つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

2012カメラ・ランキング(BCN)

2012年12月30日 | カメラ

2012年も残すところあとわずか。

レンズ交換式デジタルカメラの2012年ランキングが出ました。

BCNの『2012年、一番売れたミラーレス一眼&デジタル一眼レフカメラはこれだ!』。


「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」に分けて集計しています。(写真はいずれもフリー画像)

 

ミラーレス一眼

ミラ―レス一眼カメラの販売台数シェア トップは「Nikon 1 J1」(11.2%)=写真。

Nikon デジタル一眼カメラ Nikon 1 (ニコンワン) J1 (ジェイワン) 標準ズームレンズキット シルバーN1 J1HLK SL

ニコンは昨年からミラーレス市場に参入したばかりですが、一気にシェア トップの機種を出しました。一応、参入は大成功というところでしょう。

2位はオリンパスの「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」(8.6%)、3位はソニーの「NEX-5N」(7.7%)。

この激戦のミラーレスのなかで、ペンタックスリコーの「Q」(8位、5.8%)も案外健闘。

 

メーカー別でみると、シェア1位がオリンパス(29.8%)、2位がパナソニック(23.6%)、3位がソニー(20.0%)。この“3強”の一角を崩して、ニコンが4位(14.3%)に食い込みました。

一覧表でよくわかりますが、オリンパスやパナソニックは、さすがミラーレス先行組だけあって、機種の品ぞろえが豊富ですね。また、いずれもフォーサーズ陣営。ということで、フォーサーズという規格は今のところ安泰と言っていいのかも…

「EOS M」でミラーレス市場に遅れて参入したキヤノンは、機種別で15位(2.1%)。キヤノンの開発チームは「シェア30%を目指す」と言っていましたが、発売時期が遅かったことを考えても、まだ道遠し、ですね。大体、シェア30%というのはトップということですから。いやはや、キヤノンという会社は、欲張りというか…

 

一眼レフ

一眼レフカメラの機種別シェアトップは、キヤノンの「EOS Kiss X5」(22.3%)=写真。依然としてKissシリーズは強い。「X5」「X4」「X6i」「X50」と10位以内に4機種も入って、これだけで全体の35.8%。キヤノンとしてはこれからもKissシリーズはやめられないでしょうね。

キャノン EOS Kiss デジタル一眼カメラ

2・3位はいずれもニコンで、「D5100」(11.9%)と「D3100」(10.5%)。

それにしても、今年カメラファンの間で話題沸騰、カンカンガクガクの論争を繰り広げた、キヤノン「EOS 5D MarkⅢ」とニコン「D800」。シェアはそれぞれ15位(1.8%)と16位(1.6%)。

価格が高い機種なのでこんなものですかね。しかし、コンマ以下のシェアの争いとは…

 

メーカー別ではキヤノン、ニコンの2強でシェア9割弱とか。

今後もこの寡占状態は続くのでしょう。

 

信頼度

ところでBCNのランキングは信頼できるの? という声もあります。

BCNによると、『「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。 』とのこと。

2012年10月現在のPOSデータ提供店は以下の22社(50音順) 。
 

アベルネット(ボンバー各店舗)、アマゾン ジャパン(Amazon.co.jp)、エディオン(エディオン、エイデン、デオデオ、ミドリ)、NTTレゾナント(NTT-X Store)、大塚商会(P-tano)、ケーズホールディングス(ケーズデンキ)、サンキュー(100満ボルト)、上新電機(上新電機)、スタート(onHOME)、ストリーム(ECカレント)、ソフマップ(ソフマップ)、ZOA(ZOA)、ドスパラ(ドスパラ)、ナニワ商会(カメラのナニワ)、ビックカメラ(ビックカメラ)、ピーシーデポコーポレーション(PC DEPOT)、ベスト電器(ベスト電器)、三星カメラ(三星カメラ)、ムラウチドットコム(ムラウチドットコム)、MOA(A-Price)、ユニットコム(パソコン工房、Faith、TWO TOP、FreeT、グッドウィル)、ラオックス(ラオックス)

 

