山路の散策は楽しく、心も身体も癒された。
たまには車を止めて、通り慣れた路を散策するのも良いものだ。
最初に気づいたのが、夏草に埋もれたお地蔵さま。
草が生い茂り、少し高台の場所にあるから、近くへは行けない。
🎈 石仏にマスク夏至の日の斑ら
マスクをしている。
いつもは綺麗にお世話をする人がいるのだろう。整備もやっているに違いないようだが近づけぬ。
しばらく行くと歌碑らしいのもある。
句碑ならぬ歌碑だ。珍しいか?
※ はからす: この道くれ: め木:男木
高松のみゆ なつかしきかな
市街地を見下ろす山中に草に埋もれながら、高松恋いの歌を詠んでいる。
🐤 老鶯や眼下に瀬戸の海光る
ほたるぶくろを見つけた。
どなたにも見られることの無い、草に覆われた道の辺に。
🌓 ほたるぶくろねぐらへ鳥の帰る列
🌤 恋の文ほたるぶくろにしまひけり
又、少し歩くと今度は花擬宝珠。
良い匂いに気づくと、辺りは小さな紅い実が散乱をしている。
見上げると、やまももの大樹が。
🎵 花ぎぼし嫁いだ姉の里帰り
♬ 湧水に擬宝珠の花真つさかり
🎶 たとへれば擬宝珠の花のやうな母
(^^♪ 花ぎぼし風にあへかに彩かへる
まっ 俳句の練習だ。