フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

ポラロイド・カラーパック82

2017-02-07 10:33:24 | カメラ

POLAROID LAND CAMERA COLORPACK82

 地元隣町のリサイクルショップで、手に入れました。ボロボロのジャンク状態でしたが、クリーニングしてキレイになりました。プラスチック製で軽くてチープなカメラなのですが、結構良い面構えで存在感があります。

 

 実はこの、キューブ状の黒いケースが気に入って手に入れました。ボディーは革製なのですが、ストラップがビニールなので、これを革に替えようかと思ってます。

 レンズは何mmなのでしょうか。フィルムサイズからすると、標準レンズとして100mm程度だと思います。
 レンズにも汚れがこびり付いていたので、レンズクリーナーで拭き取りました。中はカビもなく、きれいな状態です。
 単三電池を入れるAEカメラなので回路が生きていれば、キレイな写真が撮れるかもしれません。レンズの右側にAEの受光窓があります。

 鏡胴部の横に、タイマーが付いています。これはセルフタイマーではなくて、ピールアパートタイプのフィルムの現像時間を計るためのものです。ちなみにポラロイド製のフィルムは生産されていませんが、フジのインスタントカメラ、フォトラマ製のフィルムが使えると思います。

 フィルムサイズは10.7×8.5cmなのに、ファインダーは何故か縦長に見えます。中央上部に赤いフレームマークがあります。これも何だか分かりません。

 ファインダーの下に見えているのは、ピントを合わせをするための被写体との距離をミラーに反射させて映しています。ファインダーをのぞいたままで距離合わせの状態がわかるようになってます。
 レンズの距離目盛を直接光学的に見るこの機構は、ニコンのフィルムカメラでも採用されています。ニコンの場合は、絞りメモリの表示ですが。

 

 裏蓋を開けるとボディ側、レンズの左右に単三電池をセットするようになっています。手に入れたとき、ボロボロに腐食した電池が残っていました。ただし、液漏れはしていないようでした。AE回路部の接点に緑青が出ていましたが、内部まで浸食はないようです。
 整備したら、使えるかもしれません。

 

 

 ボディー本体は、ただのプラスチックの箱です。

 

 シャッターユニットを取り外して開けて見ました。だめですね、電池の液漏れが原因か腐食して錆だらけです。

 左は、シャッタースピードを調整するための電磁石です。シャッターの後膜に鉄のコマが付いていて、これを電磁石で吸着しています。コイルは腐食して断線しているかもしれません。
 右はAEの受光センサーです。この部分も腐食して劣化しているようです。

 左はAEセンサーのレンズです。右は撮影レンズです。

 結局、電磁石部分の腐食のためかシャッターが機能していなくて、修復は不可能と判断し修理を諦めました。電磁石のコイルが断線していれば、修復は不可能です。回路の配線や部品も劣化していますので。

 

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オメガ・シーマスターの修理(2)

2017-02-05 00:01:27 | 腕時計

オメガ・シーマスターの修理(2)

 洗浄して平置きの状態では動き出したのですが、裏返して置くと止まってしまいます。テンプを押さえている受け板のパラショックが外れていました。

 ムーブメントを取り出すには表のベゼルを外してリューズを回し、リューズと巻き芯をつないでいる溝を正面に向けて取り出します。

 

 左、抜き出したリューズとパラショックの石と石押さえリング状のバネです。右、真ん中から折れていました。

 天真がしっかり押さえられていないので、止まってしまったようです。リングバネは代わりがないので、さてどうしますか・・・。あまりに細くて薄く、小さいので作るのは不可能です。ジャンクの部品取りをするか、ちょっと乱暴ですがパラショック機能はなくなりますが、接着剤でくっ着けてしまうか。
 検討中・・・です。

 

 

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