台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

「最新簡繁体対照手冊」

2006年12月12日 | おすすめの本
 中国と日増しに関係が密になりつつある台湾では、ここ数年、簡体字の進出が目立っている。台湾の企業が生産拠点を中国に移転したり、台湾人の中国観光熱が増している、必然的な産物ともいえるだろう。
 
 台湾人なら、程度はともあれ、繁体字に誇りを持っていると思う。しかし、いざ中国に入ったら、そうは言ってられないこともしばしば。結果的に、簡体字はイヤでもある程度馴染まないと不自由なのが自分だということ。それが一般的な台湾人の簡体字への見方だろう(少なくとも私は思う)。

 ひと昔前、中国のものの流通があり得なかった(表面的だが)台湾でも、いまでは街で売られる中国の商品は、表示も簡体字のまま。本屋にいたっては簡体字書籍しか扱わない専門店まで現れたり、誠品のような大手も「簡体字書籍」のコーナーはちゃんと設けている。

 簡体・繁体両方を操って教えているわたしでも、ときたま簡体字の変換のド忘れがある。そういうときは、すぐに引ける手引きがあるとたいへん便利だ。今回出張の際、いろんな本屋を回って、この一冊を決めてきた。コンパクトで引きたいときにすぐに手に取れるので、これから常に持っている一冊になるだろう。

 この一冊に決めた決め手は、
 1)中国式のローマ字、台湾式の注音符号の両方から調べられる
  (こういう類いの本はたいてい同じだが)
 2)四声表示がある(ない本がけっこうある)
 3)安い(ほかのものは180~250元)
 ただ、デメリットもついでに言っておこう。
 1)コンパクトなので、字が小さい
 2)書き方が違う字しか載ってなく、書き方が同じ字は載ってない。
  (ほかの本も同じ)
 3)日本人の使用は想定外なので、日本語の漢字との比較が出来ない
  (ほかの本も同じ)

 
「最新簡繁体対照手冊」陳氷著 徳威国際文化事業有限公司出版
ISBN 986-7307-35-6 定価80元(約280円)
サイズ115mm×150mm

簡体字→繁体字

繁体字→簡体字



中国語教室のお申込みは台湾人による中国語教室「T-Chinese」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2006年「賀年片he4 nian2 pian4」コレクション

2006年12月11日 | 台湾の話
 <イノシシ模様。諸事順利。鴻運大展納百福、吉祥如意賀新年>

 先日台湾出張のときに買ってきた年賀状。来年は「猪年zhu1 nian2」ということで、可愛いブタちゃんのカードがいっぱい。

 中国語の「猪zhu1」は家畜の「ブタ」のことだが、台湾を旅行する日本人の方、まちのスーパーで売られる「猪肉」を見て、「台湾の人は日常的にイノシシ肉を食べてるの?」とびっくりしなかったでしょうか?では、「イノシシ」は中国語でなんていうの?答えは「山猪shan1 zhu1」、山に生息するブタ。たしかに、ブタが野生化するとイノシシそっくりの姿になるのを以前テレビで見たことがある。なっとく!

 台湾は日本のような郵便局発行の公式はガキがなく、開くタイプの市販のカードが主流。色は赤、金のめでたい色が基調で、立体的なものが人気。価格は15~25元(約50~90円)のものが多い。今回買ったものは16元と18元の2種類。

 台湾は西暦よりも旧暦の新年(毎年異なるが、1~2月)を重んじるが、クリスマスカードをかねたものをクリスマス前に早めに送る人から、西暦の新年の前に送る人、旧暦新年の前に送る人、とさまざま(日本の元日一斉配達が不思議だった)。

 12月に台湾に行かれる方、本屋さんや文房具屋さんの前を通るとき、ぜひ時期限定の台湾式年賀状をおみやげに買ってみてはいかが??


イノシシ模様。四季常春、喜気洋洋。花開富貴、迎春納福。年年有餘、五福臨門。恭喜発財、事事如意。


金銀財宝を乗せた門構え模様。心想事成。迎春納福多吉祥、萬象更新春如意。


爆竹模様(逆さ春で「春到」、春が倒dao4=到dao4)。炮竹声響賀新年、財到福到吉祥到。


ブタちゃん模様。「福到」、賀新年。


イノシシ模様。猪事如意(猪=諸zhu1)



中国語教室のお申込みは台湾人による中国語教室「T-Chinese」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする