グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

橘山のエドヒガン

2009年04月02日 23時39分15秒 | さくら・さくら
橘山は前橋市田口町と渋川市北橘町にまたがる標高228mの小山。約20万年前、まだ荒ぶる火の山だった赤城山が大噴火を起こし、山頂部が吹き飛んだときに発生した岩屑雪崩が赤城の斜面を利根川まで流れ下り堆積してできた山です。このようにしてできた地形を「流れ山」と呼びますが、この周辺には橘山の他にも箱田山、十二山など、いくつかの流れ山地形が見られます。

「橘山」という名前は、日本武尊が東征の際にこの山で休息し、海神の怒りを鎮めるため身代わりとなった后の弟橘姫を偲ばれたという伝説に由来します。

この時期、林のなかにぽつんぽつんと桜が咲いているのを見ることがあります。私はいっせいに満開になるソメイヨシノの妖しいほどの美しさに一番心惹かれるのですが、山のなかに咲くエドヒガンもそれはそれでいいものです。





芽吹き前の明るい林を散策するのは気持ちがいいですね。






橘山から見た赤城山

うっすら雪化粧していました。

日当たりのよい地面には、すみれがいっぱい。




まだ咲き始めたばかりのジュウニヒトエ


タラノキの芽(たらっぺ)が出てきました

でも、橘山は山菜採り禁止。とるのは写真だけ(^^)

滝の慈眼寺のシダレザクラ (高崎市)

2009年04月02日 23時04分41秒 | さくら・さくら
高崎市下滝町にある慈眼寺(高野山真言宗華敷山補陀院慈眼寺)は、シダレザクラの名所。
地元では“滝の慈眼寺”の名で親しまれているこのお寺です。





天平文化が花開いた奈良時代、東大寺初代別当良弁僧正による開創と伝えられ、江戸時代には御朱印30石、坊中12ヵ院を抱えた県内屈指の古刹。



このお寺のシダレザクラは文和元年(1352年)に足利尊氏の命により住職となった中興開山乗弘大徳により初めて植えられたとされています。





今週初めから見頃となっていましたが、昨日の雨と今日の風のためでしょうか、花は少々痛み気味。
でも、お寺の伽藍とシダレザクラっていうのは、似合いますよねぇ。どうしてなんでしょう?









ソメイヨシノはこれからかが見頃。


慈眼寺 じゃらんnet