【 フジカンゾウ 】 マメ科ヌスビトハギ属
山野の林内に生える多年草です。
和名は花がフジに、葉がカンゾウ(甘草/マメ科)に似ていることによるそうですが、名前からこの花を連想するのは難しいかもしれませんね。
林道脇でこの花を見つけたとき、ヌスビトハギで花の色がピンクになったのかと思うほどでした。
長さ8mm程度と小さく撮りにくかったのですが、淡紅色でどことなくふっくらした雰囲気が愛らしい花でした。
【 ノブキ(野蕗) 】 キク科ノブキ属
今回、日影沢で一番たくさん見ることができた花です。
2011年11月にこの花を日影沢から少し奥になる小下沢で撮っていますので、花期は長いのかもしれません。
やや湿った林の下などに生える多年草です。林道脇にあちらにもこちらにもという感じで生えていました。
葉が蕗に似ているからついた名だそうです。
頭花は筒状花からなって、ふちの花だけが実るとのこと。実は6mmほどのこん棒状で腺毛があり、衣服などに粘りついて運ばれ、広がっていきます。
【 ツルニンジン 】 キキョウ科ツルニンジン属 別名:ジイソブ
山麓や平地の林の中に生えるツル性の多年草です。
根が太く朝鮮人参に似ていることからこの名がついたそうです。
同じ仲間にバアソブがありますが、見た目が似ているため見分けるのは難しそうです。
花の時期がバアソブは7~8月、ツルニンジン(ジイソブ)は8~10月ということですので、多分今回撮ったのはツルニンジンではないかと、、、
( 撮影日:2015年9月20日 )