見たところヨドバシもキタムラもヤマダ電機も入っていませんね。

大まかな傾向について、BCNのランキングはある程度信頼できるとしても、データに加えられていない他の店がかなりあることは考慮しておくべきでしょう。

そうなると、ごく細かな数字についてあれこれ言っても、あまり意味がないかもしれません…


7D Mark IIの噂

2012年12月30日 | カメラ

噂の絶えないキヤノンEOS 7D MarkⅡですが、デジカメinfoに『キヤノン EOS 7D Mark II は2013年の春に登場? 』という記事が出ていました。

出所はNorthlight Images

スペック的にはこれまで出ている噂とあまり変わりませんが、Digic6というのは初めて目にしました。以下デジカメinfoさんから翻訳も含めて引用させてもらいます。

•2つの異なったソースが、7D後継機が来年登場すると言っている。
•(噂その1)7D Mark II は2100万画素、連写は10コマ/秒、デュアルDigic5+、ISO100-25600で発表は2月、発売は4月になる。
•(噂その2)7D Mark II はDigic6プロセッサの初採用となり、春遅くに登場する。2000万画素超の新シリーズのセンサーが採用され、このシリーズのセンサーは2013年遅くまたは2014年の早い時期に登場する50MP機の3Dにも採用されている。

 

(噂その2)というのは、キヤノンファンが喜びすぎる情報で、話半分に聞いていたほうがいいと思います。でも、キヤノンがようやく新センサーを開発したのか… それで、ソニーに追いついたんだろうか… とか、いろいろな想像をめぐらせることができる噂で、面白いですね。

 

でも、この7D Mark IIが出たら、歴史的名機になりそうな予感がします(今の7Dもその資格はあると思いますが)。

APS-Cサイズとはいえ、いまの写真の需要から見て、ほとんどの場合はAPS-Cで十分。

それが、連写でフラッグシップ機に迫り、おそらく好感度域でもノイズの少なさが5D MarkⅢ以上になるでしょうから、ほとんどオールマイティー。

 

よさそうですね。発表前から、買い気がビンビン。

 

こんどのCP+で出るんでしょうか。

もし出たら、連写など試してみたいですね。


EOS 6Dレンズキット比較

2012年12月27日 | カメラ

6D 値ごろ感?

キヤノンの新フルサイズ機EOS 6Dの価格がだいぶこなれてきました。

価格.comではボディーのみの最安値が16万円を切っています(12/27現在、157,462円)。

もう少し下がるかもしれませんね。

EOS 6D (EF24-70mm F4L IS USM レンズキット)。

 

そのうち買おうかとも思ったりしていますが、

そうなると、レンズをどうするかが問題。とくに、レンズキットの場合、
EF24-105mm F4L IS USM か、 EF24-70mm F4L IS USMか、どちらがいいのかということで悩みますね。

新しくてコンパクトなのは EF24-70mm F4L IS USMで、マクロがきくのも魅力。しかし高い。

EF24-105mm F4L IS USMは古くて大きいけれどズーム倍率が高く、比較的安い。

画質はどちらがどうなのかも気になります。

 

画質比較

最近ようやく、EF24-70mm F4L IS USMの実写レビューが増えてきました。

こちら、クマデジタルさんのブログをのぞいてみました。

 

『Canonの新・小三元 EF 24-70mm f/4L IS USM を、先代 EF 24-105mmと比較する』(室内)によると、

・広角24mmでは、EF 24-70mmのほうが画質がよさそう。とくに周辺部で差がはっきり。

・望遠70mm近辺では、『中央部はEF 24-105mmの方が僅かに優れている気もするが、四隅まで含めるとEF 24-70mmに分がある。』とのコメント。

確かに画面では、中央部は古いEF 24-105mmの方が、すっきりした描写のように見えます。しかし差は微妙で、ほとんど同じ。

 

もう一つの『EF 24-70mm f/4L IS USM 実写レビュー』(屋外)では、

・周辺部でEF 24-105mmは解像度がいまひとつ。倍率色収差も目立ちます、明らかにEF 24-70mmの勝ち。

・EF 24-70mmのボケについては『ボケ味。マジメな感じですね。』とのコメント。

フーム… すばらしい、と感激するほどの美しいボケではないようです。

ボケの輪郭が少し目立つ感じです。EF 24-105mmの実写例がないので、比較はできません。

 

