和歌山県田辺市の資産家
「紀州のドン・ファン」
と呼ばれた
会社経営者野崎幸助さん(当時77歳)
覚醒剤を摂取させて殺害したとして
殺人罪などに問われた
元妻、須藤早貴被告(28)。
和歌山地裁は12日、
無罪(求刑・無期懲役)
を言い渡した。
私は、
この事件が起きた当初から、
お亡くなりになった、
通称・「紀州のドン・ファン」様に
意識を向けていました。
感じることがありますが、
「感じる」とは・・・
科学的根拠のない世界の話です。
それ故に・・・
多くを語れませんが、
この事件の真相は、
分かる人には分かると思います。
遠回しに表現するなら、
「真実は小説よりも奇なり」
「本当のワルはリスクを承知している。
それ故に、大きなリスクを冒すような行為は避ける」
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被告人質問の最終日。
須藤被告が終盤、口にした言葉・・・
弁護人
「社長が目の前にいたら、
文句を言ってやりたいと言っていましたが、
今いると思っていってみてください。」
須藤被告
「もうちょっと、
死に方を考えてほしかった。
社長がこのタイミングで死んだせいで、
私は何年も人殺し扱いなので クソ 」
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この事件の真相を示唆する言葉であるとも感じる。
「金だけが目当てだった結婚」
これは「需要と供給」の問題であり、
第三者が口出しする問題ではないと思う。
それとは別の問題として、
須藤被告の言葉を分析するなら、
彼女の言葉には
お亡くなりになた野崎幸助氏に対する
敬意や哀悼の念など微塵も感じられない。
クソ
須藤被告の人格が伝わって来る言葉であると感じる。
この、「クソ」という言葉に、
この事件の真相が集約されている。
和歌山毒入りカレー事件と同様、
複雑怪奇な人間の性(サガ)と、
因果の背景にある
「隠れた因果」
を痛感させられる事件でした。
「隠れた因果」は、
螺旋階段のような構造となっている。
上から眺めると登って来る人の
‘位置‘ (前後関係)を見極めるのが難しい。