Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

白熱電球

2007-12-29 | 想い・雑感
 電信柱といえば昔は皆、木でできていた。舗装されていない道沿いに立てられ、腐りにくいように根元には黒い防腐剤が塗ってあった。電柱のいくつかには、小さな笠のついた裸電球が取り付けられ、電線から直接分配された細い電線がつながっていた。

 町全体が、今に比べて暗く、電柱の周りだけしか照らしていないような街灯が、随分明るく感じたものだ。そして、身の回りにたくさんいた虫たちが明るさを求め、街灯にまとわりつくかのように飛び回っていた。

 そんな街灯の主役である、裸電球。光とともに幾ばくかのぬくもりも放射していた。しかし、熱を出すということは、光エネルギーを取り出すという意味では、効率が悪いということになる。そこで白熱電球の国内での製造・販売を数年以内に中止される可能性が出てきた。電力消費が大きくエネルギー利用効率が悪いことから、政府が温暖化対策の一環として考えているそうだ。

 ろうそく、ガス燈、電球、蛍光灯、LEDと進化している明るさの技術。味わいがなくなるという面も否めないが、これが進歩というものなのかもしれない。