いつもは9月後半に行っていたせいか、
去年まではこの花をなかなか見つけることができませんでした。
今回はびっくりするほどたくさんの花をつけた蔓が草に絡みついていて、
どの花をどう撮ろうかと迷うほど。。
2日後に同じ場所に行きましたが前日雨が降ったせいか、
花は開いていませんでした。
いつも感じさせられるのですが、花との出会いは一期一会なんですね。
ガガイモ科の多年生のつる草
暗紫色の5弁の花は、クリスマスツリーに吊るす三角帽子をかぶった小人のように見えます
花弁の先が少しねじれていて、風車のようにも…(^^♪
思いっきり花を楽しむことができたので、
今度は種を見てみたい♪
空に向かって蔓をのばして…
ピンクの花はキツネノマゴ
( 撮影日:2017年9月3日 )
初めて撮った花、初めて知った花「ハシカグサ(麻疹草)」
山野の薄暗い林の下をはう1年草だそうですが、日当たりのよい散策路脇にびっしりと生えていました。
きっと今まではハコベだと思って、良く見ていなかったのではないかと、、、
“葉のわきに3~4ミリの白い4弁花を1個ずつつける”と図鑑には書いてありますが、
複数個ついていました。
ハシカグサ(麻疹草)の名の由来は、葉が乾くと赤褐色に変わる様子が、
ハシカの発疹が乾くにつれて赤から褐色に変わる症状に似ているためではないかという説があるそうです。
昨日のアカバナと同じく、花の様子ではなく葉の様子を名前にしたとは、、、
どなたが付けたのでしょうね。
( 撮影日:2017年9月3、5日 )
以前から見たいと思っていたアカバナ、友人の情報でやっと見ることができました(^^♪
小さい花でアカバナユウゲショウにちょっと似ているので、
注意深く観察をしながら歩かないと、見過ごしてしまそうです。
花弁の下の花茎に見えるのは果実になる部分
右の棒状のが花が終わった状態の果実で、3~8センチになります
雌しべの柱頭は太いこん棒状
おもしろ可愛い~
根元の葉は名の由来になった紅紫色になりかかっています
花弁は4枚で浅く切れ込みが入っています
アカバナ(赤花) アカバナ科
名の由来は花が赤いから付けられたのかと思っていましたが、
秋に葉が紅紫色に染まることから付けられたとのこと。
最初に和名を付けた方は、よほど紅紫色の葉が印象に残ったのでしょうか。
山野の水湿地に生える高さ30~70センチの多年草
図鑑には“葉腋に直径約1センチの紅紫色の花をつける”と書いてありますが、
今回見たのは淡いピンクで中心に向かって白色でやさしい彩りでした。
( 撮影日:2017年9月5日 )
何とも可愛らしい名前をつけてもらったミズタマソウ
和名は「水玉草」、白い毛が密生した果実が露にぬれた様子を水玉に見立てたものだそうです。
逆光で見ると本当にきれいです。
ミズタマソウの花は2数性で、花弁、ガク、雄しべは2個ずつです
不思議でかわいい花です
ミズタマソウの周りに生えているのはタデではないかと思います
タデの葉と比べると、ミズタマソウの花が小さいことが分かると思います
白い花弁と雌しべはハート型
花の下部にある子房にはカギ状に曲がった毛が密生しています
花が終わると、直径3~4ミリの実になります
( 撮影日:2017年9月3日 )
昨日は久しぶりに地元の公園と市民の森をデジ散歩(^^♪
花曇りで涼しく、地元でのんびり撮影を楽しむことができました。
今日は自宅から徒歩5分のところにある公園のヤマホトトギスをご紹介します。
公園に隣接している緑化センターが植栽をし、保護をしているエリア、
もともと山だった場所を宅地開発の際公園として残したところですので、
キンランやヤブマメ、ハンショウヅル、センニンソウ、ヒヨドリバナなどの野草が
季節ごとに花を咲かせ、楽しませてくれます。
ヤマホトトギスの植栽は2~3年前に行われたようですが、
たくさんの株が育って、たくさんの花をつけていました。
ヤマホトトギス(山杜鵑) ユリ科
山地の林下などに生える多年草です
茎の先端と葉のわきに毛の生えた散房花序を出し、
白色に紫色の斑点がある花をつけます
花弁は6個で強く反り返るのが特徴です
良く似たヤマジノホトトギスは花弁がほぼ平開で反り返らないので、
区別をすることができます
以前から見たいと思っていたヤマホトトギス、意外に身近な場所で見ることができて(^^♪♪
遠目に白っぽい花をつけた株がありました
花弁の基部にわずかに紫の斑点があるのでヤマホトトギスだと思うのですが、
来年、白花になっているかも…楽しみです
( 撮影日:2017年9月3日 )