グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

群馬県農林業関係機関成果発表会

2010年02月10日 22時59分46秒 | その他
今日は県庁で今年度の研究成果発表会。
試験研究機関の職員が、日頃の成果を発表するには、研究論文や報告書にまとめる場合と、学会や報告会などでの口頭発表があります。
ミュージシャンで言えば、論文がスタジオ、口頭発表がライブでしょうか。

私は『カワウ対策 ~かかしの効果を高めるには~』というテーマで、エミリーと一緒にやっていた実験の結果とそれに基づいたかかしの効果的な使い方について話をしました。


今回の発表会では、発表時間は質疑応答を含め20分。質問が出ることを考えると話す時間は17分程度に収めなければなりません。昨日まで何回も練習し、その程度に収まることを確認していたのですが、聞き手の目の前で発表するのはテンションが上がり、少々時間オーバーしてしまいました(^^;)

懺悔:私は野鳥の会の会員でありながら、実験で必要だったとはいえ、カワウをソフトエアガンで撃ってしまいました・・・ お許し下さい


お忙しい中、本日の成果発表会にきて頂いた方々にお礼申し上げます。


                                        

一階の県民ホールで展示されていたやよいひめに目が釘付け・・・

群馬出身のやよいひめ、お肌は上品な朱色。お味は最高でございます。

4月下旬並

2010年02月09日 20時49分56秒 | 季節の便り
今日は暖かな一日でした。前橋の最高気温は20.5℃、4月下旬並の陽気。県内では24.1℃を記録した地点もありました。
こんな陽気が数日続けば、カワヅザクラはあっというまに咲きだしそうですが、明日からはまた寒さが戻ってくるようです。

職場にある梅が見頃になっています


あたりは梅の花のいい香りで包まれていました


シメ



さて、明日は県庁で成果発表会です。
よ~し、やるぞ~!

梅は咲いたか 桜はまだかいな

2010年02月08日 21時20分35秒 | さくら・さくら
昼休みに敷島公園のカワヅザクラ(河津桜)の様子を見てきました。

カワヅザクラは早咲きの品種で、敷島公園では07年が2月14日、08年は3月3日、昨年は2月15日に咲き始めています。

さて、今年は・・・?



花芽は大きくふくらみ、ピンク色がちらっと見えているものもありましたが、開花までは、もう少しかかりそうですね。


ところで、群馬県は東日本一の梅の産地。
県西部の榛名山麓にはぐんま三大梅林と呼ばれる箕郷、榛名、秋間の梅林が広がり、花の季節には素敵な風景が楽しめます。
今年も恒例の「ぐんま三大梅林スタンプラリー」が開催されま~す (^^)/

ぐんま三大梅林にお越しください!  群馬県西部行政事務所

梅の味どころ2010  はるなビ

雪の嶺公園

2010年02月07日 18時18分25秒 | バードウォッチング
前橋は昨日の夕方から雪が降り出し、今朝は今季2度目の雪景色
雪が降ると道路状況が悪くなってイヤだなぁと思う反面、なんだか年甲斐もなくウキウキとした気持ちにもなってしまうのでございます。

今朝は朝食前に1時間ほど嶺公園で早朝雪中鳥見散歩

真っ白な嶺公園






少々雪が多すぎたのか、見られた鳥は普段に比べて少なめでした・・・

シジュウカラ




ホオジロ




普段はやかましいカオジロガビチョウも、今朝はおとなしい・・・








嶺公園で見つけた鳥(2010.2.7)
トビ、ノスリ、キジ、キジバト、コゲラ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、カシラダカ、アオジ、ホオジロ、イカル、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カオジロガビチョウ


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(おまけを追記 2010.2.7 18:18)

本日17:44 撮影

だいぶ日が延びましたね。
そろそろ、昆虫の森の雑木林でフクジュソウが咲く頃・・・

かっぱめし & 吉田のうどん

2010年02月06日 21時33分10秒 | 番外編(県外)
昨日に引き続き、山梨ネタです。
初日、新宿から高速バスにゆられ、昼頃に河口湖駅に到着。
昼食は駅舎内にあるGATEWAY FUJIYAMAというカフェで「かっぱめし」を食べました。

かっぱめし


かっぱめしは昨年、富士河口湖名物開発委員会が発表した河口湖の新名物料理らしい。(前橋のtonton汁のようなものですね)


浅漬けきゅうり、長芋(大和芋)、刻み海苔、ゴマがご飯にトッピングされているのが「かっぱめし」の基本形。
このお店のかっぱめしは、ご飯がサフランライスで彩りがきれい。
きゅうりの浅漬けと「とろろ」の相性が良さに驚きました。


そして二日目。
帰路も高速バスですが、バスに乗るのは富士吉田駅前。出発時刻は12:59。
ということで、昼食は当然のことながら吉田のうどんです。
富士吉田にはうどんのお店が60軒以上ありますが、山梨県の知り合いが薦めてくれた「麺許皆伝」というお店へ。

人気店らしく店内はすでに満席で、少し待って席に着きました。

生まれて初めて食べる吉田のうどん! わくわく(^^)


ちく天うどん

大きな竹輪の天ぷらが丼をまたいでいます(^^)

TVなどで聞いていた情報から、吉田のうどんは麺がめちゃくちゃ硬くて、あごが疲れるくらいかと思っていましたが、それほどでもなく、コシの強いうどんが好きな人にはちょうどよい硬さという感じ。(もちろんお店によって違うのでしょうが)

写真でもブリブリとした麺の感じが分かるでしょうか?
味噌&醤油の汁も美味い!

吉田のうどん独特の薬味「すりだね」

けっこう辛いので入れすぎ注意だね


吉田のうどん ふじよしだ観光振興サービス

富士山

2010年02月05日 21時54分35秒 | 番外編(県外)
昨日と今日は、山梨県の河口湖、山中湖付近に行っていました。
この時期の富士五湖周辺は寒いですが、富士山はくっきりと雄姿を見せてくれました。
群馬賢人の心の山は、赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山ですが、やはり富士山を見ると心が躍ります。

宿泊先にて




河口湖から




山中湖から




あたまを 雲の上に出し
四方の 山を見おろして
かみなりさまを 下に聞く
富士は日本一の山

青空高く そびえ立ち
からだに雪の 着物着て
霞のすそを 遠くひく
富士は日本一の山



サクマドロップス 富士山

高崎第二機関区

2010年02月03日 21時30分46秒 | その他
先日、中学校のバスケ部の仲間たちに会いました。なんと31年ぶり・・・(^^;)
皆の顔を見ても誰だか分からないかなぁと少々心配していたんですが、心配は無用でした。意外と当時の面影は残っているものですね。
面影は残っていても、髪の毛が残り少ないヤツもいましたけど・・・ (あまり人のことは言えない)
30年以上も違う人生を歩んできた男どもが集まって、話す話題があるのか知らんとも思っていましたが、当時の話や今の仕事の話、家族の話などで盛り上がり、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

皆が集まる場所まで歩いていく途中で通りがかったのが、高崎機関区。
中学時代、ここは通学路だったので、毎日、機関区に停まっている機関車を見ながら通学していました。



今は高崎機関区といいますが、当時は国鉄の高崎第二機関区という名前でした。
私にとって、ここは今でも高崎第二機関区のまま・・・


高崎機関区  Wikipedia

初積雪

2010年02月02日 22時35分07秒 | 季節の便り
昨日の午後から降り出した雨は、6時頃にみぞれから雪に変わり、今季初積雪となりました。
前橋の最高積雪は3㎝でしたが、気象台のあたりよりも少々標高の高い我が家の周りでは、夜中に見たら車の屋根に5㎝くらい積もっていました。

今朝は久しぶりの雪景色








道路の凍結はイヤだけど、雪景色はたまにはイイね(^^)



                                

ちょっと、お知らせ
2月10日に、県庁で群馬県農林業関係機関成果発表会が開催されます。
私も2階のビジターセンターでカワウ対策についてお話しする予定です。

詳しくは
 ↓
平成21年度群馬県農林業関係機関成果発表会を開催します 群馬県

里地里山の望ましいイメージ

2010年02月01日 21時33分22秒 | 「里やま」を考える
里地里山は人間の「農」の営みによって作られ維持されてきた空間。水田、畑、草地、畦、里山林、屋敷林、鎮守の森、竹林、集落、小川、ため池などで構成される複合的生態系です。
多くの動物は生活の中で複数の生態系を利用します。様々な生態系のモザイクである里地里山は生き物にとって暮らしやすい空間であり、日本の多様な生物相を支える重要な役割を果たしてきました。

しかし、生活や農業の“近代化”や、その後の農業の衰退によって、里地里山の姿は大きく変化しました。
さらに外来種の侵入なども重なり、現在では里地里山の多くの生き物たちが絶滅の危機に瀕しています。

平成19年11月に策定された『第三次生物多様性国家戦略』のなかでは、「里地里山・田園地域」の“望ましいイメージ”が、以下のように描かれています。長くなりますが、全文を転記します。

 農地を中心とした地域では、自然界の循環機能を活かし、生物多様性の保全をより重視した生産手法で農業が行われ、田んぼをはじめとする農地にさまざまな生きものが生き生きと暮らしている。農業の生産基盤を整備する際には、ため池やあぜが豊かな生物多様性が保たれるように管理され、田んぼと河川との生態的なつながりが確保されるなど、昔から農の営みとともに維持されてきた動植物が身近に生息.生育している。そのまわりでは、子どもたちが虫取りや花摘みをして遊び、健全な農地の生態系を活かして農家の人たちと地域の学校の生徒たちが一緒に生きものの調査を行い、地域の中の豊かな人のつながりが生まれている。耕作が放棄されていた農地は、一部が湿地やビオトープとなるとともに、多様な生きものをはぐくむ有機農業をはじめとする環境保全型農業が広がることによって国内の農業が活性化しており、農地として維持されている。また、生物多様性の保全の取組を進めた全国の先進的な地域では、コウノトリやトキが餌をついばみ、大空を優雅に飛ぶなど人々の生活圏の中が生きものにあふれている。



 二次林は、かつてのような利用形態により維持管理される範囲が限られている一方で、積極的に維持管理を図ることとされた地域では、明るく入りやすい森林として管理されることで子どもたちの冒険の場となり、在来種であるオオムラサキやカブトムシがごく普通に見られ、春の芽吹きと美しい紅葉が見られるなど季節の変化に富んだ風景をつくり出している。大きく広がっていた竹林は、一部は自然林や二次林として再生されるとともに、管理された竹林で家族がタケノコを掘る姿が見られる。また、里山の管理でうまれる木材はシイタケなどの山の恵みを生産するホダ木やペレットなどのバイオマス資源として地域内で利用されている。



 人工林は、間伐の遅れも解消し、立地特性に応じて、広葉樹林化、長伐期化などにより、生物多様性の保全の機能が高まるとともに、地域のニーズに応えられるように管理されている。成熟した国内の人工林から生産される材は間伐材や端材も含め、周辺地域で有効利用が進んでいる。

 このような形で維持管理が行われている二次林.人工林.農地などが一体となった里地里山では、多様な土地利用.資源利用を通じて、さまざまなタイプの生態系が混在する状態が復活している。かつて広く分布した二次草原は、草資源のバイオマス利用なども通じて、全国各地で維持管理が継続され、多くの野草が咲き、チョウ類が飛び交うなど希少となってしまっていた動植物種が増え、普通に見られるようになっている。それとともに、風景が美しく保たれ、それに惹かれて移り住んできた都市住民や外国からの観光客などが増え、エコツーリズムの浸透もあって生き生きとした地域づくりが実現している。また、そうした中で里地里山の価値が広く国民に認識され、公的又は民間の資金やボランティアにより維持管理の一部が支えられるようになっている。そして、自然資源の利活用を通じた豊かな生物多様性との共生の中で、地域ごとにつちかわれてきた生物多様性を利用する伝統的な知識、技術が子どもたちへと引き継がれ、地域の文化と結びついた固有の風土が尊重されている。

 また、広葉樹林化などによる多様な森林づくりが進み、生息環境が改善されることに加えて、農地や人里との境界部分では、見通しの良い緩衝帯の設置、人里に放置された農作物や果樹など特に冬場に鳥獣の餌となるものの除去、地域全体での追い払いなどの防除対策のほか、適切な狩猟も通じた個体数調整などにより、クマ、シカ、イノシシ、サルなどの中・大型哺乳類は人里に出没しにくくなっている。


まさに夢のような光景。
近い将来、ここに書かれているような光景が、日本のあちらこちらで普通に見られるようになるといいですね。


生物多様性国家戦略 環境省生物多様性センター