Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

踏み出す

2007-12-09 | 想い・雑感
自分の気持ち
などと言うものは
自分で十分分かっているつもりでいるが
存外分からないものである

ある決心をした後になって
本当はそうしたいと思っていなかったのではないか
と気づいたりする
様々な要因に後押しされて
思わぬ方向へ歩き出すこともある

やり直せる場合もあるだろうが
過ぎた時間を取り戻せるはずはない

そこでは後悔するよりも
次にどうするかを考えるのが良いようだ

過去に縛られたままでは身動きができない

輪形彷徨

2007-12-09 | 想い・雑感
知らない街に行き
地図を持たずに
ぶらりと散歩に出たりすると
異なる場所に向かい進んでいるつもりが
同じ場所に戻ってきてしまうことがある

頭の中では
二次元の座標を描いて
行動しているつもりなのだが
道自体が微妙に湾曲したり折れ曲がったりしており
頭の座標軸とすっかりずれてしまう

しかし人は眼を閉じて100m歩くと
その人の癖で
輪を描いて歩き
もとのあたりに戻ってしまうらしいので
道の折れ具合だけの責任ではないのかもしれない

街を見下ろせる高台から
全体の形を見たイメージを得たり
地図を持っていたりすると
何度も同じ場所に戻るということはなくなる

人生行路において
何度も似たようなことで
繰り返し悩んでいるというのも
同じ場所をぐるぐる回っている状況と
重なる

一段高いものが見え出すと
一気に見晴らしが良くなってくるのだろうが
そうなるとまた別の悩みがやってくる

どの程度の高みまで上がれるのかわからないが
結局わからないことを山のように抱えたまま
生の終焉がやってくるのだろう

そうであっても
落胆せずに
今を大切に生きたいと思う

個別化

2007-12-09 | 医療・病気・いのち
テーラーメード医療とか
個別化医療とかいう言葉を耳にしだして
10年近く経つだろうか
様々な疾患に対して
いくつかの選択肢の中から
患者個人にあった医療を模索し実行していく
といったところだろう

この個別化が特に強く求められる分野の一つが
終末期の医療だろう

一人ひとりの身体的 精神的状況が
皆違うのだから
それぞれに必要な医療も異なってくる

終末期というと
以前はなすすべもなく通過していく時であったが
苦痛ゆえに早く過ぎ去りたいと
患者本人が思うような時期にするのは
あまりにもおしいと思う

死を前に
それまでの人生を思い
人智を超えたものへ想いを馳せ
人としてさらに進歩することが可能な時期を
少しでも苦痛少なく
できれば快適に送れるような
方法論がほしいし
技術を磨きたいと思う

少し頭が痛いくらいで
すぐに元気がなくなる私としては
そうありたいと思うし
私が当事者ならば
そうしてもらいたいと思う