「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

2月19日(水)14時~・2月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

見返りを求めない。

2021年06月09日 07時36分33秒 | 集談会日記

大阪水曜ほっと集談会一世です。

よくも毎日書くことがありますね。

時々仲間の会員さんにそのように言われます。

その秘訣は、しょーもない(意味のない)ことを書いているからです。

せめてもの自己主張、青年ではなく壮年の主張ですが。

いい人をやめる宣言をしてから、プレッシャーがない。(笑)

人のためになることを書こうとか、正しいことを書こうとか言う気持ちがないのです。

思い付きの感覚人間です。

以前はそうではありませんでした。

人に良く見られたい。

いい人だと思われたい一心で自縄自縛状態でした。

森田正馬先生の言われる繋驢桔(けろけつ)ですね。

※杭につながれた驢馬が逃げようとして焦ってグルグル回るほどますます杭にからまり、動けなくなるというたとえ

そういえば、見返りを求めなくなりました。

娑婆世界では、1+1は必ずしも2にならないことが、ようやくわかりました。

遅いやろ!と心の声がします。

このような、人間でも何とか生きていると感じてもらえれば、満足です。

今日も嫌々ながら職場に行って、出来るだけ笑顔で仕事をします。


 

2021・6・9 一世

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タコの入っていないたこ焼き

2021年06月06日 04時38分56秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日は珍しく超まじめなお話です。

おいおい、そう言いながらこのタイトルかい!

関西では、このような会話をノリツッコミと言います。

自分でボケて自分でツッコムことを意味します。

さて森田理論学習の要点によりますと神経質性格の主な特徴は自己内省性、心配性、執着性、完全欲と言われています。

その中で私が最も着目するのは自己内省性です。

自己内省を内向的と表現されている箇所もありますが誤解を招きやすく、違和感があるので私は使いません。(個人的見解)

他の資質は、神経質以外の性格にも顕著にみられます。

この肝である自己内省性が、加齢とともに欠如しますと軌道修正が難しくなり、ただのあつかましいおっさんになる気がしています。

神経質のようで神経質ではない。

例えるならタコの入っていないたこ焼き状態です。

さらに私は、不安、とらわれの背後にあるものとして、より良く生きたいという欲望(欲求)だけではないと思います。(個人的見解)

常々人が人として生きる上での不条理の問題があると感じています。

学生であればいじめられたり、嫌な人間が上司になったり、親子の関係など、自ら選択できない日々生きることそのものの苦しみ、老いの苦しみ、病の苦しみ、そして死です。

仏教では、これを四苦八苦と呼びます。

また宿命と呼ばれたりもします。

森田療法には、自覚療法の側面がある。

そうであるならば、症状が改善して行動が出来るようになったからと言って偉いわけでもない。

むしろ、症状と格闘して何かをつかもうとしている、目立ての時期が貴いと思う一世です。

ちなみに、私はタイ焼きも大好きです。(そっちかい)


2021・6・6 一世

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最大の後悔

2021年06月04日 06時25分46秒 | コラム 

 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

育児休業法の改正で、男性が育児休暇を取りやすい環境の整備が進められています。

58年の人生で何が後悔かと問われれば子育てと答えたい一世です。

これほどやりがいのあることが、当時はわからなかった。

子供がこんなに早く大きくなるとは思いませんでした。

愚か者です。

生活のためには、お金は必要です。

しかし、子供と共有する時間はお金では買えません。

現在子育て中の女性会員の皆様には、厳しい指摘を受けるかもしれませんが。

私は綺麗ごとを言うつもりはありません。

初期の生活の発見会では男性会員で、日曜日なので集談会に幼児や小学生のお子さんを連れてこられていた会員の方がおられました。

大人ばかりの中でとても可愛がられて、懇親会でジュースを普通に飲んでいたりしていましたね。

そのような家族的な雰囲気がありました。

振りかえればその男性はすばらしい子育てをされていたと思います。

企業の替えはいくらでもありますが、父親はスペアがない。

今子育て中の会員の皆様は、本当にたいへんだと思います。

最近ネットで子育てに森田療法を取り入れて見守り育児に取り組んでおられる記事を読みました。

私もかつて、子供の事で個人相談をしたことがありました。

お子さんの生きる力を信じて、見守ってあげてください。

そのような趣旨のあたたかい助言をいただきました。

数年後それが、真実であることを実感として感じました。

子供のことを心配しているようで実は自分の不安な心を子供に投影していたようです。

森田先生は、再教育と言われました。

その教えは、子育てから学校教育に至るまで留まるところがありません。

心配していた娘もいつの間にか社会人になりうざい、うざいと私に言います。(笑)


