大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は、久しぶりに何も予定がなくひたすら歩いて、街をブラブラしていました。
公園でポテトチップをお箸で食べている若者がいたり、あるお店では赤ちゃんをおんぶして、たこ焼きを焼いている若いお母さんがいました。
人生いろいろ、人間もいろいろですね。
スーパーに行くとあらゆる食材が揃っており日本は、こんなに豊かなのになぜ心を病む人がこれ程多いのかと考えていました。
すると、スマホがいきなりピコピコして、瀬戸 内寂聴さんの訃報を告げました。
99歳だったようですが、いつまでもお元気なイメージでした。
100歳まで生きていただきたかった私です。
集談会でも、寂聴さんの法話を聴きにいかれた方が有り、とても感銘を受けておられましたね。
墓碑名が、愛した・書いた・祈ったと報じられています。
90歳でも執筆で徹夜をされたり、原発反対のハンガーストライキにも参加されていました。
正に自分の命を燃焼し尽された、見事な生き方ですね。
YOUTUBEや著書を通じていろいろ学ばせていただきました。
切に生きるという言葉が好きだと言われていました。
おこがましいですが、言葉のひとつひとつに深い味わいがありましたね。
・病を通して、ひとは病人に対する同情や思いやりがうまれ、他者の苦しみに近づくことが出来る。
・人間は、どんなに辛いことでも忘れる能力があるのです。
・ひとは愛するために生まれてきて、愛するために生きる。
・晩年、入院された時には神も仏もあるものか!とユーモラスに語っておられました。
人生をこんなにも前向きに明るく捉え、笑の中に人間の本質を説かれた方はいないでしょう!
心が疲れた時に、寂聴さんのお話をYouTubeで聴きながら元気をいただいている一世です。
2021・11・11 一世