イソップ童話
これは現実社会を生きてゆくうえでの教科書であると感じます。
この童話は、、アイソーポス (紀元前6世紀)という奴隷が書いた作品と言われています。
イソップ童話には、 美談 は一切書かれていません。
厳しい現実のなかで生き抜く知恵のみが記されています。
人間の、弱さ、傲慢さ、したたかさ、 業 ( カルマ )、
それらを寓話のなかで見事に表現してるような気がします。
私が、イソップ童話に初めて出会ったのは、かなり幼少の頃でした。
幼稚園の教科書に載っていた 「 キツネとブドウ 」 というお話。
これが私とイソップ童話との出会いでした。
この時の印象と、映像は、今なお鮮明に記憶しています。
教科書には、
キツネが高いところにぶら下がっているブドウを見上げている
カラーの挿絵が載っていました。
この、挿絵と物語は、まだ純真で幼い私に、強烈な印象を与えました。
その印象は、当時、まだ4~5才だった私の脳裏に強く刻印されたのでしょう。
それが原因かもしれませんが、
私は、今も、ブドウを見ると、「 不思議な懐かしさ 」が込み上げてきます。
あれから45年以上の歳月が流れ、50歳目前の年になってしました。
いまも、イソップ童話を読むことがときどきあります。
今日は少し時間の余裕があったので、
イイ年したオヤジが、イソップ童話を、真剣になって
読みふけってしまいました。