ともかく周辺部までくっきり写るのはEF 24-70mm。さすがに新しいだけあって画質が改善されているようです。

 

EF 24-70mm f/4L IS USM実写例

Camera News at Cameraeggに、EF 24-70mm f/4L IS USMのサンプルイメージが出ています(カメラは5D Mark III)。

建物はとても精細。人物は滑らかな描写です。

 

マップカメラのサイト「Kasyapa」にも実写例がありました(カメラは5D Mark III)。

『高いコントラストでシャープな描写』とある通り、建物を映した作例がなかなか良いです。

マクロはどうですか… まあ描写は普通ですかねェ。最短撮影距離20cmというのが良いですが。

 

総合的に見て、お金があるなら、EOS 6D EF24-70mm F4L IS USM レンズキットがいいと思います。

ただ、まだまだ高いので(価格.com 12/27の最安値で272,994円)、手が出にくいのも事実です。

 


コンパクトカメラ 2000万画素時代

2012年12月27日 | カメラ

『東芝、コンパクトデジカメ向け1/2.3型 2000万画素CMOSセンサーを開発』とITmediaデジカメプラスに。

それによると、

『東芝セミコンダクター&ストレージ社は12月26日、1/2.3型としては「業界最高解像度」(同社)となる有効2000万画素の裏面照射型CMOSセンサー「TCM5115CL」を開発、2013年夏より量産開始すると発表した。』

東芝のニュースリリースはこちら。

動画の性能もアップしているようです。

 

現在のコンパクトデジタルカメラは1/2.3型の場合、1600万画素ぐらいが多いと思いますが、いよいよ2000万画素の時代が来ますか…

ただ、コンパクトデジタルカメラはスマホに押されて市場が縮小して行っているのに? とも思います。

東芝については『東芝、「世界最速クラス」でデジタル一眼レフ向けCFカード市場に参入』という関連記事もITmediaデジカメプラスに。

これも、記録メディアの趨勢はCFカードよりSDカードに向かっているのでは? という気がしました。

 

東芝が時代に逆行しているのでなければ幸いですが…


38億画素の写真

2012年12月26日 | 風景・建物

ヒマラヤのクンブ氷河を撮影した、超高画素パノラマ写真がネットに出ていました。

GLACIER WORKSというサイトの「Khumbu Glacier: Pumori 2012」というページ。

このページでパノラマ写真をクリックすると、画面下にツールボタンが現れ、それを操作して、上下左右にパンしたり、ズームアップしたりして、間近にディテールを見ることができます。

思い切りズームしてみましたが、氷河の縁を登っている豆粒のような登山チームが見えたり、たくさんのテントが並ぶベースキャンプがあったり、面白いですね。まるで、いま自分がヒマラヤにいる感じです。

素晴らしい写真です。

ヒマラヤ・クンブ氷河。(GLACIER WORKSより、Photo Credit: David Breashears)

 

GLACIER WORKSは、(Facebookの基本データによると)、2007年に登山家・写真家・映画製作者のDavid Breashears氏が設立した非営利団体。ヒマラヤの氷河の変貌ぶりを、アート、科学、アドベンチャーを通じて明らかにしているそうです。

気候変動によって、数十年前は真っ白だったヒマラヤの氷河が溶けて岩が露出したり、氷河そのものが消えて行っている状況を世界に訴えるのが活動の目的。

 

超高画素パノラマ写真はDavid Breashears氏によるもの。今年の春、300mm望遠レンズで撮影した約400枚のショットをつなぎ合わせたとのこと。

画像サイズは120,000 x 31,840 ピクセル=3,820,800,000ピクセル。

38億画素!! 

