大阪水曜ほっと集談会一世です。
賢者は歴史から、愚者は経験から学ぶと言いますね。
さて、私が最近職場でも、親子関係でも気を付けていることがあります。
① 経験値をできるだけ、表に出さない。
経験が若い人とのコミニュケーションを妨げるのです。
恥ずかしながら以前職場でこのような事がありました。
私が経験から良かれと思って言ったことが、小さなトラブルになりました。
進言したことは、間違いではないのですが担当している若い社員には伝わらず、かえって混乱を招いてお客様に対してパニックになったのです。
私も若い頃はそうでしたが、野球に例えますと球種がストレートしかないので、いきなりカーブを投げろと言われても、混乱するだけです。
いわゆる、臨機応変にできないのです。
正解は、後で本人が落ち着いた余裕のあるときに、私はこう思うというべきでした。
子供も同じですね。
転ばぬ先の杖になりがちですが、転ばないとわからないこともあります。
その痛みから得るものもあります。
今はできるだけ、良い悪いより全体としてその場に調和しているかどうかで、判断するようにしています。
そういいながらも、蛇足が多い一世です。
② 歴史は、人類の知恵の宝庫
古い大河ドラマが、好きな私ですが、昨日も再度真田丸を観ていました。
現在のサラリーマン社会に通じることが多く面白いです。
いにしえの武将もまた、孫子の兵法などから学んでいるのですね。
※孫子 中国古代の軍事思想家
③ 集談会は、一人一人が指導者
これは生活の発見会の元顧問、河野 基樹先生の遺された言葉です。
集談会では、森田療法の理論学習だけではなくて、勘違いされている人があればと思って申し上げますが、自己紹介の中から勉強されることが非常に多いですね。
それは、いつも感じます。
他の人の自己紹介をしっかりきいてください。
自己紹介の順番が来るまでは、他の人の言葉は、耳に入らないでしょうけれど、自分の番が終わりましたら、先輩や仲間のことばのなかから学んでいただきたいと思います。
「1997年発見誌号外、生きるとはどいうことか考えてみましょうより」
本当に先生がおっしゃる様に自己紹介から学ぶことが多いです。
日常の小さな体験、特に失敗談など大歓迎です。
2021・5・11 一世