グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

彼岸花 ~ 葉見ず 花見ず ~

2008年09月20日 18時27分39秒 | ぐんま花だより
今日は彼岸の入り
家の近くでたくさんのヒガンバナが咲いている場所を見つけました。





田んぼの畦にずらっと並んで咲いています。


ヒガンバナは秋の初めに花茎がにゅっと伸び、お彼岸頃に花を咲かせます。この時には花茎のみで葉は全く見られません。
花が終わると細長い葉が出てきます。周囲に草の少ない冬の間に葉を茂らせて充分に光合成を行い、春、周囲に草が茂る頃には葉が枯れ、休眠状態に入ります。
開花期には葉がなく、葉があるときは花がないことから、ヒガンバナにはハミズハナミズ(葉見ず花見ず)という別名もあります。



ヒガンバナは田んぼの畦や川の土手など、人が管理している場所でよく見かけます。
ヒガンバナが咲く時期は、人が手を入れない荒れ地ではまだ雑草が生い茂っていますが、人の手が入る場所では、夏が終わる頃に草刈りが行われます。そして、きれいになったところで待ってましたとばかりに花茎を伸ばします。
ヒガンバナの生活史は人の暮らしに上手く適応していますね。

冬のヒガンバナの葉については271828さんのブログに写真があります。
        

職場で見かけた虫や花

2008年09月19日 22時27分08秒 | 自然観察
ホタルガ

ホタルのように発光する訳ではありません。頭が赤くて羽が黒いところがホタルに似ていると言えなくもないか・・・
黒地に力強く入った一本の白帯が印象的です。蛾は夜行性のものが多いですが、ホタルガは昼間に活動します。

触角は鳥の羽根のようです


水路の端に咲いていたゲンノショウコの花

ゲンノショウコは江戸時代頃から下痢止めや胃薬として用いられてきました。服用するとたちまち効き目が現れることから「現の証拠」という名がついたと言われています

道ばたにあったシオカラトンボの死がい


トンボ池を飛ぶシオカラトンボの姿はめっきり少なくなりました。
秋の気配が次第に濃くなってきましたね・・・

ヒガンバナ

2008年09月18日 21時47分35秒 | ぐんま花だより
もうすぐ秋の彼岸の入り。田んぼの畦や川の土手などでは真っ赤なヒガンバナがきれいに咲いています。
私の職場の庭でも毎年決まってこの時期にヒガンバナが咲き出します。





曼珠沙華とも呼ばれるヒガンバナは中国原産の多年草。イネとともに持ち込まれた古い帰化植物とされています。
日本のヒガンバナには実ができず、地下にある球根で増殖します。





ヒガンバナにはとても多くの地方名があります。地方名が多いということは大昔から身近にあり、人々の関心も高かったということでしょう。
有毒植物で墓地などにも多いことから死人花、幽霊花など少々不吉な名前もあるようです。美しい花なのにちょっと可哀想ですよね。

500を越えるとも言われる地方名の多くは西日本に集中しており、東日本には少ないのですが、群馬県内には東日本の中では珍しくヒガンバナの地方名の多い土地だそうです。
その中には「舌曲がり」などという味わった経験からつけられたと思われるものやハエの駆除に利用されたと想像される「ハエとり花(草)」という名前もあります。

群馬のヒガンバナ (群馬県立女子大HP 群馬学ことはじめ)

最近では外国で品種改良されたヒガンバナの仲間も園芸店でよく見かけるようになり、不吉なイメージは薄れているように感じます。



伊勢崎市境三ツ木には「早川淵彼岸花の里」というヒガンバナの名所があります。30万株が現在見頃を迎えているようです。



早川淵彼岸花の里 (群馬県HP 県民リポーター通信)

早川淵彼岸花の里・地図

ヒガンバナ (岡山理科大 植物生態研究室 植物雑学辞典)



ぐんまの名物駅弁

2008年09月17日 21時18分47秒 | 美味しいぐんま
日本列島のほぼ中央に位置し、日本の東と西、太平洋と日本海をつなぐ群馬県は古くからの交通の要衝。
鉄道時代には高崎線・上越線、信越本線など日本の大動脈の中継地点となり、現在も上越新幹線、長野新幹線、関越自動車道、上信自動車道など高速交通網の重要なポイントとなっています。

そんな群馬には数々の駅弁ランキングでいつも上位にランクされる超有名駅弁があります。

おぎのや 峠の釜めし (信越本線 横川駅)


いまさら私があれこれ書く必要はない有名な駅弁。
益子焼きの釜につまった鶏肉、ごぼう、しいたけ、くり、干し杏など様々な山の幸。
昭和33年(1958年)に信越本線横川駅で発売を開始し、今年で50周年を迎えました。これまでの販売総数はなんと1億4千万個。