 

(ギズモードジャパンなどでは「40億ピクセル」としていますが、上の数字はワシントンポスト紙のWebページから引用しています。同紙の当初の見出しに対して、GLACIER WORKSから訂正が入ったそうです。)

 

 この画像サイズを単純に400で割ると、1枚当たりのショットは9,552,000ピクセル。

中判カメラほどの画素数ではなく、35mm一眼レフで撮影されたと思われますが、いまどき1000万画素以下のカメラは少ないでしょうから、千数百万画素レベルの画像の周辺が重なり合う形で結合されたものではないかと想像します。

 

気になるのはカメラとレンズのメーカー。

どこのカメラ・レンズを使ったんでしょうね…

 

Facebookに、GLACIER WORKSスタッフの気楽なスナップも紹介されています。写っているのはわりと小さなカメラ。どことなくニコンの感じがします(あくまでも感じです)。

 

David Breashears氏はヒマラヤのIMAX映画を制作したことで有名だそうです。画像結合にも特別なソフトを使ったのでしょうね。

画像処理も、こんな巨大なデータ量、うちのパソコンでは無理かも。

おそらく処理の途中で停まってしまいますよ…

 


イルミネーション集

2012年12月25日 | 風景・建物

フォトチャンネルにイルミネーション集を追加しました。

今年11月下旬から12月にかけて、東京、大阪で撮ったものです。

撮影カメラはほとんどソニーRX100。ほんとに使いやすくて、いい色が出るカメラです。

イルミネーション集

大き目の画面にしてご覧下さい。


クリスマスケーキ

2012年12月25日 | 日記

クリスマスイブ。

もう、どうでもいいと思っていたんですが、ケーキがテーブルの上にありました。

ローソクをつけて、フーッと消して。

ああ人生、何回この季節を迎えたことか。

でも女性はいつまでもこういうの好きみたいですね。

アンリ・シャルパンティエのケーキです。

絶対においしい。というか、罪深いほどおいしいです。

 

すみません。つまらない話題で…

 


ソニーRX100動画(御堂筋イルミネーション)

2012年12月23日 | イベント

御堂筋イルミネーション2012動画です。

 

 

御堂筋イルミネーションを含めた「OSAKA光のルネサンス」も今年で10年目。すっかり大阪の冬のイベントとして定着しました。

撮影はソニーRX100。手持ちなので多少画面の揺れがありますがご容赦ください。

RX100はコンパクトなので、動画を撮っていても、場の雰囲気に違和感なく溶け込めるのがいいですね。

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動画編集  EDIUS Neo 3

出力   WMVファイル HD画質

BGM    「フリーBGM・音楽素材 MusMus」

 


御堂筋イルミネーション

2012年12月23日 | イベント

大阪・中之島と御堂筋で繰り広げられているイベント「OSAKA光のルネサンス」のうち、御堂筋イルミネーション(12/14~1/20)を見てきました。

御堂筋・道修町あたり。

イチョウの幹が輝く「光の列柱」と、枝にちりばめられた「星屑イルミ」。

「光の列柱」はエリアごとに色が違っています。これはピンク色(珊瑚色)の「御堂筋コーラル」。

 

この列柱は、イチョウの黄金色をイメージした「御堂筋イエロー」。

このほか「冬の桜」、「スノーホワイト」、「水都ブルー」があり、列柱の色は計5種類。

 

左の青いイルミネーションは、パンケーキ専門店「Butter」の入り口。このお店、にぎわっていました。

 

沿道のビル前には「写真撮影スポット」がいくつかあります。これは「あひる」(平野町あたり)。

 

こちらは「幸せのフラワーメッセージ」(本町)。

 

船場センタービル前にはメルヘンの世界。

 

動画も少しだけ撮ってみました。目下、編集中です。

 

遅くなるのと寒いので足を延ばしませんでしたが、中之島エリアの公園イルミネーションもとてもきれいなようですね。中之島エリアでの開催は、クリスマスの12/25までです。

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撮影カメラ   ソニーRX100

          ISO感度800~3200で、手持ち撮影しています。


マヤの暦と冬至

2012年12月21日 | 日記

マヤの暦

2012年12月21日、世界が終わるとか人類が滅亡するとか、噂が世界中に広まっていましたが、結局何も起こりませんでしたねェ。

古代マヤ文明の長期暦がこの日で終わりになっている、というのが噂の元らしいですが、そもそもそれが誤りだとNASAが言っていました。

『マヤ暦の12月21日はサイクルの終わりであり、新たなサイクルの始まりも表している。われわれのカレンダーで12月31日が1年の終わりを意味し、1月1日が新たな1年を示しているのに似ている』(ロイターより)

 

