グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

オオヤマザクラ満開! 赤城森林公園さくらの広場

2009年04月26日 22時58分20秒 | さくら・さくら
嶺公園から向かった先は、赤城山中腹。
赤城の荒山から鍋割山にかけて広がる赤城森林公園の赤城白川沿いの一角に「さくらの広場」があります。
ここでは今、オオヤマザクラが満開。







オオヤマザクラは北海道、本州、四国に分布する野生種ですが、特に北海道ではソメイヨシノではなく、オオヤマザクラが気象台の観測対象となっている地域もあります。
別名エゾヤマザクラ、ベニヤマザクラ





今年のさくらシーズンは、これにてお開きかな?

冷酷なマムシグサ

2009年04月26日 22時46分06秒 | 自然観察
今日は、早朝にはまだ昨日からの雨が残っていましたが、8時前には上がり青空が広がりました。
しかし、雨が降った後には、お約束の強い風。

午前中は、仕事や買い物。
午後から、嶺公園に出かけました。狙いはオオルリやキビタキなど夏鳥たち。

しかし、2時間ほど探し歩いて見つけたのはシジュウカラ、エナガ、ホオジロ、ヒヨドリのみ・・・

そんなわけで、上を見るのは諦めて、足元に目を移しましょう。

マムシグサ

サトイモ科ナンテンショウ属の多年草。北海道から九州の明るい森林や谷沿いのやや湿った場所で見られます。茎(偽茎)のまだら模様がマムシに似ているのが名前の由来。
マムシグサには雄株と雌株があり、それぞれ雄花と雌花をつけます。外観で花のように見えるのは仏炎苞で、その中に小さな花の集まった花序があります。

マムシグサは虫媒花。花粉はキノコバエやユスリカなどマムシグサの花を訪れる小さな昆虫が運びます。
マムシグサの雄花にやって来た虫は仏炎苞に入ります。しかし仏炎苞の壁はツルツルしていて上に這い上がることができません。虫は中でもがいて花粉まみれ。
さあ大変。入った虫たちは閉じこめられてしまうのか?
いいえ大丈夫です。
雄花の仏炎苞の下側には、小さな脱出口が開いています。

全身に花粉をつけた虫はこの穴から脱出します。

さて、花粉をつけた虫が次に雌花を訪れれば、そこで受精が行われます。
花粉を運んでくれてありがとうと礼を言って、虫たちはまた穴から脱出させる?
いいえ・・・
マムシグサにとって、花粉を運び終わった虫にもう用はありません。
雌株の仏炎苞には、脱出口はないのです。虫は中でもがき続けて死んでしまいます。

ちょっとコワイ話の後は、カワイイ花を・・・
チゴユリ(稚児百合)

落葉樹林の木陰で恥ずかしそうにうつむいて咲いています。