Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ひとり

2010-01-31 | 想い・雑感
大腸がんで紹介となった50代女性
外来に来られた時にはおなかが張っており
癌による腸閉塞の状態と診断
緊急入院となった

こういう場合
次々にやるべきことを説明し決定していく必要がある
ただご本人は茫然としていることも多いので
身内の方と一緒に説明をさせていただくことにしている

ところが
最近は
独り身であり
さらに親戚や兄弟は遠方に住む
という方が少なくない

紹介されてきた方も独り身
兄弟が近くにはいるらしいが
説明をするなら
会社の人へと言われる

まああくまでご本人のことなので
ご本人にきちっと説明すればよいわけだが
最初に癌と診断された時は
多くの方にとっては青天の霹靂という状態であり
本人が意識するしないは別として
冷静で無くなっていることがほとんど

だから
やはりどなたかと一緒に説明をさせていただきたい

一人で生きることを選択している方
図らずも一人で生活をしている方は
こういう場合どなたに説明を聞いてもらうか
あるいはあくまで一人で説明を聞くか
一度考えておいたほうが良いように思う