触りのいい「EF16-35mm F4L IS USM

さて、EF16-35mm F4L IS USMについて。このレンズは少し長めですがスマートで、軽量のEOS 6Dに付けるとちょうどいい感じ。

使っていて手触りのいいレンズですね。

EOS 6D に付けた「EF16-35mm F4L IS USM」。

 

手ぶれ補正が役に立っています。「広角レンズで手ぶれ補正が必要か」という意見もありましたが、実際には、暗い被写体の場合、役に立ちます。

 

六義園のライトアップ

東京・駒込の六義園(りくぎえん)は、柳沢吉保が築いた江戸期を代表する大名庭園で、都内随一の紅葉の名所といわれるところ。

今年のライトアップは11月20日~12月7日。幻想的な照明の中で紅葉を楽しむ、風雅な催しを撮ってみました。

 

照明に浮かび上がる六義園の紅葉(山陰橋)。

 

園内は大変に暗く、単純にISOオートで撮ると、上限のISO12800 にまで行ってしまいます。さすがにそれでは画質が不安なので、ISO6400に固定。絞りF4、1/15秒程度で、手ぶれ補正を頼りに手持ち撮影しました。ホワイトバランスは太陽光。

 

 

紅葉した樹の下、青い照明に加えスモークの演出も。

 

ひときわ鮮やかなモミジ。

 

わずかな灯りを頼りに園内を行くと…

 

温かいだんごを販売する茶屋がありました。

 

こちらは吹上茶屋。

 

吹上茶屋の中。抹茶とお菓子を楽しみながら一服できます。

 

なかなか趣がありますね。

 

これからの季節に備え、雪吊りをほどこした松。

 

視界が開け、池の対岸のライトアップが見えました。水面に映えるシンメトリーな灯り。

(下のサムネイルをクリックすると拡大画像が出ます。)

実際の光景は写真よりはるかに美しく、感動します。来て良かったと思いました。

 

またひとつ休憩所が。

 

燃えるようなモミジと石灯籠。

 

竹の緑と紅葉の競演。

京都の嵯峨野みたい。都内にもこんなところがあったんですね…

 

次回は街のイルミネーションを載せる予定です。


クリスマスムード in 梅田(2)

2014年12月03日 | 行事・歳時記

大阪・梅田の「グランフロント大阪」が、ディズニーとコラボしたクリスマス装飾で彩られていました。

「GRAND WISH CHRISTMAS」(11/13~12/25)のイベントで、ディズニーの色々な「ストーリー」が館内に散りばめられている---という趣向。

一番の見ものは北館1階、ナレッジプラザの吹き抜け空間にそびえる、「アナと雪の女王」をイメージしたツリー。

 

雪と氷の世界を再現した「Snow & Ice Story  アナと雪の女王」。

ときおり青や紫に照明が変化、とてもきれいです。

 

下で見るとこんな感じ。格好のフォトスポットですね。

 

近くには、願い事を書いた飾りを掛けられるツリーもありました。

 

「Elegant Story  シンデレラ」(南館2階入り口)。

シンデレラのカボチャの馬車をイメージしたイルミネーション。

 

「Heartwarming Story くまのプ―さん」(南館4階)。

 

「Classic Story オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」(北館1階)。

ディズニーの最初のアニメ(1927年)に登場するキャラクターだそうです。

そういえば、ディズニーアニメを紹介するテレビ番組で見たことがあるような…

 

「Coloful Story トイ・ストーリー」(北館5階)。

ツリーには、物語に出てくるおもちゃの人形がびっしり。

 

「Happy Story ミッキーマウスと仲間たち」(南館地下1階入り口)。

球形のイルミネーションの一つ一つに、キャラクターの影絵が入っています。

 

ディズニーアニメのポスターアートも展示されていました(北館4、5階)。

作品の公開当時のものなので、貴重です。

 

「これは何!」と、驚いたのが、この等身大フィギュア。

ディズニーの傘下にある、アメリカンコミック「MARVEL」のヒーロー達(北館6階)。これは「キャプテン・アメリカ」。

 

「アイアンマン」。

 

グランフロント大阪」はいつ行っても何かイベントをやっているので、本当に面白いところ。

外に出ると、「クリスマスマーケット」のヒュッテ(ヨーロッパ風の小屋)の灯りが温かく…

 

グランフロント大阪クリスマスマーケット2014」(11/22~12/25)。

本場ドイツのクリスマスマーケットを再現。グリューワイン、シュトレン、ドイツ直輸入のソーセージ、ビールなどを楽しめます。

 

帰りに阪急百貨店に寄りました。

クリスマス飾り。

9階の祝祭広場では「光の“ヒンメリ”と北欧クリスマスマーケット」が開かれています(12/25まで)。

 

 

阪急グランドビル(左)と阪急百貨店(右)の間の天井飾り。

おなじみのクリスマス風景ですが、豪華ですね。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


EOS 7D Mark II 品薄解消?

2014年12月02日 | カメラ

大阪・梅田のヨドバシに立ち寄ったらこんな表示が。

発売後、品薄が続いていたキヤノンEOS 7D MarkII が、「お持ち帰り」できるとのこと。

 

11月の初めの時点では1か月は手に入らないということでした。

そろそろバックオーダーが捌けたのかな…

 

聞いてみると、「お持ち帰り」できるのは「18-135mm STM レンズキット」だけ。

ほかの場合は少し時間がかかるという話。

やはり人気があるみたいですね。

 

良いカメラ。絶対間違いないです。

しかし、個人的には新しいレンズを買ってしまったので、もう資金的にムリ。

レンズを抱いて、おとなしく年を越すことにしましょう…