Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

おなら

2006-06-14 | 想い・雑感
 出物腫れ物所嫌わず…などと言いますが、やはりおならが出そうになると場所柄を考えてしまうものです。公の場にいながら心身共に弛緩しているとき、身構える間もなくぷっとやっちゃたりすると若干あせりますよね。

 胃の手術を受けた後に、おならが増えたとおっしゃる方が時におられます。それが何故かをテーマにした研究は、私自身は見たことがありませんが、おそらく食事と一緒に入った空気がすぐに腸へ移動してしまうからだろうと考えています。

 通常おならの7割くらいは食事とともに入ってきた空気、残りのほとんどは腸管内で発生したガスと言われています。普通の胃の状態ですと、立ったとき一番上に来る胃の部分に入ってきた空気の多くが溜まってゲップとして出るのですが、胃を手術した後は飲み込むと割とすぐに小腸へ移動してしまうので、ゲップとして外に出る機会もなくおならの元が腸へと行ってしまうのです。

 術後おならが多くなったという訴えは男性に多いような気がします。これは女性が恥ずかしがっておっしゃらないというより、もともと男性に早食い傾向があるからだと思っています。急いで食べるような食べ方では、空気も多く飲み込んでいるようですから。

 「あーーー喰った喰った。」…ゲップ! とやっているような人が胃の手術を受けると、おなら大量発生の可能性が高いと思われます。快食、快便、快ぷっぷ!?
 

シンドラー

2006-06-14 | 想い・雑感
 シンドラーという名前を聞くと、映画「シンドラーのリスト」で描かれた、オスカー シンドラーを思い起こす人も多いと思いますが、最近ではエレベーターで有名になってしまったようですね。

 オスカーシンドラーが、自分の経営する会社で働かせた多くのユダヤ人を、ホロコースト行きという死から救ったのに対し、エレベーターは人の命を奪ってしまいました。この会社名も個人の名前に由来しているのでしょうね。

 シンドラー社の対応を見ていると、欧米と日本とでは安全に対する感覚が違うのだろうなと思います。アメリカの留学先では、高層建築の病院でしたが、業務用エレベーターは当たり前のように乗降階の床とはずれて止まっていました。そしてそれが大きな問題とは誰も感じていない風でした。

 それにしても、エレベーターと床との間に挟まれる瞬間を想像しただけでも身の毛がよだつような恐怖を感じます。亡くなられた青年のご冥福を、心からお祈りいたします。