かつて信越本線が碓氷峠越えをしていた頃は横川駅での売り子さんによる立ち売りが駅の名物風景でした。
現在は横川駅の他、上信越自動車道横川サービスエリア、国道18号線おぎのやドライブインなどで販売されています。また、全国のデパートなどで催される駅弁大会でもおなじみですね。

峠の釜めし本舗おぎのや

横川駅(Wikipedia)

ハローキティのだるま弁当 (高崎線 高崎駅)


高崎名物といえば縁起だるま。それを象った赤い容器の弁当が全国にも知られる高崎駅の名物駅弁「だるま弁当」
だるま弁当は昭和35年(1960年)発売の歴史ある弁当ですが、平成12年(2000年)に発売されたのがこのハローキティのだるま弁当。

容器も中身の可愛いお弁当ですが、味もオリジナルのだるま弁当に引けをとりません。
キティちゃんファンの方には見逃せない一品です。

かわいい巾着に入っています


だるま弁当と言えば、現在は縁起だるまを象ったプラスチック製の赤い容器(貯金箱にもなる)ですが、昭和35年から48年までは陶器製で達磨大師のお顔の形をしていました(ちょっと恐い顔でした・・・)
陶器製容器に入った懐かしいお弁当も、現在「復古だるま弁当」という名前で販売されています。(数量限定)

たかべん(高崎弁当)

高崎弁当(Wikipedia)

高崎駅(Wikipedia)

*************************************
今回ご紹介した2種類の駅弁は、9月11日から16日まで、スズラン百貨店高崎店で開催されていた物産展「大群馬展」で買いました。

大群馬展でこの他に買ったのは・・・・

福嶋屋の生ロールケーキ(バニラ)


生クリームを巻き込んだふわふわのスポンジ(^^)


福嶋屋は玉村町にあるお店ですが、玉村町にはもう一軒、みよし乃製菓舗という生ロールケーキで有名なお店があります。
2軒のお店は場所も近いですので、両方を食べ比べしてみるのも面白いでしょう。

福嶋屋

大群馬展では抽選会もやっていました。
次女がガラガラを回したら四万温泉清流の湯のチケットが当たりました(^_^)v

うめむらのおばんざい定食 (前橋市)

2008年09月15日 21時10分03秒 | 美味しいぐんま
敷島公園・正田醤油スタジアム群馬の近くにある「うめむら」


おいしい和食が食べられる人気のお店です。
先日、職場の仲間達とランチに行ってきました。

ランチのメニューは海鮮丼定食とおばんざい定食の2種類。
海鮮丼定食は以前に食べたことがあったので、今回はおばんざい定食にしました。

おばんざい定食

“おばんざい”は京言葉で「日常の惣菜」のことですね。
この定食は色々な種類のおかずが少しずつ盛りつけられています。
彩りもきれいで、目も満足、舌も満足です(^^)



赤城山で見かけた虫や花

2008年09月14日 23時24分28秒 | 自然観察
今日の前橋は日中は晴れ、最高気温は30.8℃。
約一月ぶりに赤城山に行くことにしました。

赤城山を目指して車を走らせていくと標高が上がるに従い、ぐんぐんと気温が下がっていくのが分かります。
新坂平付近にある道路の気温表示は18℃でした。(11時頃)

鳥居峠から見た覚満淵


まずは小尾瀬とも呼ばれている覚満淵を散策




涼しい秋風が気持ちイイ(^^)


アキアカネ


コノシメトンボ



産卵中のコノシメトンボ


キタテハ


ミドリヒョウモン


ミドリヒョウモンの顔のアップ


覚満淵を一周した後は、赤城小沼に移動。


もう赤く色づいた葉も


アキノキリンソウ


ウツボグサ


ヤマハハコ


ヤマトリカブト


ちょっぴり秋色に色付き始めた赤城山でした。

**********************************************
赤城大沼付近の紅葉の見頃は10月中旬くらいです。
昨年の様子→グッドぐんま2007.10.21

とんぼのめがね

2008年09月13日 23時08分24秒 | 自然観察
今日は土曜日でしたが、出勤当番。
水産試験場の屋内飼育池の中では、ふ化したばかりの小さくて透明なアユの仔魚たちが元気に泳いでいます。




屋外の池の様子を見回っていると、飼育池にカワセミが侵入しているを発見。

羽の色が少しくすんだ感じなので幼鳥でしょうか? くちばしの付け根付近がちょっと変ですが怪我をしているのかな?
池にはサギなどの侵入を防ぐためにネットが張り巡らしてあるのですが、中から出られくなっているようです。救出しようとネットを持ち上げかけたのですが、しばらくすると別の場所から脱出しました。ホッと一安心。
(カワセミは魚を食べてしまうので、魚を飼育している立場から言えば“害鳥”ですが、可愛いし体も小さいので大目に見ましょう。 美人は得だよねぇ・・・)

