老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

着ぶくれ

2025-01-20 10:55:01 | 老人日記
    
        

着膨れて、老が老を重ね、客観的に見てもおかしいだろう。
そう思いつつ、今日も着膨れをして、もごもごとした動きをしている。

セーターを着、その上から羽毛のベストを羽織り、この丈長で大き目の上着を着る。
(グレーに見えるが、薄い緑色がかかっている。)
これで寒さから耐えることができる。

まんまるになった老人の姿は滑稽にうつる。

外出をする時は胸に手造りのブローチを飾る。

おしゃれより寒さからの対策に身をやつしている昨今。
厚手のウール混じりのこの布は洗濯もできる。
同じ布の色違いで、あと四枚も持っている。
まことに重宝のできる割烹着兼、上着である。

物忘れがひどく、何をするにも時間がかかり、おたおたよたよたと腰の曲がった自分を見るにつけ哀しい。まことに辛い。

ちょと自嘲気味の我。
(二十日三十日5パーセントオフ)の宣伝文句に誘われて、今から買い物に行く。
3パーセントオフのオーナーカードと合わせて8パセントの割引は老人生活の身には助かる。

みみっちいが、生活はこれの積み重ね。
ああ、、さみしいな!

     👚     着ぶくれて物指でかく背中なる

     👖     志ざしてふ言葉忘れ冬籠


コメント
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