AFP=時事の図解(Yahooニュースより)も参考になります。

それによると、マヤの長期暦は3つの歯車を組み合わせたようなもので、1万8980日(52年)で一巡。14万4000日(400年)をバクトゥンという単位で表します。

マヤの時代は紀元前3114年8月11日からとされ、2012年12月21日、13周期目のバクトゥンが終わるのだそうです。

しかしそれで暦自体が終わるわけではなくて、バクトゥンはまだ続き、その後もピクトゥン(7675年)、カラブトゥン(15万7810年)というさらに長い周期の単位が用意されているようです。

要するに2012年12月21日は、新しい周期に入る区切り。マヤ的に言えば世界は終わるのではなくリフレッシュされるというわけです。

2012 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

 

そもそも、マヤの暦と世界の終わりを結びつけること自体、非科学的。

世界では、”大洪水”にそなえて「箱舟」やシェルターを作った人もいたようですが・・・

 

← そういえば、こんな映画もありましたね。マヤの暦をネタにした、一大スペクタクル(写真はフリー画像)。

 

 

 

冬至

さて12月21日は「冬至」。夜の長さが極まり、このあとはだんだん昼が長くなっていく。一陽来復ともいいますが、くしくも、意味合いではマヤの暦の区切りと一致しています。

冬至といえば柚子湯。我が家でも、狭いお風呂に柚子を浮かべて楽しみます。

柚子(近所のスーパーで)

「柚子湯に入ると無病息災でいられる」というのは俗信でしょうが、香りがよくてリラックスできるのは確かですね。

 

  柚子風呂に浸す五体の蝶番(ちょうつがい)    川崎展宏

 


カメラ雑誌新年号

2012年12月19日 | カメラ

カメラ雑誌の新年号が一斉に出ました。

最近は買わずに立ち読みで済ませることが多いです。だって高いんですから。

カメラマン 2013年 01月号 [雑誌]

雑誌「カメラマン」(写真=フリー画像)は「そのカメラ 本当に買いますか?」という特集で、フルサイズ機とミラーレス機の最新モデルについて色々な項目で比較していました。

本当かな、と思うぐらいキヤノンEOS-1DXやEOS 5D MarkⅢの評価が高かったですね。さらにEOS 6Dも健闘していました。

とりわけEOS 5D MarkⅢは、コストパフォーマンスなどでトップに挙げられ、性能に比べて価格が抑えられていることに「キヤノンの良心を感じる」とは・・・ いくらなんでも持ち上げすぎじゃないの・・・?

 

各誌、カレンダーの付録付き。別にカレンダーは欲しくもないし、結局どこの雑誌も買わずに書店を出ました。

 

帰ってネットを見ていたら、雑誌「デジタルカメラ」が新年号のさわりを試読用PDFで無料公開していました。

立ち読み感覚で見ましたが結構面白かったです(写真はフリー画像)。(PDFのダウンロードはこちらから)

写真家による「夜に撮る写真。」は撮影データがとても参考になります。冬は夜空が澄んでいるシーズン。撮影データ通りやれば天の川の写真も撮れそうです。ただISO感度は相当上げないとダメみたいですね。

田中希美男氏による「9メーカー横断インタビュー」では、9メーカーのキーマンに取材。オリンパスE-5の後継モデルが出そうだとか、シグマFoveonセンサーもソニーNEXも富士Xシリーズもフルサイズ化の可能性があること、さらに、ペンタックスからフルサイズ一眼レフカメラが登場する可能性など、わりと核心に踏み込んだ話に(み~んなフルサイズ志向ですね)。

キヤノンについては、EOS Mがなぜあんなに遅れたのかについて、実は開発途中で「十分な小型化ができなかったため、リセットしてやり直した」だとか、済んだ話ではあるけれど興味深い裏話、またKissシリーズがさらに小型化、高画質化するという記事が出ています。

ニコンについてはよくわからない話になっていますね。D800にD4のセンサーを入れてほしいという要望が多い? そんなことをしたら、せっかく高画素のD800なのに画素数が大幅ダウンしてしまうではないですか…

興味のある方は実際に同誌をお読みください。電子版を450円(通常900円)で提供するセールもあります。


ソニーRX100の動画(大阪駅イルミネーション)

