ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目) ユキノシタ科
ほとんど果実になっていましたが、暗紅色の葯が見えているのが少しだけありました
低山の沢沿いのやや暗い水湿地に生える多年草です
瀬上では池近くの湿地帯や杉林の暗いところに群生をしています
写真を撮り始めるまでは、足を止めることなく通り過ぎていましたが、
雄しべの暗紅色の葯とガク片の周りのクリーム色の葉の美しさに気付いてからは
撮らずにいられない存在になっています(^^;
昨年撮影、裏高尾のヨゴレネコノメ
瀬上市民の森のとは、葉の色など少し雰囲気が違います
ネコノメソウ(猫の目草) ユキノシタ科
山地の湿地などに生える多年草です
ヨゴレネコノメに比べると比較的明るい草地などでも見られるように思います
舞岡公園では畑地の際でトウダイグサと一緒に生えていたりします
浅緑色の蒴果のカップの中で、種子がいつでも準備OKの状態
オヤブジラミ(雄藪虱) セリ科
花の直径は2ミリ、長さは2.5ミリと極小
でも、花弁は5枚で先がわずかに紫色を帯びていてなかなかの美人です
ヤブニンジン(藪人参) セリ科
山野の木陰や竹藪などに生える多年草
枝先に複数の散形花序をだし、2ミリくらいの小さな白い花を開きます
小散形花序には両性花と雄花があり、花弁は5個で内側に曲がっています
名の由来は、藪に生え、葉が人参の葉に似ていることによるそうです
ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科
以前はユリ科に分類をされていましたが、現在はイヌサフラン科に…
山地や丘陵の林内に普通に生える多年草
まだ咲き初めで、花を付けているのは2~3株ほどでした
ヒメウズ(姫烏頭) キンポウゲ科
山麓の草地や土手、道端などに普通に生える多年草
ただ、花が下向きに咲いていることと、花径4ミリと小さいため
なかなか気づいてもらえません
撮影も、細い茎が少しの風にも揺れる悩ましい花です
ヤエムグラ(八重葎) アカネ科
幾重にも重なり合って生えるので八重葎と呼ばれるとのこと
6~8枚の輪生した葉の脇に1ミリほどの黄緑色の4弁花をつけます
ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科
( 撮影日:2020年4月12日 )