シオカラトンボ

とんぼのめがねは 水色めがね
青いお空を飛んだから

ギンヤンマ

とんぼのめがねは ぴかぴかめがね
お天道様を見てたから

ミヤマアカネ

とんぼのめがねは 赤色めがね
夕焼雲を飛んだから

トンボはとても大きな目玉を持っています。この目玉は複眼といいます。

さらに頭の部分をよく見ると単眼という小さな眼が3個あるのが分かります。(上の写真では、触角の斜め上と、左右の複眼が接した部分の下に単眼が見えます)
単眼では光の強弱を感じています。

複眼は小さな個眼が1万~2万5千個も集まってできています。

トンボの見る世界どんな風なのでしょう。

夏の終わりから秋にかけてはたくさんの赤とんぼが飛び交う時期ですね。
♪夕焼け小焼けの赤とんぼ♪
日本で最も愛されている童謡は「赤とんぼ」ではないでしょうか。
赤とんぼの中でも私は特にミヤマアカネが好きです。赤く染まったミヤマアカネはとっても美しいです。




マユタテアカネも可愛い


名前の分からない草花 ツルボ (9月14日訂正・追記)

お花のプロフェッショナル、花ねこさんにツルボと教えて頂きました。
花ねこさん、ありがとうございました(^^)

場内を歩いていたら私の背丈ほどの長さがありそうなアオダイショウが草の陰からニュ~

ヘビの顔に指を近づけるとチョロチョロと舌を出すのが面白くて何度もやっていたら、イライラしたのか私の手を目がけて飛びついて来ました。手にはぶつかりましたが、幸い噛まれませんでした。
アオダイショウはおとなしいヘビですが、イタズラはやめた方がよいようです(^^;)


焙茶話の健康食ランチ (渋川市)

2008年09月12日 21時32分39秒 | 美味しいぐんま
渋川市有馬にある「焙茶話(いりさわ)」



通りからちょっと入った静かな住宅地にある喫茶店ですが、ここにヘルシー&おいしいランチがあるとの情報をキャッチしたので行ってみました。

お店の中は天井が高く、窓も広く明るくて気持ちがイイです。

健康食ランチ (800円)

素材から調理法までヘルシーさにこだわっているという女性に人気のランチです。
プラス200円のランチセットはドリンクとミニデザート付き。

赤米ごはんに週替わりのヘルシーなおかず。

今週のメニューは
 ・カラスガレイのハーブ焼き
 ・かぼちゃの煮付け
 ・ミネストローネ
ミニデザートは白玉ぜんざいでした。

評判どおり美味しいランチでした。一緒に行った妻も大満足(^^)

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、店名の「焙茶話(いりさわ)」はオーナーの名前(入沢さん)から付けられています。

焙茶話(いりさわ) http://www.geocities.jp/irisawa_net/
 ■場所 渋川市有馬153-14
 ■営業 11:00~19:00
     月曜、毎月最終火曜定休

嶺公園で出会ったトンボや花

2008年09月11日 22時33分46秒 | 自然観察
昨日は休日出勤の代休だったので、久しぶりに嶺公園を散策しました。

ギンヤンマの産卵


クロイトトンボ


ノシメトンボ

翅の先端に黒褐色の斑紋があります。成熟すると黒っぽい赤色になります。

ナツアカネ

アキアカネと並ぶ赤とんぼの代表選手。全身が真っ赤っかになります。

ナツアカネ 頭部のアップ


シオカラトンボが何か大きな獲物を抱えていたので近寄ってみると・・・

トンボ(マユタテアカネ?)を捕らえて食べていました。
2週間ほど前にも、シオカラトンボがミヤマアカネを捕らえる瞬間を目撃したので、シオカラトンボが他のトンボを獲物にするのは珍しいことではないのだと思いますが、ちょっとショッキングなシーンでした。

センニンソウ

有毒で、牛馬は食べないためにウマクワズ(馬喰わず)という別名があるそうです。

ワルナスビ

名前のとおりナスそっくりの花を咲かせる嫌われ者の植物。北アメリカ原産で牧草に種子に混じって侵入しました。

ホトトギス(ヤマジノホトトギス?)


ミズヒキ


夏の間はなかなか姿を見ることのできなかった小鳥たちですが、今回はエナガやコゲラの姿を見ることができました。
↓これはコサメビタキ?


秋風が吹き始め、自然観察散歩にはいい季節になってきました。