 

2021・6・4 一世

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命の光景

2021年06月03日 10時43分46秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

私が初めて、NPO法人生活の発見会の本部を訪問したのが、ちょうど3年前の6月だった。

その日は初夏を思わせるような汗ばむ陽気であった。

当時たった一人の弟を病で亡くし、失意と無力感から突き動かされるように東京に向かった。

事前に調べると弟が勤務していた、大手企業の東京本社が本部のすぐ近くにあった。

何かの啓示かと思った。

突然の訪問にもかかわらず、理事長に面談していただいた。

今でも深く感謝している。

それ以来私にとって本部はとても近い存在になった。

さて、私がささやかながら集談会の世話役活動をさせていただいているのは、弟への思いがある。

以前にも書かせていただいたので、簡潔に述べる。

15年前過労から適応障害に陥り、パニック発作に苦しんだ。

真夜中にも関わらず、、弟は私の苦しみを黙って聴いてくれた。

彼には、兄らしいことを何一つしてやることが出来なかった。

彼が私の話を聴いてくれたように私も、苦しまれている方の話を聴くだけならできるかもしれない。

作家の五木寛之氏も、7歳下の弟さんを亡くされている。

42歳だったと書かれている。

五木氏は、ただ生きていくそれだけで素晴らしいという著書の中でこう述べられている。

”人のこころを癒すという時に、その傷ついた状態を「悪」と考えてしまい、「だから治さなければならない」という考えになってしまうのは間違いだということをちゃんと理解できているのだろうか、不安になったのです”

”それに、本当の意味で、心の傷や痛みは治ることはないと私は考えます”

”治らないけれども、その痛みと折り合いをつけて生きていく”

”その折り合いのつけ方を工夫するほかない”

”こころの傷というものは、そういうものではないでしょうか”

”人のこころが傷つくこと、それは善でも悪でもない”

”一つのあるがままの自然な状態なのです”


2021・6・3 一世

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな一歩から夢は大きく!

2021年06月02日 04時00分00秒 | 集談会日記

大阪水曜ほっと集談会一世です。

昨日も書きましたが、大坂なおみ選手の勇気ある発言により今世界でメンタルヘルスの問題がクローズアップされています。

20代のひとりの女性アスリートの既成概念にとらわれない素直な発言に最大限の敬意と共感をこめて拍手を送ります。

日本だけではなく、全世界でコロナ禍で苦しんでおられる方は潜在的に増えているはずです。

メンタルの問題だけではなく経済的な不安も拍車をかけます。

こんな時こそ私たちもメンタルヘルスを標榜するNPO法人として、社会に対して何か貢献できるのではないでしょうか。

経済的な支援はできないけれどセルプヘルプグループとして、助力者原理に基づき悩みを聴く事は可能です。

発見誌にも掲載しましたが、7月より私たちは関西で初のオンラインによる初心者懇談会をスタートさせます。

自助グループとしての限度もわきまえて医師やプロの心理カウンセラーには出来ない心の隙間を埋めたい。

ささやかですが、今私はそんな思いです。

小さな一歩ではありますが、いつかこの初心者懇談会を通じて森田療法と出会い心豊かな人生を歩まれる方がひとりでも増えますことを心から願うばかりです。

このブログをお読みになった全国の幹事・支部委員の皆さんにお願いがあります。

初心者懇談会のその時間を私たちと一緒に共有してほしいのです。

初めて森田療法に出会う方の話を一緒に聴いていただけませんか。

サポートいただける方は、大阪水曜ほっと集談会ホームページ専用窓口にてお待ちしています。


2021・6・2 一世

 

大阪水曜ほっと集談会 | 生活の発見会 | 森田療法

神経症のとらわれに悩む人たちが、その克服をめざし、森田療法(森田理論)を学びます。月一回、定例会として、学習会(兼 懇親会)を行っています。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする