グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森  ~春近し~

2010年02月16日 20時25分38秒 | ぐんま昆虫の森
一昨日の日曜日、嶺公園での探鳥会終了後に向かったのは、桐生市にあるぐんま昆虫の森
途中、国道353号・通称赤城南面道路には所々雪が残っていましたが、昆虫の森付近の道路は乾いていました。

冬越し中の虫たちを探しながら、フィールドを散策


イラガのまゆ


アゲハ類のさなぎ


ジャコウアゲハのさなぎ

この写真を撮影中に、小学生が興味深げに寄ってきて、色々と質問を受けました。丁寧に解説してあげましたが、あとから考えると、どうも昆虫の森の職員に間違えられたみたいです(^^;)

少し雪の残る雑木林へ


ミヤマウグイスカグラのつぼみ


雑木林のフクジュソウは春の足音


まだ冬色の雑木林の中に黄金色の花が輝いています




見頃には数日早かったようです(^^;)

今度の週末には見頃になっているでしょう。

タラノキ

この木の新芽(たらの芽、たらっペ、たろっぺ)は、春の山菜の代表ですね。
またこの木は、伐採跡地など攪乱を受けた場所にいち早く生育する先駆樹種の代表でもあります。

小川の横に生えているネコヤナギの仲間


ハンノキの雄花序と雌花序

左側の大きく垂れ下がっているのが雄花序。左側の枝の途中にある小さいのが雌花序
ハンノキもヤナギと同じく水辺の樹木です。

昆虫の森で出会った鳥たち
ビンズイ




ツグミ


コゲラ


シジュウカラ

ツツピー、ツツピーというさえずりも聞かれました。

2005年にぐんま昆虫の森で、育雛中のシジュウカラの餌資源調査が行われました。
それによれば、ある巣箱で11羽の雛を育てていたペアは、一日最高309回も雛に餌を運び、17日間の育雛期間のトータルでは3,451回に及びました。
餌の種類ではチョウ目幼虫(芋虫・青虫)が1,801匹と全体の52.2%を占めていました。しかも、餌の種類が確認できなかったものが34.4%あるので、シジュウカラが芋虫を捕らえる実際の割合は、もっと大きくなるはずです。
シジュウカラはありふれた普通種なので、あまり注目されませんが、生態系の中で果たしている役割という視点でみれば、数が多い普通種は生態系に大きな影響を及ぼす重要な種と言えます。

カシラダカ


この他にも、エナガやモズ、ジョウビタキなど里山のお馴染みさんの姿を見ることができました。

食草・育成温室でみられる宝石のように美しい南の蝶のさなぎ
オオゴマダラ


リュウキュウアサギマダラ



そろそろ、雑木林の風景や生き物たちに動きが出てくる時期。真冬の間は、ぐんま昆虫の森を訪れるペースが少し落ちましたが、来月からは、もう少しペースを上げようと思います (^^)