プーチンの言うウクライナの「非ナチ化」という開戦の理由を調べて見た。
ウクライナでは2014年に親欧米派リベラル勢力が主役となった政変。
「マイダン革命」の蔭で、極右勢力が暗躍。
この中には、第二次世界大戦中にナチス・ドイツ軍に協力し・・・。
ソ連軍と戦った指揮官を賞賛する者たちがいるそうな。
アゾフ大隊、スボボダ、右派セクターといった組織がこれに該当すると言う。
プーチンが4月21日、制圧を宣言した南部の要衝「マリウポリ」。
ここで戦っていたウクライナ軍の主力のアゾフ大隊は・・・。
ナチ党の「ヴォルフスアンゲル」を模した紋章を使用しているとか。
しかし、ゼレンスキー政権が、これら極右組織に乗っ取られている訳ではない。
そもそもゼレンスキー大統領は、ユダヤ人だという。
また極右勢力は、2019年の議会選挙で連合して議席獲得を目指した。
だが、必要な5%を超えられず、議席獲得はならなかった。
ウクライナ社会にネオナチ分子が存在することは確か。
だが、強い影響力を持っているとは言い難いらしい。
結果、プーチンの言う非ナチ化。
これは、開戦理由としては無理筋のようだねぇ・・・。