函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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函館版「事業仕分け」も佳境

2011年11月29日 05時38分29秒 | 自治体
函館版の「事業仕分け」の第3ラウンド・・・。
26日から市役所で始まったが、この日は13事業を審査した。
日曜日の27日も、11事業を精力的に審議したようである。

市の財源見直しで公募の委員13人が、2班に分かれての事業仕分け。
委員たちの取り組みには、一市民としても頭の下がる思い・・・。
そして事業は、①廃止②民営化検討③委託化検討④改善⑤現行通り。
5つの選択肢を多数決で判定、判定が割れた場合は、「見直しが必要」とする。

函館市住宅都市施設公社補助金等の2事業は、「廃止」と判定。
ほかに2事業を「見直しが必要」、9事業を「改善を図る」とした。

それにしても、函館市住宅都市施設公社の抵抗は、したたかである。
市営住宅の維持管理や住宅等の相談業務・・・。
はたまた、公園等の施設管理、緑化の普及啓発などを行っている。

そんなお仕事で、本年度に市から支出する補助金は2,041万円。
函館市は、こんな言い訳説明で防御に必死である。
公社運営に必要な経費で、公益・継続性が求められるが・・・。
財源の捻出が困難だから、補助金で支援している・・・。

委員は、補助金の査定がきちんとされていないのでは?との厳しい意見。
更に、理事長の人件費を補助金で賄うのはおかしい、とも指摘。
事業開始の1988年度から年月が経過している・・・。
補助金云々が問題ではなく、公社そのものが必要かという段階・・・とする。

市役所OBが天下る公社の理事長等など、美味しい指定席は数多ある。
後輩が、先輩の就職先を心配して思いやり、税金を配る自治体も艶めかしい。
そんな甘いシステムに、バッサリ切り込む公募委員の活躍は頼もしい限り。

そして12月の開幕間近な函館の映画祭開催への補助金が400万円。
グランプリの函館市長賞2作品への賞金は、なんと300万円。
そこにも批判が集中・・・異常な金額、金で人を釣っているようだと手厳しい。

函館市社会福祉協議会の本年度の補助金は、1億3,733万円。
ここは書類精査のため、次回の2月に審議を持ち越して保留となった。
それにしてもこの協議会は、何をやっているのかサッパリ分からん。
それなのに補助金だけは、ビックリするほどの高額・・・。
さぞかし貰える側は、嬉しいことであろう・・・。

ということで函館版「事業仕分け」は、いよいよ佳境に・・・。
問題は、その先である・・・判定はしても法的拘束力なない。
市議会議員の資質が試されるが、職業議員は力を発揮できるのか。

行政の隠し玉ウルトラCで、議員たちは惑わされないのか?
心配なのは、官房機密費まがいの税金による接待の風景・・・。
そんな八百長だけは、ご免こうむりたいのだが・・・。
永田劇場の八百長仕分けの実績があるだけに、油断ができない。

ついでに、議員報酬もバッサリ事業仕分けをして欲しいのだが・・・。
自らの暮らしを死守する議員たちには、無理な注文であろうか。

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