萩生田光一前経済産業大臣は、ニンマリする大根役者の佇まい。
10日の内閣改造・自民党役員人事で注目を集めていたのは・・・。
やはり安倍派の萩生田が政調会長にスライドする人事だったらしい。
今回の内閣改造は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党の癒着が露見。
晋三の国葬に対する批判も高まって内閣支持率が急落。
そのため、9月に行う予定を前倒しして、局面打開をはかる狙いがあったとメディアは指摘。
8月9日、長崎原爆の日に行われた平和祈念式典に出席した文雄親分。
会見で内閣改造で旧統一教会との関係を重視するのか聞かれたら・・・。
自ら点検し、厳正に見直して貰うことが新閣僚や党役員の前提となるので・・・。
徹底したいと語った。
自民党の中でも特に旧統一教会との関係が深い安倍派から・・・。
誰を起用するかが人事の焦点だったようだ。
党4役の政調会長ポストを射止めた萩生田の行状はこうだとか。
2014年に統一教会主催のイベントに来賓として出席。
関連団体に会費を支払うなどの接点が発覚していた。
それでも要職に起用された。
それは、旧統一教会との関係見直しを徹底するという文雄親分の発言と矛盾する。
しかし文雄親分は、萩生田を評価していた。
萩生田を閣内に残せば、秋の臨時国会で野党の追及の的になるのは必至。
結果、一旦閣外に逃がす代わりに、政調会長として引き続き政権を支える。
そんなことで、お互いに合意したという専らの評。
萩生田は8日の閣議後の会見でこう語っていた。
「骨格は維持」と報道されていた人事に、「俺は骨格じゃなかったのか」と不満を口にしていた。
所管の諸課題を挙げて、こんな大変なことを、人が代わって大丈夫なのかという思いがある。
継続してやっていくことが望ましいのではないかと僭越ながら思っている・・・。
と、留任を望むような発言もしていたが、とんだ茶番だったようだ。
萩生田政調会長という人事は、安倍派のOBでドンの森元首相の意向でもあるらしく・・・。
森も萩生田を可愛がっていて、派閥後継の本命と考えているとか。
安倍政権での文科相から菅政権、岸田政権まで連続して閣僚を務めてきた萩生田。
彼が派閥掌握に動くには、政調会長は願ったりかなったりのポストらしい。
メディアは、腹芸が堂に入ってきたと持ち上げるが・・・。
言わせて貰えば、大根役者の猿芝居にほかなるまい・・・。