名古屋の白ウサギ・1964年生・

自称、宗教家・宗教家は、職業ではなく「生き方」です。
職業・会社員

恥ずかしながら・・・善い人にはなれなかった。

2017-07-29 | 出来事


仕事で車を運転していると
「お好み焼き」
と書かれた看板が目に入って来た。

ちょうど昼時だったのでここで買う事にした。


持ち帰り販売のみの店だった。

間口3m位の店舗で、
歩道に面して対面販売する古い形態の店だった。

店先のカウンターにはアルミホイルに包まれた
状態のお好み焼きが数種類並んでいる。

ガラスケースに並べられた商品の上には
赤っぽい光を放つ白熱電球のような
ものが吊り下げられていていた。

この電球が保温の役割を果たしているようだ。

店の前に車を停め、足早に店頭に向かった。

道路に面したカウンターの奥には、
頭に手拭を巻いた推定60歳前後のオヤジが立っていた。
オヤジは威勢の良い声で

いらっしゃい
と言った。

並んでいるお好み焼きは5種類あった。
肉入・・イカ入り・・肉玉子・・イカ玉子・・デラックス・・
どれにしようかと一瞬悩んだ、

そのき、オヤジが声を掛けて来た・・

 焼きたてですよ!!どれにしましょう 

愛想の良いニコヤカな表情で、たいへん威勢がよい掛け声だった。

オヤジの顔をチラリと見た瞬間、ウサギセンサーが反応した・・・

なんだかイヤな予感・・・

「 イカ玉を一つください 」

オヤジは露骨なほどに満面の笑みを浮かべて
「ありがとうございます!!!」

と言って袋に入れた。


速やかに車に戻り、早速食べることにした。

お好み焼きを袋から取り出した・・・手に持った瞬間、
更に・・イヤな予感・・・

包みを剥がして一口食べた・・・

悪い予感は的中した・・・やはり・・・

このお好み焼きは今日焼いたもののではない・・・
冷蔵庫に保管したあった
昨日の売れ残りをヒーターの下に数時間置いて
温めなおしたものだった・・・・

表面だけ暖かく、中の方は冷たかった。
フンワリした食感がなく団子のように硬かった、
風味も悪く、お世辞にも美味しいとは言えないものだった。

私は思った・・・

もう二度とこの店で買ってやらない

愛想よく調子のよいオヤジに腹が立った・・・

もし仮に、昨日の売れ残りであったとしても、
劣化していないものならまだ許せる。

そこまで拘ることも野暮である。

しかしながらこの場合、明らかに劣化していて、
食べるのが苦痛だった。

非常に腹が立つが、
オヤジに文句を言ってやろうとは思わなかった。

私と同じ思いをした客はたくさんいると思う。

たぶん私と同じように、「二度と買わない」と思うだけで、
抗議する人はは皆無に等しいと思う。


こういうオヤジに紳士的な態度で
穏やかに意見したところで
調子のよい口調でその場しのぎの
愛想を振りまきながら
誤魔化すような対応をして来ると思う。

いままでそれで巧く切り抜けて来たのだろう。

こういう輩は、
それが商売上手であると勘違いしている。
    

慢性化した悪癖に対しては、
人目など気にせず
真剣勝負で怒って抗議しない事には
無意味だろうと思う。

とは言え・・・

くだらない事でムキになって怒るのも大人げない。
怒っても疲れるだけだ。

平穏を保ちたい。
感情的な口論などしたくない。
耳障りな事は言いたくない。

まぁ、イイか・・・・

ほとんどの人がそう思うだろう・・・

その結果、この店は客は遠のき衰退して行く。

売り上げが減る ⇒ 売れ残りが増加する ⇒ 翌日再販する

この循環を繰り返すことになる。

例え欠品してでも、生産量を調整するか、
売れ残りが出そうなときは半額に値引きしてでも
売り切ってしまうか、
何らかの改善をしない事には悪循環を
止める事はできない。

詰まるところ・・・
このオヤジ

状況分析 ⇒ 要因分析 ⇒ 対策検討

を怠っているだけだ。

その怠慢を愛想を振りまく事で帳消しに
しようとしている。

この「愛想」とは、
ある意味、文句を言わせないための先手の
自己防衛とも思える。
 
おい!! オヤジ!!! 
何だこれは!!!
アンタ!!! これ自分で食べてみろよ!!!
調子のイイこと言って誤魔化すな!!!
アンタ損得勘定ができないのか???
損してるだけだぞ!!!
愛想振りまく前に誠意を持て!!!