2012年12月19日 | イベント

先日、ソニーRX100で撮影した、JR大阪駅のイルミネーション「Twilight Fantasy」の動画を編集、ユーチューブにアップしてみました。

 
音楽は「フリーBGM・音楽素材MusMus」より。

 

AVCHD動画はテレビですぐ見るにはいいのですが、動画編集には向いていないといわれてきました。しかし近年ようやくソフトが対応、楽に編集できる時代になったようです。

今回、動画編集に使ったのはEDIUS NEO 3。AVCHDやその他のデジタルカメラムービーをリアルタイムに編集できます。

もっとも、このソフト、ある程度パソコンのパワーが必要で、最近買った新しいパソコンでようやく使い物になった、というのが実情。

また、操作に慣れていないので、ユーチューブにアップされているEDIUS NEO 3のチュートリアルを見ながら作りました。

 

できばえは・・・ やっぱり素人ですね。

それに、RX100の動画は高精細なのですが、その品質を維持したまま、ユーチューブにアップするやり方が課題。とりあえずWindows Media Videoファイル形式にしたところ、だいぶ画質が落ちています。ほかに動画ファイルの種類もたくさんあって、どれがいいのか・・・ 難しいです。


Nikon 1 V2

2012年12月18日 | カメラ

Nikon 1 V2 のレビューがデジカメinfoに出ています。ソースはePHOTOzine

『スロービュー機能がとても実用的』だそうです。また『画質は色再現が素晴らしく、ポートレートの肌色も満足のいくものだ』とあり、全体的に高い評価ですね。

店頭のNikon 1 V2(大阪・梅田で)。

 

「スロービュー機能」は、シャッターボタンを半押しすると40コマの静止画を一時的に記録。シャッターボタンを半押ししている間、記録した静止画がゆっくりと繰り返して連続表示され、「これがベストショット!」と思うところでシャッターボタンを全押しすると、そのコマが静止画として記録されるものです。

これならスポーツなど動きもので「決定的瞬間」がわりあい楽に撮れそうです。

さらに通常の高速連写がすごい。AF追従した状態で最大15コマ/秒。

これは実際に店頭で試して見ました。とても軽快でした。

EOS 6Dにこれぐらいの連写スピードがあればなあ・・・ ま、センサーのサイズが違うのだから無理な話ですが。

 

本体・レンズともに軽く、まるでレンズ一体型コンパクトカメラのようなフィーリング。これでレンズ交換ができるわけですから、カメラ好きには魅力的です。

AFの早さもまずまずでした。

プッシュ機能を搭載したコマンドダイヤルは、動き具合が滑らかで使いやすいです。いろいろな操作が直感的にできるというふれこみですが、たとえば撮影後の画像を拡大するのにもスムーズで便利でした。

 

ただ気になったのは、シャッターを切った後のブラックアウトの時間が少し長いのでは。それから、電子ビューファインダーの特性か、チラつき感はあります(電子ビューファインダーがあまり好きでない私としては、すぐ難癖をつけてしまいます・・・)。

 

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Nikon 1 V2×MILANO ミラノへの旅というスペシャルコンテンツがNikonのページにありました。

旅情を誘う印象的な写真の数々・・・ goodですね。軽くて高機能なこのカメラ、海外旅行にお似合いかも。


Adobe Photoshop Lightroom 4.3

2012年12月18日 | 日記

新しいパソコンを買ったのを機に、Adobe Photoshop Lightroom 4(写真)をインストールしてみました。

乗換え/特別提供版とあります。アマゾンで9,072円。アドビのソフトの中では安いほうですね。

インストール後に、最新バージョンの「4.3」にアップデートしました。

「4.3」の変更点としては、「4.2」では暫定対応だったニコンD600に正式に対応したほか、ニコン「D5200」、ソニー「DSC-RX1」、キヤノンEOS 6D、オリンパスPEN E-PL5など20機種のRAWファイルを新たにサポートしているそうです。

さらに、HiDPIおよびRetinaディスプレイに対応したというのですが、この辺は詳しくないので、マイナビニュースなどを参照してください。

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Lightroom 4.3で 新たにサポートされた機種一覧(マイナビニュースより)

