マミヤレンジファインダー35mmカメラ修復
マミヤレンジファインダー35mmカメラ、ファインダーの曇りとボディーの革貼りをしました。
久しぶりのカメラです。マミヤの古いレンジファインダーカメラです。カメラ修理の会で、Yさんからの頂き物です。
レンズシャッターのレンジファインダーカメラです。レンズは、マミヤセコール4.8cmf2.8です。ボディーの革が剥がれていてベースがむき出しです。ファインダーにも曇りがあります。
ボディーのトップカバーを外します。巻上げレバーのカニ目を外して、レバーの前後、巻き戻しレバーの下のビスを外します。
ファインダーガラス裏面のカビを拭き取ります。
ファインダー接眼部のレンズにもカビがあります。
中のハーフミラーにも、点状のカビが見られます。ハーフミラーは拭くと、ミラーのコーティンが剥がれてしまいますので、このままにしておきます。点状のカビなので、目を近づけてファインダーを覗いた時は、ほとんどカビは、気になりません。
続いてボディーに革を貼ります。
ボディーに紙をのせで鉛筆で線を引き、貼り付ける革の型紙を作ります。型紙を革に当ててホワイトペンで線をひき、カッターで切り出します。
カットした革の断面を裏側に向けて斜めにハサミでカットします。こうすることで革をボディーに貼り付けた時、フィットします。
革は型押しの牛革ですが、前面背面とも方向(横)を合わせて切り出し貼り付けました。写真はありませんが革の貼り付けは、紙製の両面テープを使います。ボンドなどの接着剤よりは、取り扱いが楽です。
上手く仕上がりました。オリジナルは黒い細かな型押しの、プラスチックプレートが貼られていましたが、こげ茶の牛革ワニの型押しに代えてみました。本革なので握った時、しっくり手になじみます。茶色の革は個性的で、ちょっと高級感がでますね。自我自賛w… ファインダーも、クリアーに見えるようになりました。
あとは同じ茶色の革製のストラップを作りたいと思います。
- 追伸 -
ライカのデジカメについていた革ケースのストラップをつけてみました。
三角カン(しかなかった。丸カンの方が安定してよかったのですが)をつけて、ストラップのクリップをつなぎます。ボディーのこげ茶とストラップの色が合っていて、カッコイイ仕上がりです。
シンプルなレンジファインダー、レンズシャッターカメラで、扱い良さそうです。レンズが”4.8㎝”なので、スナップには少し使い難いです。しかし、カルティエ・ブレッソンなど昔のカメラマンは、5㎝標準レンズばかり使っていたので、広角レンズに慣れてしまっている今だからこそ標準を使うと改めて発見があるかもしれません。
久しぶりにフィルムで、街撮りをしてみようと思います。
~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます