フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

無名懐中時計(ジャンク)

2020-11-18 10:00:00 | 腕時計

ジャンクの無名懐中時計

 しっかりした作りの部品の懐中時計ですが、ゼンマイの角穴車と丸穴車、巻き芯、リュウズもありません。

 テンプ受には繊細な彫刻がされていますが、どこにも規格やメーカー名がありません。

 テンプのヒゲゼンマイは錆びもなくて、しっかり振れています。ガンギ車も表面に薄く曇が出ていますが、動いています。歯車も二番、三番、四番車も動いているようです。
 文字盤は白い塗りで、ホウロウではありません。長針、短針、スモールセコンドの秒針はありません。文字盤にもメーカー名や規格、製造国など何も書かれていません。けっこう古いもののようなので、”SWISS MADE”だとは思うのですが。このような古い時代の時計は、スイス以外では作れなかったと思います。

 特にこの懐中時計の修理のためというわけではないのですが、ドライバーやバネ棒外し、ニッパー、ヤットコなどの工具類です。

 ニッパー、巻芯カッターのようですが、刃の噛み合わせに隙間があります。使っているうちに広がったわけではなさそうで、始めから開いていたように思われます。

 小さなハンマー、小さなワッシャーやクリップなどを作る時に使います。時計にはカシメてある箇所が結構あるので、ハンマーを使う場面はそれなりにあります。
 じつはこのハンマーが欲しくて廃業した時計屋さんの工具類を手に入れたのですが、ドライバーやニッパーなど、ジャンクの時計も付いてきた。

 懐中時計を修復するには、欠落している部品、特に歯車は合う規格のものを探さないと。懐中時計の剣も在庫が無いし、歯車と巻芯も難しいかも。風防ガラスはついて来たのですが、何よりケースが無いので修復はちょっと難しいですね。

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八幡神社の神様白猫

2020-11-16 10:00:00 | 日記

地元八幡神社の神様白猫

ママチャリで近場をポタリングしています。お腹をへこますためにw…

 前にポタリングでアップした神社、八幡神社です。関東は源氏が勢力を伸ばした地域でもあり八幡神社は多く見受けられます。

 旧水戸街道の取手市吉田に、八幡大神があります。街道の北側にほぼ東に向かって参道が作られています。
 参道の中央は神様がお通りになるので、横に避けて境内に入ります。

 鳥居をくぐったすぐ横に、道祖神がありました。となりには新しい「道祖神」と書かれた石碑が建てられています。旅人を守る道祖神、街道沿いにあったものが神社の境内に移されたのでしょう。そういえば道祖神の碑は、あまり見かけませんね。小さくて粗末なつくりなので、朽ちてしまっているものが多いのかもしれません。この道祖神も苔むして、何の石碑なのかわかりません。

拝殿の左右には、阿吽の立派な狛犬が控えて、参拝者に睨みをきかせています。

 拝殿の奥には本殿があって、その脇には色々な石碑が、これらもたぶん街道沿いにあったものが移設されたのでしょう、沢山あります。いわゆる神社の杜(森)は残ってなくて、周辺には新しい住宅が建て込んでいます。

ここで神様登場!


 何か白いものが拝殿の前を横切って、脇の手水の縁の上に。なんと白猫です!溜まっている雨水を飲んでいます。誰もいない神社の境内、そのシチュエーションは、まるで「もののけ姫」の世界ですね。

 境内の灯ろう支柱には「湯殿山講中」、「似(二)十三夜講中」と書かれています。
 講は農民、庶民が集まって、楽しく過ごす娯楽のようなものですね。お伊勢講などが有名ですが、これはむかし旅をするにはお金がかかるので、貧しい庶民は皆でお金を出し合って代表者にお参りの旅をしてもらう。お宮参りの旅は、信仰というよりは、庶民の旅行の楽しみですね。
 二十三夜講は月信仰の集まりです。明治維新までは、日本は太陰太陽暦で一月は29.5日の月の満ち欠けの周期で決められていました。毎月二十三日の夜は、夜中の0時に下弦の月が昇ります。その二十三日の夜は皆で集まって月の出を待って、夜通し話をしたり持ち寄りで飲み食いをしたり、庶民の娯楽でした。また地元でよく見かける庚申塔も講で、昔お腹の虫(三虫)が庚申の夜に身体から抜け出して、天帝に人間のした悪い行いを報告するといわれていました。それでその日の夜は、夜通し起きて虫が身体から出ないよう見張っていました。

 さてと、八幡神社にお参りを済ませて帰りますか。

 神様はお水を飲まれた後どこかへ行ってしまわれたのですが、お参りした帰りにまた出てきてくださって、三つ指ついてお見送りしてくださいました。参拝のお礼でしょうか。金目銀目の耳や鼻が桃色の若くて美しい招き猫のような神様でした。お見送りいだだき、誠にありがとうございました。

と、ママチャリのポタリングで出会った神様のご報告でした。

こちらは東京世田谷豪徳寺の招き猫さんです。

 

-追伸-
 「湯殿山信仰」について、「湯殿山は標高1,504メートル、山にこもり厳しい修行を行う山岳信仰(修験道)の霊山として名高い山です。月山・羽黒山と合わせて出羽三山と呼ばれ、月山・羽黒山で修行をした行者がここで仏の境地に至るとされています。湯殿山の北側の中腹の峡谷には、湯殿山神社本宮があります」で「湯殿山神社には社殿がなく、ご神体は熱湯の湧き出る茶褐色の巨大な岩」だそうで、東国、関東では講でもお参りされていたのでしょう。
 現在の湯殿山「湯殿山神社の鳥居横の宿坊で、宿泊も可能なのですが、実は温泉も日帰り入浴できます。階段を下りていくと、内湯がありまして、お湯が茶褐色で、効能豊かそう」とのこと。昔から湯治場でもありました。その湯治旅もかねて、湯殿山講中もあったのでしょう。

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万年筆スタンドと日記

2020-11-14 10:00:00 | 万年筆

手作り万年筆スタンド

 以前にも紹介した、万年筆スタンド6本立てです。

 木製の手作りの万年筆スタンドです。万年筆には、みなインクを入れてます。いろいろ使いたいので。
 インク瓶には水が入れてあります。万年筆、しばらく使っていないものはインクが乾いてしまうので、書く時にペン先をちょっと浸けて湿らすために。

 差してある万年筆は、左から雑誌のおまけに付いてきた、というか万年筆に雑誌が付いてきた、2本(良く書けます)、その奥がペリカンスーベレーンM800、その右がパーカー61フライター、一番手前が100均の中国製(100円!なのに中々です)。玉石混交ですw…
 これらを取っ替え引っ替えして、日記を毎日ではないですが書いています。100均のB6版ノートを2冊重ねて製本したものに。日記は、縦書きの方がよいかもしれません。

  日々の行動は日誌として、新潮文庫の「マイブック」2020年版に横書きに記録してます。これは文庫本の大きさで、白紙の頁に日付と曜日だけが右端に縦書きで書かれていて、縦書きに日記をつけるようにできています。それを私は横書きに、まず時間を書いて、その時の行動記録を万年筆でつけています。1日1ページ白紙で何でも自由に書けるし、文庫本の大きさというのも気に入っています。1日の行動記録を、あることないこと自由につけています。
 チョコレートクッキーを充てにスコッチウィスキー、ブラックプリンスをやりながらw…

 

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チリワイン「アヴァンサ・シャルドネ」の充て

2020-11-12 10:00:00 | ウィスキー・ワイン・お酒

先に紹介したチリワイン「アヴァンサ・シャルドネ」の充て

 前々々回のチリワイン、充てがバナナだけではあまりに寂しいので、和食の蒸篭蒸しを合わせてみました。グラスは、ウォーターフォールで。

 蒸篭蒸しをメインディッシュ(それだけw…)にして、チリの白ワインをヤリます。

 豚バラ、エビ、蓮根、人参に水菜を散らした蒸篭蒸し。ポン酢にきざんだゆずのつけ汁でいただきます。これがさっぱりした白ワインにベストマッチ! 油を一切使っていない蒸篭蒸しに白ワイン、合いますね。豚肉もさっぱり、蓮根と人参が甘くて美味しい!
 体重とお腹周りが気になっているので、野菜中心の量少な目の食事です。

 完全な糖質オフではちょっと物足りないので、デザートにご飯代わりの軟らかい小さな食パンにチーズバターとマーマレードのせ。これも白ワインに合うんですねぇ。デザートまでイケる食中酒、ちょっと合わせすぎw…

 

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天然のブルーサファイアとルビー

2020-11-10 10:00:00 | 宝石

天然のブルーサファイアとルビー

 スコッチのブラックプリンスを手に入れたばっかりに、次々宝石が出てきますね。天然のブルーサファイアとルビーです。

 

 サファイアは10.1ct、ルビーは4.4ct、両方とも荒くオーバルカットされています。

 ライトボックスに乗せてルーペで拡大してみると、傷だらけで気泡もあるのですが、まぁ・・・天然かと・・・しかし、よく見ると内部の大きな割れ目が特にブルーの色が濃くて、これってブルーの染料の含侵ではないか。天然の石で、こんな状態になるのかな。それにしても含侵だとしたら、あまりに露骨なんですけどw…ど素人なもので、まったくわかりません。
-追伸-
 気泡があるのは含侵されているとのことなのですが、天然の石に含侵されることが多いようなので、ベースは天然ということのようです。

 「なんでも鑑定団」で、爬虫類のような生物が琥珀に封じ込まれているものが出てきて、これを鑑定する時に紫外線ライトをあてていました。するとカエルとオタマジャクシの尻尾を入れ込んで固めたものと判明しました。埋め込んだ箇所が、一目でわかる黒い影のように映りました。
 それで、紫外線ライトの光をあてて見た次第です。光が当たっても何かあまり変化しません。逆にブルーの濃い箇所が、薄くなったような。やっぱり含侵ではなくて天然ものなのか・・・含侵だとしても、ベースの色はブルーなので石はサファイアなのでしょう。

 こちらのルビーは気泡や不純物が見えて赤紫の色むらも自然で、質の良くない天然のルビーのように見えます。素人目にはw… 染料の含侵や充填では、全体に中までこのようには染まらないでしょう。

 以前にアップしたルビーと比べても同じような見え方です。こちらのルビーは小さいし、天然だと思うのですが。右のレッドスピネルの赤は濃いピジョンブラッドのようですが、いわゆるルビーのピジョンブラッドに比べると透明感がありません。ザクロ石といわれるように、まるで石榴の実のような赤です。

 これらの石、傷や割れがあって色むら曇も出ているので、現地ミヤンマ-などでは屑石なのでしょうね。でも天然で、こんなに透明なきれいな色の石があるなんて、素人のマニアにはこれで十分満足です。
 そのうち銀粘土やプラチナのポールを使って、指輪にでも加工してみようかな。しっかり研磨されていなくても本物の宝石の輝きは、それだけで存在感がありますので。

-追伸-
 屈折率の高い宝石は、水に入れると光を全反射して鏡のように輝きます。たとえばダイヤモンドなど。また結晶化している石は偏光フィルターを通して見ると、虹色に輝いて見えるのでそれが確認できます。偏光顕微鏡、あるいは双眼実態顕微鏡があるので、偏光グラスを通して見るのを試してみたいと思います。

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