大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日は、勤労感謝の日でしたが、朝から普段通りに仕事の私でした。
きっちり会社で夕方まで働いていましたが、ふと祭日であると気が付きました。
どこが勤労感謝ねん!
責任者出てこい!
血圧が上がるので、怒りはこれくらいにしておきます。
さて、今からお話しすることは、とらわれの最中のエピソードです。
20代の頃、胃が痛い日々が続いていました。
ある日ふと「胃がんではないか?」と思いました。
やがて、そのふとした疑問がやがて根拠のない確信に変わり病院へ行きました。
普通であれば食べすぎ、飲みすぎによる不調ぐらいかとやり過ごす症状です。
ところがいったんとらわれ始めると雪だるま式に不安が押し寄せて制御できなくなるのです。
この不安に圧倒され極端な行動から更に不安に翻弄されるのが、とらわれの実態ですね。
受診すると当然病院も商売ですから、必ず検査になります。
胃カメラ検査の負担は現在かなり軽減されていますが35年ほど前は今と違いまだ相当に苦しかったです。
赤ランプの点滅した手術室のようなところに連れていかれてかなり強引な検査でした。
正直終わったころは、苦しさのあまり涙が出ました。
あれから何回か胃カメラの検査もしましたが、完全にトラウマです。
数年に一度、健康不安のとらわれに陥り検査と服薬を繰り返してきましたが、ほとんどはメンタルの不調から生じる自律神経の乱れが原因でした。
医師に、CTも被ばく量を考えると、あまりむやみやたらと受けない方が良いと言われたこともありました。
このとらわれの対象が、人間関係に向けられますと疎外感が増し自分が無視されている、自分は不要な人間である、従って職場を辞めなければならないという極端な発想になる事もあります。
そのような時程、踏みとどまって自分を客観視する時間が必要なのです。
とらわれの最中や、抑鬱状態の時に退職や離婚など重大な決定をしてはいけないと言われるのはそのためです。
冷静に後で考えますとトンネルビジョンと呼ばれる視野狭窄に陥っていたと理解できるのですが、とらわれの最中にはそのような余裕がありません。
100か0かの思考パターンは、時に危険であり命の危機にさらされることもあります。
そのような時に何らかのサポートを受けることはとても重要です。
ダメだと思ったときには、医療機関の受診は当然ですが、とにかく信頼できる家族や友人や集談会の仲間に相談しましょう!
そのような友人、知人がいない場合は命の電話や行政が行っているLINE相談などもありますので迷わず活用しましょう!
緊急事態宣言も解除で、職場の人出不足が深刻です。
ギスギスした人間関係から神経質性格の如何を問わずメンタルを病む人が増えることを危惧している一世です。
2021・11・24 一世