20年以上前のお話ですが・・
当時勤めていた会社に、X君という男がいました。
X君(当時35歳)は奇怪な性質の持ち主でした。
X君は、美味しいものが嫌い・・・
会社の行事や旅行などで、
幕の内弁当とか、海鮮料理、
懐石料理、高級な和牛・・
など、
豪華な食事を出されると無表情になり、無口になる。
そのあと必ず少し不機嫌そうな顔をする。
X君、あとから私にだけは本音を漏らす
「僕は美味しいものが大嫌いなんだ・・」
何とも奇怪な性質・・・
ならば何が好きなの???
X君答えて・・・
どら焼き・・・アンパン・・・菓子パン・・
大盛ラーメン・大盛チャーハン・・・
スーパーに売っている安い白玉ウドン・・
懐石料理とか、海鮮料理、ステーキ・・・
高い金払って、まで食べたくない・・・
私は問う・・・
会社の行事や、会社の慰安旅行なら、お金は全て会社の負担、
それでも、たまには少しばかり
豪華な料理は食べたいと思わないのですか?
X君答えて・・・
お金の問題ではない、高い安など関係ない、
僕は美味しいものが嫌いなんだ・・・
豪華で美味しい料理出されると
腹が立つだけだ・・
わたしは、こういう特殊な人間から慕われる
傾向があるのでしょう。
なぜかX君、私に親切にしてくれて、私に接近して来る。
自然と仲が良くなり、休憩時間など、
一緒に行動するようになりました。
私は感じました・・・・
彼は・・破滅の道を選ぶかも・・・
彼の「美味しいものが嫌い」な性質。
これは発達障害のような気がしますが、
この背景には、
彼の背後にある「目には見えない力」が要因となっている。
宗教的な言葉で申せば「霊的な要因の一端」であると思います。
しかしながら、真偽は別として、
そのような非科学的な推論を根拠に接したり、
対処することは御法度であると思います。
右脳で感知しても、左脳で分析、判断、対処しなければ
狂気の世界に入ってしまう。
彼とは10年位付き合いがありましたが・・・
X君・・最後は・・・
残念ながら・・
自ら最悪な選択をしてしまいました・・・
私の力らではどうすることもできませんでした。
それでも・・やはり・・
右脳で感知しても、
左脳で分析、判断、対処、対応・・
適切だったと思いっています。