グッドぐんま 2

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敷島公園さくら情報2009 その15  ~ 桜花爛漫! ~

2009年04月08日 22時40分59秒 | さくら・さくら
敷島公園のソメイヨシノはすでに満開ですが、前橋地方気象台は本日、ソメイヨシノの標本木が満開になったと発表しました。
昨年に比べると8日も遅い満開宣言。でも、これで平年並だそうです。





満開のソメイヨシノは妖しいくらいに美しいですねぇ。





願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ (西行)

おしなべて花の盛になりにけり 山のはごとにかかる白雲(西行)

咲満ちて花より外の色もなし(足利義政)

さくらをテーマにした和歌や俳句を読んで、どんな光景を想われるでしょうか?
満開のソメイヨシノが霞のように見える情景ではないでしょうか。
ソメイヨシノが世の中に登場したのは江戸末期ですから、西行法師や足利義政は絶対にソメイヨシノを見てはいません。
でも、これらの歌や句に詠まれているのはソメイヨシノのように感じます。

昔からの理想のさくらのイメージを、この世に具現化したものがソメイヨシノなのだろうと、私は思います。
理想のイメージに合致する美しい桜の風景を作ろうとした結果、ソメイヨシノが全国に広がっていった。それが、わずか150年の間に日本の桜の8割がソメイヨシノになった理由ではないでしょうか。



このところ、毎日、さくらネタばかりアップして騒いでいる私ですが、こんな歌がふと心に浮かびました。

世の中に たえて櫻の なかりせば 春の心は のどけからまし (在原業平)

確かにこの世に桜がなければ、このドキドキ・ワクワクはなかったでしょうねぇ
ほんに桜は罪深い花よのぉ・・・ 

              

蝶の姿もよく見かけるようになりましたね。

キタキチョウ


モンキチョウ