大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨夜、会社で作業中に転倒して顔面強打した私です。
かなりの出血と深い傷とヒリヒリする痛み。
あいにく日曜日で、休日診療をしている病院に行きました。
傷と血だらけの私に、一言!
どうされましたか?
見たらわかるやろ!
担当医が不在で、応急処置のみでした。
朝起きて超びっくり、ただでさえ大きな顔が、腫れあがり見るも無残な姿になりました。
これは一体誰やねん!
こんな感じです。
病院に行くと、脳のCT検査から眼底出血の眼の検査まで検査のフルコースでした。
朝8時半から何と2時まで缶詰状態でした。
全治2週間の診断ですが、おそらく傷が残るでしょう!
俳優ではないので、整形もしません。(笑)
この事故の原因が本当に笑えます。
トラックの荷台から積み下ろし作業中に、少年のごとく飛び降りたのです。
残念ながら少年の頃の私ではなく、動きの鈍いオジサンでした。
飛び降りて着地までは良かったのですが、勢い余って前のめりになり顔から転倒しました。
顔がいたくて、消毒液に悲鳴を上げている私です。
普段は、血圧ばかり気にしていて小心なくせにこのような馬鹿げたことを平気でやる自己矛盾に気が付かない。
自業自得ですが、神経質にも色々あって私のような人間もおりますので笑ってください。
ところで私が、10代の頃、最も影響を受けたのは、実は森田先生ではなくて、門弟の水谷啓二先生でした。
自覚と悟りへの道の冒頭に水谷先生の「ある強迫観念者の告白」という体験記が掲載されています。
私はこの体験記に、心から共感し夜が更けるのも忘れて読み耽りました。
いまのように、ネットですぐに検索できる時代ではありませんでした。
それゆえに自分で書店でこの書を見つけて読んだ感動は、私の心の宝物です。
以下先生の体験記より抜粋です。
そして一方では、発作的に命がけのことをやるかと思えば、一方では身体の少しの異常も気にし、少しの熱感があると自分で体温や脈をはかってみたりした。
すべてが矛盾だらけであり、しかも自分ではその矛盾に気がつかなかったのである。
青年時代の私の行動がきわめてぎこちなく、外目に滑稽であるのは、環境というものを無視して自己流の理論や理想から自分の行動を割り出していったからである。
手っ取り早くいえば、私は現代の※ドン・キホーテであったわけだ。
ああ、あの頃の感動が蘇ります。
顔が痛いけれど、還暦前に再び水谷先生の言葉を味わうことができて、私は幸せです。
しかしやっぱり顔が痛い。(泣)
2021・11・29 一世
※若い皆様ディスカウントストアではございません、ややこしい時代やな!
※スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説。 騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士(アロンソ・キハーノ)が、自らを遍歴の騎士と任じ、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」 と名乗って冒険の旅に出かける物語である。