慰問先に音響設備がない場合、持ち込むことにしているが、いまいち知識に乏しいので苦慮する。特にアンプとマイクの特性(インピーダンス)の違いによる音量の減衰は致命的だ。知識のある方なら、どうってことないのだが貧弱な知識では悩む事も多い。ミキサーも単なる分岐程度の物から本格的な物まで様々、いかに安い費用で充実した音を出せるかが課題となる。通常屋内で7~8本のマイクを使用するのであればセットの仕方で100Wのアンプで充分との結果、あとはミキサーとマイクの特性を把握して接続すればOK。ここまでは分かって来た。現在手持ちの機器を再点検し勉強しながらセッティングを考えることにする。メンバーは楽譜を見て弾くのが精一杯で裏方まで気が回らないようだ。女性軍も着替えや化粧、個人練習にいそしみ時間まで控え室から出て来ない。クライエントのお年寄りは目も悪い、そんなに塗りたくったって器量が良くなるわけでもあるまいに・・・毎回一人言を言いながら準備をしている。