と言ってやりたい。

真剣に怒って、怒鳴る者がもし現れたなら
その人はオヤジにとって
救世主であり、福の神であろう・・・

恥ずかしながら・・・
私はそんな「善い人」にはなれなかった・・・


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恐怖の体験・・・白ウサギ若かりし頃の出来事・・

2017-07-16 | 宗教

私が20歳の頃(今から32年前)
奈良大和路に魅了されていました。

当時、毎年、4~5回は通ったと思います。

奈良に行ったとき必ず、
大神神社(おおみわ神社)を参拝し、
この神社の御神体である、
三輪山を眺めるのが通例でした。

三輪山山麓に桧原神社という神社があります。

この神社のある場所は、
「 倭笠縫邑伝承地 」と呼ばれています。

「倭笠縫邑(やまとかさぬいむら)」とは、
現在の伊勢神宮(内宮)に祀られている天照大神を
初めて宮中の外でお祭りした場所です。

この地こそ、現在の伊勢の神宮の出発点であると感じます。

桧原神社の境内からは、大和盆地の景観が一望できて、
この地に立つと、
「 大和は国のまほろば・・・」
の歌が心の中に響いて来ます。

大和盆地の反対側には、
生駒山系がそびえています。

生駒山、信貴山は、
修験道系・密教系の霊場が点在していて、
日本有数の霊山としてもその名が知られています。。

私はそれまで何度も奈良に訪れていたのですが、
生駒山の方面には一度も足を踏み
入れることありませんでした。

理由は分かりませんが、
私には相性が良くない土地だと思えたからです。

そんなある日の事、
なぜか、フト思いつきました・・・

生駒山に行ってみよう・・・・

生駒山中にある、x寺というお寺には宿坊があり、
格安な値段で宿泊できあると云う事を知りました。

安いことも魅力でしたが、
好奇心のような感覚もあり、
その寺で、泊めて頂く事にしました。

この寺は、役行者(えんの行者)
が開山したお寺で歴史の古いお寺でした。

対向車が来たらすれ違うこともできない、
曲がりくねった細い山道を車で登って行くと、
いかにも役の行者が好みそうな場所に、
xx寺がありました。

掃除や庭木の手入れなども行き行き届いた、
立派なお寺でした。

寺にたどり着くと、日が暮れ始めれいました。
夕暮れの濃い霧の中に本堂が浮かんでいました。

独りぼっちの私の目には不気味な光景に映りました。

それは映画八墓村のワンシーンのような
心細さを感じる神秘的な絵でした。

ほかに宿泊客がいると思っていたのですが、
私以外誰もいませんでした。

どう訳か分かりませんが・・
今日は、寺にいるのは住職ひとりだけの様子。

臆病な私は心細くなってきました・・・
・・・・・・・・
夕食は、住職が鍋を作ってくださいました。

大きな鉄鍋の中を覗き込むと、
ネギがたくさん入っている、シンプルなものでした。
汁は少量で、透明・・・
鉄鍋の底には肉団子が沈んでいました。

鳥の挽肉に卵を加え丸めただけのシンプルな鶏団子でした。
(これはスキ焼と云うのかもしれません)

不平を言っては失礼ですが・・・
まったく味の無い汁でした・・・

住職は、これに醤油を加え、スプーンに
山盛りの砂糖を加えて、
美味しそうに食べてお見えになりました。

薄暗い本堂の密教の護摩壇の横で、
住職と2人でほとんど会話もなく、黙々と食べました。

なんとも寂しく孤独で・・異様な光景でした。

そのあと、住職は住処に帰り、
私は離れの宿坊で一人になりました。

物音ひとつしない、無音状態。
テレビもない。

気味が悪く、怖くなってきたので、
寝るのが勝ち!!と思い、
8時くらいに布団にはいりました。

そのあと・・・
恐怖の一夜が待ち構えていたのです・・・

布団に入って目を閉じると、
何やら、只ならぬ気配を感じる・・・

数人の人にジッと見つめられているような感覚・・・
四方八方から視線を感じる。

怖くて、頭から布団に潜り込む。
眠れない。

恐怖のあまり、
布団の中に潜り込んでも、視線を感じる。

住職に助けを求めに行こうと思っても、
布団から出て、真っ暗な本堂を通り抜け、
住職が寝ていると推測されるお堂まで行かねばならない。

歩いてゆく勇気もない。

恐怖心は限界に達していた・・・

いっその事・・・
化け物でも、幽霊でも、妖怪でも・・何でもいいから、
姿を現して欲しいと思った。

姿を見せてくれたなら、大声で 

助けてー!!!

と叫ぶことができる。

しかしながら、この状態で 「助けてー!!!! 」
と叫ぶことすらできない。

四方八方から強い視線を感じるだけで、
別に非常事態が発生した訳ではないからである。

じっと耐え続けていたら、
今度は小便がしたくなってきました。

強い尿意を感じるも、更に強い視線を感じる。

やはり怖くて布団から出ることができない。

尿意が更に睡眠を妨げる。

結局、夜が明けるまで一睡もできませんでした。

長い夜が明けました・・・

住職と2人で朝食を食べました。
そのとき、住職に昨晩の事を話しました。

住職は笑うだけでした。

そこで私が尋ねました、
「 幽霊や魔物は存在しますか? 」

住職、ニッコリ笑って答えました・・・

「  そんなものは存在しません、
怖いと思うから怖いだけですよ  」
・・・・
修験道系の密教では、
護摩壇の前での加持祈祷は必須で、
その場合、加持祈祷を受ける人には、
頻繁に憑依現象が起きているはずです。

それに、この寺に住んでいれば何らかの体験を
しないはずがありません。

浄土真宗系ならば、基本的には霊魂の存在を認めていないので
霊的現象を否定されたとしても不思議ではありませんが、

この寺は、役行者の開山した寺で、
現在は山岳修験道系の密教寺院です。

それでも敢えて否定されるところに
深い意味があると感じます。

今になって思うに、
これは修験道で言う、「 行試 」(ぎょうためし)

あのとき体験したことは、霊や魔物の仕業ではなく、
そういう「 現象 」を通して、
役行者が私を「 試した」 のだと思えます。

今思えば・・・
あのとき、私が取るべき最も適切な対処方法は、
迫り来る只ならぬ気配と、四方八方から注がれる
強い視線に対して、

ニッコリ笑って

注目して頂けて光栄です!!

歓迎して下さって有難うございます!!!

嬉しい楽しい!!有難い!!!

今ここ天国極楽浄土!!!


と、申し上げるべきだったと思います。

その時、迫り来る恐怖の視線は消え去り・・
天女が現れて極楽浄土の
光景を見せてくれていたかもしれません。

50歳を過ぎたいま、
再度、あの寺で泊まってみたいと思っています。
  
ニッコリ笑って、
  注目して頂けて光栄です!! 
  ありがとう!!!!  
嬉しい!! 楽しいい!! 有難い!!! 
今ここ天国極楽浄土!!!

と言えるかどうか???

怖くて気絶してしまうかも・・・

ミラクル白ウサギの真価が試されることになるでしょう・・・



畏れ多くも・・・
再度、役行者様と相撲を取る日が来るのが楽しみです。

自分の生態が興味深いです。
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生き方・・姿勢

2017-07-02 | 思う事

あるお笑い芸人が自身の
ブログの中で述べた言葉・・・

「 『芸人』というのは『肩書き・職業』ではなく、
『生き方・姿勢』の名前  」



この芸人さんは、絵本を書いたりといった
文化的な活動をしているらしいです。

なるほど・・・と思いました・・・


私は、自称・宗教家ですが・・・

宗教臭い人間や、宗教団体が嫌いです。

私にとって、
「 自称・宗教家 」
とは、職業や肩書ではなく、
 生き方 ・ 姿勢  

世の為・・・人の為・・・とは

自分自身の「 生き方 ・ 姿勢 」がどうであるか???

それのみが「 世の為、人の為 」になる要因であると
感じます。



世の為人の為・・・反戦・平和・・・・

愛!! 愛!!! 愛!!!
とファッション感覚で連呼する。

徳を積みましょう!!!  
徳を積めばそれは必ず自分に戻って来ます・・・
その為に善行をしましよう・・

このようなお言葉を、
得意満面になって執拗に連呼されると。
捻くれ者の私は、
んん・・・・・
と思ってしまう。


人の発する「 言葉 」や 「 思想 」は
人格にイコールしないと思っているからです。

どんな立派な思想( 言葉 )をお持ちでああろうと、
それが何????
と思っています。

最近マスコミが大喜びして騒いでおみえになる
森tomo学園の籠ikeなる人物・・・

「 教育勅語 」

を軸にした教育理念をもち、
その理念を貫いて長年学校経営をして
来た方のようです。

『 教育勅語 』は素晴らしい事が記されています。
日本人にとっての「 心の指針 」
であると思います。

それを信奉し、教育の場で活躍する籠ike氏は
高貴なお方であって然りべきですが・・・

残念ながら・・・・

このお方・・・

風向きが変わると、
下品な反国家主義の左翼政治家と手を組んだり、
下劣なジャーナリストと手を組んだり・・
札束持ったパフォーマンスをしたり・・・
国益を損ねることを平気で繰り返している。

事の経緯、裏側は別としても、この方の 

・・・品性・・・
 
 ・・・人としての正直さ・・・ 

普通の感覚の持つ人間なら、
誰しも疑いを持つのではないでしょうか。

このようなお方と仲良くしようと思う方は、
ごく限られた特殊なお方以外存在しないと思います。

「 姿勢・生き方 」を貫く事が、
「 道を貫く 」ことであり、

その部分こそが一番大切にしなけらばならない
  真実の自分  
であると感じます。

外的な肩書とか、評価など単なる装飾に過ぎない。

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