キヤノン EOS 6D
キヤノン PowerShot S110
キヤノン PowerShot G15
キヤノン PowerShot SX50 HS
カシオ Exilim EX-ZR1000
カシオ Exilim EX-FC300S
ライカ M-E
ニコン 1 V2
ニコン D5200
ニコン D600
オリンパス PEN E-PL5
オリンパス PEN E-PM2
オリンパス STYLUS XZ-2 iHS
パナソニック DMC-GH3
ペンタックス K-5 II
ペンタックス K-5 IIs
ペンタックス Q10
ソニー DSC-RX1
ソニー NEX-VG30
ソニー NEX-VG900

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前のバージョンの使用経験も浅く、まだ使いこなせていないのですが、「ハイライトとシャドウの復元」を使えば、ダイナミックレンジが広がったような画像になるし、ノイズ軽減効果も優れているといううわさで、かなり好評なRAW現像・画像編集ソフトです。

これで私のつたない写真の見栄えがよくなればうれしいですが・・・


写真のような絵画

2012年12月14日 | イベント

「ホキ美術館名品展」

新装なった大阪・阪急うめだ本店で「ホキ美術館名品展」(12/12~12/30)(阪急のページ)を見てきました。

「現代写実絵画の粋!日本初の巡回展」と、チケット(写真)のキャッチフレーズに。

ホキ美術館は、千葉県にある写実絵画専門の美術館です。以前から見に行きたかったのですが、千葉は遠いし大変だなあと思っていたら、初めての巡回展が大阪・阪急百貨店で開かれるというので、喜んで行ったわけです。

ほとんどが細密な油絵作品で、「これが絵! 写真じゃないの?」というような作品がずらりと並んでいます。

人物像からは体温が感じられ、静物画は手をのばせばその物に触れそうなほど。現実のディテールに極限までこだわる、画家の技量たるやまさに超絶的というほかはありません。

「ここまで描きこまれたら、写真も顔負けだなァ」と思ってしまいました。

 

その上、実在感は写真以上。さらに完成された構図、奥深い雰囲気があります。

医療用製品のホギメディカル会長、保木将夫氏が惚れ込んでぼう大なコレクションを築き上げ、ホキ美術館を作ったのも良くわかります。

 

一言で「写真のような絵」と言ってしまいがちですが、では写真と比べてどう違うのか、一方で、自分が撮っている写真というものはどうあるべきなのか… などと考えながら観賞しました。

 

会場で買ったホキ美術館の画集と出展作品のハガキ(写真のように見えますが絵画です!)。画集の表紙は、裸婦像で知られる森本草介氏の「横になるポーズ」。ハガキは左から島村信之氏の「響き」、五味文彦氏の「芍薬」、生島浩氏の「card」。

 

「5:55」への思い

ホキ美術館という名前は、前から良く聞いていたのですが、すごく注目するようになったのは、同館を訪れた人ならきっと感動すると思われる、生島浩氏の「5:55」という魅力的な作品を雑誌で目にしてからです。

残念ながら今回の巡回展では展示されていませんでしたので(額絵ポスターは販売されていました)、生島氏の所属する「白日会関西支部」のホームページをご覧になってください(ページの縮小画像をクリックすると拡大画像が見られます)。

きりっとした現代的な女性がふと投げかけたまなざし。とても魅惑的です。

 

テレビでも紹介されたことがあるようですが、このまなざしの裏に秘められたものを解くカギは「5:55」という作品の表題にあるのです。

この女性モデルさんの肖像画を描くのに与えられた約束の時間は午後6時まで。あと5分で終わるというとき(5:55)、もうすぐ“拘束”が解かれると思ったのでしょう、ふと時計の方にまなざしを投げかけた表情を、画家が見逃さず絵に描きとめたという訳です。

衣服の細密な描写とともに、瞬間の表情をとらえた、という意味では、より写真に近いと言えますね。

しかし、その背景にはモデルが画家と対峙した濃密な長い時間があって、それがこの何とも言えない複雑な、動きのある表情を生みだしているのではないかと思います。

1秒ごとにシャッターを押しまくるような、せわしないポートレート撮影では、とうてい得られない表情と雰囲気ではないかと…

 

この絵をじかに見るためにも、やはりホキ美術館へ行ってみたいのです。