霊言？？？

ある新興宗教団体の教祖様、
歴史的人物や神様を自分に憑依させて、
霊の言葉を語る事ができるらしい。

このお方はその内容を「〇〇の霊言」
とかいうタイトルで本にして売っている。

あまり興味はありませんが・・・
本屋さんで「松下幸之助の霊言」
とかいう本が目に入り、パラパラと立ち読みしてみました。

３０分位で一冊読み上げることが出来る位の軽い本の様子。

私は、約５分で要点のみを眺めました。

某教祖様を通して語られた
松下幸之助様の霊の言葉・・・

「　私（松下幸之助）を祀る神社を作ったほうが良いです　」



某教祖様！！！！・・・チョット・・
これはマズイですよ・・・
と思った。

松下幸之助様を祀った神社は存在します。

三重県鈴鹿市の椿大社には、
松下幸之助を祀る神社が確かに存在してます。


教祖様に憑依した、松下幸之助様の霊はそれを知らない？？？



いえ、違います。
教祖様がそれを知らないだけです。

黒狐兎犬が呟いた・・・

親切は良い事だ。
優しい事はよい事だ。
人助けは良い事だ。

されど・・・・

肝心な事は・・・
「その行為に対する動機」と思う。

行為と、動機は別物。

これを混同しないのが「　科学的思考　」

怪しい宗教屋さんは、この辺を混同させて人をその気にさせ、
支配する。

行為に対する動機が歪んでいると、
いくら良い行いをしても、
苦悩を呼ぶ。

行為（努力）や結果（成果）と、
それに対する「動機」は別問題。

走るのが遅い・・・
屈辱と劣等感をもつ。
鍛練して速くなり、
人を見返してやろう。。。と考える。

頑張れば頑張るほど劣等感は深まる。
劣等感だけが原動力で、
速くなろうと懸命に練習することは
弊害が多い。

頑張っても頑張っても、
本質的問題からは解放されない。

達成しても
劣等感の苦しみは増える。

走るのが好きで理屈抜きで鍛錬しているひとは
速くなっても
速くなれなくても、
精神が安定していて、楽しみと達成感を感じるだろう

。

日泰寺

お釈迦様の遺骨を祀る、

釈迦様は実在の人物か？？

釈迦様の存在は、「　事実　」である確証はない。

されど、お釈迦様の存在は「　真実　」である。

「　事実　」と「　真実　」を混同すると、

神や仏を信じることはできない。