また、別な歴史学者との共著。
「ウクライナを撃砕~ロシアによるテロの復活と第三次世界大戦の脅威」。
この著書には、ロシアとウクライナの戦争の鍵となるポイントを取り上げている。
プーチンは、強制的な動員で「新生ソ連」を第三次世界大戦に引き込もうとしている。
だが、富裕層は、とっくに国外に脱出している。
賢い人たちは2月に脱出している。
だから今度は、素早く動ける人たちの番。
国境は、いまこの瞬間にも閉鎖されて行っていると指摘する・・・。
また、今の戦争を、こう捉えている。
ウクライナが、この戦争に負けることは決してない。
問題は、勝つこともできないということである。
西側から大きな制約がある。
供与された武器でロシアやベラルーシの領土を攻撃してはならない。
このような条件のもとで戦争に勝つのは不可能。
NATOができるだけ早く、ウクライナが必要とする方法で武器を使えるようにすることを期待する。
また、ロシアが主権国家とも認めていない東欧の小国であるウクライナ。
そんな国に、自分たちが負けているのを認めることは決してない。
もしこの戦争が「ロシア対NATO」という形に発展した場合・・・。
ロシアは防衛のために核兵器を使うことを迫られるだろう。
けれども自国の領土から核兵器を発射することは、NATOの報復を招くからあり得ない。
1994年に調印されたブダペスト覚書。
これに従い、ベラルーシはウクライナ同様、保有していた核兵器をすべてロシアに移転した。
プーチンは、クリミアのようにベラルーシに侵攻することもできた。
今もその領土の独立を尊重しているのは・・・。
核攻撃をする時には、ベラルーシを発射台にしたいと考えている・・・。
そうすれば西側の報復は、ロシアではなくベラルーシに向かう。
もしプーチンが核兵器をベラルーシに移送すれば・・・。
そこからウクライナ、ポーランド、リトアニアを攻撃するだろう・・・。
ベラルーシから核を発射!?・・・ヤバいなぁ。